ありがたいことにネタのタレコミをいただきましたので今回はそれについてを。

相変わらず日本のアニメ配信に関しては不安定な状況が続いている中国における日本のアニメ配信ですが、最近
「オタク向けアニメの吹替え版の配信が増加している」
という新たな動きが出ているそうです。

これまでも「鬼滅の刃」をはじめ中国語吹替え版の配信自体はそれなりにあったそうですが、ここ数シーズンでオタク向け作品の中国語吹替え版が明らかに増えているのだとか。

各動画サイトの大まかな所だけでも
「かぐや様は告らせたい」や「小林さんちのメイドラゴン」、「坂本ですが?」、「ポプテピピック」、「干物妹!うまるちゃん」、「Dr.STONE」、「ホリミヤ」、「理系が恋に落ちたので証明してみた」、「魔王学院の不適合者」などの中国語吹替え版が配信されているとのことです。

そんな訳で以下に中国のソッチ系のサイトで行われていた
「オタク向けアニメの中国語吹替え版の増加」
といったことなどに関するやり取りを、例によって私のイイカゲンな訳で紹介させていただきます。


この所、オタク向けのアニメも中国語吹き替えが増えてきているんだがどういうことなんだろうか?

新作の獲得も配信スケジュールも不安定になってきたから、手頃な人気作品に吹替えして数を揃える作戦か?

それもあるだろうけど、一般向けの開拓という狙いもありそう。
「健康な作品」を配信しなければならなくなったから、吹替えで視聴者の年齢が下の方も狙うとかね。

ウルトラマンとかを見ると、子供は吹替え版の方を見ているからな。
字幕組とかのファンサブ経由で視聴するのが基本だから字幕に慣れている、字幕出ない方が違和感のあるという人間ばかりではなくなっている。

今の規制でめんどくさいことになっている状況で作品数増やせて、配信済みの実績有るし吹き替えに合わせた修正もできるからという安全なカードということなのかな。
他にも国産アニメから入ってくるのを期待する、国産アニメの視聴者をつなぎとめるためのカードを増やすとかが狙いがあるかもしれない。

「メイドラゴン」や「かぐや様」の吹替え版はそういうのありそう。

声優のスキャンダルとかのリスク回避も理由じゃないか?
日本では問題無い、或いは問題ではあるが致命傷ではないようなのが最近はウチの国特有の問題で炎上、通報される。某神社とか不倫とかね。

中国のソシャゲでは存在を消されている某声優とかいるからな……

私は「魔王学院の不適合者」の第一期の吹替え版に関しては真っ先にそれを考えたよ。

吹替えの質としてはどうなんだろう?昔は原語版が絶対で中国語版は軽蔑されるような扱い、批判だったけど。

個人的には悪くないと感じたね。普通に聴けるし頑張っていると思う。

「かぐや様」はわりと良かったよ。拘り出したらキリがないけど、ヒドイと批判するほどでもないかな。

近頃は国産アニメやゲームなど二次元方面で中国語声優の活躍する場所も増えてきたし経験を積む機会も増えている。
「またこの名前か」みたいなのはまだあるけど、昔よりはマシになっているので中国語声優の層も厚くなっているとは思う。

以前よりは確実に良くなっているね。
ただやはり規模は小さいから、キャストを見ると見慣れた名前ばかりになるのは仕方が無い。

現在の審査関係の手続きがどうなっているかが分からないけど、吹替え版はその辺りをスキップできたりするのか?
数を増やすためとはいっても、審査通らないのを増やしても意味ないと思うんだが。

新作アニメの時点でスケジュールに追われながら揃わない資料で申請するよりは確実に楽なはず。場合によっては内容の審査ほぼ無い可能性も考えられる。
あと既に日本語版が配信済みということは、内容で炎上するリスクがほぼ無いということでもあるから損はしないと思うよ。

ふーん、そんな感じか。
どっちにしろ今は有料会員限定だから課金してまであえて見る気にはならんが。

中国語版で数をごまかすと見るか、それとも中国語版で新規開拓を目論んでいると見るか……

どっちの理由もありそう。企画通す際のメリットとしてアピールはできる。

今までとは別のターゲット、ファン界隈ではなく一般層とか声優に思い入れが無い所を狙っているというのは考えられる。それに特撮は子供向けも含めて考えると吹替え版が強いしね。

ウチの国のアニメファンも中心となる世代が入れ替わり好みや楽しみ方も変化している。声優に関して昔はオタクと知っている方がカッコイイくらいの扱いだったけど、今は一部の強烈に追いかけるのと大部分の気にしないので分かれているんじゃないか?
そして声優アピールするよりも視聴者が楽な方を狙うという判断になった……のかもしれない。

自分は正直見る気はしないが、需要開拓としての意義は理解できなくもない。

この数年の間は声優のイメージに投影されるような大人気キャラ、例えば釘宮理恵にツンデレキャラとか、田中理恵にラクス・クラインのようなのがない。
昔と比べて日本の声優の知名度、看板としての価値が相対的に落ちているだろうし声優効果を期待するほどでも無くなってきているのかもね。

そういう拘りが発生するのって大体が昔からの人気作品、昔からの人気声優だからな。昔あったBLCDからの支持というのも今は相対的に目立たなくなってきているし。

そういう形での声優の利用はソシャゲで多用されて、使いつくされたんだよ。
こっちの人間も慣れてきたから日本の声優を起用することによる新鮮さ、凄さを強調する効果も無くなってきた

こういうのは昔だったら粗探しされていたと思う。時代は変わった。

好みではないのは確かだが、自分の場合は「見るつもりないから好きにすれば」くらいだな

中国語版が増えること自体は歓迎するけど、「かぐや様」のような自分の好みの作品でやられると少々厳しいというのに気が付いた……

自分の好きな作品でやられると微妙な気分になるのは分かる。私も「坂本ですが?」はちょっと引っかかった。
この手の吹き替えでは伝説級だった「ギャグマンガ日和」のような尖った翻訳は正規の作品でやるのは困難だから仕方が無いのだろうけどね。版権的にもファンの許容範囲的にも。

吹替え版自体は台湾版での前例や南方の広東語版とかもあるし、流れとしてはやりやすいんじゃないか。台湾版のかぐやの声は確かロリ声で評価の高い声優だったはず。

俺の好きな作品が吹替え版になればもっとファンが増えるかとも思ったが、数字を見ると希望はなさそうだ……

原語版に迫るような勢いのは出てないからな。現時点では「鬼滅の刃」の吹替え版でさえもあまり目立つ数字ではない。
しかしサブで配信しておいて損になるほどでもないレベルにはなっているかと。

元々「ウルトラマン」や「仮面ライダー」とかの特撮は中国語吹替え版と原語版が一緒に配信されていたしやってやれないことは無かった。
今の環境では吹替え版の方をやってみるだけの価値はあるということなのかね。

今は日本の声優を活用するのが難し過ぎる。言ってみれば日本の声優を活用することができないのにリスクだけは上がっている状態だ。
最近の環境ではこっちに読んでのイベントやれないし、声優番組の配信も難しい。日本の声優の人気が無いとは言わんが人気を活用した商売にするのが難しい。

ソシャゲも声優で課金する時代ではないからな。
こっちの二次元業界では日本の声優の需要はかなり落ちているのを様々な所で感じる。

日本の声優の起用ってコストパフォーマンスの良さ、外さない意味も含んでのリスクの低さも大きな理由だったが最近の環境では……
中国語版吹替えの増加についてはコストとリスクを考慮した現実的な選択という部分もかなりあるのでは。

以前は価格やコネ的に映画系の声優は呼ぶのが難しい、有名な人間を起用すると金がかかる、二次元の声優は層が薄過ぎるといった状態だったがこの数年で何かと変化している。
中国の声優が単純にレベルアップしたからと言い切るのは難しいが、イロイロな理由から普通に有力な選択肢にはなってきているのかも。

吹替え版が後から配信される今のような状況なら文句をつけるようなものじゃないし、作品が配信できなくなった際の逃げ道というのも考えられるから悪いことではないと思う。
この2年程で国産外国産問わず、ウチの国で作品を配信するのがどんどん難しくなっているからね。



とまぁ、こんな感じで。
中国オタク界隈における日本の声優のファンの動向や、声優の需要というのもかなり変化しているようで、近年の中国オタク業界の事情も含めてイロイロな話が出ていました。

ちなみにこのネタを教えてくれた方からも
「最近の中国のオタク業界では日本の声優の需要が少なくなってきている」
という話がありました。またそれに加えて
「近頃日本関係で増えているのはアニメーターの起用。中国国産ソシャゲのアニメで手描きの需要が増大している。しかし現在国産ソシャゲ業界が不安定なのでどこまで続くかは不明」
といった話もありましたし、中国の二次元系ビジネスも少し前とはかなり違った状況になってきているのかもしれません。

とりあえず、こんな所で。
例によってツッコミ&情報提供お待ちしております。