夏の暑さにへたばっている今日この頃ですが、ありがたいことにネタのタレコミをいただいたので今回はそれについてを。

中国オタク界隈では恋愛要素に関しては良くも悪くも盛り上がる話題になっているそうですが、恋愛要素で出てくるジャンルの定義や概念に関する捉え方の個人差から議論が熱くなってしまうこともあるのだとか。

中国のソッチ系のサイトではそんな話題の一つとして
「純愛とハーレムは両立できるのか?」
などといったことに関するやり取りが行われていましたので、以下に例によって私のイイカゲンな訳で紹介させていただきます。


純愛とハーレムは両立できるのだろうか?皆の意見を聞いてみたい

定義次第ではあるが、最近またなんか荒れる話題になっているな……俺は両立というか、混ぜても良いネタだと思っているが

それを拒否する、純愛に行くと思ったらハーレム展開だったとかハーレム的な決断をした主人公が気に食わないみたいな人は結構いるようだね

俺は純愛というのは好きなのは一人だけ、そこに第三者は入らないという認識だからハーレムも逆ハーレムも純愛には入らないと思っている
ただハーレムの中で愛情があるのは主人公とメインヒロインの一組だけみたいなのはあり得るので絶対に成立しないとは思っていない

私もそんな感じで認識している
ただそれを認められない人が多いので純愛とハーレムの境界線、特定の作品を純愛扱いするかどうかで何故ここまで燃えるのだろうか……

自分はもうざっくりと感情が通い合っているハーレムなら純愛、そうでなければ違うという考えだよ。18禁とかでは特に!

この問題に関しては道徳による判定も混じるので個人差が出るんじゃないかと
私は元々創作の話、そこでのハーレムや逆ハーレムで愛の形が純愛だったみたいなのは成立すると思うけどね 

道徳が関連するというのは何となく理解できるし、だからこそウチの国の環境だと非常に相性が悪いテーマだと思ってしまうよ
日本の作品をざっと見た感じだと純愛タグとハーレムタグが両方ついている作品はそこまで珍しくないし、兼用可能なテーマ扱いのようだが……

「失礼だな純愛だよ」と言う女誑しみたいに作中のネタとしては嫌いじゃない
でも主人公の恋愛の展開として純愛っぽいのからハーレムENDみたいになったらキレるという気持ちはわかる

確かに日本の作品は普通に「純愛」と「ハーレム」のタグがついているのがあるな

凄いのだと「NTR」と「純愛」というのもあった

結局純愛の定義という問題に戻りそうだ
NTR展開でも主人公視点だとNTRだけど寝取られる恋人側視点では純愛に目覚めたなんて解釈もあり得るし、寝取られても愛を捨てない純愛みたいな解釈だってあり得る

純愛とハーレムも、純愛とNTRも共存できると思う。そこはストーリーと感情描写次第だ。
ただ普通のラブコメとしてそういう作品を出されたらブチ切れる人がかなり多いのも間違いない。

「純愛」の反対語を「ハーレム」だと考える人もいれば「純愛」の反対語を「NTR」だと考える人もいる
厄介なのは普段「純愛」について語っている際にそういうのは意識されない、作品がそういう展開になった際に爆発する火種になることだ

純愛とハーレムか……これって最後に一人だけを選ぶ日本の作品にありがちな「偽後宮」も純愛と言ってしまえるのでは?
過程がハーレム、最後が純愛なら純愛と解釈することもできなくはない気がしないでもない

以前某ジャンルでは異性愛と比べて同性愛は純愛とか言っているのもいたし、純愛の定義とは一体

相思相愛が純愛だとか、互いに二心が無く他人の愛が入り込まないのが純愛だとか考えている人も少なくないよね。
でもそうなっていく過程或いは途中過程で発生して消滅するそういった関係についてどう判断するかはハッキリしていない。
あとハーレム、逆ハーレムは対等な関係ではないという時点で純愛ではないという見方もあるが……

俺はハーレム系作品は好きだし俗な欲望を満たせる作品は大歓迎だが、それとは別に恋愛要素、純愛と言っていいか分からんが「美しい愛」に関しても好みはある。
だから純愛とハーレムは一緒にされたくない。

作品の恋愛要素は容易に価値観や道徳の問題になっていくし、そうなると自分の正しさを掲げて自分と意見の違う人間を攻撃する、作品を通報するようになるのがね
個人的にはジャンル分けでしかないけど荒れるのでハーレムと純愛は分けた方が良いと考えている

作品を持ち上げる、布教するときに「純愛」というタグを使いたがる、その評価で作品を見始めた人間が別の感じ方をしてキレるという流れもある
他にも自分の期待した展開ではなかった際の批判の口実という側面もあるな

ハーレムと純愛をわざわざ組み合わせるのはどうかと思うし、ハーレム系作品、世界観も倫理観も違う異世界系作品をわざわざ見に行って作品や作者の価値観がおかしいみたいな批判をするのはどうなんだろうと思わなくもない

ハッキリ言ってしまえばそこは自分の嫌いな作品が人気になる、評価されているのが許せないという感情もあるのだろう
我が国のオタクは自分の思い通り期待通りにならないことに対して存在を許せないという感情を爆発させがち

最近またゴタゴタしている「無職転生」2期の終わり方に関しては、愛よりも家族の形成が大きなテーマになっている作品だし愛で止まる評価に対して、私は正直あまり面白くないと感じてしまう

ウチの国のオタクはずっと似たようなことやってるよ
でも十数年前に「ヴァンパイア騎士」が純愛かどうかで騒いでいた自分からは何も言えない……

昔から繰り返されているけど、昔と比べて今はフェミニズムが入るようになってしまったので更にヤヤコシイことになった気がする
ハーレムを攻撃する理論武装に純愛が使われているようなことも目にする

作品としては「君のことが大大大大大好きな100人の彼女」みたいなのが出てきた時点でジャンル分けのタグとしての意義はともかくハーレムと純愛を厳密に区別する意味は薄れたような気もするんだけどね

そもそもの問題として、「一対一の恋愛」が「純愛」というのはどこから来た定義なのか

毎度毎度定義、正しさ、そうあるべきだという話になりがちだけどその辺は曖昧だよね
ただ一般的な認識として「ハーレム」と「純愛」が「≠」なのも確かだろう

純愛が一対一というのは日本の作品の純愛の定義とは違うし、よく考えるとウチの国の主流の考えでもないような……

でも普通は「ハーレム」のタグがあったら一対一の関係だとは思わないし、「純愛」のタグがあったら一対一の関係でNTRとかも発生しないと受け止めるものだろう?

俺は日本の純愛の扱いに関してはアニメやマンガ、それからギャルゲーくらいしか知らないが、心から湧き出るもの、利益などと切り離された純粋なものが純愛扱いされているという印象だね
だからハーレムと純愛も衝突する概念ではなく、ハーレムであっても主人公とその相手(互いの性別も不問)が「一緒にいたい」と心から願うような関係ならそれは純愛として扱われるのではないかと

うーむ……私はぼんやりと「死が二人を分かつまで」みたいなのが純愛だと思っていたんだが二次元界隈でも結構違う意見があるようだしなんだか自信がなくなってきたぞ?

そこはもう個人差があると割り切るしかないだろう
私は非主流なのは分かっているが、NTRではない普通の恋愛関係ならば純愛くらいの考えだし、ハーレムは純愛のサブ属性くらいに考えている

ハーレムと純愛に関してはハーレムにNTR要素が無いということをアピールするための組み合わせという話も聞いたことがある
ヒロインがたくさんいる=ハーレムだけどヒロインが全て主人公に感情を向けている、ヒロインに別の男の関係が無い発生しないとは限らないということで

何事も例外はあるし「純愛」と「ハーレム」に関しては様々な異論がある。でも例えば「純愛」と「鬼畜」に比べたらまだ許容しやすいだろ?
あまり気にし過ぎない方がいい

すまない、私にとっては純愛と鬼畜の両立の方が分かりやすいんだが……



とまぁ、こんな感じで。
現在の中国オタク界隈における空気や見方などイロイロな話が出ていました。

ちなみに今回のネタを教えてくれた方からは
「ご存知の通り中国では期待通り、事前の予想通りの展開を求める傾向が強く、自分の好みから外れた展開になった場合、作品への攻撃や自分と意見の違う人に対する攻撃が発生することが多いです。そして恋愛要素に関しては昔から炎上しやすいテーマでしたが、最近は価値観や道徳の問題に加えてフェミニズム関係の衝突の原因にもなるので難しいものになっています……」
などといった話もありました。

当ブログでは中国の恋愛ネタに関しては若者の「早恋」関連については何度か扱ってきましたが、近年の中国において荒れがちな恋愛要素に関する反応を見ていると、今回の純愛だけでなく浮気の扱いや、ハーレム関係の扱いに関してもイロイロと日中の違いがありそうな雰囲気ですね。

とりあえず、こんな所で。
例によってツッコミ&情報提供お待ちしております。


中国オタク「ウチの国で少年少女は『好き』と愛を囁くことはできない……字幕で感謝や良い人認定の言葉にされてしまう」