ありがたいことにネタのタレコミと質問をいただいておりますので今回はそれについてを。

小説家になろう出身で角川スニーカー文庫からの商業版やコミカライズも出ている
「齢5000年の草食ドラゴン、いわれなき邪竜認定〜やだこの生贄、人の話を聞いてくれない〜」
がbilibiliで中国国内向け作品としてアニメ化されるそうです。


そんな訳で以下に中国のソッチ系のサイトで行われていた
「日本のラノベの邪竜認定が中国でアニメ化」
といったことなどに関するやり取りを、以下に例によって私のイイカゲンな訳で紹介させていただきます。


日本のラノベが中国国産でアニメ化だ!?
「齢5000年の草食ドラゴン、いわれなき邪竜認定」をbilibiliがアニメ化、マンガは中国人の作者の中国語版がbilibiliで連載中。

えーと、これは国産アニメでいいのかな……?
定義がどんどん混乱して来る。

俺もちょっと自信が無いが日本のアニメ原作のドラマが国産ドラマ枠だし、一応国産に入れていいんじゃないか。ただ俺も日本でアニメ化していない作品をこっちでわざわざアニメ化するのは初耳で混乱している。

日本の作品を原作にしたドラマや映画はそこそこあるよね。
でも日本のラノベ、それもネット小説系をこっちでアニメ化するというのは初めてじゃないか?

過去に似たような動きが無いわけじゃないけど、これはやはり驚くニュースだ

なんだか反応に困る奇妙な組み合わせかも。期待するにもあの原作からどういう意図でアニメ化企画を推し進めるのかが分からん。

マンガでこういうパターンは考えたことがある、でもラノベでしかもそんなに有名じゃない作品でというのは考えたことも無かったよ。

二次元だと国産スマホゲーは日本のIP使うのがそこそこあったし日本のラノベ原作もあったよね。日本のクリエイターを起用するというのもあった。
でもアニメは珍しいよな?過去の事例を思い付かない。

国産アニメだとまずは国産の原作というのが普通だろう……アニメ化希望されている作品だってたくさんあるんだが。

bilibiliのアニメ化だからでは。国産アニメはテンセントがほとんどだし、良い原作となりそうなネット小説はほぼテンセントの手中にある。
テンセントの囲い込みだと多少の関係では外に出さずに死蔵を選びそうだしね。

原作の商業化は角川スニーカー文庫か。
角川はかなり前に日本のライトノベルを中国に展開、こっちの国産アニメやマンガにしようという動きがあったはずだからその流れとして考えるとおかしなことではないか?

その辺りの背景はどうなんだろうな
テンセントはこの間角川と提携したというのもあるから自分にはもう分からん

これの原作は「出山入世篇」というサブタイトルでこっちの作家が続き描いているんじゃなかったか
アニメ化の動き自体はテンセントより前から動いていたと思うんだが、どうなるのやら。

そうそう。マンガ版の方は日本では打ち切り、こっちで続編を中国人作家が描いているという状態のはず。

こういうタイプだとこれまでの国産アニメが盛り上がっているというアピールに入れて良いのか迷うな……

私は日本のライトノベルの国産アニメ化が決定というニュースの文面が最初理解できなかったよ!
話題を追いかけてやっと状況を理解した。

これは国内で制作して国内向けということだが、国外向けはないの?
原作の本拠地だった日本への輸出とかは?

さすがに中国語版だけということは無いだろう
日本向けの吹き替え版を出すはず

なんか発表を見た感じでは日本向け考慮していないとのことだし声も中国語版だけじゃないか?
日本向けの吹き替え版を全く考慮してないわけでは無いとも思うが。

bilibiliは確か韓国のクリエイターにキャラデザやらせた国産アニメも最近あったよね。
今度は日本のラノベを原作に持って来るとか、ネタとしては分からなくもないがどこまで本気でやっているのか、どこを目指しているのかといった疑問は残る。

まずはお試しでやってみるということだろう
原作に関しては日本では動き無くて中国展開にbilibiliが関わっているから扱いやすいし内容もリスクがあるようなものではない。

しかし制作まで中国でやるとなったら、まずはスケジュール通りに出せるかという心配が出てくるな。
近頃は安定してきたとはいえきちんと週一で見れるのか?国産アニメでちょくちょく発生する週一から隔週、月一、フェードアウトになったりするのでは?中身というか量は毎回安定するのか?などといった心配が浮かんでくる。

日本のアニメの総集編や延期がネタにされるけどあのスケジュールの安定感まで実現できる国産アニメってなかなか無いからね……それに国産アニメって一話の長さのフォーマットも固まってないし、最初は良いんだけど制作が息切れして一話の情報量少なくなっていくのも珍しくないのが

俺も国産の優秀な作品を原作に日本のアニメ会社に作らせればいいと思っていたが、その逆のパターンか。こっちは正直意外だ。

霊剣山のことかああああ!?

あれは失敗したが、もうちょっと別のやり方ならいけるんじゃないかと……

そっちは明らかに上手く行かなったからね
それ以前に国産ネット小説原作アニメで大当たりまでいくのがなかなか……

アニメ作るなら日本のラノベ、特にコミカライズされた作品を原作にするのは妥当な手段の一つではあると思う
こっちのネット小説もwebマンガもストーリー構成がアニメ向きではないから再構成しないといけないわけだが、それを上手くやれる人間は少ないというのが国産アニメが作られるたびに明らかになってきている

国産ネット小説は月額課金とランキングのために特化した構成だし、最初に世界観や攻略法解説で文字数稼いでのお得感アピールが定番だからな。そういった部分を再構成してアニメの情報量で原作知らない視聴者も理解できるようにするのは手間がかかるなんてもんじゃない

原作ファンに魔改造だ何だと言われるけど、日本のラノベ原作アニメはそれなり以上の形にしてくるからな

日本のアニメ制作の現場がヒドイというニュースは頻繁に聞こえてくるが、こっちのアニメ制作の現場は更にえげつないことも普通にあるんだが……

原作者は来た話をそのまま受けたということなんじゃないか。わざわざこっちの会社に持ち込むとは思えないし。

私も最初はかなり戸惑ったが段々悪くないアニメ化だと思えてきた。まずは期待ということで。
原作も嫌いじゃないしね。

俺もこういう流れを考えていたことは考えていた。実際にやる所が出るとまでは思っていなかったけど!
リスクは普通のアニメ化程度で多方面に得がある方式だろうから良いんじゃないかな?日本では埋もれてパッとしない作品の中には、中国や欧米で見る側の好みや環境、作品が出たタイミングなどの後押しも加わってそれなり以上の人気を獲得しているのもあるだろうし。

ウチの国では「異世界はスマートフォンとともに。」が一般寄りの方で妙な大当たりをしてから、この手の作品を欲しがる所が増えた。
しかし需要があるとはいえ日本のアニメ作品は何かとリスクが高い、特に最近は高くなり過ぎているってのがあった。こういうのもアリなのかもしれない。

二次元、青年向けの国産アニメの弾がどこも不足しているのも間違いないからね。

国産の原作を先にアニメ化すればという意見も出ているようだが、最近の規制強化でちょっと前の国産人気作品が原作として使いにくいという問題も……

この作品なら内容に関しても外部環境に関してもイロイロな意味で安全と言えるか。
確か龍ではなく女の子の方が実は強いという作品だっけ。

そうだね。序盤の展開では力の強さとその源の勘違い中心なコメディ。

理想は「痛いのは嫌なので防御力に極振りしたいと思います。」か「くまクマ熊ベアー」とかの路線かな?「防振り」はウチの国で大当たりしたわけだし、狙うなら理解はできる。

このツッコミもできる作品はウチの国、特にbilibiliの弾幕コメントには合ってそうだ。PVも見た感じでは悪くない。

日本市場ではキャラ少ないし世界観の広がりもそんなにないから厳しいだろうとは思っていたが、確かにウチの国の今の環境だと無難さから悪くない選択だな。
日本産のアニメでリスクとなる価値観の問題もこっちでアニメにするなら心配しないでいいだろう。

大成功するかは分からんが失敗する確率は過去に行われた中国国産原作を日本の会社でアニメ化した件よりは低いと思う。あっちは制作体制のコントロールに失敗していたし、日本市場でも上手くいかなかった。
日本市場では中国のネット小説の前提で説明不要なお約束だった武侠的世界観が日本人に対しては説明必須だったことや、主人公の優秀さ表現のやり方が日本人の価値観的に問題となるものだったのが内容以前の大きな障壁になっていた。この作品はこっちでのマンガ版の連載を見る限りそういうリスクを気にしなくて良さそうだ。

適度にウチの国の原作だと出てこない要素があるのも良いね。
個人的には東洋系の龍ではなく西洋系の龍が国産アニメ(少なくとも半分くらいは)で出てくるというだけでちょっとテンション上がる。



とまぁ、こんな感じで。
中国オタク界隈にも少々戸惑った空気が漂っているようでした。日本の原作を中国の方でアニメ化、それも中国市場向けのみというのは予想外だった人も多いそうで。

ちなみに今回のネタを教えてくれた方からは
「この作品は今の中国ではとてもアニメ化に向いている危なくない原作だと思います。主人公が龍と女の子なので恋愛方面のリスクはないですし、世界観的にも中国的な要素がありません。またbilibiliで日本版とは別に中国人作者版のマンガも連載されているので、そこで内容が中国で問題になるかどうかの試験のようなことが済んでいるのも良いです」
といった話もありました。

近頃の中国ではリスクとして考えなければならない要素が増えてかなり大変だというのが、イロイロな所から伝わってきますね。

とりあえず、こんな所で。
例によってツッコミ&情報提供お待ちしております。