前回に続いて今回もありがたいことに以前いただいたものの後回しになっていたネタで。
中国オタク界隈では昔から人気キャラのタイプの一つとして無心無口無表情な
「三無」「三無少女」
というのがあり、綾波レイや長門有希など中国オタク界隈で一時代を代表するヒロインもこのカテゴリとして語られることが多いそうです。
(ちなみに「無心」の部分は日本語の意味からちょっと離れているようで、「無感情」から「感情を表に出さない」「感情が読めない」「感情表現が下手」といった辺りまで幅があるようです)
しかし中国オタク界隈でこういったキャラが好きな人達の間では、近年出てくる人気ヒロインにはこの三無系が少ない、なかなかフォロワー的なキャラの成功例が登場しないというのが残念だという認識もあるそうです。
そんな訳で以下に中国のソッチ系のサイトで行われていた
「無口無表情無感情のキャラの流行はどこに行ったんだろうか?」
などといったことに関するやり取りを、例によって私のイイカゲンな訳で紹介させていただきます。
かつて頂点に君臨した無口無表情無感情キャラはどこに行ったんだろうか?ツンデレは衰退したと言われるが、それ以上に見なくなっているように思う
三無少女系のキャラか……確かに話題にならないな
こういうのってそもそも大して流行ってなかった、後の時代に拡大解釈して騒ぐようになったというのも多いし、そういう話じゃないの?
さすがに綾波レイやホシノルリ、長門有希などが該当するジャンルを流行ってなかったは無いだろ
瞬間的には社会現象レベルだった
ウチの国だと「Angel Beats!」の立華かなでも影響が大きい
全盛期は作品ではなくキャラで語られるレベルの大人気キャラが出現するジャンルだったのは間違いないかと
綾波レイと惣流アスカラングレー、ジャンルとして長く残ったのはアスカということなのかね
当時の勢いとしては綾波レイの方が上だったように思うが
最後に流行ったのは誰だろう?
俺が思い出せるのは「禁書目録」の御坂妹や「これはゾンビですか?」のユーだった
感情が無い系は淘汰されたけど無表情でクールなキャラはそれなりの頻度で出てくるよ
例えば最近だとフリーレンなんかはどうだろう?
フリーレンは反応が遅いだけで感情はあるし、フェルンは感覚がずれているタイプだから三無系としては判断に迷うな……
たまに大当たりキャラは出るけどテンプレを適用して人気キャラを出せる属性ではなかったのだろう
ハーレム系作品でもメインではなくサブ枠、たまたま作り手の予想外な人気になったようなキャラが多かった気がする
現在の環境ではハーレム系作品が減り、長編作品も減っているのが厳しい
ヒロインの種類を多くするための三無キャラ枠も三無系のキャラを描写するだけのストーリーの長さもないから出番は減るし当りキャラも出てこない
そもそも三無キャラって最初からメインで扱われる、主流になるタイプのキャラではなかっただろう
綾波レイという原点があるから勘違いされがちだが、大当たりしたキャラの多くはサブヒロインの一人として出ているし、最初はキャラデザで人気が出たようなタイプだ
今の作品でも探せば普通にいるタイプだけど、印象に残るキャラは大体昔のキャラかもしれない
自分が思い出したので一番新しいのは「ReLIFE」の日代千鶴だった……
ツンデレよりも扱いが難しかったというのはありそうだね
あと「三無」っぽくても実際はそんなに「三無」じゃないキャラも多かったからジャンル分けが難しい
ツンデレと違って「三無」はストーリー上の表現、特に感情表現に難しさがあるんだよ
ツンデレは「ツン」の部分の主人公に対するきつさ、暴力表現などがどんどん過激になりついに衰退してしまったが、ストーリーを動かしやすい、舞台装置的に扱える強みがある属性だ
日本の二次元系作品は会話中心でストーリーを進めてキャラ付けしていくので、会話しない三無系キャラは模倣、量産するのが難しいのではないだろうか?
もちろんやってやれないことは無いので、今でも当りキャラは出る
例えばFateシリーズにおける近年の大人気キャラの一人であるモルガンは三無系カテゴリに入るキャラだと思うが、他のキャラとの関係や過去描写、本編シナリオにおける悲劇によって濃いキャラが確立されている
私も長編作品が減ったことによる影響はあると思う
三無系キャラをヒロインとして上手く動かすには長いストーリーや世界観が必要になるが、現在の12話程度で終わる作品では尺が厳しい
ツンデレは話のアップダウンをヒロイン主体に短いストーリーでやることができるけど三無にそれは難しい
アニメだと厳しいだろうね
大量にテキストを使えるギャルゲーとかならいけそうだけど、現代ではテキストでの長編と言うだけで厳しくなるという問題が
ある種の育成、独占の体験を与えるキャラになるからオタク受けしそうだと思ってしまうんだがなあ
三無系キャラは周囲のキャラとの関係を作り難い、受動的なキャラだから扱い難いという問題も考えられる
主人公のキャラを積極的にするとか、周りのキャラを積極的にするかして巻き込むとかをあえてやらないといけないし、他のキャラの設定や言動に影響してしまう
碇シンジやキョンとハルヒのようなキャラと組み合わせて輝くキャラなわけだしね
出せば雑に動かしてイベントを起こせるツンデレとは違って、単体で出して輝かせるのが難しいのでテンプレ的に模倣し難い
そこで主人公の描写も上手くやらないといけなくなるからな……昔みたいに受動的なハーレム環境をもらえるやさしい主人公はもうダメだし、俺TUEEEEEをやる主人公がヒロイン一人にこだわってヒロインに合わせてばかりなのもダメだろうし
「阿波連さんははかれない」の阿波連さんのように、作品の中心に据えれば話を作ることはできると思う
それで大当たりできるかまでは私にも分からないが
量産型三無みたいなのはあまり上手くいってないよね……作品内で量産される御坂シスターズみたいなのはあるが……
三無は作られた存在なことも多いし作中設定による量産、複製と相性良いからな!
綾波レイからしてたくさんいたわけだし
でもキャラとして量産、複製するのは難しいと
まずストーリー、世界観と組み合わせないといけない属性なのがね
シチュエーションだけではダメだ
考えてみれば我らが長門有希は本編二シーズン、エンドレスエイトを無かったことにしても二十数話と劇場版によって確立された人気と評価だよね
現代の序盤から濃い話とキャラを叩きつける手法とは相性が悪いのかもしれない
長編が必要だから安易な模倣は難しい、でも上手くいったときの成果は大きいという属性という言い方もできそうだ
現在の環境的に上手くやれそうなのは大量のテキストと「キャラを手元に獲得する」体験が得られるソシャゲくらいか?
こっちではあまり意識されないけど、日本では「クーデレ」というジャンルが形成されていて旧来の三無少女はそちらの方に収束しているように感じられる
そういえばクール系だと「かぐや様」の早坂愛みたいなクールなツッコミ系もいるし、完全な三無はなくてもクール系として見ればジャンルとしては続いているような気もしてきた
ツンデレと同じく、「三無」も単純なテンプレではなく複合属性の一つになっているという面もありそうだ
例えば上でも出ているフリーレンを「三無」なキャラだと判定する人は少ないだろうけど、個別に分析していけば該当するような見方もできるわけで
最近だと「顔に出ない柏田さんと顔に出る太田君」のように、無口無表情まではいけるけど無感情まで行くのは珍しい気がする
内心の描写でギャップ萌えを狙うことはそれなりにあるし、言ってみれば不完全な三無に変化していったのでは
そういえば天然ボケな側面のある三無キャラってどうなんだろう?
立華かなではこのタイプで大人気になったが
三無キャラにとって普段の言動や外見からの誤解や偏見、そこからの和解という流れは重要になるが今の作品はその辺りの描写をやる余裕がないし、見ている側も待ってくれないのがな
三無を分析しているとツンデレの使いやすさについても意識してしまうよ
とまぁ、こんな感じで。
現在の中国オタク界隈の認識も含めてイロイロな話が出ていました。
ちなみに今回のネタを教えてくれた方からは
「長門大萌神は若い時の私の女神でしたが、もう15年前の作品だというのに気付いて複雑な気分になりました!」
などといった話もありました。
「長門大萌神」は当時の中国オタク界隈で流行っていた呼び方です、キョンの独白の「長門大明神」からきているネタ呼称として広まり、そこから更に縮めて「萌神」と呼ばれることもありました。
この「萌神」に関しては「涼宮ハルヒ」関連以外でも別ルートで普通にオタク用語として使われているようで時代によって該当するキャラも違うそうです。
長門有希全盛期は主に長門有希だったようですが、その前は綾波レイに対して使われることもあったそうですし、更には初音ミクなどの「萌え」のシンボルに対する尊称?としても使われているとかなんとか。
とりあえず、こんな所で。
例によってツッコミ&情報提供お待ちしております。
中国オタク界隈では昔から人気キャラのタイプの一つとして無心無口無表情な
「三無」「三無少女」
というのがあり、綾波レイや長門有希など中国オタク界隈で一時代を代表するヒロインもこのカテゴリとして語られることが多いそうです。
(ちなみに「無心」の部分は日本語の意味からちょっと離れているようで、「無感情」から「感情を表に出さない」「感情が読めない」「感情表現が下手」といった辺りまで幅があるようです)
しかし中国オタク界隈でこういったキャラが好きな人達の間では、近年出てくる人気ヒロインにはこの三無系が少ない、なかなかフォロワー的なキャラの成功例が登場しないというのが残念だという認識もあるそうです。
そんな訳で以下に中国のソッチ系のサイトで行われていた
「無口無表情無感情のキャラの流行はどこに行ったんだろうか?」
などといったことに関するやり取りを、例によって私のイイカゲンな訳で紹介させていただきます。
かつて頂点に君臨した無口無表情無感情キャラはどこに行ったんだろうか?ツンデレは衰退したと言われるが、それ以上に見なくなっているように思う
三無少女系のキャラか……確かに話題にならないな
こういうのってそもそも大して流行ってなかった、後の時代に拡大解釈して騒ぐようになったというのも多いし、そういう話じゃないの?
さすがに綾波レイやホシノルリ、長門有希などが該当するジャンルを流行ってなかったは無いだろ
瞬間的には社会現象レベルだった
ウチの国だと「Angel Beats!」の立華かなでも影響が大きい
全盛期は作品ではなくキャラで語られるレベルの大人気キャラが出現するジャンルだったのは間違いないかと
綾波レイと惣流アスカラングレー、ジャンルとして長く残ったのはアスカということなのかね
当時の勢いとしては綾波レイの方が上だったように思うが
最後に流行ったのは誰だろう?
俺が思い出せるのは「禁書目録」の御坂妹や「これはゾンビですか?」のユーだった
感情が無い系は淘汰されたけど無表情でクールなキャラはそれなりの頻度で出てくるよ
例えば最近だとフリーレンなんかはどうだろう?
フリーレンは反応が遅いだけで感情はあるし、フェルンは感覚がずれているタイプだから三無系としては判断に迷うな……
たまに大当たりキャラは出るけどテンプレを適用して人気キャラを出せる属性ではなかったのだろう
ハーレム系作品でもメインではなくサブ枠、たまたま作り手の予想外な人気になったようなキャラが多かった気がする
現在の環境ではハーレム系作品が減り、長編作品も減っているのが厳しい
ヒロインの種類を多くするための三無キャラ枠も三無系のキャラを描写するだけのストーリーの長さもないから出番は減るし当りキャラも出てこない
そもそも三無キャラって最初からメインで扱われる、主流になるタイプのキャラではなかっただろう
綾波レイという原点があるから勘違いされがちだが、大当たりしたキャラの多くはサブヒロインの一人として出ているし、最初はキャラデザで人気が出たようなタイプだ
今の作品でも探せば普通にいるタイプだけど、印象に残るキャラは大体昔のキャラかもしれない
自分が思い出したので一番新しいのは「ReLIFE」の日代千鶴だった……
ツンデレよりも扱いが難しかったというのはありそうだね
あと「三無」っぽくても実際はそんなに「三無」じゃないキャラも多かったからジャンル分けが難しい
ツンデレと違って「三無」はストーリー上の表現、特に感情表現に難しさがあるんだよ
ツンデレは「ツン」の部分の主人公に対するきつさ、暴力表現などがどんどん過激になりついに衰退してしまったが、ストーリーを動かしやすい、舞台装置的に扱える強みがある属性だ
日本の二次元系作品は会話中心でストーリーを進めてキャラ付けしていくので、会話しない三無系キャラは模倣、量産するのが難しいのではないだろうか?
もちろんやってやれないことは無いので、今でも当りキャラは出る
例えばFateシリーズにおける近年の大人気キャラの一人であるモルガンは三無系カテゴリに入るキャラだと思うが、他のキャラとの関係や過去描写、本編シナリオにおける悲劇によって濃いキャラが確立されている
私も長編作品が減ったことによる影響はあると思う
三無系キャラをヒロインとして上手く動かすには長いストーリーや世界観が必要になるが、現在の12話程度で終わる作品では尺が厳しい
ツンデレは話のアップダウンをヒロイン主体に短いストーリーでやることができるけど三無にそれは難しい
アニメだと厳しいだろうね
大量にテキストを使えるギャルゲーとかならいけそうだけど、現代ではテキストでの長編と言うだけで厳しくなるという問題が
ある種の育成、独占の体験を与えるキャラになるからオタク受けしそうだと思ってしまうんだがなあ
三無系キャラは周囲のキャラとの関係を作り難い、受動的なキャラだから扱い難いという問題も考えられる
主人公のキャラを積極的にするとか、周りのキャラを積極的にするかして巻き込むとかをあえてやらないといけないし、他のキャラの設定や言動に影響してしまう
碇シンジやキョンとハルヒのようなキャラと組み合わせて輝くキャラなわけだしね
出せば雑に動かしてイベントを起こせるツンデレとは違って、単体で出して輝かせるのが難しいのでテンプレ的に模倣し難い
そこで主人公の描写も上手くやらないといけなくなるからな……昔みたいに受動的なハーレム環境をもらえるやさしい主人公はもうダメだし、俺TUEEEEEをやる主人公がヒロイン一人にこだわってヒロインに合わせてばかりなのもダメだろうし
「阿波連さんははかれない」の阿波連さんのように、作品の中心に据えれば話を作ることはできると思う
それで大当たりできるかまでは私にも分からないが
量産型三無みたいなのはあまり上手くいってないよね……作品内で量産される御坂シスターズみたいなのはあるが……
三無は作られた存在なことも多いし作中設定による量産、複製と相性良いからな!
綾波レイからしてたくさんいたわけだし
でもキャラとして量産、複製するのは難しいと
まずストーリー、世界観と組み合わせないといけない属性なのがね
シチュエーションだけではダメだ
考えてみれば我らが長門有希は本編二シーズン、エンドレスエイトを無かったことにしても二十数話と劇場版によって確立された人気と評価だよね
現代の序盤から濃い話とキャラを叩きつける手法とは相性が悪いのかもしれない
長編が必要だから安易な模倣は難しい、でも上手くいったときの成果は大きいという属性という言い方もできそうだ
現在の環境的に上手くやれそうなのは大量のテキストと「キャラを手元に獲得する」体験が得られるソシャゲくらいか?
こっちではあまり意識されないけど、日本では「クーデレ」というジャンルが形成されていて旧来の三無少女はそちらの方に収束しているように感じられる
そういえばクール系だと「かぐや様」の早坂愛みたいなクールなツッコミ系もいるし、完全な三無はなくてもクール系として見ればジャンルとしては続いているような気もしてきた
ツンデレと同じく、「三無」も単純なテンプレではなく複合属性の一つになっているという面もありそうだ
例えば上でも出ているフリーレンを「三無」なキャラだと判定する人は少ないだろうけど、個別に分析していけば該当するような見方もできるわけで
最近だと「顔に出ない柏田さんと顔に出る太田君」のように、無口無表情まではいけるけど無感情まで行くのは珍しい気がする
内心の描写でギャップ萌えを狙うことはそれなりにあるし、言ってみれば不完全な三無に変化していったのでは
そういえば天然ボケな側面のある三無キャラってどうなんだろう?
立華かなではこのタイプで大人気になったが
三無キャラにとって普段の言動や外見からの誤解や偏見、そこからの和解という流れは重要になるが今の作品はその辺りの描写をやる余裕がないし、見ている側も待ってくれないのがな
三無を分析しているとツンデレの使いやすさについても意識してしまうよ
とまぁ、こんな感じで。
現在の中国オタク界隈の認識も含めてイロイロな話が出ていました。
ちなみに今回のネタを教えてくれた方からは
「長門大萌神は若い時の私の女神でしたが、もう15年前の作品だというのに気付いて複雑な気分になりました!」
などといった話もありました。
「長門大萌神」は当時の中国オタク界隈で流行っていた呼び方です、キョンの独白の「長門大明神」からきているネタ呼称として広まり、そこから更に縮めて「萌神」と呼ばれることもありました。
この「萌神」に関しては「涼宮ハルヒ」関連以外でも別ルートで普通にオタク用語として使われているようで時代によって該当するキャラも違うそうです。
長門有希全盛期は主に長門有希だったようですが、その前は綾波レイに対して使われることもあったそうですし、更には初音ミクなどの「萌え」のシンボルに対する尊称?としても使われているとかなんとか。
とりあえず、こんな所で。
例によってツッコミ&情報提供お待ちしております。

でもメカや人外系キャラは感情が無い(ように見える)系ヒロイン供給され続けてると思うよ