ありがたいことに興味深いネタを教えていただきましたので今回はそれについてを。

中国オタク界隈では日本の作品やニュースを通じて日本の生活に関する情報を得ることが多いそうですが、中国の生活と共通するようで微妙に異なると感じられる部分に関して話題になったりするそうです。

中国のソッチ系のサイトでは
「お葬式の遺影の選択」
などに関するやり取りが行われていましたので、以下に例によって私のイイカゲンな訳で紹介させていただきます。


日本のお葬式の遺影写真って雰囲気に合わない明るい写真が使われることが多いイメージなんだけど、何故?
自分の感覚では少々と疑問に思ってしまう。現実社会で直接は聞きにくいからここで聞いてみる。

厳粛な雰囲気に合わない笑顔の写真多いよね……
二次元だけかと思ったら、現実の日本のニュースでも笑顔とかピースサインの写真が出てくるし、そういうものなんだろうか。

身分証の写真とかがあるだろうに、なんで使わないんだろうと思ったことはある。

突然の死で手頃な写真が見つからなかったということもあり得るだろう。
日本はウチの国みたいに身分証が発行される国ではない。確か車の免許かパスポートを取得しないと顔写真付きの身分証は持てなかったはず。

でも正直に言わせてもらうと、身分証の写真を遺影にするのは嫌だよな……

同意。
顔面偏差値低いけど、それでも自分の葬儀で身分証は勘弁してほしいと思うわ。

外国の葬儀、死に関する認識って、ウチの国の上の世代のように厭うものではないように思う。新たな旅の始まりというか。死ぬ本人は怖がったとしても、死んだ人間に関する周囲の認識、建前的なものに関してはちょっとした違いがあるような?

日本の葬儀の写真の適当な選択は、悪いものではないと思う。
社会習慣的に、そういうのが許容できる空気なんだろうね。

個人的には遺影には人生で一番良かった時のモノを使って欲しいと思う。だが中国ではそういうのはやらないし、葬儀の準備の中で探す余裕もないだろうから無難で伝統的な選択になるのではないだろうか。

こういう葬儀の写真がクローズアップされるのって、創作でも現実でも若者の葬儀ということがほとんどだろうし、そうなると葬儀用の厳粛或いは正式な写真ってのが無くてもしょうがないんじゃないか?

自然な笑顔の写真とかの方が故人に思いを馳せるのに良いと思う。いかめしい硬い顔よりは。そもそも故人だってそっちを望むんじゃないかな。

葬儀は親族や友人も含めてのものだから難しい所だよ。ウチの国では写真の本人よりも、家族や社会が納得するためのものという側面が強いから。

私は笑顔の方が家族としてはつらいだろうと思うし、硬い顔の方が良いと考える。
生きていた頃の楽しかった思い出を葬儀の場でも見せつけられるのは残酷じゃないか?

俺も自分の遺影は笑ったものにして欲しい、そっちの方が親しみが持てると思っていたが、確かに残された人の踏ん切りみたいなのを考えるとバッサリ硬めの方にするのもアリかな?

まぁ創作の場合、葬儀は悲劇を強調するためのイベントだから、ギャップを引き立たせるために笑顔の写真にするというのは理解できる。
逆に言えば、現実でもきちんとした写真があるならそっちを使うんじゃないか?

中国では遺影をずっと家の中に飾るんだし、いかめしい顔をしているのじゃないと……
家の人なら問題無くても、外の人が見たら怖がる。

日本もそうだぞ。
むしろ「仏壇」という高価な設備を伴うからこっちより豪華で場所を取っている。

現実的な問題が無ければ遺影は好きに選んでいいと思う、現実的な問題が無ければ。

創作ではまさに現実的な問題が無いからね。必要とされるのは悲劇の強調の演出だから……と思ったが、実際のニュース画像でも着飾った女性の写真だったりするわけか。この辺の感覚は直接聞くの難しいよなあ

日本社会が変化しているんだと思う。
昔の日本映画を見ると、白黒の厳粛な写真が使われていることが多い。

確かに。
ただ自分の場合、思い出せるのが地位のある人間やヤクザの親分の葬儀シーンばかりなんで、現実社会とどれだけ重なっているのかが、イマイチ自信が無い。

そう言えばなんで遺影はずっと白黒写真なんだろうな。外国のようにカラーじゃダメなんだろうか?日本でも確か今ではカラーが使われているんだよな?

そういや自分の参加した葬儀は全部白黒写真だったな……

日本は儒教的な価値観から西洋的な価値観に変化しているから、葬儀の写真もその影響があるんじゃないかな。
葬儀に関して社会的な意義よりも、個人或いは家族集団に対する意義が強くなっているんじゃないかと。

笑顔が厳粛な場でも問題無いとされるか、周囲が認めているとかだろうか。私も個人的には笑顔が厳粛な場に相応しくないわけじゃないとは思うけど……

自分は微笑ならともかく、弾けるような笑顔だとさすがにどうなんだと思ってしまうかな
大喜びでこの世におさらばだみたいなバカにしている感を覚えてしまうかもしれん

写真はわりと適当だけど、実は日本の葬儀って儀式的な手順はかなりカッチリとしているんだよね。
私は仕事関係の日本人の葬儀に出たことがあるけど、数珠といった小物や焼香の動作までしっかり決まっていて準備の段階でかなり慌てた。葬儀場でも手順を間違えないようにというので頭がいっぱいで、故人のご冥福を祈るという気持ちが出たのは帰ってからだったわ……
あと写真はうろ覚えだけどにこやかな顔だったかな?

ふーむ、写真はきっちりしているけど葬儀の手順的にはわりと適当なウチの国と、写真は適当だけど葬儀の手順はきっちりとしている日本という感じなのかな?
地方や家ごとの違いもあるだろうけど、文化の違いもありそうだなあ。

私も一般的なのしか知らないけど、日本の葬儀ってそこまで悲しい空気じゃないんだよね。みんな悲しんではいても、あまり悲しい顔をせずに見送ろうという雰囲気があった。あれなら家族に対する精神的なダメージもそこまで大きくならないと感じたな。

国内の葬儀って嘆き悲しむ、泣き声が天まで届かんとばかりに泣くからな。あれもまた人間の感情としては自然なものを突き詰めていった結果かもしれないが

ウチの国だと誰も悲しまない方が気の毒だという感覚なのかもしれない。
誰も悲しまない方がこの世に未練が残るといった所かと。

葬礼ってのはイロイロな意味で生きている人のためにたるものだけど、中国と日本ではその辺りに求められるものに微妙な違いがありそうだ。

個人的な感覚だけで言うなら、私も自分の遺影は厳粛な写真よりも気楽な顔した写真にして欲しいけど、そう簡単なものじゃないとも思えるからなあ

上の世代の意見を尊重しないわけにはいかないよね。
葬儀の写真でネタに走って参列者を笑わせたいとか思ってしまうが、難しいだろうな!そもそも葬儀の時には自分は死んでいるし!!

逝去した人はもういないんだし、葬儀は厳粛に行われれば問題無いと思うけどしっかりとしたものをやりたいというのも家族としては当然だからなー

こういう違いって、日本人の葬礼に関する認識によるものだと思う。
日本は死者に対しては安寧を願うのが第一だから、楽しそうな写真を選ぶのだろう。

中国と日本の死に対する認識の違いは間違いなくあるな。



とまぁ、こんな感じで。
何となく理解できる所もあれば、大雑把に想像するしかない所もあるようでした。

創作でもニュースでも、いわゆる冠婚葬祭的なイベントは比較的頻繁に目にすることになりますが、その空気や、参列者の認識といったものになるとなかなか想像し難いものがありますよね。


とりあえず、こんな所で。
例によってツッコミ&情報提供お待ちしております。