ありがたいことにネタのタレコミをいただきましたので今回はそれについてを。

日本と中国の食文化や環境の違いもあってか、中国オタク界隈では日本の「弁当」やそれに関連したイベントは何かと気になるものとなっているそうで、日本の弁当に関する疑問や考察で盛り上がることもあるそうです。

そんな訳で以下に中国のソッチ系のサイトで行われていた
「好きな人に弁当を作るイベントの扱いの変化」
などといったことに関するやり取りを、例によって私のイイカゲンな訳で紹介させていただきます。


好きな人に弁当を作るシチュエーションが現実の日本どころか創作の中でも良い話ではなくなっているって本当?
確かに私が最近見た作品では肯定的に描かれてはいなかったが……

現実の日本でどうなのかは知らないけど、言われてみれば創作の中でもめんどくさい、重いなどネガティブな表現になる方が多くなっているかもね

食事ネタ、料理ネタは増えているのに弁当を作るシチュが減っているように感じるのは不思議かもしれない

プレゼント系は現実でも合う合わないがあるし、作品とキャラ次第だろう。それに今でも弁当ネタは出てくるよ。
……でも自分が最近「良い」と感じた弁当ネタは「デキる猫は今日も憂鬱」だったから恋人の話は減っているのかも

「お弁当を作ってもらう」シチュエーションが重いと感じるとか俺には理解できないよ
そもそも自分にとっては日本の学校生活の弁当自体が遠いものだけどな!

そんなシチュエーションを体験したことが無いので分かりません!
でも良いんだ、冷めた飯は好みじゃないから作ってもらってもきっと単純には喜べないから

確かに。萌えるイベントではあるけど食習慣の違いがあるので我々にとっては実際に体験すると微妙なイベントかもしれない。
まぁ私はいつも昼飯は買って食べていたから縁が無い話だが。

重いか……分からんでもない
個人的にはある種の憧れのシチュエーションではあるんだけど

俺もデートで彼女がおいしい弁当を作ってきてくれるシチュエーションには憧れたことがある
そして俺はおいしい弁当を作って一人で遊びに行くようになった

昔々の作品では手編みのマフラーが恋人からの愛のプレゼントだったけどその後「重い」「微妙」なアイテム扱いになったと聞くから弁当もそういうアイテムの象徴になったのかもしれない

現実では滅多にないかもしれないが、別に豪華な食事を御馳走するとかではないから創作におけるイベントとしては重いわけではないだろう。

幼馴染とかならともかくまだあまり親しくない、付き合い始めた頃にやるのはちょっと重いと思うわ

二次元的な「幼馴染」の時点で現実だと「重い」と受け止める人はいるんだよ……

マンガではありがちな展開だけど俺は「重い相手」と感じるよ
それに食べ物だから他に食べたいものがあるとか、そんなに食欲がない場合は始末に困る

こっちだと半ばファンタジーだけど日本だと弁当ネタは日常生活の延長線上になるだろうからな……こっちで例えるならあまり親しくない人に豪華な食事や酒をおごられても返礼に困るみたいな話かな?
それなら「重い」扱いも分かる気がする

俺は日本でどうなのかは知らないし女の子に弁当を作ってもらったことなんてない
しかし現実だと調子の悪い同僚に好意でちょっとした料理を渡しても「重い」「男性の料理アピールうざい」扱いされたりするからな……ゼミの同僚がそうなってしまったがあれは悲しい出来事だった

作品内ではクオリティ高過ぎる弁当や逆に雑過ぎる弁当ネタはちょくちょく見かける
それで思いついたが昔と違って現代ではSNSや動画での料理ネタの増加から弁当の要求水準が上がっている、ちょっとした特殊技術が必要なもの扱いになってきているという説はどうだろう?
良い話ではなくなっているのではなく、ネタとしての扱いが変化しているというのを思いついた

日本社会における男女関係、家事ネタの扱いが変化していてそれが影響しているのだろう。日本社会では昔ほど弁当を作らなくなっているとも聞くし。

そういう表現が陳腐化しているという可能性は?
二次元におけるネタとして使うには弁当だけではもう弱い、極道に主夫やらせるくらいじゃないと面白くなくなっているとかで

暗黒料理だって陳腐化して今ではあまり見かけなくなっているし弁当ネタ自体が弱くなっているというのはあると思う

個別だとそこまででもないが、手編みのセーターを作ってくれてお弁当も作ってくれる女性キャラは重いと感じるかな……

料理や手編みのセーターに限らずもらっても始末に困る、捨てるのも精神的に負担がかかるプレゼントは創作であれば「便利な表現手段」になるんだよ
だから強調される形で使われる、それが別の所でもネタとして使われてイメージが強固になっていく

プレゼントを受け取るのとプレゼントを喜ぶのは別だからね
そのミスマッチが強調されると「重い」という印象が強くなる

日本でも現実だと昔から「弁当を作ってくる」のは重いし喜ばれるものではなかった
大して親しくもない相手から豪華手作り弁当をもらうのは困るという扱いだったし、そもそも手作りのプレゼントという時点で「重い」とされていた

道理ではあるが、それを「昔から」と全体に適用するのはどうかとも思う
私はそれに加えて創作における「恋愛」の扱いや表現の変化も影響しているのではないかと思った
私もヤンデレを知る前は好意を寄せられるって単純に良いことだと思っていたしね

その観点には同意する
二次元に限った話ではないけど昔は主人公が愛を押し付け続けてヒロインに振り向いてもらう展開がまっとうな努力として肯定されていたけど、今そんなキャラを出したら表現やストーリー展開を上手くやらないと相手の気持ちを考えない危ないやつ扱いにされかねない

現実のアイドルなどの推しへのプレゼントで食品、特に手作りは何が入っているか分からないから原則廃棄という情報が広まっているし、二次元の創作もそういう方向のエピソードやキャラ付けアイテムになっている感はあるかも

買い過ぎたから或いは作り過ぎたから一緒に食べようというのはともかく、わざわざ作ったというのは何を混ぜたのか分からないのが怖い

ようは恋人というほど親しくもない関係で弁当作ってくるとかプレッシャー強すぎるという話だろうか
現在の作品でも家族や恋人関係の場合、弁当ネタは普通のから変則的なのまで肯定的に描かれているしな

弁当ではないけど距離感間違えている異性ネタは珍しくないからね
国産作品でも洗濯とかがそういうネタ扱いになったりしている

日本での弁当の扱い、よく知らない人が作った食べ物に対する認識が変化しているという話もあるのでは?
近年の温暖化で弁当が腐敗しやすくなったので日本の弁当も昔と比べて作る際に衛生を強く意識するようになっているという話だ。例えば「おにぎり」は昔は素手で握っていたのが今ではビニール手袋かラップを使って作るのが普通になっていると聞く。
だからあまり親しくない、付き合い始めくらいの相手の作る弁当が信用されなくなっているのだと思う。

なるほど。考えてみれば現代の美食系の作品ではスキルがある人間の手作業は評価されるが、手作りで気持ちがこもっているから評価されるというのは見なくなっているし料理スキルの評価、重視される部分も変化してそうだ。

普通に考えたら朝の5時6時に作ったのを12時頃に食べるとか、何かしら悪くなってそうだからな……

現代の環境だと弁当にするよりも料理したのをその場で食べてもらうシチュエーションの方が何かと良い方向に描けると思う
そこまで行く関係なら料理する、してもらうのも肯定的に考えられるはずだ



とまぁ、こんな感じで。
現在の中国オタク界隈の見方も含めてイロイロな話が出ていました。

考えてみれば私も弁当に関する認識が昔とは変わっていますし、特にこの梅雨から夏にかけての時期は何かと心配になりますね。
今の気候だと粗熱をきちんと取る、梅干しを入れるくらいでは不安な時もありますし、創作の中のお弁当ネタに関しても「それ衛生的に大丈夫?」と気になってしまうことが増えているかもしれません。

とりあえず、こんな所で。
例によってツッコミ&情報提供お待ちしております。


中国オタク「日本の弁当は早起きして作る?」「日本人の料理スケジュールにはついていけないと思ってしまう」中国オタク的日本の弁当の疑問あれこれ