ありがたいことにネタのタレコミをいただきましたので今回はそれについてを。
中国オタク界隈は日本よりもかなり速いペースで環境の変化や世代交代が進んだこともあってか、日本と比べて更に世代間の断絶が大きいという話があります。
一昔前の人気作品や人気キャラに関しても知識や感覚が共有されていない所があるそうですし、中国オタク界隈ではそれなりの頻度で「なぜこの作品或いはキャラが人気だったのか」という話題が出てくるそうです。
中国のソッチ系のサイトではそんな話題の一つとして
「エヴァのアスカが人気だった理由」
といったことなどに関するやり取りが行われていましたので、以下に例によって私のイイカゲンな訳で紹介させていただきます。
エヴァのアスカが大人気だった理由が私には分からない。当時の人気の理由を知っている人がいたら教えてもらえないだろうか?
レイやカヲルが人気だった理由はなんとなく理解できるけど、アスカに関してはどうして人気になったのかが分からないんだ……主人公を罵るばかりのキャラがどうして好まれたの?
当時はそういうのが普通だったというか……暴力ヒロインが人気だった時代だし
アスカに関してはエヴァの操縦の時は見下してきて、宿舎でも圧迫しまくり
シンジが内向的だと言っても見ていて良い気分じゃないよな
うーむ……当時大人気だったのは間違いないし自分も好きなキャラだったはずなんだが、今の感覚でしっかり作品を見ると、なぜアスカが好きだったのか分からなくなった所はあるかな……
アスカは日本のアニメ史上とても珍しい、優れたキャラ造形のキャラだから人気が高くなるのは当然だ。ちゃんと作品を見て調べてみると理解できるはず。
昔のエヴァのテーマ的にレイもミサトも母親、疑似家族的な位置なのでヒロインとしての感情移入が難しい所があった。アスカはエヴァの中では「もう一人のシンジ」的な欠けた所のあるキャラでもあったからシンジとのカップリングがしっくりくる人が多かったんだよ。
まぁその後庵野秀明の女性観が変わったのか、シンジの味方になりパイロットとしても優秀な新ヒロインのマリが出てきてくっつくのは無くなってしまったけどね!
TV版〜旧劇場版では分かりやすくヒロイン扱いできるのがアスカだったから……
強気で傲慢な所と脆さによる今で言う所のギャップ萌え?あとは交流を拒絶して戦うことを押し付けてくる大人ばかりの中で、現場でシンジと愛憎混じった気持ちのやり取りがあるのも感情移入の理由になった
アスカは扱いがマシと聞くTV版を見ても罵倒するだけでなくいきなりシンジを追い出そうとするし、印象無茶苦茶悪いんですけど!
あれはイベントの一種というか当時の感覚だとそこまでヒドイわけではないんだよ。その後のイベントで距離は縮まるわけだしね。
最初の攻撃に関しても、昔の定番だったラッキースケベからの暴力だ。エヴァは時代を変えた作品ではあるが内容に関しては当然ながら昔のまま或いは過渡期的な部分も少なくない。
アスカは愛に餓えたツンデレ美少女だから人気になるのも当然だと思うのだが、今はそうでもないのか?
病んだ所はあるけど、その後の闇キャラに比べればまだマシな方だと思うのだが。
私はアスカは時代を超えたツンデレキャラだと思っていたんだけど現代では通じないらしい。ちょっとショックかも。
アスカはヤンデレどころかツンデレという概念も無かった時代のキャラだし、現代の男性向け作品のヒロイン的な態度を期待したら裏切られるだろう
なぜそうなったのか俺もよく分からないが、現代のオタクの定義だとアスカはツンデレではないらしい。惣流の方のアスカって昔は代表的なツンデレキャラだったはずなのに……
本編ではツンデレのデレに関する描写がほぼ無い、好意的に解釈しなければ見えてこないからね。アスカのツンデレのイメージはTV版最終回から少し、あとは公式の派生作品や同人作品による所が大きい。他に有名で分かりやすいツンデレキャラが出たら除外されるのも無理はないよ。
式波の方はQ以降の描写はツンデレとか以前の問題だしね。
あー……そう言えば国内では某retakeな同人からアスカが好きになったという人が少なくないな。
アスカのキャラに関しては時代が違うことによる理解の難しさがある。
視聴者側も昔は女性キャラに寛容だったけど、今はキツイ対応をしてくる、攻撃的なキャラは強い反発が出る。アスカみたいなキャラは現代で人気になるのは難しい。
あの時代はヒロインは追いかけるものという今で言う肉食系男子が主人公で好色な主人公も多かった。今のような受け身の草食系主人公が女から追いかけられるのとは違うんだよ。
碇シンジは当時だとかなり異端な性格のキャラでしかもロボットのパイロットという伝統的主人公ポジションだったから大きな話題になったしその後の作品に影響を与えた。
そしてヒロインに関してはレイが当時かなり珍しいというか新しいタイプで、アスカは相対的に昔ながらのキャラだった。(なおTV版終盤や旧劇場版の扱い)
まず前提として、当時は現代の作品のような甘い恋愛描写、ギャルゲー的なイベントを含む行為の描写が入る作品は無く、見ている側がイベントを解釈して補完というか妄想するのが普通だった。
当時の感覚で見ればTV版の中盤までだと距離が近くなるイベントやサービスシーン、キスシーンもあったりとアスカはシンジとカップリングするための材料は豊富だから自然とヒロイン扱いになるキャラだったんだよ。そしてエヴァの作品自体の人気と相まって大人気になっていった。
自分の周りだと昔はレイの方がマニアックなヒロイン、一般的な作品であればアスカの方がヒロインという扱いだったかな?言ってみればアスカは大人気作品のメインヒロイン扱いだった。
この辺りはTV版以降の展開、特に新劇場版以降も一気に見た或いはそこから入った場合はと分かり難いかもしれない。
エヴァはレイが一番人気じゃないの?
そこは時期や年代によって違う。個人的な印象では当初は綾波レイの人気が高くて、徐々にアスカの支持が伸びていき気が付いたらアスカの方が人気に思えることも増えていった。
恐らくアスカの方が忠誠心の高いファンは多かったのかもね。新劇場版の最後でそういうファンにとどめがさされたのはちょっと気の毒だった
アスカは現代の新作によくある俺TUEEEEEする主人公の付属物的なヒロインとは違う。シンジとは別の独立した存在だし人格的な欠陥や狂気もハッキリ描写されるなど、何かと当時の視聴者の心に突き刺さる存在だった。
今から作品に入ると分からないかもしれないが、当時の視聴者にとっては長い間引きずるキャラになっているので人気が長続きしたとも言える。
当時はTV版、旧版アスカの表面上の強さと内面の弱さや繊細さのギャップ、内向的な自己嫌悪のシンジと対になるような外交的な自己嫌悪にとても引き付けられた俺みたいな人間もいた
だから新劇場版のクオリティは認めてもアスカのキャラの変遷を魅力が無くなったと感じる人は少なくないのだよ
アスカの人気については内面もだけど外見による所も大きい。アスカの赤いプラグスーツが当時の青少年に与えた衝撃はとても大きかったんだよ。露出自体は無いのでウチの国でも修正なしで放映、出版できたしね
確かに。
私はエヴァのストーリーはもうかなり忘れているけど赤いピッチリスーツだけはよく覚えている……!
それに加えてキャラデザも当時の感覚では「新しくてクオリティが高い」ものだった・
当時はアスカやレイほどキャラデザの良いヒロインってそんなにいなかったんだよね。キャラデザに釣られた人もかなり多かったはず。
エヴァはキャラの内面描写、作品に関して深さ、含蓄を語る人が多いから目立たないかもしれないけど今と同じようにキャラデザの良さによる人気や評価もかなり大きい作品だった。
同意。アスカは美少女だから許容されていた。もしあの性格と言動で男性キャラだったらあの頃であっても普通に嫌われていたよ。
ヤンデレと言われることもあるけど、アスカのヤンデレに関してはその後の極端に属性を強調するキャラと比べればまだ対処可能(と思える)レベルだし、シンジとのカップリングも可能なように見えたからその後出てきた「俺の嫁」という概念の対象にもなれた。
しかし今の感覚だと付き合いきれないとなってしまうのかな……
昔はカップリングできたかもしれないが、現代の感覚で見るとシンジとアスカではいずれ自滅する方向になりそうだと感じる。アスカが変化する、シンジに合わせるツンデレキャラになる世界でもなければ。
だからシンジを受け入れる、最初から好意を示す上にスペックも高いマリがシンジの公式カップリング対象として追加されたのは納得できないが理解はできる。
アスカは人気は高いし時代を代表する記憶に残るアニメキャラではあるけど、その後の作品に対する影響では綾波レイほどではない、
人気に関してもずっと二番手だったから、今考えてみるとエヴァと言う作品の人気がまずあってそこにレイとアスカどっちが好みかという話で、現代の萌えのようにキャラが最初に来るタイプの人気ではなかったのかも。
二次創作の盛り上がり的にアスカはキャラとしても普通に大人気だったよ
そういう作品にはご都合主義的、甘い展開のも多かったから本編ストーリーでの扱いに関しては当時のファンにも納得していない人は多かったのだろう
1990年代(ウチの国だと2000年代前半頃まで)においてアスカは間違いなく突出した、特別な存在だった。
今ではツンデレ罵倒キャラが嫌われるようになったしシンジの評価も反転しているから分かり難いかもしれないが、当時の観客にとってアスカはとても好かれるキャラだった。
時代が変わると昔の感覚は分からなくなるし、分析もその後の時代の知識や価値観ベースになるからズレていくんだろうね。
昔はアスカ=ツンデレみたいな捉えられ方、テンプレ属性分けがなされていたけど、もし今の時代に扱うならアスカ=メスガキみたいなことになるのだろうか……
まぁ当時の感覚だとそこまでヒドイ性格ではなかったし、キャラデザは突出していたからね。人気になるのも当然だ
例えばアスカほど分かりやすくエピソードが集中してはいないけど、同じガイナックスの「ふしぎの海のナディア」のナディアだって今の感覚で見ると結構ヒドイ所がある。
とまぁ、こんな感じで。
昔の感覚も含めてイロイロな話が出ていました。
ちなみにこのネタを教えてくれた方からは
「エヴァのプラグスーツもですが、中国のテレビで放映された『ふしぎの海のナディア』のヒロインの衣装は当時の中国の青少年にとって非常に刺激的でした。それから私の住んでいた地域ではエヴァのテレビ放映は無かったのですが当時の中国国内のアニメマンガ雑誌ではエヴァのキャラがたくさん使われていました。たぶん私の性癖はナディアとエヴァによって歪みました」
などといった話もありました。
そう言えば私が中国の現地校に通っていたとき、クラスメートからふしぎの海のナディアのヒロインの衣装は「太暴露」(露出度が凄い)だとしみじみと言われたこともありましたね。
とりあえず、こんな所で。
例によってツッコミ&情報提供お待ちしております。
中国オタク界隈は日本よりもかなり速いペースで環境の変化や世代交代が進んだこともあってか、日本と比べて更に世代間の断絶が大きいという話があります。
一昔前の人気作品や人気キャラに関しても知識や感覚が共有されていない所があるそうですし、中国オタク界隈ではそれなりの頻度で「なぜこの作品或いはキャラが人気だったのか」という話題が出てくるそうです。
中国のソッチ系のサイトではそんな話題の一つとして
「エヴァのアスカが人気だった理由」
といったことなどに関するやり取りが行われていましたので、以下に例によって私のイイカゲンな訳で紹介させていただきます。
エヴァのアスカが大人気だった理由が私には分からない。当時の人気の理由を知っている人がいたら教えてもらえないだろうか?
レイやカヲルが人気だった理由はなんとなく理解できるけど、アスカに関してはどうして人気になったのかが分からないんだ……主人公を罵るばかりのキャラがどうして好まれたの?
当時はそういうのが普通だったというか……暴力ヒロインが人気だった時代だし
アスカに関してはエヴァの操縦の時は見下してきて、宿舎でも圧迫しまくり
シンジが内向的だと言っても見ていて良い気分じゃないよな
うーむ……当時大人気だったのは間違いないし自分も好きなキャラだったはずなんだが、今の感覚でしっかり作品を見ると、なぜアスカが好きだったのか分からなくなった所はあるかな……
アスカは日本のアニメ史上とても珍しい、優れたキャラ造形のキャラだから人気が高くなるのは当然だ。ちゃんと作品を見て調べてみると理解できるはず。
昔のエヴァのテーマ的にレイもミサトも母親、疑似家族的な位置なのでヒロインとしての感情移入が難しい所があった。アスカはエヴァの中では「もう一人のシンジ」的な欠けた所のあるキャラでもあったからシンジとのカップリングがしっくりくる人が多かったんだよ。
まぁその後庵野秀明の女性観が変わったのか、シンジの味方になりパイロットとしても優秀な新ヒロインのマリが出てきてくっつくのは無くなってしまったけどね!
TV版〜旧劇場版では分かりやすくヒロイン扱いできるのがアスカだったから……
強気で傲慢な所と脆さによる今で言う所のギャップ萌え?あとは交流を拒絶して戦うことを押し付けてくる大人ばかりの中で、現場でシンジと愛憎混じった気持ちのやり取りがあるのも感情移入の理由になった
アスカは扱いがマシと聞くTV版を見ても罵倒するだけでなくいきなりシンジを追い出そうとするし、印象無茶苦茶悪いんですけど!
あれはイベントの一種というか当時の感覚だとそこまでヒドイわけではないんだよ。その後のイベントで距離は縮まるわけだしね。
最初の攻撃に関しても、昔の定番だったラッキースケベからの暴力だ。エヴァは時代を変えた作品ではあるが内容に関しては当然ながら昔のまま或いは過渡期的な部分も少なくない。
アスカは愛に餓えたツンデレ美少女だから人気になるのも当然だと思うのだが、今はそうでもないのか?
病んだ所はあるけど、その後の闇キャラに比べればまだマシな方だと思うのだが。
私はアスカは時代を超えたツンデレキャラだと思っていたんだけど現代では通じないらしい。ちょっとショックかも。
アスカはヤンデレどころかツンデレという概念も無かった時代のキャラだし、現代の男性向け作品のヒロイン的な態度を期待したら裏切られるだろう
なぜそうなったのか俺もよく分からないが、現代のオタクの定義だとアスカはツンデレではないらしい。惣流の方のアスカって昔は代表的なツンデレキャラだったはずなのに……
本編ではツンデレのデレに関する描写がほぼ無い、好意的に解釈しなければ見えてこないからね。アスカのツンデレのイメージはTV版最終回から少し、あとは公式の派生作品や同人作品による所が大きい。他に有名で分かりやすいツンデレキャラが出たら除外されるのも無理はないよ。
式波の方はQ以降の描写はツンデレとか以前の問題だしね。
あー……そう言えば国内では某retakeな同人からアスカが好きになったという人が少なくないな。
アスカのキャラに関しては時代が違うことによる理解の難しさがある。
視聴者側も昔は女性キャラに寛容だったけど、今はキツイ対応をしてくる、攻撃的なキャラは強い反発が出る。アスカみたいなキャラは現代で人気になるのは難しい。
あの時代はヒロインは追いかけるものという今で言う肉食系男子が主人公で好色な主人公も多かった。今のような受け身の草食系主人公が女から追いかけられるのとは違うんだよ。
碇シンジは当時だとかなり異端な性格のキャラでしかもロボットのパイロットという伝統的主人公ポジションだったから大きな話題になったしその後の作品に影響を与えた。
そしてヒロインに関してはレイが当時かなり珍しいというか新しいタイプで、アスカは相対的に昔ながらのキャラだった。(なおTV版終盤や旧劇場版の扱い)
まず前提として、当時は現代の作品のような甘い恋愛描写、ギャルゲー的なイベントを含む行為の描写が入る作品は無く、見ている側がイベントを解釈して補完というか妄想するのが普通だった。
当時の感覚で見ればTV版の中盤までだと距離が近くなるイベントやサービスシーン、キスシーンもあったりとアスカはシンジとカップリングするための材料は豊富だから自然とヒロイン扱いになるキャラだったんだよ。そしてエヴァの作品自体の人気と相まって大人気になっていった。
自分の周りだと昔はレイの方がマニアックなヒロイン、一般的な作品であればアスカの方がヒロインという扱いだったかな?言ってみればアスカは大人気作品のメインヒロイン扱いだった。
この辺りはTV版以降の展開、特に新劇場版以降も一気に見た或いはそこから入った場合はと分かり難いかもしれない。
エヴァはレイが一番人気じゃないの?
そこは時期や年代によって違う。個人的な印象では当初は綾波レイの人気が高くて、徐々にアスカの支持が伸びていき気が付いたらアスカの方が人気に思えることも増えていった。
恐らくアスカの方が忠誠心の高いファンは多かったのかもね。新劇場版の最後でそういうファンにとどめがさされたのはちょっと気の毒だった
アスカは現代の新作によくある俺TUEEEEEする主人公の付属物的なヒロインとは違う。シンジとは別の独立した存在だし人格的な欠陥や狂気もハッキリ描写されるなど、何かと当時の視聴者の心に突き刺さる存在だった。
今から作品に入ると分からないかもしれないが、当時の視聴者にとっては長い間引きずるキャラになっているので人気が長続きしたとも言える。
当時はTV版、旧版アスカの表面上の強さと内面の弱さや繊細さのギャップ、内向的な自己嫌悪のシンジと対になるような外交的な自己嫌悪にとても引き付けられた俺みたいな人間もいた
だから新劇場版のクオリティは認めてもアスカのキャラの変遷を魅力が無くなったと感じる人は少なくないのだよ
アスカの人気については内面もだけど外見による所も大きい。アスカの赤いプラグスーツが当時の青少年に与えた衝撃はとても大きかったんだよ。露出自体は無いのでウチの国でも修正なしで放映、出版できたしね
確かに。
私はエヴァのストーリーはもうかなり忘れているけど赤いピッチリスーツだけはよく覚えている……!
それに加えてキャラデザも当時の感覚では「新しくてクオリティが高い」ものだった・
当時はアスカやレイほどキャラデザの良いヒロインってそんなにいなかったんだよね。キャラデザに釣られた人もかなり多かったはず。
エヴァはキャラの内面描写、作品に関して深さ、含蓄を語る人が多いから目立たないかもしれないけど今と同じようにキャラデザの良さによる人気や評価もかなり大きい作品だった。
同意。アスカは美少女だから許容されていた。もしあの性格と言動で男性キャラだったらあの頃であっても普通に嫌われていたよ。
ヤンデレと言われることもあるけど、アスカのヤンデレに関してはその後の極端に属性を強調するキャラと比べればまだ対処可能(と思える)レベルだし、シンジとのカップリングも可能なように見えたからその後出てきた「俺の嫁」という概念の対象にもなれた。
しかし今の感覚だと付き合いきれないとなってしまうのかな……
昔はカップリングできたかもしれないが、現代の感覚で見るとシンジとアスカではいずれ自滅する方向になりそうだと感じる。アスカが変化する、シンジに合わせるツンデレキャラになる世界でもなければ。
だからシンジを受け入れる、最初から好意を示す上にスペックも高いマリがシンジの公式カップリング対象として追加されたのは納得できないが理解はできる。
アスカは人気は高いし時代を代表する記憶に残るアニメキャラではあるけど、その後の作品に対する影響では綾波レイほどではない、
人気に関してもずっと二番手だったから、今考えてみるとエヴァと言う作品の人気がまずあってそこにレイとアスカどっちが好みかという話で、現代の萌えのようにキャラが最初に来るタイプの人気ではなかったのかも。
二次創作の盛り上がり的にアスカはキャラとしても普通に大人気だったよ
そういう作品にはご都合主義的、甘い展開のも多かったから本編ストーリーでの扱いに関しては当時のファンにも納得していない人は多かったのだろう
1990年代(ウチの国だと2000年代前半頃まで)においてアスカは間違いなく突出した、特別な存在だった。
今ではツンデレ罵倒キャラが嫌われるようになったしシンジの評価も反転しているから分かり難いかもしれないが、当時の観客にとってアスカはとても好かれるキャラだった。
時代が変わると昔の感覚は分からなくなるし、分析もその後の時代の知識や価値観ベースになるからズレていくんだろうね。
昔はアスカ=ツンデレみたいな捉えられ方、テンプレ属性分けがなされていたけど、もし今の時代に扱うならアスカ=メスガキみたいなことになるのだろうか……
まぁ当時の感覚だとそこまでヒドイ性格ではなかったし、キャラデザは突出していたからね。人気になるのも当然だ
例えばアスカほど分かりやすくエピソードが集中してはいないけど、同じガイナックスの「ふしぎの海のナディア」のナディアだって今の感覚で見ると結構ヒドイ所がある。
とまぁ、こんな感じで。
昔の感覚も含めてイロイロな話が出ていました。
ちなみにこのネタを教えてくれた方からは
「エヴァのプラグスーツもですが、中国のテレビで放映された『ふしぎの海のナディア』のヒロインの衣装は当時の中国の青少年にとって非常に刺激的でした。それから私の住んでいた地域ではエヴァのテレビ放映は無かったのですが当時の中国国内のアニメマンガ雑誌ではエヴァのキャラがたくさん使われていました。たぶん私の性癖はナディアとエヴァによって歪みました」
などといった話もありました。
そう言えば私が中国の現地校に通っていたとき、クラスメートからふしぎの海のナディアのヒロインの衣装は「太暴露」(露出度が凄い)だとしみじみと言われたこともありましたね。
とりあえず、こんな所で。
例によってツッコミ&情報提供お待ちしております。