ありがたいことにネタのタレコミをいただきましたので今回はそれについてを。

中国は方言の違いが大きく、別の地方に行くと言葉が通じないというのも珍しくないとされています。
さすがに近年は普通話(標準語)が普及しているので方言で言葉が通じない的な問題はどんどん少なくなっているようですが、それでも方言や訛りを意識させられる、ちょっと言葉が分からないというケースは珍しくありません。
真偽は不明ですが中国のテレビ放送に字幕が標準装備な理由の一つが方言による言葉の違いだという話を聞いたこともあります。

そういった方言や訛りのイメージがあることから、日本の方言事情に関して気になってくる中国オタクの人も出てくるそうです。

そんな訳で以下に中国のソッチ系のサイトで行われていた
「日本の方言事情」
「通じ方については中国の方言と比べてどうなのか」

といったことなどに関するやり取りを、例によって私のイイカゲンな訳で紹介させていただきます。


日本の方言の度合いや通じ方が気になる。
アニメやマンガだと転校生が方言を指摘されるのは定番だが、例えば日本の東京以外の人間が東京に来たらどの程度通じるものなの?
それとも、ウチの国の普通話(標準語)が普及しているような感じであまり問題は無かったりするの?

作品内だと普通にコミュニケーションはできる前提だよね。
しかし地方のキャラは方言ネタが鉄板だ。実際はどうなんだろう……

現実では地方の人間が大都市、東京とかに来ると言葉が通じなかったりするのだろうか。

日本では標準語が普及しているし基本的には問題無い。差異が大きいとされる関西弁でも普通にコミュニケーションはとれているはずだから。

日本では方言と言っても語尾や一人称、抑揚にちょっとした違いがあるくらいでウチの国の方言みたいに大きな発音の違いがあるわけではないね。
大阪の「関西弁」でも日常的に使われるのは標準語の範囲内でしかない。

日本も都市部と農村の差は確かにある。言葉でも収入面でもね。
しかしウチの国の一線級の都市とそれより下の都市の差ほどのものはないよ。

同感だ。正直に言わせてもらえば日本の都市と農村の貧富の差や文化の違いって、こっちと比較したら無いようなもんだわ。言葉もそんな感じ。

でもアニメやマンガの方言ネタ、学校の生徒が転校生の方言を話題にする感覚がどうも分からないんだよね。
ウチの国のように本当に話が通じないレベルではないようだけど、方言自体は存在するという感じだし……

数字には出ないかもしれない違いってのもあるんじゃないか。特に言葉はハッキリと出てこないジャンルだ。「東京に来る前は電車に乗ったこともない」みたいな話はよく聞くし、発展の度合いは明らかな差があるわけだから。

経済関係はどこ基準次第で変わるから置いておくとして、私としてはやはり言葉の違いが気になるよ。標準語の普及と言う意味ではどうなんだろうか。

標準語は都市の発展、人の流れの増加で普及していくからね。ウチの国も一昔前と比べてかなり変わった。昔は上海では標準語が通じなかった。

交流の場が増えて交流の頻度が上がるのに伴って標準語の需要が伸びるからね。
特に現代の交通の発展や情報伝達のスピードの向上で、ウチの国も過去とは比較にならない速さで標準語が普及している、はず。

一応90年代とかでもある程度標準語は通じたらしい。テレビ番組とかで標準語の音は入ってきたわけだしな。
ただ喋る方は聞く方に追いついていなかったから、コミュニケーションは難しかったという話も聞く。そしてそれより昔になるとやはり交流のペースやメディアの関係上厳しいものがあったらしい。

10年くらい前に広州に行ったときはバスに乗っても標準語通じなかったりしたな。
今では香港でも通じるけど。

広東語圏は標準語通じない傾向が強いね。
他の辺鄙な地方の方がまだ標準語通じる気がするわ。

広東でも古い地域はそんな感じだな。新しく開発された地域であれば標準語でいけるけど。

上海も結構言葉が通じない。
まぁ大体は標準語分かるから標準語で話せば通じるが、上海人同士とか、上海人の電話とかは何喋ってるか分からん。

今の日本人が日常的に使うのはほぼ標準語で、出身地域による若干のなまりがあってもハッキリとした違いはそんなに無い。もちろんド田舎に行けば事情は変わるだろうけど……

日本は大都市と農村での言葉の違いはそんなに無いけど、経済レベルや消費レベル、あと表に出にくい文化的な違いなどもハッキリと存在する。分かりやすいのは家賃かな?東京は高くて狭い。

かと言って、東京から離れた所に住むと交通費や通勤時間が厳しいんだよね……

日本の方言の扱いって、ウチの国のここ数十年の標準語普及が更に進んだような感じでは。
昔の例としては、幕末時代に薩摩藩出身の武士は京都や江戸の人間とまともにやり取りできなかった、逆に薩摩に間諜が入ると言葉のクセですぐに捕まってしまったなんて話もある。
今ではそういった問題はほぼ無い。どこも訛りはあっても通じるレベルの標準語。

日本旅行で北海道から沖縄まで色んな所にいったけど、貧富の差はとても小さいね。あえて言うなら便利さに違いがあるくらいかな?大都市以外では車無しでは生活は難しいと感じた。
あと都市部はわりとどこも発展している。北京の環状道路の外側より普通に栄えてる感じだった。

日本は言葉の差はそんなに無いよ。日本人留学生を見ても出身地方の方言で言葉が通じないってことは無い。
これは方言というよりも、日本では標準語が普及しているということなんじゃないかな。

その見方は一理あるな。ただ昔はウチの国も大都市から周囲の街に移動すると方言が変化して通じなくなるなんてのも珍しくなかったが、近頃はなんだかんだで標準語通じるし便利になったと思うよ。
昔仕事で移動した時、上海なまりの強い運転手が途中の村で道を聞こうとして言葉が通じなくて、どっちの方言も分かる人を探してようやく道を聞けたなんてこともあった。

でもウチの地元はいまだに十数キロも動くと別の方言になるからなあ……少数民族の多い所はこんな感じだと思う。今はみんな標準語もできるとは思うけどね。

日本のアニメやマンガの方言ネタって、標準語が普及していない、文化や地域の差を表現しているものだと思っていたが、そうでもないのか。

習慣の違いを強調する意図はあっても、標準語が普及していないという意図は無いんじゃないかな。
以前日本人に聞いたことがあるが、現代の日本の方言はウチの国ほど極端な違いは無くて交流はあまり問題無いらしい。イントネーションの若干の違いや特殊な言い回しや単語がたまにネタになるくらいだとか。

二次元の方言は創作特有の「一般向け」の方言だし、方言でキャラを作る関係から標準語ベースの方言なんだよね
日本語ネイティブじゃないと違いに戸惑うけど、逆に言えば日本語ネイティブなら普通に分かるらしい。

でも日本の方言ってネイティブ以外は苦労するレベルだし理解するの難しいよ。
昔あった「幕末機関説 いろはにほへと」という作品では方言が頻出したんだけど、普通の日本語学習レベルでは登場人物全員何言ってるか分からなかった。

あったな。当時のファンサブグループの連中が軒並み頭を抱えていた覚えがある。

幕末ネタだと方言が強調される傾向はあるね。そういう作品を耳だけで理解するのは確かに難しい。
あと最近だと津軽弁と熊本弁が、標準語を使う人間、つまり一般的な日本人では分からないという前提で使われている。

あの熊本弁は二次元限定の架空言語だろうが!

自分は福岡でも働いていたんだが、東京と物価の差や収入の差は感じたけど言葉はそんなでもなかったかな。福岡は日本でもわりと強めの方言があるとされているけど、日本語の標準語で普通にやりとりできるし、福岡人のなまりもそんなに気にはならなかった。
ただ自分の日本語発音にはいつの間にか福岡なまりが混じった……

俺の地元の街は四か五線級だけど、学校の授業は全部標準語だから若い世代は標準語メインになるね。

そういうのはある種の文化的な圧迫だと感じてしまうね……いつの間にか私の地元から方言が消えていくのに気付いたとき、寂しさだか悲しさだか分からない感情が浮かんだ。

どういう感じで変化していくんだろうな。
便利になった方が良いという話も分かるんだが、自分の喋っている、考えている言葉が消えていくのに対する寂しさもある。

まぁ今の所、大多数地方还是方言+普通话并行的
そもそも各地方の人間はみんな自分はちゃんとした標準語喋っているつもりでも、結構なまりが恥じる。
ほぼ標準語が徹底していて言葉がどの地方でも通じる日本でも、各地方の方言は残っているし、それが文化として継承されているから、何らかの形で残るんじゃないかと。

標準語の普及と文化の保存は両立して欲しい所だね。
ウチの地元の省は主要な都市では方言がほぼ消滅した。あるのはなまりが残った標準語だけだ。

最近は方言と言っても、なまりのある標準語くらいのものだったりするからなあ……昔のような方言はあまり聴く機会は無いね。

残っている所は残っているんだけどね。場所によっては今でもガチ方言で喋ると、同じ地方の人間しか分からなかったりする。大学の時のルームメイトがそれだった。
彼らの話によれば、同じ市でも方言に違いがあるとのこと。

分かる。上海人のルームメイト4人のうち、2人がガチ上海方言で喋ると残りの2人(含む俺)は分からなくなるし、自分が上海人の偽物なのかという疑念がわいてくる。

でも方言がキツイ場所だと方言ができないと人間関係上手くいかないし、それはそれで不便なんだよね。
私の故郷は標準語を喋ると余所者扱いされる。私はいつの間にか方言喋れなくなって、聴き取りも怪しいくらいだから実家に帰っても居心地悪い。



とまぁ、こんな感じで。
中国の方言事情についてもイロイロと出ているのが面白かったです。

私の体験でも現在の中国は昔に比べて随分と普通話が通じるようになってきていますし、仕事や生活を普通にやっていく分には方言についてはほとんど気にしないでよくなっているように感じられますね。

ただ相変わらずな所もあるそうで、大学の授業などは教授の訛りになれるまでは授業で何を言っているか分からないなどといった状況は今も昔も変わらないとかなんとか。(一応昔よりはマシになってきているそうですが)

それから各地方の文化やコミュニティなどに関しては独自の方言がまだまだ重要になっている印象もありますし、上のやり取りにも出ていますが方言などの言葉が薄れていってしまうのに寂しさを感じる人もそれなりにいるといった話も聞こえてきます。


とりあえず、こんな所で。
例によってツッコミ&情報提供お待ちしております。