GWが終わってしまうので通常運行に戻りたいのですが、ぐだぐだな気分からの切り替えが上手くいきません。
それはさておき、ありがたいことにネタのタレコミをいただきましたので今回はそれについてを。

中国オタク界隈ではアニメやマンガの定番要素に関する討論や考察で盛り上がったりしているそうですが、近頃は定番要素が昔と比べてどう変化したか、なぜ変化したのかということに関する話題も増えているとのことです。

中国のソッチ系のサイトではそんな話題の一つとして
「近頃の作品には好色な大人キャラがいない」
といったことなどに関するやり取りが行われていましたので、以下に例によって私のイイカゲンな訳で紹介させていただきます。


二次元から好色な大人キャラが消えてしまったのはなぜだろう?主人公でもサブキャラでも昔はそれなりにいたよね?

昔は主人公の基本セットだったり、サービスのきっかけになるスケベなおっさんがいたよな。
考えてみればこの10年くらいでかなり減ったかも。

「シティハンター」の冴羽リョウみたいなキャラは見かけなくなった
好色ぶりが話を動かす動機になるようなのが

流行らなくなったのか……或いは今の視聴者からスケベなキャラは嫌われるようになったのか。

でも「クレヨンしんちゃん」は相変わらず人気だろ?

ガキが大人をからかうようにやるのと、おっさんが若い子にやるのとでは印象が全然違うし……

「無職転生」とかの反発を見ると、今の時代はリスク高いから「なんとなく」で出すことは無い、出すなら狙い(お色気要素を中心にするとか)をハッキリさせて出すということになっているのでは。

言われてみれば確かに。
個人的にはスケベなキャラも、不細工なキモオタキャラにするとかでなければまだ成立しそうな気はするんだが……

昔の作品で例えるなら亀仙人みたいなキャラ?

そうそう。まさにそういうキャラ。

そこまで古くはない作品だと「To LOVEる」の校長だろうか。でもあのキャラが大嫌いな人も多いようだし、作者も動かし方に関してかなり気を使っているという印象がある。

「To LOVEる」だと親友ポジの猿山も典型的な好色キャラだけど、やはりサービスシーンの恩恵を受けないように気を使って動かしているよね。

俺はそういうキャラがずっと不快で嫌いだった。現在の読者視聴者に嫌われているではなく、昔から嫌われていたのが表面化したのでは?

同感だ。好色なキャラは不快だし、そこに描写ノリソースやページを割くなら別の方に使えよと思う。

好色なキャラは動機がハッキリしている、欲望で動かしやすいから舞台装置としては便利なんだけどね。障害発生とかで。それに亀仙人のようなギャップ萌えもできる。

しかしギャップ萌えを演出するにしたって好色である必要はないだろう。普段は好色ではなく、普段は怠惰や強欲、無能に見えるとかで。

好色な性格って不快さ、描写の「安全性」とのバランスが難しいんだよ。
このテーマで改めて考えてみたが、実は冴羽リョウは設定に外面内面の描写、北条司の絵などによって奇跡的なバランスで成立していたキャラなのかもしれない。

舞台装置的な存在、キャラ付けの要素としては見かけなくなったかもしれない。
「NARUTO」くらいまではそういうのもいたような気がするんだがな。

4月の新作アニメでも好色キャラは出てなかったっけ?女に襲い掛かってぶち殺されるのとかが。

そういうのはもう犯罪者の方だろ。
このテーマで該当するのは好色だが好色な行動や言動に対してはちょっとした暴力による制裁で済む、話がそのまま進むタイプだ。

暴力オチが減ったからそのまま好色キャラも減ったんだよ。
制裁無しだと好色キャラは不快感や犯罪者っぽい印象だけが残るだろうし。冴羽リョウなら100tハンマーくらうから許されるわけだしな。

昔から好まれるタイプではない、あえてヘイトを集めさせようという属性ではあったけど、現在の環境では批判が集まると容易にファンの空気が悪くなるからね。出す場合のリスクが上がっているのは間違いない。

サブキャラに関しては確かにそんな感じだ。
NTR判定だって昔と比べて段違いに厳しいというかめんどくさいことにくなっているし、お色気要素は主人公が独占することが求められている。

そもそもスケベな主人公が減少傾向にある。今の主人公は草食系、女は不要というタイプだ。

女不要はウチの国の傾向で日本の二次元はそうでもないぞ。
ただ昔のように好色さ、日本語のスケベと称されるタイプが減っているのは確かだろうね。現代では受け身の「ラッキースケベ」というのが多い。

このフェミニズムの強大なご時勢に好色キャラは無理だよ。
それに加えてLGBTQな問題も加わるしエロ描写の範囲もややこしくなるから商業作品では回避しておくのが無難。

ポルノ判定が世界的に厳しくなっているから作品を売る際のリスクを避ける動きが出ているはず。
アニメ化もだけど電子書籍化した場合、amazon基準はかなり厳しいと聞く。

個人的にはメディアよりも読者側の反応の問題の方が大きいと思う。今の読者は出てくるヒロイン、女性キャラに対する独占欲が強い、少なくともファン界隈では独占欲の強い発言が目立つ。そこに手を出す好色なキャラはとても嫌われるし作品批判にもつながりやすい。

好色キャラに関しても不快さの有無や程度に関しては描写次第ではあるんだろうけど、今の環境では人気になった場合のリスクが高い。普段のファン以外の注目が集まった場合の批判が怖い。

好色キャラって男からも女からも批判されるからね。
「ダーリン・イン・ザ・フランキス」とかそんな所で炎上するのかみたいな好色批判があったのを覚えている。ガイナックスの流れの所の作品はそういうキャラ出したがるから、どこかで批判炎上につながらないかと見ていて不安になる時もある。

昔のオタク市場って閉鎖的で規模も大きくは無かった。現在は市場規模が拡大しているから社会的な倫理観が適用されるようになったから昔の歪んだオタクの感覚によるキャラは出せなくなったんだろう。

その辺はオタク市場に限った話ではなく社会的な感覚、メディアの基準の変化によるものが大きいのでは?
例えば暴力描写などは昔と今ではメディアに流れる作品で許容される描写の過激さが明らかに異なっている。
昔から一般向け市場として確立されていた日本のマンガを見ても、昔の作品は現代と比べてエロ描写に寛容だったから好色キャラの生存する余地があったのだろう。

好色なキャラを出しても得をしないということなのかもね。サービスシーンは別に好色キャラが必要なわけではない。感情移入してもらえるキャラでもない。必要性、需要が無いんだよ。

おっさんキャラはエロ漫画やエロ同人ではおっさんは相変わらず大活躍なのに……

でもエロ系作品のおじさんって顔をあまり出さない或いは顔が無い、キャラと言うよりも概念的な存在に近いからな……

必要性に関しては本当に無くなってきているのではないだろうか。
今は好色ムーブの役割は女キャラが担当している。

完全に同意。
現代はメインサブ問わず好色属性は女キャラが担当しているから作品における役割の配置としては案外変わってないかもしれない。
女同士なら男のファンが不快感を覚えないのと、百合営業もできるということなのでは。

現在の主流は美少女、美女な外見におっさんの心だからね!
女同士なら抱き着いても良いしおっぱいだってもめる。

好色女性キャラってどこから流行って定着したんだろう。便利なので一気に増殖していったのだろうか?
自分の知っている範囲では「らき☆すた」くらいまでしか遡れない。

好色キャラの扱いに限らず、昔の作品を今の感覚で見ると心配になることは珍しくないからな……リメイク作品もそこで上手くいかないケースもあるし。
昔の代表的な好色主人公のいる「うる星やつら」のリメイクアニメとかどうなるんだろうな。原作の連載されていた70〜80年代の感覚のままで出したら批判が殺到しそう。

あの作品、主人公がスケベだけど周りのキャラも同類のスケベだからな……今の感覚で見たらどうなるんだろう。
正直自分自身の受け止め方も含めてどうなるかも実際に見るまで分からない。

好色キャラ、好色描写に関しては昔から続いている作品ではそまだ出てくるが、最近の作品では見かけない。
恐らく新作でターゲットもまだあまり明確ではない作品の場合、マイナス要素になりかねないから好色キャラは避ける傾向もあるのでは。

そういう作品は少年マンガではなく青年マンガに移行していたりする。昔好色なキャラの出る人気作品(もちろん人気の理由の多くはエロとは別の所だが)を描いていた作者が青年マンガ雑誌で描いていることもある。
そして青年マンガ雑誌だとアニメ化される作品は少なくなるので、普段目にする機会も減るといった事情も理由の一つなのかもしれない。



とまぁ、こんな感じで。
近頃の中国オタク界隈の受け止め方についてもイロイロと出ていました。

またこのネタを教えてくれた方からは
「こちらのファンの反応を見ると好色キャラに関してはサービスシーン描写の問題よりも好色キャラの言動に対して感じる不快さ、許せない感情の方が強く出るようです。とてもストレスを感じるキャラになるのでやった行為に対する罰が不足している、正しく罰を受けていないと受け止められた場合は価値観的な方向で作品批判、炎上につながる可能性もあります」
といった話もありました。

この手の描写やキャラに関しては日本でも見る側からの批判やコンプライアンス的な問題が常について回るかと思いますが、中国オタク界隈にも日本と共通する部分や独自の厳しい部分があるようですね。

とりあえず、こんな所で。
例によってツッコミ&情報提供お待ちしております