ありがたいことにネタのタレコミをいただきましたので今回はそれについてを。

日本と比べて中国では「美形キャラの需要が高く、キャラデザが人気に与える影響も大きい」といった話があります。しかし美形でないキャラが人気にならないわけでもないですし、中国オタク界隈では美形扱いではないキャラが人気になる理由に関して考察が盛り上がることもあるのだとか。

そんな訳で以下に中国のソッチ系のサイトで行われていた
「デブなキャラが人気になるために有効なものは?」
などといったことに関するやり取りを、例によって私のイイカゲンな訳で紹介させていただきます。


二次元でたまにデブなのに人気なキャラが出て来るけど、デブキャラが人気になるために有効なものって何だろう?
デブキャラはデザインや設定の時点で不利、作品内での扱いもデブによる補正で人気が出ないことも多いのに

主人公じゃなければデブキャラでもそこまで難しくはないと思う
「アクセル・ワールド」の主人公は二次元において嫌悪される主人公として有名になってしまったが、サブキャラならあそこまで嫌われなかったろう

「アクセル・ワールド」の主人公は一人だけ悪い方向に極端なキャラデザになっていたというのもあるから……もちろんデブキャラなのに主人公という時点で微妙な印象になるのは否定できないが

太った体系自体はマスコット的な存在にありがち。しかし人間キャラにして行動させると異形感が出てきてしまう。
二次元における人間のデブキャラって外見のマイナスが意外に大きくなるデザインだと思う。

「痩せて美形になればいい」
とか言ったらこのテーマが終わってしまうか

一時的に痩せて美形になれるオプション付きならいけそう
デブキャラでギャグもシリアスも対応できるのは強いからね

某錬金術師のライザみたいに体の特定部分が太くなり過ぎているキャラは……違いますよね?それだと美少女フェイス搭載すれば大体何とかなるのだけれど

大食い属性で萌えアピールとかじゃなダメなの?
今はどうだか知らないけど、デブキャラにつける属性としては定番だったしギャグ担当としても便利。

現代の二次元界隈でギャグキャラなデブが人気になるのは難しくないか?
嫌われないキャラにはなると思うが……それに動物キャラならともかく人間属性で大食い属性持ったデブは微妙だ
大食い属性は美少女や痩せ型のキャラがやるから萌えになるもので、デブが普通にやったら「千と千尋」の親になりかねん

そっち方面だと「西遊記」の猪八戒という伝統的人気キャラが存在するしデブのギャグキャラも定番と見ていいと思う
二次元の中二病、俺TUEEEEEの作風に混ぜたらダメなだけじゃないか?

「ウマ娘」のメジロマックイーンみたいに作中の太る表現でギャグ扱いになっている、マジメなシーンではまともなキャラデザになるとかならいけるが、全編デブは厳しそうだ

「スラムダンク」の安西先生はデブでも人気だ!
他の作品に適用できるかは知らない

「デブ」なキャラ自体は第一印象のマイナス補正だから、ストーリー内で活躍させれば印象は良くなるだろ
それにデブキャラは評価がマイナスから始まるしファンも少ないから人気を伸ばすのもやりやすい

サブキャラでファンが少ない、評価がマイナスから始まるキャラにリソースを割くとファンから反発が出るし、テンプレ的な要素を読者や視聴者の求めるものから外れるキャラに適用するのは結構リスクがある。
あと「評価されるキャラ」と「人気のあるキャラ」は微妙に違う。デブキャラが関連商品がたくさん発売されるような人気キャラになるのは珍しい。

二次元では第一印象のマイナス補正という時点で厳しいものがある。地の文や一人称で引き込めるラノベなら何とかなるかもしれないが、キャラデザがまず目に入るアニメやマンガの主人公だとデブ扱いされるような太り方のキャラでは難しい。
しかしサブキャラであれば主人公の活躍を食わない程度に「良い所」をもっていて太っている以外に欠点を持たせなければそれなりにいけるだろう。

第一印象の悪さはギャップの演出に活用できるし太っているけど有能キャラ、実は強キャラムーブはやり易いと思う
日本の作品によくあるオカマキャラの有能ムーブに近いことをやれるのでは

大きめのイベントを通じて人格的な魅力や独自の価値観などを表現するとか、やり方自体はいくらでもあるよ。
問題はそれを単に太ったキャラにやらせるよりも美形、或いは誇張されたヘンタイ属性持ちのキャラにやらせた方が効果があるということだ!

活躍する場があれば体形は関係無いんだろうけどね……例えば「ゲッターロボ」の巴武蔵のような印象に残る活躍をすればいけると思う

ゲッターの武蔵は良いキャラだけど人気では上に来ないぞ?明らかに「評価されるデブ」の方だろうし
イベントで印象に残るだけでは人気キャラになるのは厳しい
「ヘルシング」の少佐のようなオタク界隈の定番ネタになるような存在感を残せれば別だが

強いデブ、動けるデブは人気になる
特に主人公がピンチの時に助けてくれるようなデブは好感度高いしそのキャラにとってのヒロインになるようなキャラがいたら読者に祝福される

二次元だと「シュタインズゲート」のダルみたいな、有能デブ味方キャラはやはり好感度が高くなるね
ただ人気になる、人気投票で上位になってグッズも売れるようなキャラになるのがデブだと難しいのも否定できない

同意する
評価されるキャラになるのは容易、人気キャラになるのは難しい

そういうのは「ヘルシング」の少佐ぐらい突き抜けたキャラにならないと難しいのかもしれない

人間だと「3月のライオン」の二階堂はデブだけど人気キャラだ
人気になるには能力や性格などでポジティブな要素が必要になるけど無理という程ではない

「鉄血のオルフェンズ」のビスケットみたいに「良いヤツ」は太った体形と相性が良いと思う
恰幅の良さが安心感や誠実さとつながる

デブはギャップを演出する上では便利だし、異形の存在アピールをすることもできるから面白いキャラは結構思いつく……でも確かに定番の人気キャラになるのは難しいように感じられる……

言ってみれば「人気になるような扱い」をデブキャラにやらせる必要あるのか?というのが二次元だからね
活躍させる、面白いキャラにして人気を獲得するなら結構考える必要がある

デブキャラに関しては欠点の補正よりもプラスの能力や言動を強調するのが良いと思う
「ドラえもん」のジャイアンなんかは例として分かりやすい。人としての欠点はたくさんあるが、劇場版では心の友ムーブするから定番の人気キャラに納まっている。
(訳注:「ドラえもん」の中国語版でジャイアンは「胖虎」(太っちょ虎)という名前になっています。またその名前から日本よりもデブキャラとして扱われがちなのだとか)

理解できる話だ。ジャイアンは日常パートにおける欠点、悪役な所によるマイナスをたまに出てくる友情回で消し去ってプラスの印象にしている。
やはり作中の活躍の仕方というのは重要

二次元だとジャイアンはデブ枠に入らないだろう。作中で太っていることがネタにされることもないし。
ここで問題になるのはガタイの良いタイプではなく肥え太っている方だ。魯智深ではなく猪八戒的な

主人公でなければ人品がまとも、良いヤツであれば嫌われることは無い
良いヤツになるまではデブ体系は逆に有利
しかし人気キャラになるにはもう一押し欲しい

上でも言われているように人間でなければ太った体系の方が楽なんだけどね
動物系やロボ系だと太い方が人気のデザインになる

「アクセル・ワールド」についての話が出ているけど、古い例えになるがもし「ザブングル」の主人公くらいなバランスのデブだったらそんなに問題にならなかったように思う
二次元だとデブの印象はキャラデザによる相対的な所もかなりあるので、頭身が高く美形の多いラノベ系作品ではデブキャラはデザイン的に難しくなるのだろう
もちろん特殊技能持ちだとか異世界おじさんのようにキモくてもカッコ良く感じられるイベントがあれば何とかなる



とまぁ、こんな感じで。
中国オタク界隈における認識も含めてイロイロな話が出ていました。

ちなみにこのネタを教えてくれた方からは
「中国ではキャラデザの誇張があまり受け入れられないことも多く、それが二次元のデブキャラが好まれない理由にもなっていると思います。『アクセル・ワールド』の主人公の一人だけキャラデザが違う異形のデブ状態は伝説になってしまいました。同じ作者の『ソードアート・オンライン』と比べると主人公によってかなり評価の差が出ていると感じられます」
などといった話もありました。

とりあえず、こんな所で。
例によってツッコミ&情報提供お待ちしております。