ありがたいことに
「うる星やつらのリメイクに関する中国の反応は?」
という質問を複数いただいておりますので今回はそれについてを。

『うる星やつら』完全新作としてTVアニメ化! あたる役は神谷浩史、ラム役は上坂すみれ(電撃オンライン)

そんな訳で以下に中国のソッチ系のサイトで行われていた
「うる星やつらのリメイクアニメ化」
といったことなどに関するやり取りを、例によって私のイイカゲンな訳で紹介させていただきます。


うる星やつらがリメイクされるという話だが、ウチの国で思い入れある人っているの……?皆の正直な所を教えてくれ。ちなみに私はラムのキャラ造形以外はほぼ知らない。

昔南方系のチャンネルで流れていたような……

香港のチャンネルじゃなかったかな?「福星小子」という名前の知名度自体は高い。

少なくとも俺達の青春が返ってきたとかウルトラマンティガとトリガーのような子供の頃の思い出の作品がという話じゃないよな。
「爺さん達の青春が返ってきた」くらいか?

ウチの国でテレビ見ていたのは80年代生まれの前の方の世代じゃないかな?

うる星やつらのラムを画像検索すると今の感覚でも良いと思う画と明らかに自分の好みには合わない画が出てきて混乱する。

当時は作画が安定しなかったのに加えて作画の人間が自分の絵柄を出すのが当然とされた時代だったらしいからなー

ラム?我が心のヒロインですよ。
「拉姆」で検索しても一番上に出てくる。

そのラム、ピンク色の髪でメイド服着ているだろ。
考えてみれば「うる星やつら」のラムって言ってみれば落ちもの系ヒロインの重大転換点の一人か。メイドラゴンとかも遡ればラムにたどり着くのかな。

かつてラムに恋していた自分みたいなのもいる
ゼロツーはキャラもストーリー的な展開もラムの影響が大きいと言っても知識としての相槌はあっても共感については微妙だったが……

ツノがついてるヒロインでダーリン呼びというレベルだったからネタとしての狙い関連性は分かるんだけどね。

ゼロツーに関してはなんかどこかで見たような……確かガキの頃に……くらいは感じた覚えがある

寅年に虎柄ビキニは演技が良いと思います。
自分の場合はキャラだけは知っているというレベルかな?

きちんと把握している人って案外少ないのでは。
例えばアニメと原作でラムの髪の色が違うことが多い理由を知っている人は珍しい。

ラムの髪って緑じゃないの?

アニメだと緑固定だけど原作設定では虹色的な構造色なんだよ。だから緑だけでなく複数の色が混じるとかグラデになるとかもある。

ハッキリ言ってしまえばウチの国のオタクでうる星やつらに思い入れのある人はほぼいない。世代が違うから。
個人的な印象では「犬夜叉」が圧倒的でウチの国の高橋留美子作品とそのファンといえばほぼここ。次にマニアックな人気があるのが「めぞん一刻」や「らんま1/2」、そして「るーみっくわーるど」や「うる星やつら」の順ではないかと。ヤヤコシイのはキャラの知名度としての順番は犬夜叉の次がうる星≒らんまになっていることだろう。

「うる星やつら」のラムの名前やデザインくらいはオタクなら誰もが知っているはず。でも作品のSF的な空気や、アニメの暴走まで実感として把握しているのは少ないというのには同意。正直自分もよく分からない。

ヒロイン以外には男の方の諸星あたるが二次元史的に有名なクズ男だというのは知っている。

諸星あたるのような好色クズ系のキャラって見かけなくなったよな……社会的にも視聴者的にも難しくなっていったのは何となく想像がつくけど

諸星あたるに対する批判については昔より多いだろうね。確実に。

好色属性っていつから主人公の特徴の一つではなくなったんだろうか?
90年代くらいまではこういう主人公をマンガでよく見かけたのに。

最近も「無職転生」とかがあるのでし別に今の時代も好色主人公が無いわけではないが、主人公属性の基本セットには入らなくなった感じだな
サービスについても主人公が女風呂を覗きにいくとかではなく、受動的に巻き込まれるラッキースケベが主流になった気がする。

「うる星やつら」に関して正直に言っていいなら、自分の実感としては押井監督作品の系譜として見ている所がかなりあるかな……押井監督が魔改造し過ぎたせいでガチのファンには怒られるらしいが。

うる星やつらはヒロインの露出度高くてなかなか表立って語りにくい、扱いにくい作品だった気がする。

日本でも放映当時かなり抗議があったらしいね。アニメはいつ終わりにしても良いようにシーズンごとに最終回に持ち込める流れを準備していたと聞く。

格好があの時代としては前衛的過ぎるよ。ビキニというが下着姿というか半裸で空飛ぶヒロインとか、今のウチの国の基準でも無理だ!昔の緩かった、注目されていなかった時代ならともかく。

この作品に関してはこんな主人公の作品を今の時代に出して大丈夫なのか?という心配が来るかな。リメイク版はそういう批判を恐れないのか?
過去にボコボコに非難されているのに、忘れたのか当時の関係者が現場からいなくなってしまったのか。

今の時代なら古典的名作扱いだろうし少なくとも日本であれば問題無いのでは。
それに深夜、ノイタミナ枠だから昔とは違う。昔はゴールデンタイムにやっていたから批判も増えたというのがあるだろうしね。

とりあえず諸星あたる役を神谷浩史がやるなら安心だ

そっちの方の神谷か……さすがに面倒の方は神谷明から変更だよな。まぁ俺も実際にオリジナル音声ではほぼ見ていないので視聴体験に影響は無さそうだけど。
三鷹さんが変更でリメイクになったらちょっと厳しい。

ラムよりも諸星あたるの方が気になるのは我ながら不思議。
私は「らんま1/2」から高橋留美子作品に入ったけど、高橋留美子作品のなかで諸星あたるだけは昔からダメというか、見ていて気分の悪いキャラだった。こっちで今放映したら不快な主人公で価値観問題の集中砲撃になるのでは?

そもそも大陸で配信するのかね。
香港台湾向けなら分かるけど、今の時代に露出度高いヒロインが全編で出てくる視聴者の動向が読めないアニメを配信するとは思えないのだが。

一昨年までなら配信されただろうけど今の環境でどうかは分からないよね。
高橋留美子作品は配信だと犬夜叉は好調だけど他はパッとしないから無理をしない可能性も考えられる。

ラムもヒロインも良いキャラなので私はリメイク版も追いかける予定ではあるが……子供の頃マンガ版に性的な意味でもお世話になったので。
性癖に関する影響も大きい。

性癖に関してはその後の「らんま1/2」の方が凄過ぎて……ウチの国では作品としては普通の人気作品というレベルだったけど、この作品によって性転換属性を啓蒙された人は少なくない。私もその一人だ。
「うる星やつら」のリメイクの次に「らんま1/2」が来ることを期待しております。



とまぁ、こんな感じで。
中国の方では世代的に「うる星やつら」にハマっていたという人は少ないようです。ただそれとは別に知名度としてはやはりかなり高いようでした。

上のやり取りにもありますが、中国オタク界隈における高橋留美子作品の人気や知名度に関しては「犬夜叉」が圧倒的です。
そして他の作品は主に中国でオタク的な活動が盛り上がる以前の人気作品だったこともあり、中国では複数の世代にまたがる人気や知名度、共通の思い入れというのは無いようです。

この辺りについて知り合いの中国オタクの方に聞いてみた所、
「中国本土のうる星やつらのファンは高齢なので日本で大ヒットして目を引くとかでもなければこちらで盛り上がるのは難しいかも?私も復活はありがたいと思ってはいますが、正規版を配信する所が出るかとなると……」
「ちなみに日本で知名度が高いのに中国では知られていない作品のリメイクアニメが中国でも盛り上がった例としてはおそ松さんがあります。BL路線でしたが」

という話が返ってきました。

「うる星やつら」のリメイクアニメについては、中国の人気事情や近頃のアニメ配信を取り巻く環境を考えるとなかなかに難しい所がある模様です。

とりあえず、こんな所で。
例によってツッコミ&情報提供お待ちしております。