ありがたいことにネタのタレコミをいただきましたので今回はそれについてを。

先日の記事
中国オタク「はたらく細胞が本当にウチの国のテレビで放映されている。なんだか不思議な気分」「修正については努力している方だろう」
でも紹介させていただいた通り、中国のテレビで久々に日本のテレビアニメが放映されたことは中国オタク界隈の一部にかなり衝撃を与えているそうですし、それに関してイロイロな話題も出ているとのことです。

そんな訳で以下に中国のソッチ系のサイトで行われていた
「今の中国のテレビで放映できそうな日本のテレビアニメ」
といったことなどに関するやり取りを、以下に例によって私のイイカゲンな訳で紹介させていただきます。


現在の我が国のTVで放映できそうな日本のテレビアニメって何だろう?「はたらく細胞」以外で可能性があるのはどんな作品だろうか?もちろん俺達オタクが見ても楽しめる作品で!

どんどん難しくなるネタだ……
「無職転生」の一件という前例が発生してしまったし、今後はネットの配信でさえ難癖つけて炎上してダメになるのが明らかだから……

TVだと修正が強めに入るから、それである程度安全になる可能性もあるのでは?
「はたらく細胞」もバトルシーンカットや血の色変更でなんとかしていた。

「楽しめる」というからには安全でつまらない作品もダメだが、一般の視聴者が初見で楽しめない、オタクや日本社会の知識が必要なのもダメじゃないかね。

なるほど。
そうなると「3月のライオン」はちと厳しいかもな。「りゅうおうのおしごと!」と比べれば余裕だとか考えていたんだが。

あまり古いと人気の問題が出るから、10年前とかの作品なんかはさすがに難しいだろう。
「3月のライオン」はギリギリで5年前ってところだからなんとか?

「3月のライオン」はもう無理だぞ。茅野愛衣がメインキャラだから。
靖国発言が出た時点でどうあろうと燃える。
そのリスクを背負ってわざわざやることはありえない

そこは吹替え版になるから間接的な存在になって逆にスルーできる可能性も?
まぁ問題は日本の将棋がウチの国では基礎知識が普及していないって所だろう。「ヒカルの碁」とかと比べてここが絶対に避けられない問題だ。

「ヴァイオレット・エヴァーガーデン」や「響け!ユーフォニアム」なら問題無いだろう。

「ヴァイオレット・エヴァーガーデン」は絵がキレイという特徴以外は一般向けだと微妙じゃないか。あと「響け!ユーフォニアム」は日本の学校生活だからウチの国の感覚で見た場合ギリギリを攻めているように感じられる所も結構ある。ネットならともかく、テレビだと……

こういう時に出てきそうな「氷菓」は?
みんな評価している京アニ製一般向けアニメだろ?

「氷菓」は日本の学生運動とかがネタになるし政治要素が少なくないぞ。
実際、bilibiliが自主規制をやったこともあるからテレビに流せるとは断言できないよ。

近頃の作品だと「映像研には手を出すな!」なんかは危なくなさそうなんだが、まず一般向けの人気という面で国内のテレビには難しいだろうなー

「SHIROBAKO」ですら消されるから大丈夫そうな作品については何も言えない。

「SHIROBAKO」はライセンサーと版権の問題で内容じゃなかったはず。他のサイトでは配信されてたわけで。

「ゆるキャン△」はどう?

私も「ゆるキャン△」を推す。「はたらく細胞」のような明確な科学普及ってわけではないが知識は得られる作品。あと男女関係が出ないからヘンな方向の炎上もし難いのではないかと。

科学普及的な効果を狙うなら「宇宙よりも遠い場所」も非常に良いだろう。一般人に見せても問題無い作品だ。

「宇宙よりも遠い場所」はキモイと批判する人もいたし、好き嫌い分かれるんじゃないかな。ギャグよりも萌えの方が強いし。

あれは自衛隊や日本の政府機関が協力しているからそっちの方で難しそう……

ここはもう定番の「ピンポン」で良いだろ。
日本だけでなく中国のノスタルジックさも備えているのが今の時代の強みになるかもしれないしね。

問題を見つけられない作品なんてありえない、という状況になっているからね。
そうなるとメインストーリーの強さとシンプルさで推す方が良いかも。

「ピンポン」の安心感ときたら。
中国人キャラの扱いについて気になったが、考えてみれば今のウチの国の卓球の勢い微妙だから昔よりリスク下がっているかもな。
アニメ版だと原作より扱い良いし、現実よりマシ。名前も問題視されるなら訳す際に「現地向け」の名称変更をすればいい。

今は何をやっても難しい。日本のアニメは中国に入れるべきじゃないのではとすら考えてしまう。
いやもちろん私だって普通に見たいけど「無職」や茅野愛衣の炎上を見ると不安ばかりが強くなる。新作に関してもどこに文句を言われるか、炎上のネタにされるかというのをまず考えてしまうのが本当にイヤだ。
なんでアニメを見る時に、このアニメは安全なのか、三観((訳注:「三観」は世界観、人生観、価値観を指すことが多いそうです)は正しいのか、政府関係からはどう見られるかなんてことをまず考えなければならないんだ!

今の社会、本当にみんな余裕がないからね……

全くだ。しかも中途半端にネットは強い、地位が高いという認識も混じってきているからマウント取れる機会だけは逃さないというか。

もう何やっても燃える感じになってきたよな。
国内の作品や有名人が勢い無くなっちゃったから日本のが相対的に目立つようになってきたし、それとは別にファン界隈が地位上がったとでも思っているのか他の所に攻撃しにいったりしているしで。

輸入する作品に関しては中国の政治的な諸々に絡まない、政治的な要素が無ければ……と思っていたが、今はフェミニズムも絡むからなあ

今は空気が悪い。空気が良いタイミングならわりとなんとかなる。
だがそんな中でも関係無く流せる「はたらく細胞」は何なのか。

科学普及で勉強になる作品というお題目があるし、大人も見れる。メインキャラは女性だけど擬人化だからヘンな思想や解釈の入る余地がないとかが問題にならない理由だろうか?
空気が良い時期ならそれこそ「閃光のハサウェイ」だって行けるとは思うんだが。

そうだね。普通にやる分には「閃光のハサウェイ」もいけると思う。
別にテロリスト賛美でもないし、ウチの国が意識されるような内容でもない。もちろんリスクが0とは言い切れないがそれはどの作品も同じだ。

まだ出ていないのなら「風が強く吹いている」とかは大丈夫だろう。
原作小説だってウチの国で普通に出版されている。時間の問題以外に削除するような部分は無い。

風呂のシーンがあるぞ!
昔もエヴァのシンジの裸はアウトだった

ああ、そうか。男の裸もダメだな。
まぁビジュアルはともかく内容的には削る危険な場所は無いだろう。

「舟を編む」も良さそう。ただ人気出るかは微妙?

でも結局はまずネットで大人気にならないと無理だろうけどな!
恐らく面白いだけだと難しい。何か知ら見る価値が無いと。

確かに。
「はたらく細胞」は人気と科学普及、勉強になる作品と面白さをもっている。それに過去に大人気になって、その際に安全性が保障されたのも大きいかと。
そういう面から考えると「BLACK」はやはり厳しいだろうな。

考えれば考えるほど「はたらく細胞」の現代の環境における強さが際立つな。あれはスゴイ作品だ……



とまぁ、こんな感じで。
今の中国におけるアニメの受け止め方の話に加えて、中国オタク関係の空気が混じった愚痴なども出ていました。
やはり現在の中国では娯楽としての良さをアピールするのではなく、「ためになる」的な方面からアピールできるのが必要なのかもしれませんね。

ちなみに現在の中国ではネットと下の世代の存在感が増して、昔と違って「勝てる」(それも自分達から手を出して)ようになってきたのがゴタゴタの火種になってしまっている……といった見方もあるそうです。

これは中国オタク界隈にも当てはまるそうで、上からの批判や圧力だけでなく、価値観や好みの異なるコミュニティとの衝突、更にはオタク系のコミュニティ内でも嫌いなものを叩いて消そうとするゴタゴタが発生しているそうで、楽しめるコンテンツは増えているはずなのに頭痛の種ばかり目に付くといった話が聞こえてきたりも。

とりあえず、こんな所で。
例によってツッコミ&情報提供お待ちしております。