ありがたいことに当ブログの昔の記事
中国オタク「中国のシンボル的な武器って何だ。日本にとっての日本刀みたいな、イメージに直結するような武器はあるのだろうか?」
に関連したネタのタレコミをいただきましたので今回はそれについてを。
中国オタク界隈では創作に出てくるカッコいい武器、定番の武器などに関する話題で日々盛り上がっているそうですが、近頃の中国の作品の傾向として槍で戦うキャラ、それもカッコイイ槍使いキャラを目にする機会が増えているといった話があるそうです。
そんな訳で以下に中国のソッチ系のサイトで行われていた
「近頃は槍で戦うキャラが増えてきた?」
などといったことに関するやり取りが行われていましたので、以下に例によって私のイイカゲンな訳で紹介させていただきます。
近頃は槍で戦うキャラが増えてきた気がする。特に中国国産の作品は刀や剣よりも多いのでは?
槍で戦うキャラの増加にはどんな理由があるのだろうか?
今はどの作品にもイケメンや美女の槍使いキャラが必ずいるような感じだし、全般的に槍の扱い良いよね
槍は剣より強いからね
そして剣より槍の方がカッコイイからだろう
創作だと剣や刀の方がネームド武器多いから強いという説もあるが
槍は誰が使うかで有名にはなるけど、武器単体で強いのは剣と比べて多くないし特に中国産だと少ない
中国の武器といえば槍と弩みたいなイメージあるし、国産作品の世界観や戦い方使いやすいというのもあるのかね
日本の刀やヨーロッパの剣みたいな感じで
槍は世界的に汎用性が高いから中国のシンボル的な武器ではないと思う
でも人気がある、よく使われる武器なのも間違いない
リアルな方向に来たということでは
銃火器以前の戦場では長い方が有利でずっと槍が主力で剣は補助、権威の象徴的な武器だった
私もまずそう考えた
リアリティ志向になって槍の地位が上がったからではないかと
しかし作品内に出てくるのは槍と言っても短め、現実で使われた長槍使いはほぼいないけどね
陣を組んでの集団戦用ではなく個人戦用といってもやはり短い
創作の武侠キャラが持っている槍って2mくらいだよね
3mくらいになるとキャラに持たせたらバランスが悪くなるし、描き難くなるのは何となく想像できる
どの武器でもあまり長く大きくするとキャラの身体が相対的に小さくなるという問題があるから……
現実の槍だと2mでは短くて、2.5〜3.5mくらい、騎馬で使う槍だと更に長くて4m超えも普通だったかな
現実だと人でも馬でも使えるパワーがあるなら長くしない理由は無い、でも長くすると槍が細く見えて力強さの印象が薄れるので創作だとある程度短くなる
そこで剣ではなく槍が有力な選択になっているのは興味深いと思う
3D系のアクションゲームだと昔から槍が有力な武器だったし、今の国産アニメはCGモデル使うのが普通だから槍でも問題無くなったのかな?
現代の作品においてはリアリティ考えるよりもカッコ良さ、使いやすさ、それから好まれる設定として槍が選ばれているのではないかと
武侠系は槍使いが多いから原作小説がそうなっているというのもありそう
アニメに白実写に白ウチの国の映像作品ってネット小説原作が多いからその影響がいよいよ定着してきたのでは?
ネット小説系の作品では元々槍使いな流派が多くて主人公の使う武器も刀より槍が多い
剣の方が持ち運びしやすいから多彩なシチュエーション、場面で使えるから創作では強いと思っていたが、考えてみればネット小説の俺TUEEEEEだとそういうの気にしなくていいな……
剣では力強さが足りないんだよ
スピード系は現代の俺TUEEEEE系作品の需要が高い環境では不遇
槍、棹状武器などの長い武器はパワーがあるように見えるし、データ的な数値の凄さとビジュアル面のカッコ良さが強調される現代の国内娯楽市場では槍が剣より優位になるのは当然の流れではある
中華ファンタジー世界観だと剣は御剣飛行などインフラ的な便利さはあっても強いイメージないのがね
パワーのある武器といえば両手持ちの大剣や青龍偃月刀などもあるけど、大剣は修仙系世界観とは合わないし青龍偃月刀は関羽のイメージが強過ぎるから出番は少ない、だから槍になるのではないかと
今の流行は爽快感重視だし主人公の強みとして強調される獲得したチート能力や装備が制限されるのは嫌われるからな
常にカッコよく、勝てる戦場が準備されるしから槍の長さや持ち運びなど現実で槍が使われない原因がデバフになることはほぼない
今はスピード感も槍の方が描きやすいと思う
槍というか棹状武器だとジャンプ動作や方向転換、どれだけ意味があるのかは分からんが車輪のように回転させて攻撃したり勢いつけたりする動作が何となくスタイリッシュにできる
地形や建造物も活用して立体的に動きながら戦うとか、一対多で全方位に戦うような場面は剣より槍がカッコよくなるのも強い
剣の動作はカッコ悪いんだよ……振って振って最後にビームや衝撃波を飛ばすとか、突いて刺してだからな……
槍や棹状武器は振り回してスタイリッシュに戦えるので剣よりもかなりアニメ向き
槍だとある程度距離を離して描写できるし、エフェクトや動きの勢いで流せるからあまり複雑なモーションを使わずに済むというのもありそう
ようは槍でのバトルは強大なパワーの激しいぶつかり合いみたいなのにしやすいからカッコイイ、ということなのでは
顔が大きく映るような近距離が続く剣や刀の戦いは見せ方を工夫しないと変な印象を与えることになりがち
剣だと近距離になるから、昔の2Dアニメや顔の部分に手間をかける日本のアニメみたいな作品とは相変わらず相性が良いと思う
私も剣より槍の方がカッコイイから槍が増えているんだとは思うが、それと同時に槍をカッコよく描写できる環境になったという背景もあると思っている
3Dモデルのパーツとして槍は剣より見栄えが良いのではないかと
伝統演劇だと槍や双剣が人気の武器だったけど、それをアニメの手描きでやるのは難しかったし下手な描写したらツッコミを受けてネタにされてしまうリスクもある
言ってみればアニメのキャベツみたいなものか?
何となく同意したくなる見方。武器無し、剣での近距離戦をカッコよく描写するのは簡単じゃないというのはあるかもね。
槍と違って双剣キャラはあまり増えていない……俺としては双剣キャラがもっと増えて欲しいのに。
国産作品でも武侠要素の強いゲームだと刀剣は象徴的な扱いになることも多いから概ね槍よりも良い扱いになっているけど、アニメだと槍や棍の方が印象に残りやすいというのはありそう
剣は法器として飛ばすとか制御するとかならカッコいいけど、持って戦うスタイルだと微妙になってしまう
それに主人公を剣に合わせたデザインにするとチビになってカッコ悪くなりがちだし、槍の方が何かと主人公向き
剣の戦いをきちんと描写できている作品って少ないし剣気をぶっ放すか空間を斬る(それか剣の一斉射撃)みたいなワンパターンになりがちですぐに飽きられる
技を使った戦いとしては槍の方がビジュアル的にも強い
修仙系でなければ剣の技を描写する作品もあるけど、近年の作品は修仙ベースが基本だから剣で戦うキャラの強そうな動作は「魔法の杖」的なものになってしまうか
修仙系だと剣は持って戦うよりも制御して戦うものだからね
飛剣もカッコいいけど、武術的に戦うならやはり長槍だ
カッコいい描写の作りやすさということなら槍使いはモーション役の人を探しやすい、実写の動作をカッコよく使えるというのもあると思う
剣や刀は創作ではよく出てくるけど、過去の作品に出てきたようなカッコイイとされる動きと中国武術の演武の動きはちょっと違う
確かに
演舞だと槍の方が剣よりカッコいいからなあ
既に言われているけど今は槍がカッコイイ、カッコ良く描写できるようになったということなのかもね
あと私は現代の環境では画質が上がって画面が大きくなったから遠めの視点でも粗が出ない、判別できるような描写ができるようになったというのも理由の一つだと思う
とまぁ、こんな感じで。
現在の中国オタク界隈のイメージなども含めてイロイロな話が出ていました。
ちなみに今回のネタを教えてくれた方からは
「中国の作品で槍の方が強そうな描写になるのは、中国の作品の昔からの描写も影響しているかもしれません。中華ファンタジー系世界観の作品では武器の衝撃力は強調されますが、切断力や貫通力はあまり強調されません。強調される威力次第で戦い方の描写は変わりますし、私はそれが現在の作品における剣と比べて槍や棍が強そうでカッコ良い理由の一つになっていると考えています」
などといった話もありました。
とりあえず、こんな所で。
例によってツッコミ&情報提供お待ちしております。
中国オタク「日本系のキャラはなんで剣持ってる時に片手を空けないんだ?」
中国オタク「中国のシンボル的な武器って何だ。日本にとっての日本刀みたいな、イメージに直結するような武器はあるのだろうか?」
中華ファンタジーで見かける桃白白みたいに剣に乗って飛ぶ技「御剣飛行」とは
中国オタク「中国のシンボル的な武器って何だ。日本にとっての日本刀みたいな、イメージに直結するような武器はあるのだろうか?」
に関連したネタのタレコミをいただきましたので今回はそれについてを。
中国オタク界隈では創作に出てくるカッコいい武器、定番の武器などに関する話題で日々盛り上がっているそうですが、近頃の中国の作品の傾向として槍で戦うキャラ、それもカッコイイ槍使いキャラを目にする機会が増えているといった話があるそうです。
そんな訳で以下に中国のソッチ系のサイトで行われていた
「近頃は槍で戦うキャラが増えてきた?」
などといったことに関するやり取りが行われていましたので、以下に例によって私のイイカゲンな訳で紹介させていただきます。
近頃は槍で戦うキャラが増えてきた気がする。特に中国国産の作品は刀や剣よりも多いのでは?
槍で戦うキャラの増加にはどんな理由があるのだろうか?
今はどの作品にもイケメンや美女の槍使いキャラが必ずいるような感じだし、全般的に槍の扱い良いよね
槍は剣より強いからね
そして剣より槍の方がカッコイイからだろう
創作だと剣や刀の方がネームド武器多いから強いという説もあるが
槍は誰が使うかで有名にはなるけど、武器単体で強いのは剣と比べて多くないし特に中国産だと少ない
中国の武器といえば槍と弩みたいなイメージあるし、国産作品の世界観や戦い方使いやすいというのもあるのかね
日本の刀やヨーロッパの剣みたいな感じで
槍は世界的に汎用性が高いから中国のシンボル的な武器ではないと思う
でも人気がある、よく使われる武器なのも間違いない
リアルな方向に来たということでは
銃火器以前の戦場では長い方が有利でずっと槍が主力で剣は補助、権威の象徴的な武器だった
私もまずそう考えた
リアリティ志向になって槍の地位が上がったからではないかと
しかし作品内に出てくるのは槍と言っても短め、現実で使われた長槍使いはほぼいないけどね
陣を組んでの集団戦用ではなく個人戦用といってもやはり短い
創作の武侠キャラが持っている槍って2mくらいだよね
3mくらいになるとキャラに持たせたらバランスが悪くなるし、描き難くなるのは何となく想像できる
どの武器でもあまり長く大きくするとキャラの身体が相対的に小さくなるという問題があるから……
現実の槍だと2mでは短くて、2.5〜3.5mくらい、騎馬で使う槍だと更に長くて4m超えも普通だったかな
現実だと人でも馬でも使えるパワーがあるなら長くしない理由は無い、でも長くすると槍が細く見えて力強さの印象が薄れるので創作だとある程度短くなる
そこで剣ではなく槍が有力な選択になっているのは興味深いと思う
3D系のアクションゲームだと昔から槍が有力な武器だったし、今の国産アニメはCGモデル使うのが普通だから槍でも問題無くなったのかな?
現代の作品においてはリアリティ考えるよりもカッコ良さ、使いやすさ、それから好まれる設定として槍が選ばれているのではないかと
武侠系は槍使いが多いから原作小説がそうなっているというのもありそう
アニメに白実写に白ウチの国の映像作品ってネット小説原作が多いからその影響がいよいよ定着してきたのでは?
ネット小説系の作品では元々槍使いな流派が多くて主人公の使う武器も刀より槍が多い
剣の方が持ち運びしやすいから多彩なシチュエーション、場面で使えるから創作では強いと思っていたが、考えてみればネット小説の俺TUEEEEEだとそういうの気にしなくていいな……
剣では力強さが足りないんだよ
スピード系は現代の俺TUEEEEE系作品の需要が高い環境では不遇
槍、棹状武器などの長い武器はパワーがあるように見えるし、データ的な数値の凄さとビジュアル面のカッコ良さが強調される現代の国内娯楽市場では槍が剣より優位になるのは当然の流れではある
中華ファンタジー世界観だと剣は御剣飛行などインフラ的な便利さはあっても強いイメージないのがね
パワーのある武器といえば両手持ちの大剣や青龍偃月刀などもあるけど、大剣は修仙系世界観とは合わないし青龍偃月刀は関羽のイメージが強過ぎるから出番は少ない、だから槍になるのではないかと
今の流行は爽快感重視だし主人公の強みとして強調される獲得したチート能力や装備が制限されるのは嫌われるからな
常にカッコよく、勝てる戦場が準備されるしから槍の長さや持ち運びなど現実で槍が使われない原因がデバフになることはほぼない
今はスピード感も槍の方が描きやすいと思う
槍というか棹状武器だとジャンプ動作や方向転換、どれだけ意味があるのかは分からんが車輪のように回転させて攻撃したり勢いつけたりする動作が何となくスタイリッシュにできる
地形や建造物も活用して立体的に動きながら戦うとか、一対多で全方位に戦うような場面は剣より槍がカッコよくなるのも強い
剣の動作はカッコ悪いんだよ……振って振って最後にビームや衝撃波を飛ばすとか、突いて刺してだからな……
槍や棹状武器は振り回してスタイリッシュに戦えるので剣よりもかなりアニメ向き
槍だとある程度距離を離して描写できるし、エフェクトや動きの勢いで流せるからあまり複雑なモーションを使わずに済むというのもありそう
ようは槍でのバトルは強大なパワーの激しいぶつかり合いみたいなのにしやすいからカッコイイ、ということなのでは
顔が大きく映るような近距離が続く剣や刀の戦いは見せ方を工夫しないと変な印象を与えることになりがち
剣だと近距離になるから、昔の2Dアニメや顔の部分に手間をかける日本のアニメみたいな作品とは相変わらず相性が良いと思う
私も剣より槍の方がカッコイイから槍が増えているんだとは思うが、それと同時に槍をカッコよく描写できる環境になったという背景もあると思っている
3Dモデルのパーツとして槍は剣より見栄えが良いのではないかと
伝統演劇だと槍や双剣が人気の武器だったけど、それをアニメの手描きでやるのは難しかったし下手な描写したらツッコミを受けてネタにされてしまうリスクもある
言ってみればアニメのキャベツみたいなものか?
何となく同意したくなる見方。武器無し、剣での近距離戦をカッコよく描写するのは簡単じゃないというのはあるかもね。
槍と違って双剣キャラはあまり増えていない……俺としては双剣キャラがもっと増えて欲しいのに。
国産作品でも武侠要素の強いゲームだと刀剣は象徴的な扱いになることも多いから概ね槍よりも良い扱いになっているけど、アニメだと槍や棍の方が印象に残りやすいというのはありそう
剣は法器として飛ばすとか制御するとかならカッコいいけど、持って戦うスタイルだと微妙になってしまう
それに主人公を剣に合わせたデザインにするとチビになってカッコ悪くなりがちだし、槍の方が何かと主人公向き
剣の戦いをきちんと描写できている作品って少ないし剣気をぶっ放すか空間を斬る(それか剣の一斉射撃)みたいなワンパターンになりがちですぐに飽きられる
技を使った戦いとしては槍の方がビジュアル的にも強い
修仙系でなければ剣の技を描写する作品もあるけど、近年の作品は修仙ベースが基本だから剣で戦うキャラの強そうな動作は「魔法の杖」的なものになってしまうか
修仙系だと剣は持って戦うよりも制御して戦うものだからね
飛剣もカッコいいけど、武術的に戦うならやはり長槍だ
カッコいい描写の作りやすさということなら槍使いはモーション役の人を探しやすい、実写の動作をカッコよく使えるというのもあると思う
剣や刀は創作ではよく出てくるけど、過去の作品に出てきたようなカッコイイとされる動きと中国武術の演武の動きはちょっと違う
確かに
演舞だと槍の方が剣よりカッコいいからなあ
既に言われているけど今は槍がカッコイイ、カッコ良く描写できるようになったということなのかもね
あと私は現代の環境では画質が上がって画面が大きくなったから遠めの視点でも粗が出ない、判別できるような描写ができるようになったというのも理由の一つだと思う
とまぁ、こんな感じで。
現在の中国オタク界隈のイメージなども含めてイロイロな話が出ていました。
ちなみに今回のネタを教えてくれた方からは
「中国の作品で槍の方が強そうな描写になるのは、中国の作品の昔からの描写も影響しているかもしれません。中華ファンタジー系世界観の作品では武器の衝撃力は強調されますが、切断力や貫通力はあまり強調されません。強調される威力次第で戦い方の描写は変わりますし、私はそれが現在の作品における剣と比べて槍や棍が強そうでカッコ良い理由の一つになっていると考えています」
などといった話もありました。
とりあえず、こんな所で。
例によってツッコミ&情報提供お待ちしております。
中国オタク「日本系のキャラはなんで剣持ってる時に片手を空けないんだ?」
中国オタク「中国のシンボル的な武器って何だ。日本にとっての日本刀みたいな、イメージに直結するような武器はあるのだろうか?」
中華ファンタジーで見かける桃白白みたいに剣に乗って飛ぶ技「御剣飛行」とは
具体的なキャラはあまり思い浮かばないよね