ありがたいことにネタのタレコミをいただきましたので今回はそれについてを。

中国オタク界隈では日本の作品の定番要素、お約束などに関して何かと話題になっているそうですが、戦闘関連や強弱の描写についての話題は特に盛り上がるのだとか。

中国のソッチ系のサイトではそんな話題の一つとして
「日本の作品は溶岩の威力の評価が高い」
などといったことに関するやり取りが行われていましたので、以下に例によって私のイイカゲンな訳で紹介させていただきます。


日本の作品においては溶岩の威力の評価が妙に高くないか?
温度的には炎の方がトンデモナイことにできるのに

日本の作品だと溶岩は火属性の上位攻撃になるがちだよね

自分も何となくそう考えていた
溶岩は粘りがあって重いので火よりも逃げたり防御したりが難しい印象はあるけど、温度的にはそんなに変わらないのに

「ONE PIECE」の火よりマグマが強いというのも正直納得できなかった

溶岩は描写が簡単で映える、自然災害として直感的に分かる脅威なのも大きいのではないかと

溶岩は温度は低いけど熱量としてみれば単純な火より上になるし、何より質量を伴うわけで

カーズみたいなのもいるが、あれも溶岩が効果ないくらい凄い生物という描写だからね
溶岩の恐ろしさが前提として存在する

普通の火もそんなに強いわけではないだろう
近年の創作では扱いが悪くなっている属性だし

炎の温度がファンタジー的に際限なく上がるなら融点の高いファンタジー鉱物を出しても良いわけだし温度はそこまで関係ないような……

炎の色による温度を描写している作品も結構あるのを考えたら、一般的な炎攻撃は溶岩とそこまで温度の差が無い可能性もあるぞ

溶岩は持続的なダメージという効果もあるけど、こっちはあまり描写されないから火の方が強く感じられるのかも
火は燃やすものがなくなれば消えるけど、溶岩は冷却される過程でも熱や質量によるダメージはある

溶岩の他に溶鉱炉もあるから、イメージ的にそっちが重なるのもあるのでは
「ターミネーター2」のラストはあまりにも有名

地域によるんじゃないかな
日本以外でもイタリア辺りならポンペイという火山で壊滅した遺跡の街が存在するしイメージしやすいと思う

炎は雑に数字を盛りやすいという強みはあるな
一億度とか一兆度とか、宣言するだけでインフレ可能

温度も一要素ではあるが溶岩の威力は温度だけじゃないんだよ
津波を温度が低いから威力が無いとは言わないだろ?

そもそも1000度の液体が来たら人間は普通に死ぬんだけどね……

これは中日の日常生活で接する情報、環境による印象の違いによるところもあるだろう。
日本は頻繁に地震が発生する地域で火山と溶岩も天災の一つとして常に意識させられるものになっている。だから溶岩には普通の「火」よりも強烈なイメージがつく。

火属性、火炎攻撃がありふれたものになった結果、その強化版として登場した面もあると思う
溶岩は温度の他にも物質的なダメージも追加されるので単純な火よりも強いとかで

でも土属性で土石流攻撃や地震攻撃って弱いよね。現実では上位に来そうな怖さの自然災害なのに。

うーむ……考えてみれば火山に関して自分の中では溶岩よりも噴石の方がなんか怖そうという印象はあるかも
知識としては土石流とか非常に危険なのはわかっているのだけど

創作における扱いに関しては単純に日本には大きな火山がたくさんあるからじゃないか?
危険な地形、危険な災害として分かりやすい

日本は活火山が多いから溶岩の怖さが記憶に刻み込まれているんだろう
富士山だって活火山だ

日本は山登りに行ったら噴火が始まって大量の犠牲者が出た事件が最近もあったからね
火山の災害としてのイメージは強そうだ

日本は自然災害として地震だけでなく火山もかなり意識される環境
そして実際に何十年に一回くらいのペースで数十人かそれ以上の規模の犠牲者が出る火山関連の災害が発生している

活発な噴火の兆候は無かった、普通に観光地になっている山が突然噴火っていうのも怖いよな……
中国だと観光地になっている火山って長白山くらいかな?

火山はこの世の終わりみたいな風景を作り出すし、実際大絶滅の原因になってるからな

西側の創作でも溶岩が高威力、恐ろしい扱いになっているし火山のある地域だと溶岩の強烈なイメージが根付くんだろう。
上でも言われているようにポンペイは西洋だと火山災害、溶岩の怖さの象徴になっている。

ああいうのを見ると火山と溶岩は人間の遺伝子に刻まれた怖さなんじゃないかと考えてしまうね

自然災害系は中国の作品がむしろ過小評価しているような気もする

ウチの国だと自然はなんだかんだで克服、コントロールできるものという扱いだからねえ

あくまで乗り越える対象でしかない、脅威によって全滅するようなことはない、ヒーローや指導者しかるべき組織によって対処されるもの扱いだよね
なお近頃よく発生する百年に一度レベルのなんとかは……

分かるよ。SF的なレベルになってようやく「どうしようもない」というレベルになるというか。
中国のディザスタームービーはなんていうかモブは派手に死ぬけど次々襲い来るピンチでも主人公達は補正かかって無事だから自然災害もなんとかなる娯楽っぽい空気あるよね

災害ドキュメンタリーを見ると溶岩はかなり怖いけど、娯楽関係の印象で考えると確かに軽い

まだ出ていない溶岩の扱いの良さとしては火山の加工に落とすっていうのはキャラも物も「不明」にするのに便利だというのがある
これは「ロード・オブ・ザ・リング」とかでも使われている伝統的なネタ



とまぁ、こんな感じで。
中国オタク界隈のイメージなどイロイロな話が出ていました。

ちなみに今回のネタを教えてくれた方からは
「被災地の情報をずっと報道するわけではないのでこちらでは自然災害の影響に関してはかなり軽い印象になっているかもしれません。正直に言えば、私は日本の報道で被災地のニュースがずっと続けられる、周年単位で報道されているのを見ると知識としてはともかく、感覚的に日本は災害復興が遅いと感じてしまうこともあります……」
などといった話もありました。

それにしても中国特有の環境で怖いイメージのある災害って何があるんでしょうかね。
私は子供の頃に読んだ三国志(児童書版、横山光輝版など)の影響か中国の蝗は怖いみたいなイメージが妙に強くなっていますが、現代の環境だとそういうのはあまり意識されないでしょうし。

とりあえず、こんな所で。
例によってツッコミ&情報提供お待ちしております。