ありがたいことにネタのタレコミをいただきましたので今回はそれについてを。

中国オタク界隈では「何々な作品はないか?」といった質問が頻繁に飛び交っているそうですが、そういった質問の中には内容や作品ジャンルだけでなく、特定の設定が有る作品というのも少なくないのだとか。

中国のソッチ系のサイトではそんな話題の一つとして
「巨大な学園を舞台にした作品を知りたい」
といったことなどに関するやり取りが行われていましたので、以下に例によって私のイイカゲンな訳で紹介させていただきます。


巨大な学園を舞台にした作品を知りたい。学園都市みたいな設定が以前はかなりあったと聞く。
私は最近そういう作品を見るようになって、ストーリー以外にも、世界観や設定がなんだか面白くて……!

学園バトル系作品が流行った頃はそういう作品多かったね。
代表的なのは「禁書目録」「超電磁砲」の学園都市とかだが、それは見てるんだよね?

それは知っている。ただどんなものでも情報は大歓迎だ!

ラノベでちょっと特殊な学校が舞台になると学園で生活すべてが完結する、社会と遮断されている=都市機能的なのも備える規模になるね。
この頃の作品なら「ようこそ実力至上主義の教室へ」とか。

その辺はウチの国の大学も同じような所があるからなんか感情移入してしまうんだよね。
学校で全てが完結……とまではいかないが日常生活は賄えてしまうし、実際学校の外に出ないで数か月なんてのも珍しいことではないし。

数年前まで流行っていた超能力や特殊能力で学園バトルするような作品は大体この方向じゃないか?国家レベルや世界レベルで特殊能力持ちの人間を学校とその周辺地域に集めるということで。

SFというか雑に近未来系になると大体こっちの方に行くよね。
「IS」や「学戦都市アスタリスク」とか。

あるある。「ストライク・ザ・ブラッド」もそうだった。

そっちの方向で極まっているのは「境界線上のホライゾン」だろう。
学校の役職に大人も当てはめる世界観が徹底している。

あの作品の原作者はその前の「終わりのクロニクル」や都市シリーズの一部作品のように学生身分のキャラ達が世界を動かすシステムの作品を書いているし、日本の二次元或いはラノベの伝統なんだろうか?

巨大学園を舞台にするのは日本の作品の伝統と言ってもいいんじゃないか。学生世代が主人公なのも定番だから使い勝手は良好だ。
あと「遊戯王」のようにシリーズが続くとどこかで学園都市的なのが舞台になるという説もある。今度のガンダムの「水星の魔女」も最初は学園が舞台のようだし。

昔々、CLAMP学園という汎用性の高い学校があってな……

学園を舞台にした生徒数数千人数万人とかの作品は昔からありそうな気もする。

昔海賊版で読んだ「コータローまかりとおる!」というマンガは学校の生徒数2万だったな。
今調べたら作者体調不良からの消息不明で連載中断らしいがわりと最近まで続いていたのに驚いた。

「ハヤテのごとく!」はどうかな?
都市レベルの機能は無いが巨大で普通の学校とは明らかに違う設備も備えているような学校ではあった。

白皇学院か。言いたいことは理解できる。

具体的な数字までは覚えていないが「マケン姫っ!」の学園もかなり大きかった気がする。

これって一昔前の特殊能力バトル作品で好みだった作品を思い出せば大体該当しそう。
特にライトノベル原作は該当し過ぎ。

人数が多いのは珍しくないが、実質都市機能まで備えているレベルになるとそこまで多くないのでは?

そのレベルだと私は「禁書」以外だと「ガルパン」の学園艦とかしか知らないかも。

思いつくのは「大図書館の羊飼い」かな……ラノベやエロゲーでは学校だけを舞台にすることが多いので結果として学園都市みたいなのが出てくるのだろう。

このテーマにどの程度該当するかは分からないが「鋼殻のレギオス」を俺は真っ先に思い付いた。

そう言えば「鋼殻のレギオス」もそのまま「学園都市」が出ていたな。設定から期待されるような心躍る学園生活と世界の真実が見えてくるバトルという方向にはいかなかったが。

「禁書」の前で代表的なのは「ネギま」の麻帆良学園じゃないかな。
二次元的な魔法とSFベースの学園都市というのはとても魅力的で後半魔法界に行ってしまってその魅力が消えたのは残念だった。私の周りにもそこで脱落したファンは少なくなかったように思う。

赤松健はその麻帆良学園を「UQ」では流行りの某「劣等生」モデルな階級差別のヒドイ場所にしちゃったからなあ……それだけでもう「UQ」を嫌いになる、赤松健を許せないと感じる人が出たのは理解できなくもない。
ただ流行りをパクる赤松健がそういうことをやっているのを見ると、日本の二次元ではワクワクする巨大学園を舞台にした作品というのは消えているのだろうと思ってしまう。

現代社会の感覚だと学園のみで完結する世界は「ガルパン」のように開き直った世界観じゃないと厳しいのかもしれない。
他にも「キルラキル」のように最初から極端に誇張した巨大学園なら見ている側も受け入れやすいしね。

自分は「少女革命ウテナ」で。
昔の作品だとセカイ系と言われていたような作品も探せば該当するのが出てきそうだ。

ソシャゲは学園が主な舞台、拠点になっている作品では巨大学園みたいになっていることが多いんじゃないか。生徒という括りでキャラを出しまくれるし季節イベントや衣装スキンも増やせるから。

それにしても学園ネタというか学園特殊能力バトルや学園伝奇バトルは減ったよね……今はどれも異世界だから学校が舞台にならない。

いやいや、日本の作品は異世界に行っても学校に行くよ!!

「無職転生」のように学校が舞台のエピソードを挟んだり、「魔王学院」みたいにファンタジーでも学校があってそこに通って……みたいな展開はある。そして学校の場合は貴族学校的な扱いになるし戦闘スキル教える(そしてチートで俺TUEEEEEする)ので規模は大きくなりがち。

異世界に転生しても冒険者やって途中から学校に行く展開はあるな。作者にとってやはり書きやすいんだろう。

書きやすいけど人気を維持するのは難しい展開でもある。個人的には日本の異世界系作品の幼児で始める展開と学校に入る展開については作者が書きやすくても作品の将来性的にはリスクが高いと感じている。
幼児主人公は指示するだけで良いという理由付けやチートの凄さを強調しやすいが子供状態が終わらずイベントばかり続くとヘンなキャラになるし、学校エピソードは定番の各種学校イベントが使えるけど話が長くなり過ぎるとチート持ち主人公がそんな狭い場所で何やってんだということになる。

バトル要素は無くなるかメインの扱いではなくなったりするが、悪役令嬢系も基本的には学校が舞台の作品だろう。
日本の二次元は異世界でも学校大好きだ。しかしスケールの大きさに関しては学校という舞台を拡張するより異世界で担当するようになっている感じだから、巨大学園を舞台にする品は流行らなくなっているのでは。



とまぁ、こんな感じで。
昔の作品を思い出したり、最近の作品の学園ネタの扱いについて考察したりとイロイロな方向に話が飛んでいました。

ちなみにこのネタを教えてくれた方からは
「日本の作品の学校ネタの基本となる部分や展開はラノベのSFでもネット小説で異世界に行ってもあまり変わらないので抵抗なく見ていくこともができます。ただ個人的には世界観が小さくなってしまうので異世界系の作品で学校を舞台にした話が長くなり過ぎるのは好みではありません……」
などといった話もありました。

それから巨大学園ネタに関してもう一つ。以前
「蓬莱学園は中国で知られているのか?」
という質問をいただいておりましたが、私が見たり聞いたりした限りではそこまで把握している人はいないようでした。私自身、蓬莱学園に関しては昔ドラゴンマガジンで読んだくらいでプレイバイメールの方は知らないので詳しく調べるのは難しそうです。

とりあえず、こんな所で。
例によってツッコミ&情報提供お待ちしております。