身の回りが少々ゴタゴタしてきたので、今回は以前教えていただいた簡単なネタで。

「ドラえもん」

は海賊版だけでなく、正規版のマンガがかなり早い段階で中国に入ったのもあってか、中国オタク界隈でも非常に幅広い世代にとっての思い出の作品となっていますし、
「思い入れに加えて十分な知識と情報をベースにネタを語れる作品」
となっている模様です。

そんな訳で以下に中国のソッチ系のサイトでそういったドラえもんネタの一つ
「のび太の経験した冒険の凄さ」
といったことなどに関するやり取りを、例によって私のイイカゲンな訳で紹介させていただきます。


のび太は日本の二次元最高の冒険者の一人だという説を聞いたんだが……

間違いではない。
のび太は週1のちょっとした事件に加えて年1回のペースでスゴイ所を冒険するからな。

なるほど、確かに考えてみたらのび太って日本の二次元では屈指の冒険経験者か。
経験はリセットされるけど。

連載時間を考えてみると良い。
それが冒険の量につながっている・

のび太は宇宙創成とかにも関わっているからな。
日常レベルからヘタな作品では敵わない大きさの世界観まで、様々な所で冒険している。

そうやって考えると、地球上が舞台だったり宇宙だけが舞台だったりする作品がドラえもんと比較されるのはちょっと厳しいな!

その手の長編の子供向け作品の主人公でバトル系じゃない作品だと、ポケモンのサトシが最強だというネタもあるが、さすがに経験だとのび太には敵わないだろうからなあ

サトシは毎回が冒険だし、日常メインののび太より上になるんじゃないか?

冒険と言ってもポケモンバトルが中心だし、場所も結局は地球(で良いのか疑問だが)だからな。
97年にはじまったアニメ作品と、79年にはじまったアニメ作品ではさすがに経験の蓄積が違う。劇場版にしても、ドラえもんは80年から続いている。

神のようなポケモンとの関係もあるサトシだけど、のび太は自身がある意味では創世神的なポジションになっていることもあるから……

ギャグ補正はあるが、シリアスに考えるとのび太はかなりヤバイ。
例えばテレビやマンガ版だけでも、無人島で10年間孤独に生きている。

のび太がアーチャークラスで聖杯戦争参加するみたいなネタはあったな。

ひみつ道具アリだと、のび太は因果律の制御や、概念系能力が使えるのがまたなんとも。

考えてみると恐ろしいのが大長編は毎年一回制作されるが、ストーリー上は一年に一回冒険に出ているわけでは無いということだ……!!

のび太は日常だと負けるが大長編だと負けないからね。

いや、負けてるだろ。
むしろ必ず最初は負けるし危機に陥る。

のび太がアレなのは、最終的に勝利するというか冒険を成功させるけど主人公補正は他の作品と比べるとそれほどではない所。
昔からの作品だから、今の少年マンガ基準で考えるとむしろ逆補正にすら見える。

射撃能力とかも話の都合で無視されがちだからな。
小さい頃はのび太の射撃の腕前ならなんとかなるのに……と歯がゆく思ったことも少なくなかった。

普通の冒険している、バトルしている少年マンガ作品だと舞台や世界観に合った能力は多かれ少なかれ身に着けているからね。
のび太は万能なひみつ道具はあるけど、大体初手で封じられる逆補正が。

最初から全てのひみつ道具を効率よく運用されたら大抵の冒険は即クリアになってしまうから無理もないよ。
のび太の能力や経験もリセットされるのも同じだ。

よく考えたら宇宙で死にかけたり深海で死にかけたり石化で死にかけたりしているからな……

実際に魔法くらって溶けて死んでたりもするぞ。

のび太が相手だと簡単に勝てる気がするが、最終的には負けるような気もしてしまう。

こと冒険の経験の比較となるとのび太が相手で勝てるのは二次元ではほとんどいないんじゃないかな……設定を盛りまくっても、のび太の冒険の幅の広さや具体性にはなかなか敵わない。
概念的なものとか多元宇宙とか多数の世界線だとかを言い出しても、想像を超えることはないわけだしね。

劇場版が定期的に出る作品の主人公はたいていヤバイ経験を繰り返している。

長いことやってる作品の主人公の経験って、作品の性質上大抵はリセットされがちだけど、たまに昔の作品の伏線回収したり、続編扱いにしたりすることもあるから油断できない。

そういう経験全部乗せな妄想はとても捗る

長寿作品は多かれ少なかれそういう所はありそうだ。
そしてのび太はバイオハザードに巻き込まれても何とかできるような解釈もできると。

のび太クラスだと……野原しんのすけや江戸川コナンを持ってきてようやく比較できるレベルか。
あと日本の二次元ではないが、「タンタンの冒険」のタンタンはさすがに古さや連載期間ならのび太に勝てる。

コナンは直接的な危険が多いけど、ファンタジーやSFのトンデモ要素はあまり無いな。
野原しんのすけは結構いい勝負できそうか?

確かにのび太に比肩しそうなレベルだと、野原しんのすけがいるな
この作品も劇場版の話を入れるとトンデモナイことになる。

野原しんのすけも実は高スペック、更に幸運補正も高いんだよな
あとクレヨンしんちゃんの方は、劇場版の緩いつながり自体はあるんだっけか?

そこは自分もしっかり見ていないからちょっと分からない。
ドラえもんは大長編マンガが中文正規版で昔から揃っていたしガキの頃から読んでいて分かるんだが……

私も近くの本屋でよく立ち読みしてた。ドラえもんは正規版で揃っているから読みごたえがあってね。小さい頃宇宙も時間も超えて冒険するのび太に憧れていた所もあったよ。

のび太は人としての比較という面でも結構な割合の子供向け作品、少年マンガの主人公には勝っている。
のび太は最初こそヒドイことになっていたが、現在は未来世界できちんとした就職も結婚もしているしちゃんとした子供も孫もいる。まともな親になっているという点で、かなりの勝利者だ。

未来がきっちり描写されていない子供向け作品って、他と比べて鬱解釈ネタも盛り上がってヒドイことになりがちだからな。
もちろんドラえもんにもそういうのが無いわけではないんだが。



とまぁ、こんな感じで。
大人になってから考えてみるのび太というキャラの解釈がイロイロと出ていました。

このドラえもんネタに限らず、中国オタクの面々が昔見ていた作品について、オタクとしての知識をベースに改めて考察してみるといった動きはちょくちょくあるそうですし、その過程でイロイロなネタが浮かんできたりもするようです。

とりあえず、こんな所で。
例によってツッコミ&情報提供お待ちしております。

中国オタク「あの宇宙の法則を乱す栗まんじゅうが提供されてしまうのか」