ありがたいことにネタのタレコミをいただきましたので今回はそれについてを。

中国オタク界隈ではイロイロなオタクネタやオタク用語が話題になっていますが、あまり馴染みのない言葉に関しては
「その定義や具体例となる作品やキャラは何か?」
といった方向で考察や好みも踏まえた盛り上がりとなることもあるそうです。

中国のソッチ系のサイトではそんな言葉の一つとして
「メリーバッドエンド」
に関するやり取りが行われていましたので、以下に例によって私のイイカゲンな訳で紹介させていただきます。


最近になってメリーバッドエンドという概念を知ったんだけど、具体的にはどんな作品を指すのだろうか?アニメやマンガでメリーバッドエンドな例を知りたい。

「まどか☆マギカ」をはじめ、虚淵玄作品は大体そんな感じ?

自分もいまいちハッキリしないが、視聴者にとってはバッドエンドでもキャラとしては目的を果たしたみたいな作品だろうか。
「ジョジョ」の第一部みたいに。

あとは視点を変えればバッドとハッピーが入れ替わるみたいなのもだね。
主人公は幸福(不幸)だけど、世界全体或いは別のキャラからすれば不幸(幸福)みたいに。

ほほう、ならば「イリヤの空、UFOの夏」について語ってもいいかい?

「Angel Beats!」はどうだい?

アニメだと主人公死亡エンド系が解釈次第でメリーバッドエンドみたいなことも多いかと。富野作品にも多い。

メリーバッドエンドってバッドエンドの一形態だと思っていいの?

そこがまたちょっと違ってな……ハッピーエンドだけど実は、みたいなのも入る。
主人公とヒロインは幸せだけど、よく考えたら世界はどうなるんだ、問題解決していないんじゃないか?といった作品もある。例えば「天気の子」とか。

「さよなら絶望先生」のようによく考えたら怖くなる作品というのもあるね。

「少女終末旅行」は分かりやすいメリーバッドエンド一直線な作品だろう。

「アカメが斬る!」のように使命は果たした!仲間はほぼ全滅!!みたいなのがメリーバッドエンドでいいの?

今の広がっている言葉の感じでは定義がどんどん曖昧になっているけど、狭義では相互依存で当事者だけが幸せだけど傍から見れば悲劇だったかな。
今はキャラとしては幸せや満足がある、でも視聴者的には不満、バッドエンド認定になるような作品も。虚淵玄作品とかはこっちの定義を適用されていることも多いかと。

狭義では閉じた世界で破滅に向かう幸せな二人みたいな感じでいいのかね。
自分は視点を変えたら、解釈を変えたら幸不幸が違うエンドという認識でも使っているけど。

勝利条件達成したけど主人公などの特定キャラ視点では失うものが多過ぎてどうなんだという展開はメリーバッドエンドなんだろうか?

今は基本的に幸福にも不幸にも解釈できる終わり方を指すことが多いと思う。
ちなみに二次元限定じゃなければ、童話にも多い。
「幸福な王子」や「人魚姫」なんかは典型的なメリーバッドエンド。

「幸福な王子」は例えとして分かりやすいな。

TV版のみのときの「コードギアス」
主人公が目的を果たしたけど死ぬ、みたいなのは大体が広義のメリーバッドエンドみたいに受け止められるんじゃないかな?

ガンダムは結構判断に迷う。「Z」はメリーバッドエンドでいいとは思うが「V」は犠牲は大きいが希望はある、あと「ポケットの中の戦争」はバーニィ自身は目的を果たしたからこれもメリーバッドエンドかな?

「逆襲のシャア」も主人公死亡でその後全く人は分かり合えない世界が続くからメリバじゃないかね。あとガンダムでは「鉄血」もあらすじだけ見ればメリバだとは思うんだが、当時見ていた自分は爆笑と失笑の繰り返しだったんだよな……

富野作品でメリーバッドエンドなら「エルガイム」だろう。
「イデオン」や「ダンバイン」のような全滅エンドまでいくとさすがに希望が無い。

思い出した。
「天元突破グレンラガン」はメリーバッドエンドの条件に合うはず。

ロボット系に限らず強大な敵と戦う作品はメリーバッドエンドになりやすいのでは。簡単には勝てないということで何かと失うものになる。
だから私は「ぼくらの」をおススメしよう!

私もこのスレを見て「ぼくらの」を思い付いた。戦いに巻き込まれた時点で死ぬようなものだけど地球の生存という目的自体は達成しているからある種のハッピーエンドにも思える。

多様な解釈が可能な終わり方という意味でならば、「テッカマンブレード」を挙げないわけにはいかない。
家族や仲間などかつての親しい人達を自ら手にかけなければならなかった、あまりにも不幸な人生だから記憶を失い廃人になるのが本人にとっては幸せだというのがとてもメリーバッドエンドだった。

自分は解釈次第でハッピーにも感じられるバッドエンドよりも、ハッピーエンドな雰囲気で終わらせておきながらよく考えると救いがない終わり方が好み。例えば劇場版の「機動戦艦ナデシコ」とか。
それにしてもスパロボ以外に希望が無いロボ系作品多いな!

「CHAOS;CHILD」が個人的にはオススメ。
ギャルゲーはトゥルーエンドじゃなければ何かしら問題が残る、メリーバッドエンドな状態になる。

AVG系の作品はトゥルーエンドが実質メリーバッドエンドみたいになることも多い印象が……

メリーバッドエンドって綺麗な終わり方、みたいに受け止めやすいのでは。
あと中二病的感性にも合う。というわけで俺は「ギルティクラウン」を推す。

エヴァはどうだろう?
テレビ版ならメリーな部分あるといえばあるのかなあ……

エヴァはちょっと微妙だがガイナックス系の作品はメリーバッドエンド展開多いと思うよ。普通のハッピーエンドにはしたがらない。
そこで好みが分かれるのが終盤で脱落する人が出る、最初の大絶賛がいつの間にか消える原因の一つでもあるかと。

仮面ライダー龍騎をまず思い付いたが、よく考えたら仮面ライダーはそんな話ばかりだな。

特撮、特に仮面ライダーはメリーバッドエンド多いよ。
仮面ライダーは作品のコンセプトがメリーバッドエンド誘発するものだからね!

それにしてもこうやって考えていくとメリーバッドエンドという判定のできる作品が少なくないな。

全てが幸福に終わるという作品は少ないからね。
特に日本のアニメって金も女も手に入れて勝利する主人公ってのが珍しい。勝利したけど失ったものも大きいといった展開も多いから、メリーバッドエンドだと感じられる作品もかなり目に付くんじゃないかと。

昔からみんなメリーバッドエンドは大好きだからね。
例えば三国演義とか!



とまぁ、こんな感じで。
まだ言葉の定義は一定しないところもあるようですが、中国オタク界隈でもイロイロと思い当たる作品は出てくる模様です。

ちなみにこのネタを教えてくれた方からは
「中国では日本の作品と比べて全てを獲得する主人公が強く求められているので、メリーバッドエンドに関しては反発する人の方が多くなると思います」
といった話もありました。

実際中国オタク界隈の反応を見ると鬱展開やバッドエンド展開に関しては何かと反発が出ますし、ネタバレを求める理由もそういった作品を避けるためというのがあるようです。
ただ名作扱いの作品には単純なハッピーエンドではない作品もたくさんあるので、好みと人気と作品としての評価については混同しないように見ていきたいですね。


とりあえず、こんな所で。
例によってツッコミ&情報提供お待ちしております。