ありがたいことに季節ネタを教えていただきましたので今回はそれについてを。

中国オタク界隈では日本の作品によく出てくる物、イベントなどに関する考察で盛り上がったりしているようですがその中には夏の定番イベントやその中のやり取りに関する話題もあるそうです。

そんな訳で以下に中国のソッチ系のサイトで行われていた
「日本人にとって夏の大三角は特別なものなのか?」
などといったことに関するやり取りを、例によって私のイイカゲンな訳で紹介させていただきます。


日本人にとって「夏の大三角」って特別なものなの?様々な作品に出てくる印象があるのだが……

日本における夏の大三角の知名度に関しては何か大きな影響を与えた作品が過去にあったんじゃないか?二次元系に限った話ではなく実写とかでも。
こっちで「三体」の影響でプロキシマ・ケンタウリに関する知識が爆発的に広まったように。

ウチの国でも国産子供向けアニメのネタになっているし、百科事典とか課外読書などのルートで得られる知識もそこかしこに存在するけど、日本みたいな扱いにはなっていないわけで
そこは考えてみれば不思議

俺の通った学校では天文課の授業もやっていたね
それがどれだけ影響あったかは分からないけど

昔は中国にも天文愛好者向けの雑誌はあったはずだけど、今はどうなっているのやら……

確かまだ残っていたような?科学普及雑誌としての扱いがあるし、ウチの国は古い雑誌だと逆に消えない。

中国人なら「牛郎織女」(牽牛織女)の知識はほぼあると見ていいけど、それが実際の星空と連動していないように思う
夜空を見てもどれがどれだけ分からないし、そもそも見る気にならない

少なくとも学校の授業でも実習でもプラネタリウムでも強調する部分だというのは本当らしい
全員ではないだろうけど結構な割合の日本人にとっては共通認識、知識になっているのではないかと

夏の大三角は知識があればわかるんだろうけど、無ければ分からないと思う
明るい星ではあるが、冬のオリオン座の三つ星みたいにすぐに分かるものではない

星を覚えるとしたらせいぜい北斗七星と北極星くらいな気がする
しかし俺は北斗七星はともかく北極星はすぐに分からないかも

夏の大三角は日本のソシャゲでも定番イベントだよね
俺も「牛郎織女」は知っているけど星空までは意識しないし、実際に見ても分からない

日本は空気が綺麗だから星が見えると聞くし、普段から意識することになるのでは?
天体観測も趣味、それから学校の部活としての天文部として間接的に存在を意識させられる話が少なくない

中国国内は学校の部活、サークル生活が普及していないから広まっていないのではないかと

そもそも趣味としての扱いが違うような……上で言われている影響を与えた作品で思い出したが、BUMP OF CHICKENがブレイクしたきっかけの初期ヒット曲に「天体観測」というのがある
そして歌詞を見た感じではこの曲の影響によってではなく、この曲が普通に受け入れられるくらい日本社会では天文趣味が普及しているのではないかと思われる

夏の大三角ネタで個人的に印象に残っているのは「化物語」かな

そう言えば化物語で思い出したが、日本人は大体「あれがデネブアルタイルベガ」とやれるという話は本当なんだろうか?

日常的に話題にする、ネタにする機会が無いのが違いを生み出しているのかな?
しかしこっちの教科書にも夏の大三角は載っているはずなんだが……

載っていたね
小学校の時の教科書で星座や何等星の概念も学んだ
でも学んだ直後ならともかく、その後私が夜空を意識して見ることはずっとなかったかも

今思いついたんだが、日本の夏のイベントと連動しやすいからという説はどうだろう?
花火などの屋外イベント→夜空を見るといった流れが日本の夏にはある
そして冬の大三角もあるのにあまり出てこないのは冬には外に出ない、日本の冬の夜空を見上げるイベントが無い……とかで

他の季節にも大三角はあるのに、夏の大三角だけが特別な意味を持っているような扱いなのは不思議だよね
作品で扱われる頻度、テンプレ要素的な扱いを考えると日本人は夏に対して特殊な感情を抱いているのではという話もあるが、夏の大三角はその中の要素の一つなのだろうか?

どの作品か忘れたが「春の大三角」とかも出ていたね
それで秋は無いかと調べたら秋は「四辺形」というのがあった……

日本の夏の天候は星空を見るのに向いているんだよ
夏の大三角は都市部からも普通に見えるので、北斗七星と同レベルの知名度だとか
それに「牛郎織女」の故事は日本でも有名

日本は高温多湿な温帯〜亜熱帯気候だけど山間部へのアクセスが容易だし、大気汚染が少ないから天文趣味には向いているのかね
都市の景観維持条例とかもあると聞くから光害に関してもこっちよりマシだろうし

日本は島で海風があるし光害が少ないから星がよく見えるはず
中国でも海南島に行くと綺麗な星空が見れる

日本の作品だとすぐに「夏の大三角」を示して、特に説明もないシーンが多いから前提として夏の大三角がどれかというのは基礎知識として多くのキャラに持たせても問題ないレベルなのは察せる

ウチの国でも夏の大三角なら光汚染のヒドイ街でも見つけられるよ
大体それしか見えないとも言えるが!

中国の都市は明るすぎるから星が見えない……

それは否定しないけど、中心部でなければ夜道の暗い所はいくらでもあるしそういう場所から空を見てもあまり星は見えないのでまぁそういうことなんだろう

北方の夜空だとかなり目立つし、分かる人には分かるレベルではある
ただ二次元的なイベントで使うのはあまり思いつかない方向だ

俺は上海在住だけど、天気次第な所はあるが星が綺麗に見れることはあるよ
個人的には国内の学生が星を見る習慣が無い、あと近眼率高過ぎるというのも原因になっているんじゃないかと思う

結局は天体観測、星を見る文化が日本には濃厚にあるということでは
こっちにも星を見る文化はあるけど何かと薄い

星を見る、目立つ星や星座に思いをはせること自体はどこの国にもあるから特殊な文化ではないはず
しかし習慣や日常生活の違いからくる認識や体験の違いはあるだろうな……

日本は趣味としての天体観測がかなり発達しているんだよ。光学分野も発達しているから設備面でも発達を支えている。
それに対してウチの国は趣味としての天体観測分野は弱いし、国内の都市化の動きが激し過ぎて人も環境も星を見る雰囲気じゃないし、星を見る場所も手頃な所にない

確かにウチの国の人間は天体観測に興味がないというのもありそう
夏の大三角は夜空で特に目立つ明るさだから光汚染がひどい街中でも注意して見れば見つかるはず

私は昔天体望遠鏡を買ったけど、家からきちんと見えるのは月くらいだった
しかも半年後に窓の向かいにビルが出来て月すらもまともに見れなくなった……

他に考えられるのは中国の学校は進学、受験の圧力が強過ぎて天体観測を教えるとか体験させてくれる学校は大都市の「凄い学校」くらいだろう。予算があって教員の質も生徒の質も高ければ受験勉強以外のことをやる余裕、点数以外の価値の獲得ができる。
この辺は「中国の高校にだって部活動はある」みたいな話と共通するね。

私がまだ小学生だった頃は暇なときに親と涼みに外に出て天気が良ければ「あれは何の星だよ」と教えてもらった
でも今の子供は日付が変わる頃まで宿題、勉強だから日常の中で星を見る余裕とか無いよね



とまぁ、こんな感じで。
現在の中国におけるイメージや各種状況も含めてイロイロな話が出ていました。

ちなみにこのネタを教えてくれた方からは
「中国では子供や若者が夜空を見上げる習慣があまり無いのかもしれません。私も若いときは意識して夜空を見上げた、星を探した記憶がありません。月が出ているくらいは認識していましたが」
などといった話もありました。

個人的には中国から日本に一時帰国すると日本の空はよく星が見えるというのを何かと意識することになりましたが、今の中国の夜空ってどうなっているんでしょうかね。私が留学していた時期と比べればかなりマシになったとも聞くのですが。

とりあえず、こんな所で。
例によってツッコミ&情報提供お待ちしております。