ありがたいことにネタのタレコミをいただきましたので今回はそれについてを。

中国オタク界隈では日本以上に作品を見る前に評価を調べて外れをひかないようにするる、場合によってはネタバレを知ってでも外れをひきたくないという傾向があるそうです。
しかしそんな中国オタク界隈でも「たぶんダメだろうと分かっていても作品やイベントに手を出してしまう」という人はいるそうです。

そんな訳で以下に中国のソッチ系のサイトで行われていた
「地雷だろうと分かっているのにそれでも踏みに行った作品」
などといったことに関するやり取りを、例によって私のイイカゲンな訳で紹介させていただきます。


皆の地雷だろうと分かっているのにそれでも踏みに行った作品について聞きたい
俺はなぜか時間を無駄にするはずなのに異世界系作品を見に行ってしまうんだが、そういう謎の行動を選んでしまうことってないかい?

何となく理解できる話だね
私は赤坂アカの作品は中盤くらいまで楽しんだらあとは離れた方が良いと分かっているはずなのに、「推しの子」でも最後までぐだぐだと……

ネタとして踏みに行くのでも、分かっているのに踏みに行くのでも、どちらでも良いんだね?

もちろんどちらでも問題ない!
でも彩票(宝くじ)買うとかではなく二次元関連で頼むよ!

そっちの方面で二次元関係だと「エヴァ」のコラボだな
おまけのグッズが欲しくてつい手を出してしまう

「けものフレンズ2」はあまりにボロボロな評価なので逆に怖いもの見たさで見てしまった

「けものフレンズ」は人が集まってぐだぐだ語りながら見るという楽しみ方もあるようだ
極まった地雷は逆にネタとして楽しめてしまうというか

仮面ライダーはシリーズの中でファンから地雷扱いされている作品、自分にとって地雷要素がありそうな作品でも実際に見るまで分からないのでとりあえず突撃することにしている

こういうのは面白かった作品が地雷化したケースもあるかと
例えば「呪術廻戦」が期待するような展開にはならないのだろうと分かっていても追いかけてしまう人は少なくなかった

ウチの国のアメコミファンは大体そんな感じで追いかけてるな!

どれがというわけではないけど好きな絵師が手掛けているギャルゲーは手を出してしまうことが少なくない
ストーリーもキャラも自分に合わない地雷なのに最後まで頑張ってしまう

俺は大河内一楼が関わる作品は見た後に愚痴るんだろうな……と思いながらも見てしまうな

「デジモンアドベンチャー」の「tri」は絶対に地雷だろうと思っていたが諦められなかった
子供の頃の思い出があると「もしかしたら」と考えてしまう

過去にハマった作品、好きだった作品の象徴的なスタッフが関わる作品はダメだろうと分かっていても見てしまう人はいる
私にとってそれは「ひぐらしのなく頃に卒」だった

なら俺は「ニューダンガンロンパV3」で

「罠でもいい!罠でもいいんだッ!!」
という某ポプテピピックのネタは笑えるけど笑えないよな

分かっていて見に行ったのは「鉄血のオルフェンズ」の第二期
確かに第一期からどうしてこうなったという展開だったね
ただ制作側の考える「正しいリアリティ」の暴走という意味では興味深かったし収穫はあった

自分は「鉄血のオルフェンズ」はバルバトスが本当にカッコイイからつい見てしまった
個人的には見て損したとは思わなかったが地雷扱いされるのも理解できた

ゲームは買ってみるまで分からんのが怖い。一応今は返品操作が可能とは言え制限はあるしね。
そして自分の場合、「ドラゴンズドグマ」がたぶん地雷だろうな……と思ってやはり地雷だった案件。カプコンのゲームは遊ぶ前から地雷に見えるの多いけど中には妙に遊べるのがあるのがなあ

軌跡シリーズの「黎の軌跡」とかは自分に合わなそうなのにシリーズ追いかけているからと手を出して後悔したよ

軌跡シリーズはばっさり別れるタイミングを逃しがち
かつて感動した記憶が残っているし、時間が空くと地雷の記憶よりも感動の記憶の方が強くなっていく

軌跡シリーズのユーザーは出る前にどうせダメだろうと思って、出たのを遊んでみてやっぱりダメだったと確かめて、次回作もどうせダメだろうと予約する俺のような人間がたくさんいるよ!

「遊戯王ARC-V」とかずっと追いかけているシリーズの作品だとダメそうでも追いかけてしまう……!

「遊戯王ARC-V」は作品としてはぐだぐだなんだけどキャラはとても俺の好みだから困るんだよなあ

オリジナルアニメは大体地雷だろうと思いながら見ているな
面白かったら儲けものくらいで

分かる。私は最近だと「僕らの雨いろプロトコル」をそんな気持ちで追いかけていた

私はNTRが嫌いなはずなのに、なぜかNTR作品を求めてしまう
ウチの国のそっち方面の需要や人気を考えると、同じような衝動を抱いている人も少なくないのではないかと

スレ主のように俺も異世界系は評価が悪い、設定がテンプレみたいなのでも何となく見てしまうことが多いんだが、「進化の実〜知らないうちに勝ち組人生〜」は自分の覚悟の上を行く地雷だったな

俺はエヴァの新劇場版は地雷だろうと思って見たら名作だったという成功体験があるので地雷にしか見えない作品に関しても諦めきれない

考えてみればゲームはそういうの多いかもな
過去シリーズに自分にとっての大当たり作品があると続編にもついてを出してしまう

新作ゲームで地雷を踏んだ場合、経済的損失と精神的損失のどちらを選ぶか悩むことになる
昔は経済的損失の方が嫌だったけど、歳とってゲームを遊べる時間が減ったら精神的損失の方が嫌になってきた。
ただそれ以上に損失を恐れて昔と比べて冒険しなくなってしまった気がする。

ソシャゲに関しては「人気が爆発する作品を初期から追いかけたい」などといった欲望もあるからつい新作に手を出してしまう
でもソシャゲに手を出すこと自体が地雷を踏む行為なのかもしれない

そもそもガチャのあるゲームが地雷だ!
俺はなぜ手を出してしまうのか……



とまぁ、こんな感じで。
中国オタク界隈でも好きだったシリーズを諦めきれない人は少なくないようでした。

ちなみに今回のネタを教えてくれた方からは
「オタクは皆子供の頃の思い出の作品や、オタクになるきっかけになった作品は地雷だと分かっていても続編での成功を諦めきれません。そして予想通りの失敗を体験して炎上、続編制作側に対する攻撃が激しくなるのです……」

「中国ではネット小説も分かっていて地雷を踏みに行ってしまう人が少なくないジャンルだと思います。中国のネット小説に費やされるのは時間に加えて課金もあるので、追いかけている作品の展開が自分にとって好みではなくなり今後持ち直すことが無いだろうと分かっていても、自分が使ったリソースを考えると諦めきれないという考えになってしまいます」

「私は中国のネット小説でよく炎上、通報攻撃が発生するのは作品が自分の期待を裏切ったと感じた人が出る時に、費やした金と時間を諦めきれなかった自分に対する怒りも転嫁され攻撃性が高くなっているからではないかと考えています」

などといった話もありました。

とりあえず、こんな所で。
例によってツッコミ&情報提供お待ちしております。