今回はオタクネタとは関係ありませんが、以前教えていただいた食べ物ネタで一つ。

中華料理には各地方ごとに特色があり、有名な分け方として「八大菜系」というのもあります。しかし近年はそんな中華料理のジャンルの人気や需要などが大きく変化しているそうで、特に「川菜」(四川料理)の大躍進が目に付くそうです。

そんな訳で以下に中国のソッチ系のサイトで行われていた
「気が付いたら四川料理が圧倒的な存在になっていた」
といったことなどに関するやり取りを、例によって私のイイカゲンな訳で紹介させていただきます。


気が付いたらウチの国の料理が四川料理一強になっているようなんだが……八大菜系のパワーバランスが崩壊しているように感じる

確かに気が付いたら四川料理が圧倒的な存在になっている。
街で見かけるレストランも四川料理系が多い。

前に見たネット投票だと四川料理が圧倒的で二位の広東料理を大きく引き離していたな。四川料理が全体の7割くらいをもっていってた。

個人的な好みはさておき、四川料理のレストランってどこにでもあるし……

定番料理人気ランキングも四川料理の割合高い。
今の時代は火鍋があるのが特に強いと思う。

四川料理は定番が固まっているし外さないし、夏も冬も辛いのを食べたい人が多いからな

麻辣が嫌いな人はいない……!

昔から四川系が徴兵やら何やらで各地で放り投げられた、帰れなくなったという背景からご当地四川料理みたいなのが細々とあったし、辛いのに慣れるという下地はあった

四川料理は大体の味の傾向だけで正当な作り方みたいなのもないので各地方で勝手に作れる良くも悪くも雑な料理だ。味も刺激的で分かりやすいから今の時代向けの「平民料理」だ。存在感という面で他が圧倒されてしまうのも当然。

私は辛いの好きじゃないからこの流れにはちょっと困っている
食べるものがないというほどではないんだが……

辛いの苦手な人あんまり気にしないでいいのもあってみんな宮保鶏丁か魚香肉絲は頼むよね。それが無くても無難に外さなくておいしくて嫌いな人も少ないし。

考えてみればウチの家も外で頼むときにとりあえず魚香肉絲や宮保鶏丁だな。他に回鍋肉とかも。

この四川料理の強さは、中華料理といえば麻婆豆腐な日本を笑えなくなってきた気もする。そもそも日本関係で見かける中華料理も四川料理率がとても高いけど。

動画サイトで見かけるグルメ番組も四川料理系がかなり多いように感じる。

四川料理は味の傾向がハッキリしているからイメージとして有利なのもあると思う。
例えばファストフード系の所とか闽菜(福建料理)が多いけど、みんな「小吃」扱いでどこの料理とかあまり意識されていない。

同意。沙県小吃が福建料理と脳内で結びついていない人とか多いよね。

四川料理って麻辣だけでもないからね。本気で辛いの食べたければ湘菜(湖南料理)の方が良い。

四川料理はトイレに行くのが怖くなるほど辛いのからちょっと辛いのまで選択の範囲広いのも良いのかもしれない。
現代における四川料理川菜と湖南料理の差はそれもあるのだろうか?湘菜は熱烈な支持者がいるのでランキングで上位にはいけるが一番にはなれない、広がりという面では今一つな感じだ。

どの地方でも街で目に入る料理屋で一番多いのは四川料理だと感じる。
四川料理は辛さで腕の悪さをごまかせるから始める際のハードルが低いのもあるはず。

料理的には辛さで食材本来の味をごまかすのは邪道という話も聞くし、四川料理の勢力拡大に納得できない人がいるのも分からなくはない。
もちろん四川料理が辛さだけの料理じゃないのは知っているが、今の広まり方を見るとね……

四川料理って言っては何だけど微妙な食材も辛さでごまかせてしまうからね。
低コストで調理も楽で味も習慣性があるから流行ってしまうという面もあるのは否定できない。私が四川料理よく食べる理由の一つに失敗しにくいからというのはある。

俺は湖南人だけど、地元以外では入る店は四川料理ばかりだよ。湖南料理の店は少ないけど、四川料理の店ならどこにでもあるから……

自分は四川料理より上海料理の方が好みだしよく食べているけど、地元以外だとあまり期待できないのも確かだな。

私は広東料理の方が好き。種類も多いし値段も高いのから安いのまである。

広東料理は外した時のダメージが大きい。まずいのは本当にひどいし値段相応の物が出てくるとは限らないのがね。
現在のネットが最大の情報源になっている環境では大衆的な好みの方が強いから昔と違って四川料理と競争するのが難しくなっているんだと思う。

ネットで各菜系の代表的な料理を調べてみると、四川料理が現代の食生活で日常的に食べられている料理ばかりというのが見えてくるよ。
それに対して他の菜系は初めて聞くような料理や、どこにいけば食べられるのか分からないような料理が少なくない。

魯菜(山東料理)なんかはそういうの多いかもしれない。宮廷料理だったこともあるから美食討論だと高評価されることも多いのだけど……

山東料理って従来の八大菜系のトップだったけど、今ではかなり没落しているといった印象だな。

有名な料理のほとんどはきちんとしたレストランでないと食べられないし、値段も日常的に食べられるものじゃない。それに季節限定な有名料理もあるから現地に行くか詳しい人の案内でもなければ出会うのは難しい。
それに対して四川料理はそこら中にあるし家でも作れるのが強い。家庭料理も四川料理率高いよ。今は自炊することも増えて昔のような安い外食一択の時代とは何かと違う。

四川料理って調味料の影響が大きいし食材のコストも低めでなんとかなる所があるから一般庶民にとって馴染み深い料理になったのでは。現代の四川料理辛さとうま味調味料で食べさせるので、昔の中華料理とはまた違った存在になっている。

うま味調味料との相性はあるのかもね。
どちらにしろ安くて簡単に作れて辛さによる習慣性もあるから人気になって広まるのも当然だ。四川料理の高級料理もあるけど、今の地位の原動力となったのは辛い庶民向けの料理のおかげだろう。



とまぁ、こんな感じで。
最近の中国の料理事情について、こだわりや好みも含めてイロイロな話が出ていました。
今回のネタに関しては実際どうなっているのかハッキリしない所もあるので、話半分に扱っていただければ幸いです。

この記事をまとめていて思い出したのですが、以前聞いた話では「四川料理は出前で扱うのにも何かと向いている」というのもありましたし、コロナの影響が続く現在の環境でも手堅い存在なのかもしれませんね。

ちなみに四川料理の定番人気メニューの一つに火鍋がありますが、SARS以降料理の出前が急激に発展した中国では火鍋も出前されていたそうです。(ちょっと前の話なので現在どうなのかまでは分かりません)
そして出前されるのは火鍋の具材だけでなく鍋やスープも含めた大荷物だったそうで、教えてくれた方曰く
「聖衣の箱みたいなの背負った配達員が来る」
とのことでした。

とりあえず、こんな所で。
例によってツッコミ&情報提供お待ちしております。