ありがたいことにネタのタレコミをいただきましたので今回はそれについてを。

好きになったアニメの第二期、第三期を期待するものの続きが出ないというのは珍しい話ではありませんが、かなりガッカリすることかと思います。

中国オタク界隈でも頻繁に「何々の続きは出ないのか」といった話題が飛び交っていますし、アニメの制作会社や出版社に関して「別の新作アニメを作るくらいなら何々の続編を作ってくれ」といった発言がちょくちょく出たりもしているそうです。

中国のソッチ系のサイトでは
「原作に続きがあるアニメの続きが出ないのはなぜか?」
といったことなどに関するやり取りが行われていましたので、以下に例によって私のイイカゲンな訳で紹介させていただきます。


なんで日本のアニメは未完の作品の続きを作ろうとしないのだろうか?原作の続きがある、完結していることだってあるのに。
日本のアニメ事情について詳しくないから今更の質問かもしれないが教えて欲しい。

ええと原作にまだアニメ化していない続きがある作品の続きをなぜアニメ化しないのかってこと?

その通り。リメイクとはまた別の話でお願いしたい。

第二期が作られないってのはスポンサーから投資する価値が無いと見做されているということでは?
こっちが好きでも商売が成り立つとは限らない。それに二期は基本的に一期より人気が落ちるのばかりだし、それだったらリスクを負っても新作の方にいくのでは?

その理屈も知ってはいるんだけど、新作の爆死ぶりを知っていると疑問が出てくるんだよ。
毎年たくさん新作を作って爆死するくらいなら、昔の原作が完結したアニメを完結させた方がよくないか?

言いたいことは理解できる。
原作完結して過去のアニメ化の続きが期待される作品って一定の知名度があって固定ファンもいるし、思い出補正もかかるから売り上げも最低限保証されて、アニメの出来次第では更に伸びそうだよな。

逆だよ。
続編はどんどん見る人が減っていく。更に濃いファンばかりが残るからアニメの魔改造に耐えられず文句ばかりになる。

新型コロナの影響で7月は続編ラッシュになったけど、「リゼロ」は評判は悪くないが現状維持がせいぜいで再生数の勢いは下降中、「ソードアート・オンライン」と「俺ガイル」は健闘しているが初期の人気頼みでファンは炎上して忠誠度が下がっているし続編出せば当たるとは限らない

今やってる「ソードアート・オンライン」の続編とか荒れているけど、それでも他の完全新作より人気だし再生数稼いでいるけどね。

新作アニメの再生数を見ると、概ね人気シリーズの続編が強いのは間違いない。
炎上した「SAO」や燻っていた爆弾が爆発した「俺ガイル」だって他の新作よりよほど人気が高いしランキングでも上の方にいるのよな。

しかし基本的に続編って売り上げや再生数は下落することがほとんどだし、アニメで原作が盛り上がることもないような……

それでも当たり外れが分からない所か当たらない作品ばかりな現在、右肩下がりになるとしても続編で手堅く稼いでいく方が良いだろ。
なぜ確実に儲かるのに作らないのか。

アニメを作れば儲かるという考えがまず間違いかと。
日本の二次元系アニメは単体では作れば作るほど金が出ていく。アニメで大きくなったIPを関連商品やイベント、ゲームなどで収益化しなければ儲けにならない。旧作の続編はそれが難しいのよ。

日本のアニメって原作を売るための宣伝だから、よく売れる序盤部分をアニメ化できる新作以外は作りたがらないんだよ。
出版社もアニメ制作会社も儲けられそうな方を作りたい。

勘違いしている人も少なくないがアニメって作品だけで儲けるものじゃないからね。
アニメ制作の目的は大体が原作マンガや小説、ゲームの広告。ディスク販売ビジネスが死んでいるから今は特にその傾向が強い。完結してしまった作品はもう作品が出ないんだから広告出しても意味がないだろ?
外国に作品を売るビジネスもあるけど、ウチの国でさえ番組価格は下落中だから中国でも人気なのにというのは日本のスポンサーにとっては好材料にはならない。

一応完結作品も再版や豪華版の出版、ゲームの展開など完結作品で価値のあるIPならば商売になるよ。例えば「ドラゴンボール」なんて原作が完結してから25年経っているのに、今が一番IPとして稼いでいる。
身も蓋も無いけど続編が出ないのは作品に人気が無い、「現時点で」アニメ化されるほどのファンがいないってことなんじゃないか。書籍と違ってアニメは金も人もいるし長期的なスケジュールが必要でリスクが高い。

新しく続きのアニメ作るよりソシャゲにキャラ売った方が稼げるからな。人気が稼げる部分をアニメ化したらあとは版権を売る方がリスク低くて楽に設けられる。「進撃の巨人」とか日本のソシャゲでのコラボ率はすごいぞ?

旧作は結局古いファンが最初から見えているから目立つだけで、新人を獲得し難いし原作が完結していたら上がる理由もないからな……・

動画サイトの再生数=収益の大きさじゃない。日本はアニメ関連ビジネスで、グッズやイベントでも稼ぐしソシャゲとかでも稼ぐ。
古い作品のファンは既にいろんなものを持っているから新しいものを買ってくれるとは限らないし、過去のグッズや書籍とかぶらないもの(売れそうな企画やネタは当然使用済みだろう)を提供しないといけないからね。それに対して新作は定番所のグッズやイベントを新しく提供できるし、その時代にあったやり方ができる。
新作の新しいファンの方が客層の関係で収益が良いんだよ。

コアなファンってスレ主が考えているほど多くないし、金を使うコアなファンはもっと少ない。そしてどんどん減っていく。
「進撃の巨人」でさえたった数年空いたらガクッと売り上げが落ちたし、それ以外の作品、もっと昔の作品はどうなるやら

残念ながら一部の大人気作品を除くと新作の方が旧作の続編よりビジネスとしては強い。そして昔の作品の続きをアニメ化するくらいならさらに昔の大人気作品のリメイクが選ばれる……

でも私はコアな層以外の一般層も続編の方を見たがっていると思うんだが。少なくともきちんと終わるような作品を。
最近のアニメは一期で終わるからアニメで作品を見る人間に対してやさしくない。

その一般層の多くは昔の作品見ないのよ。一般層は最後までの間にどんどん脱落していく。内容だけでなくかかる時間などでもね。
続編だからって古い作品から見るのはマニアの方に入る層だから……

続編って新規にとってはハードルが高いからなあ

ライトな層はそもそも毎週番組を追いかけるということをしない。ある分を一気に見たら終わりだよ。
今大人気、皆見ているという評価や宣伝が無いと。そして続編よりも新作の方が話題性という意味では強い。
昔の人気作品の続編ってニュースの扱いが微妙になりがちなんだよ。過去の既報を踏まえるし、多かれ少なかれ既存のファン向けになるから。

続編で手堅く稼げるといっても、出来が悪かったらIPの価値が落ちるだけで大して金も稼げないみたいになるのではないだろうか。

今の「超電磁砲T」とか以前の「灼眼のシャナ」とか続編が出ても昔の人気は見る影も無かった。数年もすればかつてのファンはオタクじゃなくなる。オタクであっても熱意は無くなる。

「シャナ」はともかく「超電磁砲T」は再生数1億超えているし続編では珍しい成功作品だぞ。
確かに昔は話題の中心になっていたけど、海賊版やファンサブばかりで金が動かなかった昔よりも今の方が作品としての稼ぎは良いだろうし、環境の整備やライト層の流入などから見ている人間は今の方が多い可能性すらある。

問題は「超電磁砲T」みたいにやれる作品は少ないってことだろうな。「禁書目録」の方はダメだった。
俺がずっと待ち望んでいる「境界線上のホライゾン」も商業的には無理だろうな……と思ってしまうよ。原作は日本のラノベではかなり売れているし存在感もあるんだが。

こういう話題が出る度に思い出す疑問が「涼宮ハルヒ」の続編アニメをなぜ作らないんだということだ。
京アニが作りたがらなくても角川が別の制作会社を使えばいいのでは?原作の人気が高いんだから一定の売り上げは期待できる。

あれは原作が止まってるからだよ。
「長門有希ちゃんの消失」がまさに角川が人気IPで手堅く稼ごうとしてやった作品だ、

続きがあっても完結していない、止まっているとかだと企画としては弱くなるんじゃないか?
例えば「おおきく振りかぶって」なんかはまだ連載が続いているけど、明らかに続編アニメにするには難しい進み方だ。

こういう止まっているシリーズって金が稼げないというなら中国のお偉いさんが金を出して作らせるってのはできないのかね。

そういう噂のある作品、国内のソシャゲとかIP活用とかを目的に中国側がスポンサーとして噛んでいるという作品はあるらしいけど成功した例について聞いたことないな。

中国が出資しても人集められないし宣伝している出資額と現場に落ちているキャッシュは違うから上手くいかない。あときちんとした会社との伝手も無いと……

金出しても旧作のアニメと同レベルのスタッフが集められない。
日本のアニメーターって流動的だし上手い人はスケジュールも固まっているから金で押し込むのはあんまり上手くいかないのは見ての通りだ。
そしてアニメを見る人間は昔のクオリティを求めるのだから批判が集中して作らない方が良かったみたいになる。

原作が完結していて人気の作品はちゃんとアニメ化されてるぞ。ジャンプ系とか。
単純に原作人気が落ちている場合は続編作ってもらえない。

今は長編アニメじゃなくて13話〜26話がせいぜいだから、あまり長い作品は完結まで到達できないんだろう。長期的な企画は投資としてもリスクが大きくなる。小分けにするとキリの良い所で撤退になる。

ラノベだって人気作品は続編作られるからな。7月に始まった「俺ガイル」三期なんかは完結までいくのだろうし。

この手の話題でよく出てくるのは「狼と香辛料」や「はたらく!魔王様」とかだろうか。
ラノベ原作が完結していてもアニメ化されないのは残念だ。

「魔王様」は制作会社とライセンスの問題で続編が難しいと聞いたことがある。
権利が入り組むと調整が難しいから作るのやめた、となる模様。それくらいなら新作でその時点でまっさらな権利関係にした方が楽なんだと。権利関係の調整も時間とカネがかかるコストだから。

続編が作られるハッキリとした基準も無く、なんとなく続編が作られないままになるのは本当にイヤだ。どんなに面白い作品でも完結しないなら駄作と変わらないだろうに!

そこは作っているのが日本で日本人向けだったのもあるんじゃないかね。
日本人はアニメの続きが無ければ原作を読めばいいとなるから。ウチの国だとアニメしか見ていない人が多いしキツイよね。

いっそのこと、あらすじと最終回だけやってくれないかね
絶対に需要はある……!

「魔法先生ネギま!」という一時代を築く人気で原作もたっぷりアニメ化も複数回なのに序盤をオリジナルストーリーで2回やったり、後ろの方がアニメ化されずに劇場版でアナザーエンディングを強引にやったり、続編の方をアニメ化したりする作品があってな……

まぁ基本的には金にならないってことなんだろう。
上でも言われている通り売れる作品は続編どころかリメイクだって作られている。



とまぁ、こんな感じで。
現在の中国オタク界隈における「アニメの続きが作られない理由」についての味方がイロイロと出ていました。

ちなみにこのネタを教えてくれた方からは
「中国ではアニメで作品を見るのが普通ですし、日本のように原作マンガやラノベを読む人は少ないです。それにアニメ以外は翻訳の関係から見るのが難しいです。だからアニメだけしか見ない人の続編を待ち望む感覚はあまり理解できないのではないでしょうか……」
という話もありました。

日本と違って作品に触れるルートがアニメに偏重していて、原作や他の媒体での展開、各種イベントなどに接するのが日本と比べてかなり難しい中国ではアニメの続きが出ないことに対する焦燥感のようなものが日本よりもかなり強くなっているのかもしれませんね。


とりあえず、こんな所で。
例によってツッコミ&情報提供お待ちしております。