ありがたいことに手頃なネタのタレコミをいただきましたので今回はそれについてを。

中国オタク界隈ではアニメやマンガの定番展開や、それによって発生する定番ネタについてイロイロと話題になったり考察が行われたりしています。
またそういったやり取りから、中国で広まっている作品や関連するイメージが見えてくるのも面白い所でしょうか。

中国のソッチ系のサイトではそういった話題の一つとして
「かつての仲間やライバル、強敵が集まってドリームチームが結成される展開は弱体化につながる」
といったことなどに関するやり取りが行われていましたので、以下に例によって私のイイカゲンな訳で紹介させていただきます。


二次元で以前の話で出会った仲間、或いはかつてのライバル、強敵が集まってドリームチームが結成される展開は非常に燃える。しかし良い感じなのは大体が結成までで、結成して動き出すと明らかに弱くなる、活躍しなくなるような気がするんだが……

集まった仲間の弱体化のようなものか……ありがちな話だな。言いたいことはとても分かる。

わざわざ集まって戦う相手が大体は更に強大な敵だからね。弱くなっていなくても、弱く感じられるようになってしまう。
以前の強さとか、こいつが味方になったらという頼もしさは消えてしまいがち。

集団になると見せ場の描写の割り当ても減るから……

メンバーの設定だけはスゴイ、登場する前の背景紹介はスゴイというのもよくあるよね。
Fateの時計塔関係はそういうのばかりな印象。

そもそも群像劇を上手に書ける脚本家が少ないし、どれも設定上は強キャラで格が落ちないように活躍させるというのは難度が高いのだよ。

二次元の戦闘では集団戦では倒せない、最後は1対1で勝利するみたいなのが多いから人数が集まるのはわりと負けフラグになっていると思う。

「ONE PIECE」の海軍も個別の方が強そうな印象あるし、まとまって強いのは味方も敵もそんなに多くないのでは。

チームによる強さより個人個体による強さを描写する方が簡単だし衝撃も与えられるからな。

個人で出てくるときは強いが、集団になるとキャラが急に量産型的な弱さやグダグダさが出てくるのは定番の展開では。

これも広義での「敵が味方に成ったら弱くなる」的なパターンではないだろうか。
次の強敵の引き立て役にされる、インフレに置いて行かれるというパターン。

自分の中では「聖闘士星矢」の頃からある話だと認識している。
たぶんもっと遡れる。

最初に出た時は主人公チームの敵で、主人公達は苦労してどうにか勝利した。そして敵として主人公を苦しめたあいつが仲間に……!という場合は、大体相手に勝利を献上して強さを演出する役割を担当することになる。
よくある話だ。

ドリームチームとはいっても、作中で活躍の場に上がれるのは「その時の主人公」と「その時の敵」だけだ。昔の主人公や強敵はにぎやかしというか、話題を集めるために出演して消費されることが多い。

最初はテンション上がるが、話が進むと大体はドリームチームの頼もしさより敵の強さの理不尽さの方が印象に残る。

「この素晴らしい世界に祝福を!」みたいに癖のある人材が集まって、というのではなく一人一人が一定の能力を持っていて自分だけで敵や問題を処理できるようなキャラが集まるわけだからな。
キャラかぶりもしやすいし、強さも感じにくい。特に万能なタイプは難しい。

二次元でなければ「水滸伝」も大体そんな感じ。
集まるまでが面白い、登場人物も頼もしい。

そう言えばそうだな。
水滸伝で考えると主人公補正が無くなるという見方もできるか。

水滸伝は様々な民話の合体という説もあるし、ある意味ではドリームチームと言える。二次元では無いことを除けばこのスレの話題にぴったりなのでは。
いやマンガやゲームもあるから二次元でも良いかもしれない。

現実のスポーツでもありがちな話だからね。ドリームチームが機能しないのは。
ただ二次元などの創作ではやはり話の都合という面が強いのでは。

二次元関係で言うなら、スタッフ側のドリームチームも大体そんな感じになる印象。
そうだよ「国家隊」こと「ダーリン・イン・ザ・フランキス」のことだよ!
(訳注:「ダーリン・イン・ザ・フランキス」は放映前の報道で豪華なスタッフが集まったことをアピールする例えにサッカーのナショナルチームを用いたことから「国家隊」の呼び名が中国では定着しています)

近頃は「ワンダーエッグ・プライオリティ」もそういう評価になってきているような。
一話ごとならそこそこ良いが、全体的に見ると微妙。最後も。

私も二次元で最初に思い付いたのはスタッフ方面だった。
クリエイターに関しては制限なしで好きにやらせると失敗したり、複数の有名クリエイター集めてもパッとしなかったりするからなあ

有名クリエイターの場合、代表作を作った時に周りのスタッフや組織も優秀だった、相性が良かったというケースもあるからね。
目立つ人間だけ集めて実働部隊を重視せずにやらかすのはありがち。特にウチの国では……

「ケイオスドラゴン赤竜戦役」ってあったよね。スタッフ重視な連中の中ではすごい期待されていた。

今のアメコミは基本的にこのドリームチーム前提で話を作って売っているけど、あれは上手くやっているのかガッカリさせられるのか判断に迷うな。
商業的に考えれば成功しているのは間違いないんだろうけど。

私もドリームチームが弱くなるというので最初に思い出したのはマーベルとかの方だね。元から仲が悪い、素直に協力するのは難しいキャラばかりで更にリアリティ路線をとるから。

ウルトラマンも集まると弱くなるからな。特に昭和!!

仮面ライダーも!

特撮は玩具売るために主役以外は全部かませ役あつかいになるからな……

昭和のウルトラマンはひどかった……近年はどのキャラもそこそこ見せ場を作る、負けるにしてもきちんと理由や敵の強さが描写されるから比較的良い方向になってはいる。

宣伝の時が一番楽しいといった所かね。
そう考えるとスパロボとかよく成立したもんだな。ゲームだから好きに編成できる、活躍させるキャラやロボをプレイヤーが選べるというのが強いのか。

商売的にはキャラを再利用出来るから楽で儲かる良いネタなんだろう。
でも自分の場合、昔はワクワクするネタだったけど、今は自分の好きなキャラがヒドイ扱いにならないか心配するネタになってしまっているな……出番が無ければ自分の妄想の中のキャラはカッコ良くて強いままでいられるから。

分かるよ。
俺が主人公チームという呼称に不安を覚えるようになったのはいつからだろう……



とまぁ、こんな感じで。
中国オタクの面々にとっても思い当たる節がかなりあるようでした。

このネタを教えてくれた方からは
「この話題に関しては強いと思っていたキャラが弱い、或いは想像していたような能力を発揮してくれないというのが公式によって確定されてしまうことでもあるので、やり方を間違えると強い不満が出ます」
「昔の作品であればネタとして受け入れられることも多いですが、新しいファンの多い作品や事前に大きく宣伝をしたりファンが大いに持ち上げていたりしたような作品だと炎上する可能性もあります」
といった話もありましたし、扱いの難しいやり方というイメージも強くなっているのかもしれません。

とりあえず、こんな所で。
例によってツッコミ&情報提供お待ちしております。