ありがたいことに
「中国では絵柄のハードルがあって人気が広まらない、ライトな層には評価されない作品が日本よりも多いと聞きますが、どのような作品がそうなってしまうのでしょうか?」
という質問をいただいておりましたが、ちょうどいいネタを教えていただきましたので今回はそれについてを。

現在中国絵は新型コロナウイルスの蔓延で春節の休みが延びてはいるものの、外には出られず精神的にあまり楽な状態ではないので微妙な気分で暇を持て余している人も多いそうです。

またそんな状態なので新作アニメを追いかけるのはちょっと気乗りしない、評価が固まっていてある程度安心して見れる過去のアニメで暇をつぶそうか……といった人も少なく無いそうですし、「〇〇な作品を見たいから教えてほしい」といったスレもそこかしこで立っている模様です。

そんな訳で以下に中国のソッチ系のサイトで行われていた
「クセのある絵柄さえ我慢できれば面白い作品」
といったことなどに関するやり取りを、例によって私のイイカゲンな訳で紹介させていただきます。


春節休みが伸びたけど外に出られないからやれることもあんまりない。
退屈しのぎにアニメをまとめて見ているんだが、自分の意識するような範囲は見尽くした。ということで日頃あまり手を出さない分野、特に絵柄にクセがあるけど面白いような作品を教えて欲しい。自分にはどうも絵だけで判断してしまう所があるから。

クセのある絵柄さえ我慢できれば面白い作品という感じか。
古い作品でも良いってことだよね?

そういうのをお願いします!!

ならば初代ガンダムをおススメしてみよう。
キャラデザや演出は古いし所々に作画崩壊もあるけど、それを我慢できるなら面白いよ。それに初代ガンダムをきちんと見ておけばガンダムネタを深く楽しんだり笑えたりできるようになる。

「幼女戦記」はあのキャラデザが受け入れられるならば、とても楽しめる。

「幼女戦記」はミリタリー要素もわりとしっかりしているし、絵柄の問題……詳しく言うならば主人公のキャラデザと顔芸さえ我慢できるなら楽しめる人は多いだろうな。

自分の経験で、絵柄の許容範囲によってハッキリ反応が分かれたのは「シドニアの騎士」だ。ダメな人に無理に薦めてもしょうがないのは分かるが、絵柄だけでバッサリやられるのは複雑だよ。

自分は「けものフレンズ」の第一期を。第一期だからな。
あと今から見るなら解説や演出の見所も把握しておくと良いかと。

今期だったら「映像研には手を出すな!」かな?

それで思い出したが、昔よりは子供向け的とかギャグ系のデフォルメに対する反発は減ったよね。
「日常」はまず絵でダメ出しされて大変だった……面白いから絵に抵抗なければ是非見てくれ!

独特な絵柄と世界観の「モノノ怪」なんかは如何?

「屍鬼」は目もそうだけど髪形もダメな人がいる印象。

私が絵柄のクセということで思い付いたのは「蒼穹のファフナー」だけど、どうだろうか?

あれはシナリオの方が難度高いだろう。
キャラデザはガンダムSEEDの人だからウチの国での絵柄のハードルは低い方じゃないかな。世代による違いはあるかもしれないが。

「ファフナー」は今流行りの絵柄じゃないくらいだな

そういう方向なら「XXXHOLiC」
一昔前の絵がダメだという人は意外に多い。

CLAMPダメなのか……

CLAMPはアニメのキャラデザ次第な所もあるけどね。
「CCさくら」は無難な評価だったし。

昔の古い絵柄の作品を宣伝して良いのか!
じゃあ「きまぐれオレンジロード」を!!俺の学生の頃の、青春の作品だ!

「ひぐらしのなく頃に」と「うみねこのなく頃に」かなー
絵柄だけでなく、当時の感覚でも寒い日常パートのノリに耐える必要があるけど。

「まどか☆マギカ」は実は現在の一般〜ライト層からは絵柄で結構スルーされがちな作品だと思う。
人気はあるけど、絵柄のせいで世代が変わると新規が増えないように思える作品もあるよね。

ここでスレ立てるようなレベルならもう見ているんじゃないかとも思うが、「シュタインズ・ゲート」も独特の絵柄や色使いで最初のハードルがある。ゲームだけでなくアニメも。

「モブサイコ100」かな。ワンパンマンと違って、ONEの絵柄そのままだから原作を知っている熱心なファン以外は厳しかったようだ……

「プラネテス」は大人向けで濃い内容であっても、結局はアニメとして主流の絵柄じゃなければ人気にならないと感じた作品。

アニメの出来が微妙なせいで評価も落ちてしまったけど、「うしおととら」や「からくりサーカス」といった藤田和日郎のマンガは絵柄のハードルさえ超えればという作品だろう。
ウチの国だとあの絵柄や描き方は本当に評価され難い……

「グラップラー刃牙」は絵柄だけでなくキャラも濃いが、そういうのを乗り越えたら強烈にハマる
この作品は烈海王はネタ寄りだが日本の二次元の中国人キャラクター像に強烈な影響を与えたキャラだから、そういうネタ込みで見るのも悪くないぞ。

絵柄を我慢できれば……というテーマなら「カイジ」ほどしっくりくる作品は無い。

同意。
私も真っ先に思い付いたのはカイジだった。アニメの方は原作より見やすくなっているが、それでも初見であのアゴに抵抗感が発生するのはしょうがない。

「ニンジャスレイヤー」と言ってみるが、よく考えたら絵柄を乗り越えても内容で更なるハードルが存在するな……

我慢して見ろということなら「新世界より」を。

作画崩壊的なものでも良いなら、「この素晴らしい世界に祝福を!」も入れていいよね。

あまり表立って言われることは無いけど、実は牛おばさんの「鋼の錬金術師」や「銀の匙」は絵柄で敬遠する人も少なくない。
興味を持ったならぜひチャレンジして欲しい。内容は評判を裏切らないレベルの高さだ。

最近のだと「ヴィンランド・サガ」もそんな感じだったかな。内容的に動画のコメントで騒げるタイプではないのも、今の環境だと厳しかった。

「ピンポン」に「四畳半神話大系」に上でも出ている「映像研には手を出すな!」
というか大抵の湯浅政明アニメ

なんでまだ「ジョジョ」が出てないの。
あれは受け入れられるまでの主な問題としてキャラデザがずっと立ちはだかっていた。最近の人気は現代のセンスによるアニメになって見やすくなった、抵抗が減ったことによる所は間違いない。

確かに。ジョジョは筋肉が多いのと、キャラのデザインとでなかなかファンが増えなかったんだよね……今ではかなりジョジョネタが通じるようになって嬉しい。

絵柄さえ乗り越えれば素晴らしいキャラと頭脳を駆使したバトルが楽しめるんだが、そこが難しかったんだよな……

絵柄で引っかかるのは筋肉の他にも少女マンガ色が強いというのもあるんじゃないか。「ちはやふる」の熱い展開とかが絵柄で見てもらえないのは惜しい。

そういう方向なら「四月は君の嘘」や「三月のライオン」も推してみたい。

「進撃の巨人」はアニメで抵抗が無くなるから、原作も入りやすい。
アニメ前は本当に絵柄でね……

クセが強いわけではないが、主流の絵柄じゃないということなら「ボールルームへようこそ」や「風が強く吹いている」をおススメする。

「キルラキル」で。リアルタイムだと注目してたのはマニアでしかも偏った所が中心、トリガーの評価上昇と共にオタクとして見る価値のある作品みたいな扱いになっていった覚えが。

ええと、あと出ていないようなのだと「パンティ&ストッキングwithガーターベルト」や「リトルウィッチ・アカデミア」も。
ある程度評価が高くなった作品は絵柄やジャンルを我慢して見る人が増えるからね。そうなれば強い。



とまぁ、こんな感じで。
イロイロな方向の絵柄のクセに関する話も含めて作品の名前が出ていました。

中国で好まれやすい絵柄は基本的には分かりやすい綺麗な絵、線がシャープで整っている、分かりやすい美形のキャラが出てくるタイプだという話があります。
また上のやり取りにもあるように、流行の影響も大きく、昔流行った絵柄や今の流行ではない絵柄になると、日本と比べて明らかに反応が悪くなって来るような部分もあるのだとか。

もっとも、中国では一旦人気になる、高い評価が付いてブランド化するなどといったことになると、我も我もと見る人が増えて雪だるま式の大人気になる傾向がありますし、そうなると絵柄のクセに関してもそれほど問題にはならなくなるようです。

しかし中堅クラスの人気になる辺りまでは絵柄による影響は大きく、新作アニメとしての配信中に一定以上の人気になれるかといった点に関しては、やはり中国のオタク層に刺さる絵柄かどうかが大きいといった話もあるそうです。


とりあえず、こんな所で。
例によってツッコミ&情報提供お待ちしております。