例年通りの気温になってきたとはいえこのところ急に寒くなり体調がぐだぐだになっている今日この頃です。
ありがたいことに以前教えていただいたネタに関して追加でまた情報をいただいたので今回はそれについてを。
中国オタク界隈でも女性向け要素やいわゆるBL的な内容に関しては良くも悪くも話題になっているそうですが、そういった要素のある作品の扱いや日本市場の動向といった背景に関する討論で盛り上がることもあるのだとか。
中国のソッチ系のサイトではそんな話題の一つとして
「百合的なアニメと比べてBL的なアニメが少ない?」
などといったことに関するやり取りが行われていましたので、以下に例によって私のイイカゲンな訳で紹介させていただきます。
日本ではハーレムや百合なアニメと比べてBL的なアニメがあまり作られないように感じられるのはなぜだろう?自分が知らないだけなのか、実際に少ないのか……詳しい人教えて!
少年マンガである程度需要が満たされるからだろうか?
日本では女性のBLファンはアニメを見ない、或いは少年マンガ系アニメは見てもBLアニメは見ないみたいなデータや事例でもあるんだろう?
日本でもBL系アニメの需要はあるみたいなんだけどね
「魔道祖師」が日本で一番ヒットした国産アニメみたいなことになっているし
この間ちょっとこっちで異世界BLアニメとざわついた「異世界の沙汰は社畜次第」みたいな作品もあるので作られないわけではないはず。
その手の作品がこっちに入ってこないとか、話題になる場所が違うという可能性もあるだろう。実際俺も普段そっちのジャンル意識していないしね。
「百合」ではなく「腐」を売り物にする作品……自分の見ている範囲だと確かに多くはない印象だな
普段「女性向け」とネタにされがちな作品も基本的には少年マンガ、女性向けサービス「もある」一般向けという作品だ
日本語で言うなら「BLアニメ」或いは「やおいアニメ」でいいんだろうか?そういうの案外思いつかないもんだね。
例えば「ユーリ!!! on ICE」や「ブルーロック」みたいな女性向け扱いの作品は思いつくのだけど
西洋的なLGBT山盛りの「アーケイン」がこっちでも評価高いけど日本でBLがないのは考えてみれば不思議かも?
あとウチの国って案外BL需要高いのか?
「アーケイン」に関しては国内配信で露骨なシーンがカットされているから皆幸せに見ていられるという事情も……
ただ中国国内でも実写ブロマンス作品は定期的にヒットが出ているし混ぜたら絶対にダメというほどではないと思う
同意。
私は「ブロークバック・マウンテン」とか当時国内で凄い人気だったのを覚えている。
国内の需要はそりゃあるだろう
こっちだとポルノ規制回避で手軽に稼げる、女性からの支持も受けられるとBL路線は実写も二次元も一時期大人気だったわけで
まぁ例によってやり過ぎて男性向けエロと同じような道をたどることになったようだが
ドラマだと男のアイドルを自然に多用できるのも大きいだろう
ウチの国でも規制入る前はたくさんBLドラマが制作されたし人気にしたい各所のランキングの上位を占めていた
その結果上の方から禁止されて制作中、審査中、制作審査終わって配信開始待ちの作品が片っ端から死ぬ事態になったが
そういえばそうだったな
二次元作品に男性アイドルを使うのは女性アイドルを使うのより抵抗が少ないのかね
普通に抵抗はあるけどアニメより売りやすいし企画が通りやすいんだよ
出演するアイドルのファン層が固定の客として非常に強力だからね
アニメは目立たないように感じられるかもしれないけど日本ではBL産業も先進的で完備されている
テレビドラマは毎シーズンおススメ紹介ができるくらいで更に映画だって供給されているし、役者に関しても特撮作品のメインキャラを演じたような役者が出演するのが珍しいことではない
あとBLがテーマの場合は同じ作品の実写化とアニメ化では概ね実写化の方が良い数字になるなどドラマ>>アニメなのがデータとして出ている
こっちでもそういった作品の話題に関しても実写の方が何かと多い
非日常的なテーマでBLアニメ作るよりも、少年マンガ系作品でBL的なサービスを入れた方が良いということなのかね
だって百合好きは二次元にこだわるけど、BL好きは二次元も二次元以外もいけるから……二次元の百合好きが許容できる非二次元は声優やVtuberの百合営業くらいでは?
スレ主が言っているような作品って青年マンガに多いのではないかと
青年マンガ系作品もアニメ化よりも実写化される方が多い
マンガだと例えば「メタモルフォーゼの縁側」のようなBLをテーマにした意欲的な作品が出ているんだけど、これも映像化は実写の方だったからね
アニメはターゲットとなる層や制作スタッフの空きの問題で作るの難しいとかでは
アニメ化される作品も前提に実写化の成功があるように感じる
私が追いかけているBL漫画家(一般向けも描く作家)も人気作品は実写化の後にアニメ化される流ればかりだ
自分の見ているのは話題作とこっちで配信されている作品程度の範囲でしかないが、その中ではイケメンキャラをたくさん出す、友情を強調してBL解釈的なサービスを行う作品は珍しくないけど百合のようなキャラ関係を目立たせるBLサービスってのは少ない気はする
「世界一初恋」や「純情ロマンチカ」みたいにガチめのBLアニメが少ないというのには同意
今千秋監督は一時期かなり注目されていたっけ
「純情ロマンチカ」はこっちでも正規配信されている時期があって当時はランキング上位に来てたこともある
いつの間にか消えたということはそういうことなんだろう
単純にここ数年は男性向けカップルがメインになる作品で当たった作品が出ていないというのもあるのではないかと
昔は「純情ロマンチカ」や「世界一初恋」のように、男のオタクでも「自分は見たことないけど名前は見聞きしたことがある」作品があったけど、近年はそういうのが出ていないのは確かだ
そういえば10年くらい前まではBL的なアニメも主流な作品みたいな空気はあったな
私も「世界一初恋」や「今日からマ王!」とか、見たことはないけどタイトルはよく聞くみたいな作品があった
国内ではyoukuが二次元で女性向け特化の方向に行くくらいには人気も需要あったよね。
ただyoukuは版権獲得に関して少年マンガ系でBL方面の人気も高い作品の方にいった感じだし、BL作品でガチなのはあまり見なくなった気はする
そもそも百合もBLもライトなアニメはそれなりにあってもガチ目のは一般向けではあまり作られないと思うのだが
確かに百合もライト百合な作品が中心でガチな百合アニメは年に数本あるかというレベルだ。しかしBLの方が伝統が長く規模も大きいのにライト百合の方がライトBL(と言えばいいのか?)より多いのは不思議
BL系作品でアニメにできるような量のある人気長編作品が少ないとか?
私の個人的な印象でも6〜7話くらいで終わるような短編作品が多いジャンルだと感じているけど
短編が多いから実写になっているという事情もありそうだなあ
その短編にしても人気作、話題作が映像化されるとは限らないのがまた……まぁこっちで感じられる人気に関しては日本市場とは違うだろうし、映像化に関しては作品人気だけでなく出版社の事情も関係するのでこっちの感覚で予想するのは難しいのだろうけど
メインキャラ全部女性、メインキャラ全部男性みたいな作品は毎シーズン普通にある
ただ昔と比べて百合ファンが増えて一般向け作品のBL解釈な話題が目立つようになった分、相対的にBL作品は目立たなくなっているのかもしれない
とまぁ、こんな感じで。
現在の中国オタク界隈の認識も含めてイロイロな話が出ていました。
ちなみに今回のネタを教えてくれた方からは
「近年は中国国内でもBL関係に対する規制が強まっていますし、それとは別にフェミニズム関係の炎上が度々発生してオタクの間でも男女間の対立が深刻になっているので女性向け作品を平和に語るのが昔と比べて難しくなっています……」
などといった話もありました。
とりあえず、こんな所で。
今回の内容に関しては私も守備範囲外なのでいつも以上にツッコミ&情報提供お待ちしております。
中国オタク「男性向け作品に百合好き男性キャラを出す価値や意味はあるのだろうか?腐女子キャラに比べて百合好き男子キャラがいない」
ありがたいことに以前教えていただいたネタに関して追加でまた情報をいただいたので今回はそれについてを。
中国オタク界隈でも女性向け要素やいわゆるBL的な内容に関しては良くも悪くも話題になっているそうですが、そういった要素のある作品の扱いや日本市場の動向といった背景に関する討論で盛り上がることもあるのだとか。
中国のソッチ系のサイトではそんな話題の一つとして
「百合的なアニメと比べてBL的なアニメが少ない?」
などといったことに関するやり取りが行われていましたので、以下に例によって私のイイカゲンな訳で紹介させていただきます。
日本ではハーレムや百合なアニメと比べてBL的なアニメがあまり作られないように感じられるのはなぜだろう?自分が知らないだけなのか、実際に少ないのか……詳しい人教えて!
少年マンガである程度需要が満たされるからだろうか?
日本では女性のBLファンはアニメを見ない、或いは少年マンガ系アニメは見てもBLアニメは見ないみたいなデータや事例でもあるんだろう?
日本でもBL系アニメの需要はあるみたいなんだけどね
「魔道祖師」が日本で一番ヒットした国産アニメみたいなことになっているし
この間ちょっとこっちで異世界BLアニメとざわついた「異世界の沙汰は社畜次第」みたいな作品もあるので作られないわけではないはず。
その手の作品がこっちに入ってこないとか、話題になる場所が違うという可能性もあるだろう。実際俺も普段そっちのジャンル意識していないしね。
「百合」ではなく「腐」を売り物にする作品……自分の見ている範囲だと確かに多くはない印象だな
普段「女性向け」とネタにされがちな作品も基本的には少年マンガ、女性向けサービス「もある」一般向けという作品だ
日本語で言うなら「BLアニメ」或いは「やおいアニメ」でいいんだろうか?そういうの案外思いつかないもんだね。
例えば「ユーリ!!! on ICE」や「ブルーロック」みたいな女性向け扱いの作品は思いつくのだけど
西洋的なLGBT山盛りの「アーケイン」がこっちでも評価高いけど日本でBLがないのは考えてみれば不思議かも?
あとウチの国って案外BL需要高いのか?
「アーケイン」に関しては国内配信で露骨なシーンがカットされているから皆幸せに見ていられるという事情も……
ただ中国国内でも実写ブロマンス作品は定期的にヒットが出ているし混ぜたら絶対にダメというほどではないと思う
同意。
私は「ブロークバック・マウンテン」とか当時国内で凄い人気だったのを覚えている。
国内の需要はそりゃあるだろう
こっちだとポルノ規制回避で手軽に稼げる、女性からの支持も受けられるとBL路線は実写も二次元も一時期大人気だったわけで
まぁ例によってやり過ぎて男性向けエロと同じような道をたどることになったようだが
ドラマだと男のアイドルを自然に多用できるのも大きいだろう
ウチの国でも規制入る前はたくさんBLドラマが制作されたし人気にしたい各所のランキングの上位を占めていた
その結果上の方から禁止されて制作中、審査中、制作審査終わって配信開始待ちの作品が片っ端から死ぬ事態になったが
そういえばそうだったな
二次元作品に男性アイドルを使うのは女性アイドルを使うのより抵抗が少ないのかね
普通に抵抗はあるけどアニメより売りやすいし企画が通りやすいんだよ
出演するアイドルのファン層が固定の客として非常に強力だからね
アニメは目立たないように感じられるかもしれないけど日本ではBL産業も先進的で完備されている
テレビドラマは毎シーズンおススメ紹介ができるくらいで更に映画だって供給されているし、役者に関しても特撮作品のメインキャラを演じたような役者が出演するのが珍しいことではない
あとBLがテーマの場合は同じ作品の実写化とアニメ化では概ね実写化の方が良い数字になるなどドラマ>>アニメなのがデータとして出ている
こっちでもそういった作品の話題に関しても実写の方が何かと多い
非日常的なテーマでBLアニメ作るよりも、少年マンガ系作品でBL的なサービスを入れた方が良いということなのかね
だって百合好きは二次元にこだわるけど、BL好きは二次元も二次元以外もいけるから……二次元の百合好きが許容できる非二次元は声優やVtuberの百合営業くらいでは?
スレ主が言っているような作品って青年マンガに多いのではないかと
青年マンガ系作品もアニメ化よりも実写化される方が多い
マンガだと例えば「メタモルフォーゼの縁側」のようなBLをテーマにした意欲的な作品が出ているんだけど、これも映像化は実写の方だったからね
アニメはターゲットとなる層や制作スタッフの空きの問題で作るの難しいとかでは
アニメ化される作品も前提に実写化の成功があるように感じる
私が追いかけているBL漫画家(一般向けも描く作家)も人気作品は実写化の後にアニメ化される流ればかりだ
自分の見ているのは話題作とこっちで配信されている作品程度の範囲でしかないが、その中ではイケメンキャラをたくさん出す、友情を強調してBL解釈的なサービスを行う作品は珍しくないけど百合のようなキャラ関係を目立たせるBLサービスってのは少ない気はする
「世界一初恋」や「純情ロマンチカ」みたいにガチめのBLアニメが少ないというのには同意
今千秋監督は一時期かなり注目されていたっけ
「純情ロマンチカ」はこっちでも正規配信されている時期があって当時はランキング上位に来てたこともある
いつの間にか消えたということはそういうことなんだろう
単純にここ数年は男性向けカップルがメインになる作品で当たった作品が出ていないというのもあるのではないかと
昔は「純情ロマンチカ」や「世界一初恋」のように、男のオタクでも「自分は見たことないけど名前は見聞きしたことがある」作品があったけど、近年はそういうのが出ていないのは確かだ
そういえば10年くらい前まではBL的なアニメも主流な作品みたいな空気はあったな
私も「世界一初恋」や「今日からマ王!」とか、見たことはないけどタイトルはよく聞くみたいな作品があった
国内ではyoukuが二次元で女性向け特化の方向に行くくらいには人気も需要あったよね。
ただyoukuは版権獲得に関して少年マンガ系でBL方面の人気も高い作品の方にいった感じだし、BL作品でガチなのはあまり見なくなった気はする
そもそも百合もBLもライトなアニメはそれなりにあってもガチ目のは一般向けではあまり作られないと思うのだが
確かに百合もライト百合な作品が中心でガチな百合アニメは年に数本あるかというレベルだ。しかしBLの方が伝統が長く規模も大きいのにライト百合の方がライトBL(と言えばいいのか?)より多いのは不思議
BL系作品でアニメにできるような量のある人気長編作品が少ないとか?
私の個人的な印象でも6〜7話くらいで終わるような短編作品が多いジャンルだと感じているけど
短編が多いから実写になっているという事情もありそうだなあ
その短編にしても人気作、話題作が映像化されるとは限らないのがまた……まぁこっちで感じられる人気に関しては日本市場とは違うだろうし、映像化に関しては作品人気だけでなく出版社の事情も関係するのでこっちの感覚で予想するのは難しいのだろうけど
メインキャラ全部女性、メインキャラ全部男性みたいな作品は毎シーズン普通にある
ただ昔と比べて百合ファンが増えて一般向け作品のBL解釈な話題が目立つようになった分、相対的にBL作品は目立たなくなっているのかもしれない
とまぁ、こんな感じで。
現在の中国オタク界隈の認識も含めてイロイロな話が出ていました。
ちなみに今回のネタを教えてくれた方からは
「近年は中国国内でもBL関係に対する規制が強まっていますし、それとは別にフェミニズム関係の炎上が度々発生してオタクの間でも男女間の対立が深刻になっているので女性向け作品を平和に語るのが昔と比べて難しくなっています……」
などといった話もありました。
とりあえず、こんな所で。
今回の内容に関しては私も守備範囲外なのでいつも以上にツッコミ&情報提供お待ちしております。
中国オタク「男性向け作品に百合好き男性キャラを出す価値や意味はあるのだろうか?腐女子キャラに比べて百合好き男子キャラがいない」
逆に露骨に媚びられると萎えるし