中国では学年末、受験シーズンに入っているので中国オタク界隈の動きもにぶくなり、しばらくはネタ不足に苦しむ時期が続きそうです。そんな中ありがたいことにネタのタレコミをいただきましたので今回はそれについてを。

中国オタク界隈では日本と比べて「間違いない人気作品」「高評価が定まっている作品」に注目が集中する傾向があり、「周りの評価はイマイチだが自分は好き」といったスタンスで作品を楽しむ人の割合は低い……といった話があります。(これについては政治的商業的どちらの意味でも勝って「価値観的に正しい」となった作品しか生き残れない中国の環境や、ハズレを引いて無駄にすることを嫌う中国の感覚が影響しているという見方もあるそうです)

しかし中国オタク界隈でも大人気作品、高評価作品以外からの影響を受けている人は普通にいますし、近頃はそれについて語る機会も増えているそうです。
そんな訳で以下に中国のソッチ系のサイトで行われていた
「評価は微妙だけど実は自分に対して大きな影響のあった作品」
といったことなどに関するやり取りを、例によって私のイイカゲンな訳で紹介させていただきます。


評価は微妙だけど実は自分に対する大きな影響、作品の好みや性癖などに影響のあった作品に付いて語ってみないか?
ちなみに自分は「棺姫のチャイカ」がそんな作品になっている。なぜか世界観も、ヒロインのデザインもかなり好み。あの頃と違って今の時代は眉を強調したヒロインも探せば見つかるようになっているので助かる

ヒロインの好みというなら「政宗くんのリベンジ」のヒロインが妙に自分の好みに合ってしまったというのがある。ツンデレや大食いといった属性の見せ方に関する好みもこの作品で決まってしまったような?

私は昔々見た「HAND MAID メイ」の影響が深刻だ。
作品自体は一昔前のハーレムアニメなんだがヒロインがロボ美少女でな。しかし今の主流のミリタリー系萌え擬人化とはちょっと違うので好みのがなかなか見つからなくて飢えを感じている。

そういうストーリー以外の部分だけで良いみたいなのあるよね
私は「エア・ギア」の影響で「絵だけでも良い」と受け止めるようになった。大暮維人の絵、描き方見せ方が衝撃的で、翻訳が無い所も絵だけで追いかけていた。
足が長めのキャラが私の好みになっている原因でもあるようだ。

評価されないのは自分でも分かっているが「かのこん」にハマってその影響が自分に強く残っているのも分かっている。
しかしたまにウチの国の二次元作品に「かのこん」の影響を受けているであろう作品が出てくるし、私のような人間は意外にいるのかもしれない。

「Re:CREATORS」の最初のキャラ設定、創作のキャラが逆に現実にトリップしてくる展開にはワクワクした。
ストーリー展開が期待したものとは違ったし評価がボロボロになっていったのは仕方が無いが、自分の好みの設定や展開ということについての影響自体はかなり大きい。

私も「Re:CREATORS」かな。ヒロインの好み、特に白髪ヒロインに関する部分が開発されてしまった

俺は「涼宮ハルヒ」本編の影響は特に感じなかったのに「長門有希ちゃんの消失」は妙に好みに合って、あの手の空気の作品を探すようになったよ。

ヒロインについてなら俺は「さんかれあ」だ!
何十回と見ている。第二期は……やっぱり無理なんだろうなあ

上で大暮維人に関する話が出てるけど、私は大暮維人も関わっている「火魅子伝」がそうだった。キャラデザ、OPEDが本当に衝撃的だった。
ストーリー重視な評価基準とは相性悪いが、キャラ萌えだけOPEDだけで作品を好きになれるというのを体験してから自分の作品探しの傾向が変化したよ。

「NARUTO」や「BLEACH」くらいしか見ていなかった頃の自分は「K」に出会って本格的なオタク趣味に目覚めた。ストーリーやキャラデザなど、色んな方面に影響を受けていると思う。

私のオタクになってしまったきっかけが「緋弾のアリア」でしてね……当時でも既に使い古された設定のツンデレではあったらしいが、いまだにこの作品もヒロインも忘れることができません。

心が凹んでいる時に「となりの吸血鬼さん」に出会って救われた。
それから萌えアニメに抵抗が無くなったというか積極的に追いかける候補として考慮するようにもなった。

俺は「ココロコネクト」の自分が自分であることの証明を考えさせられる展開や最終的にたどり着く所が大好き。
それだけに見終わってから作品の評価や周辺事情を知って何とも言え亡き分になった。

まだ出てないがこういうネタだと珍しくないかもしれない「ギルティクラウン」を。評価サイトのスコアはパッとしないが俺の心の中では突出した作品になっている。

「空を見上げる少女の瞳に映る世界」が実は京アニ作品で最も自分に大きな影響を与えた作品。
今はこの作品の話をすると歳がバレるくらいの古さになってしまったな。

中学校の時に見た「BLASSREITER」だろうか。当時の自分は全く知らなかった冷たい世界観、美女、3Dバトルによって作られた独特な雰囲気がなんだかとてもスゴイと感じた。
他人に薦める気は無いしやらかした部分も多くて名作だとはお世辞にも言えないが、自分が影響を受けたのは間違いない

私は「さくら荘のペットな彼女」がオタクになった作品、初めて自分が最後まで追いかけた作品だ

「コンクリート・レボルティオ」はオタクとして勉強になる作品で良かった。私は間違いなく影響を受けている。
日本の怪獣や特撮作品の歴史を知ることもできるし、もっとたくさんの人に見て欲しい。

「ガッチャマン クラウズ」は「科学小飛侠crowds」という子供向けなクソダサ中国語タイトルでなければ私のように影響を受けた人間や、作品を評価する人間がもう少し多かったのではないかといまだに考えている。

作品としてはそこまで悪くはないが突出して評価が高いわけでもない「デート・ア・ライブ」は自分をオタクに啓蒙してくれた作品だ。
今もこっちで地味に人気が続いているのを見ると、自分みたいな人間は少なくないのかもしれない。

国内では規制入ってもう過去の話になってしまったが「デート・ア・ライブ」は簡体字版ラノベの勢いがあっていろんな場所で売られていた時期の人気作品だったからね。入門作品になった人は結構いるはず。

「デート・ア・ライブ」って中二病的な妄想をかなり広くカバーできている作品だし、時期的にもちょうどよかったからウチの国のオタクに対する影響は結構大きいかと。

評価は低くないと思うんだが、扱いが難しい「下ネタという概念が存在しない退屈な世界」
あの作品のせいで偏ったオタクの道に入ってしまった。後悔はしていないが。

俺は大学受験直前の登下校のちょっとした時間に流し見た「盾の勇者の成り上がり」にハマって毎日少しずつ見るようになった。
模試の結果が微妙だった時も受験の結果が理想通りにならなかった時もこの作品の記憶が一緒になっている。恐らく当時のスケジュール的に考えてこの作品を見たから上手くいかなかったわけではないだろうけど、やはりこの作品を見て集中力が落ちたせいでとか考えてしまう。作品が嫌いなわけではないけど「影響」ということで考えたら非常に複雑なものがある

それはなかなか厳しいな……
「おねがい☆ティーチャー」のせいで女教師モノ大好きになってしまったと書き込むのがなんだか申し訳なくなる

性癖への影響って作品の良し悪し以外の所で刺さったりするからね。
私も「ブラックロックシューター」のせいで貧乳ビキニにコートとか華奢な少女に大きな武器とか病的で傷のある少女とか大好きになってしまった

私の場合、オタクの趣味に関する影響なら百合を教えられた「神無月の巫女」だね
あとNTR趣味もたぶんこれで仕込まれて後の方で開花した模様

今では何かと悪い意味でネタにされまくる「ガンダムSEED DESTINY」だけど私はこの作品からイロイロな影響を受けている。特に大きいのは嫌な主人公、死ねば良いと思うような主人公を初めて意識したこと。だから近頃のシン・アスカ再評価の流れに感情がついていけない。頭では分からなくもないんだが。

今では釘宮病とかくらいしか話題にならないようだが「灼眼のシャナ」は原作者の作風は自分の好みに対する影響がかなり大きい。

「シャナ」は今の感覚で見ると引っかかる所もあるがリアルタイムでは普通に人気あったし、微妙な作品扱いはちょっと違うのでは。

そういうことなら「キャプテン翼」も違うか。

さすがに世界に影響を与えた人気作品を微妙扱いするのは違うと思う。
今の感覚で見てツッコミ所だらけというなら、過去の名作もそんなのばかりになる。

ならば私は昔も今もオタクからの評価はあんまり高くない(人気が無いわけでは無い)「ソードアート・オンライン」で。最初の自分から追いかけたアニメで、原作ラノベもディスクもフィギュアとかのグッズも集めた。

「超電磁砲」と比べると評価はあまり良くないが「とある魔術の禁書目録」のアニメ版。俺はあの作品と出会わなければオタクやってなかったかもしれない。

評価が微妙どころではないけど「自分に対する影響」というならば「けものフレンズ2」だな
制作サイドが悪意をもってIPを潰すというのがネタでは無く実在するというのを目の当たりにして自分のクリエイターに対する視線が変わった。
アニメに限らずそれまでも続編から関わったクリエイターが作品を自分の手柄にしようと魔改造して名作を台無しにする、思い出をぶち壊されるという経験はあったけど、あそこまでやるとは思わなった。作品周辺の情報も含めて経験という意味でならば貴重だったかもしれない。

「アスラクライン」の宗教ネタの二次元的な扱いはかなり自分の妄想に影響を与えている。その後の同作者の「ストライク・ザ・ブラッド」でいよいよエロ作品のイメージが強くなっているし作品の畳み方という面ではちょっとあれだが、世界観は今でも好みだ。もちろんエロも嫌いじゃない!

こういう話題の時、人気があっても最後の方でコケて評価が微妙になる作品は判断に迷う。
私がこの話題を追いかけていて思い付いたのは「俺ガイル」だった。ちょうど高校の時だったので主人公のひねくれた性格と行動に共感してカッコイイと感じた。

後の方でコケて評価が地に落ちた作品なら「東京喰種」がまさにそれだ。そして自分はこの作品の影響を強くうけている。自分にとっては「NARUTO」とかの定番所から次に見て、定番アニメとは違う世界を知った作品でね……

私も「東京喰種」だね。
リアルに中二の時で影響を受けまくって作中の色んな動作や言動を真似た黒歴史を今でも時々思い出して叫んでしまう!

こっちでは虚淵玄作品の中ではあまり意識されていないアニメの「Phantom」(日本では有名らしいが)オタクネタの歴史的にはかなり周回遅れなんだろうけど、中二病的な要素の塊というのを強く感じてそっちの好みがとても強化された。
良いよね、旅先で事件に巻き込まれて暗殺者として訓練される展開……



とまぁ、こんな感じで。
中国オタクの面々の過去の思い出と共にイロイロな作品の名前が挙がっていました。

それからこのネタを教えてくれた方からは
「私が影響を受けたのはメガドライブのゲーム、特にラングリッサーやシャイニングフォースですね。あの時代の作品としてはかなり人気があったのですがさすがに昔の作品過ぎて今の時代では相対的に『微妙な評価』になってしまっているように感じられます」
といった話もありました。

ちなみに今回の記事をまとめていた時に私自身への影響ということで思い付いたのはラノベのあかほりさとる作品でした。(今の評価はともかく当時大人気だったのでテーマからは少々外れるような気もしますが)
小学生の頃、私がライトノベルに手を出す切っ掛けになったのが「ダ・サイダー伝説」で、私はそこから小説を娯楽としても強く意識するようになりましし、オタク分野に限らず個人的な読書経験としてもかなり大きかったと感じています。

とりあえず、こんな所で。
例によってツッコミ&情報提供お待ちしております。


中国オタク「好きだと公言すると批判されるが、やはり好きな作品について」

中国オタク「オタクとしてはあまり公言できないけど、大きな影響を受けた作品ってあるよね」

6/17修正:誤字脱字を修正しました。ご指摘ありがとうございます。