ありがたいことに手頃なネタのタレコミをいただきましたので今回はそれについてを。

近年の中国のネットでは美食関連の話題が非常に活発に飛び交うようになっていまして、中国オタク界隈でも飲食関係のこだわりや料理の格付け的な話題が飛び交っているのを見かけます。
またそんな流れの中で「ちまきの味は甘いのとしょっぱいのでどちらが良いか?」といった結論の出ないテーマをネタにした論争で盛り上がるのがある種の定番になっていたりもするそうです。

中国のソッチ系のサイトではそんな話題の一つとして
「日本で論争になる食べ物」
といったことなどに関するやり取りが行われていましたので、以下に例によって私のイイカゲンな訳で紹介させていただきます。


ウチの国のちまきの味のように日本で戦争になる食べ物ネタを教えてくれ!!
アニメやマンガでそういうネタを結構見かけるのに気付いて有名なものにどんなのがあるか気になってきたんだ。

日本の作品でならチョココロネをどっちから食べるかとか、たい焼きの餡子が尻尾に入っているかどうかみたいなネタか。

そうそう、そんな感じ。

目玉焼きの焼き加減に関するこだわりみたいなのは他の国の作品でもあるらしいけど、日本の作品はそこに妙にこだわるし更に何をかけて食べるかでも争うような……?

ウチの国で言うなら豆腐脳(豆花)の甘いのとしょっぱいのどっちが良いか、みたいな話なんだろうね。でも日本の二次元作品でそういうのが頻繁にネタにされているのは私も興味深いと思っている。

日本は目玉焼きの黄身をどのタイミングで食べるかだけでマンガが描ける国だからな!アニメでは見たこと無いけど、調べたら噂の卵かけごはんでも細かいこだわりがあって争っている模様

私が二次元でそういうネタを意識するようになったのはチョココロネをどちらから食うかだな

よし!ちまきの味について語ろう!!

また戦争がしたいのか!? あんた達はあああ!

ちまきの甘いしょっぱいは空気悪くなったり荒らしのネタっぽくなったりで扱いが難しい気もする。日本の作品のネタはもうちょっと軽い印象だが、実は日本人の間ではかなり感情的になるようなのも混じってそうに思える。どれがネタでどれが危険なんだろうか?
(訳注:中国のネットのちまきネタに関しては過去記事中国オタク「もしかしてアニメやマンガにちまきが出てくる作品ってほとんど無いのか?以前聞いた話では日本でも端午の節句にちまきを食べるということだったのに……」などもよろしければご参照ください)

どれもネタ扱いできるけど扱い次第では危険……といった所なのでは?どこの国でも食事に関しては何が好きかどうやって食べるのが良いかで論争があるはず。
ちなみに私が以前日本人に聞いた話だと関東系の味付けと関西系の味付けで争うことがあるらしい。特に蕎麦とうどんは分かり合えないものがあるとか。

例えばアメリカでもコークとペプシで本当に企業とファンが国家規模でメディアも使って戦争してきた歴史があると聞く……ウチの国でもコーク派とペプシ派の摩擦はあるがアメリカに比べればかなり優しい。

日本のインスタント蕎麦やうどんは同じメーカーの製品でも東西で味が違うらしいな。

俺が昔日本人から聞いた話ではからあげにレモンをかける、かけないというのがあった。
ネタ扱いされがちだけど実際に酒の席でネタアピール的にやると本当に機嫌悪くなる人も出かねないので、普通に確認するかいっそのこと複数注文して分けて好きな方を選ばせた方が良いという話だったような。

日本のネットでよく見かけるのは「きのこたけのこ戦争」だ。
明治製菓のきのこの山とたけのこの里のどっちがおいしいかで常に戦争している

きのこたけのこはグラブルでまでコラボしてイベントやってるレベルだから、どこまでがネタでどこまでが本気なのか俺にはよく分からない……

例えば自分がそこに明治製菓なら普通のチョコが一番おいしいよね、と言いながら入っていったどの程度ボコボコにされるんだろう?KYとしてスルーされる可能性もありそうだが。

ゲームだと俺のやってる「アリス・ギア・アイギス」が以前定義から外れた「芋煮」をイベントで出したせいで謝罪とデータ修正に追い込まれたことがある。
私も当時調べて初めて知ったんだが芋煮は日本の東北地方の伝統文化に関連する背景があり現代でもイベントが開催されている。問題の対処に関してはネタも混じっているんだろうけど厄介な通報もあったようだ。

「Splatoon」でそういう論争になる食事の好みでチーム分けをやったせいで任天堂が戦争に加担している企業扱いされるネタには笑った。

日本の論争は自分の見た範囲ではウチの国のちまきの味よりはネタっぽい空気ではあるかな。ちまきの甘いしょっぱいは相容れない価値観として互いが互いを本気で否定する気分が根底にあるから……

日本では長いこと食い物ネタをやっているからウチの国よりも更にネットの娯楽ネタになっている面もあるのではないかと。ウチの国でも昔は本気のヤツが出てかなり荒れてたちまきの「咸甜之争」が近頃はネタとして扱う空気が定着してきているからね。
アニメやマンガで食い物のこだわりネタを頻繁に扱うのもそれだけ「扱いやすいネタ」になっていることの現れだろう。

でも日本の二次元作品の扱いを見ているとやはり不穏なものを感じる……ネタ扱いしていても一線を越える、否定をぶつけられると本気で激怒するみたいな展開もありがちだし。

ウチの国のゴタゴタを見ていても分かるが、食事関係って自分の価値観、文化的背景ともつながるから否定されると発火する人が少なくないからね。ネタにするにしても一定の配慮は必要だ。
私が知っている日本の争いになる食い物ネタでは今川焼(仮称)の名称を巡る戦い、自分の慣れた呼び名が最も正しいというネタでやるというちょっと変わった方向のものがある。今川焼以外にも大判焼や御座候などといった名前の支持者たちが戦っている。

そっちでならたぶん「お好み焼き」に関してがかなり危険。大阪と広島でどちらが「正しい」かを争っているんだが、こっちの日本料理屋で酒の入った日本人同士が本当に言い争いしているのを実際に見たことがある。

私が以前見たのでは、日本の卵焼きに砂糖を入れるか入れないかで分かり合えない戦いがあるとかだったな。

卵は日常的に食べるから国や地域、或いは家庭ごとの違いがありそうだよね。私もトマトと卵の炒め物に片栗粉を使うかどうかでもめたことがある。

日本では確か餃子の食べ方でも戦争やってたはず

日本人が餃子で戦争するの?どういうこと?
小籠包でスープを先にすすってから酢をつけるか、酢をつけてからスープをすするかみたいなことやってんの?

まぁウチの国でも餃子の餡は何が一番おいしいかで戦ってるし、日本でもそれだけ餃子が人気なんだろう。
でも俺は日本だと餃子よりも日本のラーメンの方が争い激しそうだと何となく思っていた。俺の周りでさえ牛肉拉面を麺から食うか肉から食うかのこだわりによる衝突が発生するくらいだからね。

日本ではラーメンは専門店でどこが美味いみたいなのはあるけど、特化したのが多くて一般庶民の定番の好みの違いみたいな話にはならないらしい。

自分の中で日本人は炭水化物セットのあの伝説の餃子セットの食べ方とかで争っていそうなイメージがある……!!

ところで小籠包に関してはまず前提としてスープの有無が関係しているのでは?俺の食っているのはスープ無しだ。

うーむ、ウチの国のネットを見てもすぐ食い物ネタの論戦がはじまるな……

上の方でも出ているけど「目玉焼きの黄身いつつぶす?」という作品がこういうネタを本体にして成立させている作品だったね。
これを見ると日本人の食い方のこだわりネタがイロイロと分かるし、自分が食事のスタイルに関してどこまで共感できるかみたいな考え方の整理もできて面白かった。

食い物の味、食べ方に関しては二次元作品でよく見かけるネタの一つだけど、現実でも食い物ネタの戦いはどこの国、どこの食文化でも多いからよく使われるということでもあるのかな。
私はこれまで何となく日常パートの描写のネタにすると楽だからくらいに考えていたが。

その楽だからという見方も間違いではないと思うよ
視聴者が感情移入しやすくて嫌悪されることも少ない、現実感のあるネタだから使い勝手はかなり良好だ。



とまぁ、こんな感じで。
近頃の中国の食事ネタ論争に関する話もイロイロと出ていました。

ちなみにこのネタを教えてくれた方からは
「日本の食べ物ネタ論争に関してはお菓子やインスタント食品に関するものも多いのが興味深いです。それだけ多くのお菓子やインスタント食品が日本人の共通の記憶になっているわけですから」
といった話もありました。

国ごとの食べ物ネタ論争の定番を追いかけていくと、その国独自の好みだけでなく食文化や飲食産業に関する背景も見えてきそうですね。

とりあえず、こんな所で。
例によってツッコミ&情報提供お待ちしております。

中国オタク「もしかしてアニメやマンガにちまきが出てくる作品ってほとんど無いのか?以前聞いた話では日本でも端午の節句にちまきを食べるということだったのに……」