ありがたいことにネタのタレコミをいただきましたので、今回はそれについてを。

中国オタク界隈では作品のカテゴリ分けとして男性向け、女性向けが強めに意識される所もあるそうですが、その判断基準に関して個人差があるこ都も珍しくは無いそうで、出てきた人気作品に関して
「あれは男性向けなのか?女性向けなのか?」
「そんなのどっちでも良いだろう?」
「しかし気になるのも確かだ」

などといった堂々巡りの話し合いになることもあるそうです。

そんな訳で以下に中国のソッチ系のサイトで行われていた
「男性向けと女性向けの判断基準」
などといったことに関するやり取りを、例によって私のイイカゲンな訳で紹介させていただきます。


皆の男性向けと女性向けの判断基準を知りたい。例えば「葬送のフリーレン」は女性向けだという声も少なくないがどうなんだろう?
キャラなどを中心に見ていくと女性向けだと判断されやすい傾向があるようだし、実際アニメで有名になる前は女性向けっぽいから見ないという人もそんなに珍しくなかった

「フリーレン」は少年マンガだけど女性も見ているタイプの作品だと思うが……

言われてみればフリーレンは女性向けという声はたまに見かけたな
私は魔族だとかなんだが出てきて戦いが中心に来ている、ジジイが最後は殴り合いで挑むような女性向けは無いと思っていたが

女性向けネット小説的な作品→女性向けみたいな流れは見かけた
メインキャラは女性だし、主人公が女エルフで最強キャラだしそこに注目すれば分からなくもないかな?

「葬送のフリーレン」は男性ファンもいる「薬屋のひとりごと」とは逆のようで微妙に違うのが興味深い
「薬屋」の方は絵柄もキャラ設定も雰囲気も男性向きと判断されることは無いのに

日本ではどうだか知らないけど、こっちでは女性主人公だと女性向けに、男性主人公でもイケメンなら女性向け、イケメンでなければ男性向け扱いな傾向があるよね

男の描き方で男性向けと女性向けの違いは分かる
イケメンが目立つ、特に馬面的なバランスの顔で細い目が出てくると女性向け

少年マンガ系でもラノベ系でも美形キャラデザの主人公は珍しくないし、女性人気の高い作品の主人公、例えば「家庭教師ヒットマンREBORN!」なんかは明らかにカッコイイ系ではないぞ?

女性から無茶苦茶叩かれて大炎上した「無職転生」も一応主人公やその関係者はイケメン枠ではあるしキャラデザとしても悪く無かったりするのだが

こういうのって基本的に一般向で男女どちらのファンが多いかみたいな話であって明確に男性向け、女性向けで区切っていることは無いと思うんだが

そこで結局男性向けか女性向けかを分けようとするのが現在の環境なわけで
あと結果的に男女どちらのファンが多くなるかとは別に、日本では掲載媒体の関係上メインターゲットを男女、年代別に想定するから「特定ジャンル向け」というのがほぼ存在するとも言える

俺は「フリーレン」も「薬屋」も普通に楽しんでいたけど、この話題を見るまで両方とも女性向け作品だと思っていた……

設定や出てくる画像を見るとそう見えてしまうのも無理はないか
ただ「フリーレン」に対しては熱血度合いやバトル要素がもっと欲しいみたいな話は出るしファンの空気はずっと男性向けっぽかった

「フリーレン」はハード目のファンタジージャンルだし、日本ではずっと男性向け扱いだな
「薬屋」は2種類のコミカライズは女性向け路線でデザインされているけど、ネット小説時代は男性読者層の獲得もかなり意識していた節がある女性向けだった。

「薬屋のひとりごと」って日本のネット小説の恋愛ベースの女性向けとは毛色がちょっと違うし、基本的には女性向けで良いんだが「男性読者も読める」所は設定も描写も計画的だと感じられる

アニメ化されるレベルの作品の場合、原作の掲載媒体を見れば男性向け女性向けはある程度機械的に分別できる
女性向け扱いされがちな美形男子のスポーツ系作品でも、掲載誌が少年ジャンプなら当然男性向けになる

そういう意味では話題になっている「葬送のフリーレン」は週刊少年サンデーという伝統的な少年マンガ雑誌連載だから男性向けになるということか

そうだね。しかしこの分け方は男性向け女性向けが混在するオタク向けマンガ雑誌になると使い難くなるし、現代では掲載雑誌と単行本でターゲットが違うということも珍しくないから……

掲載媒体のみで判断した場合、「薬屋のひとりごと」は最初の商業化ラノベが男性向けのヒーロー文庫、コミカライズがオタク向けのビッグガンガンと男性向けのサンデーGXなのでどちらかと言えば男性向け作品ということになってしまうといった問題もあるな

日本では男性向け、女性向けは連載雑誌や出版社で分けるので実は個別の中身に関してはそこまで影響しなかったりする
しかし国内だとこの分け方はされないし、伝言ゲーム的に情報が広がるから男性向け女性向けの認識に個人差が生じたりしている印象もある
そしてネットでの情報が入口になるから男性向け女性向けの分け方の影響の大きさが目立つことに?

なぜそんなことを気にするのか
男性向け女性向けなんてのはジャンル分けでしかないのだから結局は自分の好きなものを見れば良いだろうに

私もその原則に間違いはないと思うけど、現実では男性向け女性向けで見るのを決める人は多いし、それによって作品を批判する人も目立つからね……

「男性向け」「女性向け」「一般向け」「子供向け」については日本との微妙な違いを感じることもある
そしてこっちのカテゴリ分けはあてにならないし、日本の雑誌を見ても近年では男女どちらかはハッキリしないことが少なくない

掲載媒体がターゲットとして想定している層は存在するけど、実際のファン層と一致するとは限らないし、私は媒体で男女向けを判断するのは違うと思う
国産ネットネット小説でも男性向けのはずの作品だったはずが、いつの間にか女性ファンの方が目立つ作品になっていたケースだってある

そして商業展開、アニメ化が明らかに女性向けに偏って従来の男女どちらもいた支持層が偏って失速の原因になったりすると
この辺は日本の二次元だと少年マンガのスポーツ系作品がすぐに女性向けになるのと似たようなものかもしれない

それにしても世界観重視のファンタジー系でバトル要素があるのに女性向け扱いされがちな「フリーレン」って考えてみれば不思議な作品だ

フリーレンは女性主人公でその主人公中心に話が進んで大活躍するわけだし典型的な女性向け作品だよ
設定やバトル要素などじっくり話を見ないと分からない部分はあまり関係ない

女性主人公作品に関しては「スレイヤーズ」の頃から男性向けに存在するぞ?
それに「クロスアンジュ」のような女性向けの設定を混ぜつつ基本は癖の強い展開、ロボという男性向けジャンルで成功した作品だってある

大人気になるような作品は男女どちらのファンも付くことが多い
ロボ系だって「ガンダムSEED」や「コードギアス」のようにリアルタイムでは男女どちらからもファンがついていた大人気作品があるし、単純に男女どちら向けかを判定するのは難しい

話を戻すけど、男性向け女性向けは大まかなジャンルもだけど、絵柄もかなり影響すると思う
例えば耽美系の絵柄の男性向けというのは珍しいし、男性向けの媚びた萌えデザインの女性キャラが出てくる作品で女性向けというのも珍しい

萌え系の絵柄で女性向けになっているのは少ないな
「フリーレン」なんかは萌え系じゃない絵柄なのが女性向け扱いされる原因の一つな気がする

この男性向け女性向けは人によって捉え方や必要とするものが違うのがヤヤコシイ
上の方にもあるように男性向け女性向けで区別するのは意味が無い、男性だけ女性だけしか見てはならないわけではないのに……というのは正論だ

別に誰が何を見ても良いという意見には同意だけど、自分の場合は個人的な地雷避けとしての情報という意義もある
読み進めているうちに自分の好みではないのに気付いた、恋愛描写の価値観が違ったなどの地雷は避けたいといった感じで

こういうテーマって原則、理想論ではなく現実的に個人の好みやジャンル分けでどうなっているのかという問題だから二極化させる意味は無いという発言に意味が無い事態になるのかもな……

男性向けだと思って追いかけているうちに女性向け要素が露骨になって来るようなのは避けたいので、最初から男性向け女性向けをハッキリさせてほしいが、国内プラットフォームの公式配信もオタク系フォーラムの作品紹介もイマイチ信用し難い

ウチの国のファン界隈のゴタゴタを見ていると恋愛関係の扱いに関する火種がかなり大きいので、そっち方面での男性向け女性向けの区別は必要だと感じる

私も読んでいくうちに男性同士のコミュニケーションの距離感、肉体的接触の多さでなんか違うぞ?→ぐああああ!?みたいな経験がある
この辺はキャラデザでは判断が難しいかな。例えば男性が頻繁に赤面するのは女性向けの手法だけど、今ではそちらのジャンル出身で男性向け作品を描いている作家もいるし。

同意
例えば「その着せ替え人形は恋をする」は男性向けか女性向けか判断に迷う。最初は内向的な男がギャルに惚れられる男のオタク向け作品かと思ったが、追いかけているうちにオタク気質のギャル女が男子に支えられる展開になっている……

私も恋愛要素に関連しなければ男女どちら向けでも気にしないが、恋愛や性的な関係に関する描写については「合わない」と感じることも多いので、事前の情報の一つとして結構意識することになるね。



とまぁ、こんな感じで。
近頃の作品を中心にいろいろな話が出ていました。

ちなみにこのネタを教えてくれた方からは
「中国では雑誌連載がある日本と違って直接ネットで作品を探すことになるのでカテゴリの影響はかなり大きいですし、自分の読みたいものから外れる要素や展開を嫌う人も多いので男性向け女性向けなどの分け方は必要だと思います……」
などといった話もありました。

中国オタク界隈における作品の広まり方や受け止められ方に関しては中国独自の要素も何かと影響していますが、その中の一つに接する環境、入り口の違いといったものもあるのかもしれませんね。

とりあえず、こんな所で。
例によってツッコミ&情報提供お待ちしております。