ありがたいことにネタのタレコミをいただきましたので今回はそれについてを。

中国オタク界隈ではオタクの趣味としてガンプラなどをはじめとする模型関係の存在感が非常に強いという話もありまして、作品視聴以外で関連商品に手を出す場合にガンプラやフィギュアが極めて有力な選択肢となったりもするのだとか。
またそういった背景もあることから、二次元系ロボの立体化についての討論もそれなり以上に活発だそうです。

そんな訳で以下に中国のソッチ系のサイトで行われていた
「メカデザインの際に立体化についてはどのくらい考慮されているのか?」
といったことなどに関するやり取りを、例によって私のイイカゲンな訳で紹介させていただきます。


ふと気になったんだが二次元のメカデザインって最初の時点でどのくらい立体化が考慮されているものなの?
ロボがパワーアップやバージョンアップで複雑化したり重層化したりして立体化が難しくなっていくのもありがちだけど、関節の動き方やパーツのバランス、そもそも直立できるかどうかを考えていたりするのだろうか?

立体化関係なくデザインしちゃうことはありそう。ただバンダイが関わるようなアニメは一定の割合で立体化での商品化を考えてそうだが・・・

でもカトキハジメとかを見ると、どんどん複雑化していくし作画やその後の商品化は考えて無さそうな気もするんだよね

私はそういうの考えたこともなかった。
ざっと思い出すだけでもZガンダムやファイブスター物語の永野護は立体化そんなに考えて無さそうな印象だが、どうなんだろうね。

Zやキュベレイだと……うーん……ありそうな、無さそうな……

私はファイブスター物語のMHはスゴイ、カッコイイと思っているけど、立体化で動かすことまではあんま考えてないんだろうとは薄々感じている。

Zは変形させるのがまず要求としてあったから、ロボとしては胴体スカスカでエンジンがほぼ足という無理矢理なバランスだからなあ

まずは作品で要求される要素を満たすカッコ良さ重視のデザインができるかどうかで、模型に関しては二の次なのでは。最初は再現できなくても後でver2.0とかにすればいいんだし、不完全で動かなくても売れないわけじゃない。

大河原邦夫とかは模型をいじったり作ったりしながら決めるとも聞いたことがあるんだが

マクロスというか河森正治は立体を意識しながら作っているはずだから、立体化について意識されていないことは無いはず。商品化しやすいかは別として!

マクロスは河森正治が変形含めて考えてるし、ガンダムもガンプラ売る以上はそれなりに考えられたデザインになっているのは間違いないだろう。
以前聞いた話ではそういった立体化の再現を放棄しているのが勇者シリーズのロボだとか。

勇者シリーズの雑な立体化はターゲットが子供向けだから玩具の安全性重視になるというのも理由だな。プラモではなく子供の玩具、飾るんじゃなくて振り回す、場合によってはぶつけるものだからだからしょうがない面もある。

立体化とアニメで動かすのは別だし、イラストデザインは更に別の話になるからなあ……

ガンダムだと「クロスボーン」の作者は立体化ほぼ考えてないんだろうなと思う。
ただマンガとしてはかなり上手いのがヤヤコシイ。ABCマントが作画を楽にするためだと知ったときは感心した。

プラモにすると不安定、ポーズをとらせにくいとかはありがちだけどそういう方向まで考慮されているロボはさすがに珍しいのでは?

大体パワーアップでパーツ増えてバランス悪くなるし……

立体化といっても商業化のやり方次第だし商品にするコストや金型の問題があるから一概に立体化を想定とは言えないのでは。

ガレキではなく大量生産でもプレバンまで豪華にできるとなると話は変わってくるだろうしなあ

難度は高いがロボはまだデザインがしっかりしているから良いとも言える。キャラフィギュアとか、原型師頼みになるようなことも珍しくない……!

二次元のキャラになると明らかにデザイン時点では普通に立体化まで意識されていないケースが多くなるよね。背面や手足の明確なデザインが存在しないのもよくある話。

キャラに関してはフィギュアについてもだけど、コスプレについても苦労する話はわりと聞く。

フィギュアの場合はポーズの問題もあるのが。
その点ではまだロボの方がやりやすくはある。

でもロボに関しては「可動範囲」という根本的な問題がある。
ガンプラもこの問題と常に戦っている。

さすがにそこまで考えたデザインは滅多に無いんじゃないかな……

可動範囲と言えばガンダムではヒゲが最もその方面での立体化的に優れているという話を聞いたことがある。普通にビームサーベルだって引き抜けるみたいな感じで。

ガンダムに関してはアレンジが積み重なっていくからどの時点での「立体化を考えている」かという定義から決めないといけないような?
ずっと玩具展開がついてまわるシリーズだし主要な機体は立体化について一定の配慮はしていると思うんだけどね。

ガンダムセンチネルのEx-Sとか模型雑誌連載企画だから立体化は間違いなく考慮されているけど、可動範囲や変形については設定するだけで立体化については放棄されていたらしい。実際しばらくの間出ていたのは非変形のガンプラやガレキ。
その後技術が進んでデザイン当時は考えられなかったような完全変形できるガンプラが出現という……

そういう意味だとカトキハジメのデザインも立体化前提で考えられているのは間違いないと言えそう。実際に作ってみると構造に驚くこともある。脆かったりもするが。

自分の中ではVer.Kaは造形重視で稼働はやや犠牲にされている印象だな。カッコいいけど。

ガンダムAGEは原画の時点でかなりプラモに寄せてデザインされていた印象。

ガンダムは「鉄血」からはガンプラ立体化を考慮したデザインになっているんじゃなかったかな?劇中のフレームの設定もその辺と関係しているとか。

なるほど。鉄血のプラモがいくら最新作とはいえ過去作品と比べて妙に活発に発売されているのはそういう所もあるのか。

でもプラモ化、更に言えばアニメ化も考えてないメカデザインってカッコ良くなるからね……現実を無視することによって獲得できる良さもある。

それは否定できない。ただ動かせなくなるという問題もなかなかに厳しい。

2D作画だろうが3Dモデルだろうが、作画カロリーの問題はついて回るし、手足の可動範囲や武装稼働の際の干渉みたいな問題もあるからね。立体化もだけど、ゲームでもその辺りが難しくなるからなかなか作品が増えない……

立体化を考えてなくても商業的な制限はかかるだろうから、何も考えないで好きにデザインされる商業系ロボというのはほぼ無いのでは。

制限と言えばロボじゃないけどアリス・ギア・アイギスでは3Dモデルの動きに加えてゲームが背部からの視点である以上上半身バーニアをあまり使えないという制限があるのに加えて、需要と売り上げの関係から装着者の尻を覆うメカは原則として許されないという話には笑った

立体化や制限に関してガンプラとかはまだ分かりやすいけど、「ダンバイン」に関してはどうだったのかと気になる。

当時のアニメの商業構造からして立体化は絶対に考えられていただろう。
ただ個人的には当時は技術が低いから実現できなくても構わないくらいに考えて攻めたデザインになっていたのではと疑っている。

ダンバインの放映当時に発売されたプラモは評価が低くて文句も多かったとか。しかし需要はあったし商品を出そうという積極性は今よりも強かったのではないかと。
しかしこういうのを考えていくと、ロボアニメが出なくなるのも分かってしまうな……人気も微妙で作るのも手間、関連商品展開も厳しい。

ダンバインは主人公ロボの強化として明らかに世界観の違うビルバインの導入がスポンサー要求で入っているあたり、裏側ではかなり混乱していたんだろうなーという印象だ。

そういう方向で考えていくとアニメで考えた場合は昔の方が立体化、商業化は意識されていたのかな。
今の1クールアニメだとキャラはともかくロボの立体化まで行われるかはかなり怪しい。



とまぁ、こんな感じで。
イメージする立体化や商品化が人それぞれではあるものの、イロイロな話が出ていました。

中国ではオタクの手を出す関連商品としてまずフィギュアやガンプラという選択肢が来るようですし、模型趣味に関してはオタク文化が形成される以前から続く年季のあるジャンルとなっています。
そんな訳でプラモなどの立体化に関しては実体験込みでかなり語れる人も多いのだとか。

とりあえず、こんな所で。
例によってツッコミ&情報提供お待ちしております。