「日中文化交流」と書いてオタ活動と読む

記憶が薄れる前に書いておこうと、北京において行った「文化交流」という名のオタク活動やその方面のネタを適当に綴っております。

オタクin中国

中国オタク「日本でガンダム00は不人気なの?ガンダム総選挙で上位に入れないのは意外過ぎる」「中国で『Z』に相当するのが『00』という言い方もできる」

ありがたいことに
「現実のイベントは中止した事例が出てしまうとしばらくどこも忖度してダメになりそうですが、日本のオンラインならまだどうにか楽しめるかも……」
という話と一緒にネタのタレコミをいただきましたので今回はそれについてを。

「全世界“ガンダム”総選挙2025」(公式サイト)
が始まりましたが、中国オタク界隈でもこの総選挙の動向が気になっている人が少なくないそうで、先日発表された上位20機の中間発表に関しても注目を集めているそうで、そこには中国オタク的に意外に感じる部分もあったようです。

「全世界“ガンダム”総選挙2025」中間発表!上位20機&歴代ガンダムパイロットキャスト推薦コメントを公開!(GUNDAM Official Website)

そんな訳で以下に中国のソッチ系のサイトで行われていた
「中国と日本のガンダム00の人気の違い」
などといったことに関するやり取りを、例によって私のイイカゲンな訳で紹介させていただきます。


日本で「ガンダム00」は不人気なの?ガンダム総選挙で上位に入れないのは意外過ぎる

上位20機のガンダムの中に「00」が無いというのは確かに予想外だ
逆にこっちの感覚だとZガンダムの人気の高さが不思議

機体が多くて分散した影響もあるかもしれない
しかし最初に見た時はフリーダム系ガンダムが分散していて厳しそう……と思ったら普通に入ってきてるしなあ

自分の印象だと人気的には「00」>>「Z」だけど日本や他の国ではそうでもなかったのか

私は日本以外のガンダム事情に関してはアメリカで「W」が人気というくらいしか知らないけど、日本だと「Z」はずっと人気高いはずだよ
Z系の派生MSが出続けるのも結局は人気が高いからだ

日本だと初代の大人気がそのまま「Z」に移って、そこから「逆襲のシャア」にいくまでがセットかな
ファン層が昔から手堅いし、商品展開も厚いから人気が維持されている

「Z」がこっちでパッとしないのは「古過ぎる」というのが主な理由だが、日本ではそれが昔からの人気、忠誠心の高いファン層につながっている模様

ウイングガンダムゼロはゼロカスタムとの扱いが相変わらず不安定だが上位には入ってきた
しかし「W」が入っているのに00系が上位にいないのは私も驚いた

そんな状況なのに「Z」の機体は二機入っているんだよな
Zガンダムが入るのは分からなくもないけどMk-IIも入るくらい人気高いとは……日本での人気の高さを改めて実感する

Zガンダムに関しては直近で「ジークアクス」関連で補正がかかったというか、思い出した人が多かったというのもありそう

こういう投票は基本的に新しい作品、特にアニメが出た作品が強いからね
SEEDは劇場版が大ヒットしたことによる後押しは間違いなくある

あとはバージョン違いによる票の分散も影響してそう
フリーダムが不利だというネタは言われているが、「00」は更に派生が多い
あと4種類いるV2とか不利過ぎるだろ

ストライクも5種類だしフリーダム系の方がまだマシだよ!

ユニコーンみたいにフルアーマー・ユニコーンガンダム(デストロイモード)に投票すればいいみたいなのだとあまり不利にはならないんだろうけどねえ

日本で初代、Zが大人気という事情に関してはこっちでSEEDが大人気になり、その後でまた00が人気になった関係と重なる部分が見て取れるし、中国で「Z」に相当するのが「00」という言い方もできるだろう
これはリアルタイムでの体験が無いと把握し難い部分でもあるが

確かにそういう解釈もできるか……考えてみれば俺も「SEED」の次は「SEED DESTINY」ではなく「00」みたいな認識はある
ウチの国でリアルタイムでガンダムのアニメを追いかけて話題にする人が増えたのは「DESTINY」からだし「SEED」と「SEED DESTINY」をまとめて見た人もおおかったから放映時間が1年空いた日本と違うイメージになっているのかも?

「Z」の日本での人気が分からないという人もいるようだが、ウチの国でも「Z」の作品評価自体は高いだろ。評価サイトでのスコアも高いし古参のマニアが持ち上げるのはまず「Z」だ。

しかし「Z」はMSの評価は微妙過ぎない?
こっちの感覚だと背中が寂し過ぎる

ウチの国だと羽があるロボが大人気だしな
国産オリジナルの機甲(ロボ)も売れるのは大体羽根つきだし、「00」も作品やキャラの人気はあっても機体の人気はイマイチな所がある

「羽があるロボでないと国内では人気がでない」というのは暴論ではあるが、否定もし難いんだよな……
それに対して日本では羽パーツやエフェクトはマイナスにはならないが、こっちほど大きなプラスにはならないように感じられる
あと国内の謎オリジナルな「機甲」に対する「00」の影響は主に脚の形状だと思う

中間発表の結果については「00」の人気が無いというよりも日本では宇宙世紀を舞台にした旧作の人気が高いという解釈をするべきではないかと

同意する
こっちだと宇宙世紀は「UC」が突出して人気が高くて最近「閃光のハサウェイ」で少し新人は増えたけど、やはり「SEED」以降の作品の人気が高い

こっちのオタク界隈の感覚だと宇宙世紀系の作品はどれも古い、キャラデザも絵柄もだけどアイデア的にも昔の作品だから面白くないんだよね
価値や放映当時における新しさに関する知識はあっても、視聴体験としてはすでに陳腐になってしまった部分が少なくない

理解できる
イロイロと批判はあるけど、今の時代に宇宙世紀系の世界観で大きく当てるなら「ジークアクス」くらい極端にやらないといけないし、だから「ジークアクス」はあんなに話題になったのだと思う

作品が人気になる、記憶に残るというのはその当時の環境の影響も無視できないわけだし、国内の「00」人気が日本と違う理由の一つはそれだろう
「00」が放映されていた頃の国内は高速大容量のネット環境が急速に整備され普及していった時期だし、私の中でも当時は「00」と「SEED」を中心にガンダム人気はずっと上昇し続けていたような記憶がある

「00」の時期はネットに加えて海賊版ディスクも紙雑誌媒体もまだ生き残っていた時期で、そのすべてのルートに乗っていたから多くの人が作品を見ることになった

「W」の頃は海賊版がVCDだったから枚数多くて値段が高いから通してみた人は少なくて当時は枚数の少ない「08小隊」が最も馴染み深いガンダムだった
そして「SEED」の頃はDVDの海賊版の時代で枚数が減って画質も上がり急速に普及した
そして「00」の時代はネットのファンサブとダウンロードで海賊版ディスクは壊滅
バンダイからすれば商売にならない嫌な時代だろうけど、人気に関しては作品の内容に加えて環境もかなり影響していたと思う

こっちのファンは宇宙世紀系は大体が「スパロボ」や「Gジェネ」で知った人間で、わざわざ「初代」「Z」「ZZ」を見に行った人はそんなに多くない
だからこっちでは「Z」の人気は実感できないし、わざわざ見た人は作品の価値を実際よりも高く評価することになりがち

「00」は最後にSF作品の方に突っ走ってしまったから日本では評判がイマイチだいという話を聞いたことがあるけど……

宇宙世紀枠とは別物だからね
でも「Gガンダム」みたいなのがあるからストーリーの方向性の違いはそこまで大きな問題にはならないような気もする

国内において「00」は「SEED」で盛り上がった人気の熱を上手く受け継いだ作品だ。
キャラデザもこっちの好みの範囲だったし、ファンサブ経由で日本のアニメ視聴が習慣として広まる際の定番作品の一つにもなっていた。

現代でも記憶に残る、話題になるという点では「SEED」がトップだけど、当時の国内におけるライト層、一般層への普及という意味では「00」の方が「SEED」より上だったし、広い範囲での記憶ということなら「00」の方が上という可能性もある
日本ではそういうのが無いはずだし、それが投票で「00」が埋もれてしまった原因の一つじゃないかな

「00」は「コードギアス」や「マクロスF」と重なったのもあってか印象が弱くなりがちだけど、当時の国内のアニメ視聴環境の急速な発展拡大と重なったことによる人気、思い出の強さはかなりあると思う
私の中ではライト層に人気、手頃に薦められるガンダムは「00」という印象だ

この話題を追いかけながら考えてみたが、上の方でも言及されているように中国国内のガンダム史においては「00」は日本の「Z」に相当する作品といった見方もできそうだな
そしてその後に路線変更して人気の流れが一時断絶した「ZZ」のようなポジションとして「AGE」が続くと

なるほど
人気の出方、広がり方と定着の流れを見ていくと「1st」「Z」「ZZ」というのがこっちでは「SEED」「00」「AGE」となるわけか
歴史は繰り返すのかもしれんな……



とまぁ、こんな感じで。
中国におけるガンダム人気の広まりやその周辺事情なども含めてイロイロな話が出ていました。

ちなみに今回のネタを教えてくれた方からは
「中国ではオタクの世代交代が速いですし、アニメ以外で作品に接する環境も少ないのでシリーズ系作品の人気作品やキャラの変化も日本と比べてかなり速くなっています」

「ガンダムだとZは上の世代のオタクの間では名作としての評価は高いですが、若い世代の間での人気はないですね……私も若い人との話で自分からZガンダムを語ることはかなり少なくなりました。相対的に見たら昔と比べてかなり人気は落ちていますし、思い入れのある人、実際にガンプラに手を出す人の間でも微妙かもしれません」

などといった話もありました。

そういえば私は昔、中国の「SEED」ファンの方から
「中国のガンダムファンは皆SEEDとSEED DESTINYをまとめて見ているので、主人公だと思っているのはキラ・ヤマトです。シン・アスカは途中から出てきた邪魔なキャラですし嫌われています」
などといった話を聞いたこともありますし、SEEDの視聴体験やそれによってファン界隈に蓄積されたイメージは中国独自の部分もかなりあるのでしょうね。

ちなみに管理人はZZが好きなガンダムなので人気投票では概ね低見の見物状態になりますが、今回の「全世界ガンダム総選挙」のZZはフルアーマーが別枠なだけでなく強化型ZZも別枠で出ていたのにはちょっと驚きました。

とりあえず、こんな所で。
例によってツッコミ&情報提供お待ちしております。

中国オタク「近頃は良い感じの功夫作品が出ない、功夫文化が消えているように感じられて寂しい……」「功夫は地味だし人気ないからね」

っていることもあってか、シンプルな功夫作品や中国武術要素はあまり人気がなくなっているそうで、小さい頃に功夫作品を見て育った上の世代の中国オタクにとっては何かと残念な状態になっているのだとか。

そんな訳で以下に中国のソッチ系のサイトで行われていた
「頃は良い感じの功夫作品が出ない、功夫文化が消えているように感じられて寂しい」
などといったことに関するやり取りを、例によって私のイイカゲンな訳で紹介させていただきます。


近頃は良い感じの功夫作品が出ない、功夫文化が消えているように感じられて寂しい……

現在の娯楽環境だと中華ファンタジーや仙侠の超能力バトルがメインで、功夫は地味だし人気ないからね

見たい人間がいないわけじゃないのにね
今の時代、役者もストーリーも美術関係もコストや人材不足で作り難くなっているのは分かるが

いや、見たい人間がいないからだろう
キャラが功夫を使って活躍するくらいの作品ならともかく、功夫要素、功夫文化をメインテーマにした作品は人気が出ない

アクションの中の功夫は現代でも普通に「強い」要素なんだけどね……しかし昔のように「武星」的なスターが出るのはとても難しくなっている

純粋な功夫系作品は消えているけど、消えてもまた作れば良いだけだ
この手の功夫に限らず文化が消えると騒ぐ人はよく出るけど、そういう人がジャンルや作品を支えてくれるわけではないから作品が消えるのは仕方が無い

俺もそう思っている。
今は需要無いし、俺も別に絶対に見たいわけではないから寂しくはあるが問題にするほどでもないと思う

しかしこういうのって中国国内で作ってないと外国の方が娯楽作品として上手く面白く作れる、外国作品のイメージの方が主流になったりする可能性もあるからなあ

昔は功夫というジャンルが最強クラスだったけど、現代ではたくさんのジャンルの中で埋もれている、目立つものではなくなっているし売れない

アクション俳優、スタントを使って撮影するのはコストが高い上に今の時代はCGの特殊効果の方が見栄えが良くなっちゃったからね
そしてCGに慣れてると逆に人間の動きに違和感、タイミングのズレを感じるようなことも発生する

功夫作品って今はCGアニメや「アサシンクリード」みたいな「動ける」ゲームとかに取って代わられたような気がする

今は資本側も武術スターの育成に力入れていないからね
今の時代武術でスターになれるかは分からないのに育成期間は長く苦しい、それに対して育成から売り出し方までモデルが構築されているアイドル分野やネットの配信者路線などの方が事務所も役者も嬉しいということになる

昔の功夫はオリエンタルの神秘的な空気によるバフがあったけど、今は笑われる方、それもコメディではなく古いとかチープだとかでバカにされる、嘲笑される方になってるのがね……

功夫スターというのが輝いていたのはいつの話だろう?と改めて記憶を遡らなければいけない時点でもう厳しい
2000年代初頭の子役スターの大人気が最後の煌めきだった気がする

2020年代に入ってから制作された伝統的な功夫の映画って金庸の「天龍八部」と「倚天屠龍記」が原作の2つくらいしか思いつかない

功夫要素自体は消えていない、むしろ世界的に活用されているという言い方ができる
ハリウッドの映画でも功夫で戦うキャラは珍しくない
でも功夫文化となると……うーむ

功夫系のアクションをする作品の武術指導のスタッフとかもいるし、業界で功夫できる役者やスタッフが消えたわけではないと思うのだが、実際はどうなんだろう?

結局は武術をやる人間、鍛錬する人間が少な過ぎるというのに尽きる

大学の武術サークルは拡大しているそうだし、趣味や伝統文化などによる民間の需要が増えているという話も聞いたことがある
でもそれで食っていく人や、活躍する場所、映像メディアの視聴者が変わってしまったから……今の男の子はゲームの方に行っているし、メインの視聴者層の女の子はそもそも武術好きじゃない

そういう意味では功夫作品は消えたけど功夫文化は消えていないという言い方もできる
しかし娯楽作品を通じて広まる功夫文化というのはかなり消えてそう

功夫系に限らず近接武器バトルや格闘要素って需要自体は消えないけど、純粋なジャンルとしては今後も縮小していくのだろう
実写にしろゲームにしろ近接戦闘シーンが見せ場になるのは変わらないけど、現実的なものではなく特殊効果を加えまくった派手なものになっていく、創作内の視覚効果はインフレしていくわけだからね

ゾンビ作品みたいにありふれたネタになった後、しばらくしてから急に現代向きの新ジャンルとして勃興したりしないかなあ

アクションムービーが作られている限り功夫要素が消えることは無いと思う
しかし俺が好みの、俺が望むような功夫が残っていくかは……それを考えると複雑な気持ちになる

ハッキリ言ってしまえば、功夫のバトル要素だけが外国に使われまくっているのが今の状態だよな
そして功夫のバトル要素だけなら外国の方が良い作品作っているようにすら見える

それは全く否定できない
「カンフーパンダ」の頃からなぜ中国ではこういう作品が作れないのか?という文句は出ていた
そして気が付けば功夫は国内の娯楽分野で存在感を消失していた

外国ではアクション部分だけを好きに使っているのに、こっちだと文化と組み合わせなければ、伝統的な功夫作品でなければという空気があるのも難しい
しかし武侠をテーマにした作品はもう流行らなくなっているし、「武打」が綺麗にできる役者もいなくなるなど映画の功夫ジャンルの衰退が著しい

例えば「酔拳」みたいな作品が現代に急に出てきてもヒットするとは思えないわけで
今の国内映画産業は景気が悪いから当たりそう、或いは損をしなそうな作品ばかりが作ろうとするので、当たらなそうなのに中途半端にコストがかかって難しい功夫作品はいよいよ作られなくなっている

うーむ……俺はアクション系の映像作品が作られている限り、功夫作品も出てくるものだと思っていたのだが……

今は武侠系でもアクションシーンは特殊効果を載せまくるから武術で戦うというより「接近戦をする魔法使い」になっているのがな
そこからアクションに功夫要素を入れて見栄えが良くなるか、コスト的に割に合うかという考えになるので待っていれば絶対に出てくるとは言い切れない

近頃は武侠系作品であっても伝統的な武術ではなく魔法や超能力っぽいファンタジーバトルだし功夫映画には見えないんだよね……

現代だと伝統的なアクションジャンルはどれも衰退しているし、功夫だけが特殊なわけではない
日本のサムライ作品もアメリカの西部劇も大きく衰退してほぼ消えている

日本ではコメディ要素のあるサムライ作品は定期的にヒットしているし、最近も「侍タイムスリッパー」とか現代の観客向けで評価が高い作品が出ているし、全盛期と比べて衰退しているけど消えているわけではないね
功夫作品のこの20年くらいの消え方はやはり急激なものに感じられる

日本のサムライ系作品のスターの松平健は過去に演じた当たり役「暴れん坊将軍」の徳川吉宗のイメージを活用した「マツケンサンバ」でずっと大人気だし、なんだかんだで存在感はあるジャンルだよ

実写版の「るろうに剣心」とかはこっちでも分かりやすい、新しい形のサムライ映画だと思う
剣戟アクションも新しくなっているし二次元作品の実写化という意味でも「売れる」作品になっている
いわゆる「伝統的」な功夫映画、80年代から90年代くらいの作品が消えてしまうのは仕方が無いけど、その流れの先にある新しいカンフー映画が出ないのはちょっと考えてしまうかな

映画版「るろうに剣心」のアクションを作った谷垣健治は香港で学んだクリエイターだから、映画版「るろうに剣心」にも功夫要素があるといった見方もできるというのが

既に言われているように功夫要素が混じった作品は出続けているし、功夫が消えることは無いだろう
しかし功夫と功夫文化をメインにした爽快で面白い作品が出るのはあまり期待できそうにない

消えたわけではないんだよね
メインディッシュではなくなって付け合わせになった……いや、付け合わせでもないな……調味料くらいかもしれない



とまぁ、こんな感じで。
自分の好みのものがいつの間にか消えていくという嘆きは中国オタク界隈にもあるようでした。

ちなみに今回のやり取りに関しては過去記事の
中国オタク「日本の作品は雲に乗って飛ぶけど剣には乗って飛ばない」「日本の二次元で「御剣飛行」をするキャラっているの?」
の後ろの方の話等も参考になるかと思いますのでよろしければご覧ください。

主に武侠についての話になりますが、
「武侠系作品はカンフー映画やドラマなどの映像作品によりジャンルは盛り上がりましたが小説の需要は徐々に減っていきました。また『マトリックス』などの作品の出現によりカンフー要素が独り歩きしていくのに伴って武侠系世界観の必要性も急激に減少していくなど、1950年頃から始まった『新派武侠』は2000年頃になると没落が目立つようになります」
などといった話も出ています。

とりあえず、こんな所で。
例によってツッコミ&情報提供お待ちしております。

中国オタク「日本の異世界系作品の冒険者ギルドは国の権力とぶつかる或いは利用される存在にならないのだろうか?日本で納得されている理由、設定などがあれば知りたい」

ありがたいことにネタのタレコミをいただきましたので今回はそれについてを。

中国オタク界隈でも日本のファンタジー作品のお約束が把握されるようになってそれなりの時間が経ちましたが、日本のファンタジー作品、特に異世界転移転生系に出てくるテンプレ設定に関しては作中であまり説明されないこともあってか時折引っかかる所も出るそうですし、それが話題位になることもあるのだとか。

中国のソッチ系のサイトではそんな話題の一つとして
「日本の異世界系作品の冒険者ギルドは国の権力とぶつかる或いは利用される存在にならないのだろうか?」
などといったことに関するやり取りが行われていましたので、以下に例によって私のイイカゲンな訳で紹介させていただきます。


日本の異世界系作品の冒険者ギルドは国の権力とぶつかる或いは利用される存在にならないのだろうか?日本で納得されている理由、設定などがあれば知りたい

確かに統治者に反抗する武力集団になりそうな不安定さはあるよね
そして逆に国或いは権力者の支配下としての汚い組織にもなりそう

国がスポンサーとなっているある種の自治組織という設定なこともあったかな?
国が既に利用している、ある種の大衆向けのインフラ兼セーフティネットだから極端な話にはならないということなのでは

舞台装置的な存在と言ってしまえばそれまでだけど、「腐敗した冒険者ギルド」みたいなクエストが発生してそうなパターンはあったな
しかし冒険者ギルドが軍閥化するとか、反乱起こして独立するような作品は記憶に無い

ネット上を探せばあるんだろうけど、商業レベルでは見ないよね

役所の窓口業務みたいなものなんだろうけど、元冒険者、それも高レベルの冒険者が職員側にいるのが珍しくないし、私も強大な武力をもった危ない組織に思ったことはある

あれはそもそも国の下部組織じゃないの?
作中で詳しい描写がされることは少ないけど、内部に国側の人間がいて制御しているから潜在的なリスクはあっても国との衝突をまず気にするようなレベルではないと思うが

作品によっては国から一定の権利を認められているような冒険者ギルドも、国の管理下にある冒険者ギルドもあったね

日本の異世界系の少年キャラを「大人達の介入や誘惑」と距離を置いて活躍させるために作られた設定が「冒険者ギルド」だ
背景として童話の舞台設定的な存在なわけだし、国との争いや国からの介入は跳ねのけられるものという前提があるんだよ

異世界の冒険者ギルドって作品にとって都合が良い便利な存在ではあるが、そんなに純真なものでもないように思うが
冒険者が身を持ち崩すとか奴隷落ちするとか、ゴブリンの巣で繁殖の母体になるとか珍しくないし

日本の異世界における冒険者ギルドってTRPGやMMOの影響が大きいから青少年の主役達向けというのは違うぞ
その設定に「青少年の主役達」が乗っかるというのはあるけど、世界観によってはリアリティ方面で盛ったりダークな方向で盛ったりすることもある
もっとも冒険者中心にする話の都合上、国や貴族と距離を置く組織になりがちというのはあるだろうけどね

日本の異世界系作品を見ていると、国王と対立するよりも国王や貴族の手下になってやらかす方が心配になる

実際そういう展開も少なくないぞ。近隣都市の冒険者ギルドが……というのもよくあるイベント。
しかし国王とかになると対立して勝った後にどうするかという問題が出てくるし、本格的に国王と対立するなら冒険者ギルドは間に挟まない、或いは別口で直接対立という展開になることが多いはず。

日本で納得される理由としては、国家権力からすればそこまで問題にならない、対処可能なレベルの小規模な武力というイメージになっているからでは?
こっちでも直接王朝が介入したら武侠集団なんかあっさり制圧されるというイメージがあるわけだし

確かに武侠、仙侠系作品でも結局は王朝が本気出したら終わり、王朝がリソースを本気で投入したら勝てないというのは大体の共通認識としてあるからな

上からすれば冒険者ギルドって直接的な保証が必要ない、使いやすい傭兵組織みたいなものだろ
反抗や癒着はあっても大掛かりなレベルにはなかなかならない

冒険者ギルドって現代で言う所の危険な地域の警備業務まで担当する人材派遣会社、こっちで言うなら古代の「鏢局」みたいなものだよ

結局、冒険者ギルドって現実のワグネルのような組織でいいの?

そんなに待遇良くないよ!ワグネルはまだ現代基準の取引が残っている
異世界の冒険者ギルドは使い捨ての日雇いの集まりだし、人材派遣業務に関してもモンスター退治などの荒事が普通に混じる

武力だけに注目すると危険に見えるけど、薬草採集や都市清掃の仕事も仲介しているし、冒険者の大部分は「農民工」より更に下みたいなもので異世界だとある種の底辺向けのセーフティネットだし、政府からすれば社会維持コストの一種だろう

冒険者ギルドのメインは人材斡旋、それも作中世界観では合法的なものだ(たまに非合法なのが混じるのはお約束)
こっちの作品でいえば宿屋が人材斡旋や紹介の場になっているのを組織的に扱ったものと考えれば良い

冒険者ギルドがテンプレになる前の、「ロードス島戦記」などの昔の日本のファンタジー作品では酒場兼宿屋が冒険者ギルドの役割だったわけだしな

いわゆる「鏢局」や「幇会」だと考えると国とぶつかりそうな組織に見えるが、日本の二次元の冒険者ギルドってそんなに結びつきは強くない
上で言われている役所の窓口が近いし、国と衝突するような描かれ方は珍しいかと

現代で臨時雇いの人員で構成されている小さな会社が大企業から仕事を請負っていることはあるし、冒険者ギルドと国や貴族の関係もそういうイメージなんじゃないの?
反抗も癒着もあるけど、社会システムを揺るがすレベルまでいく案件は滅多にない
そして日本の作品では国が冒険者ギルドの上にいることも少なくない

国が上にいるのとは違うと思う
日本の作品に出てくる冒険者ギルドって普通は国を超えたつながりがある、世界的な統一協会とも言えるシステムだ
そこが西洋系ファンタジーの地域限定のギルドとは違うし、妙に不安定な印象につながっているわけで

国に裏では従ってないならともかく、表立って国から手を出されない関係というのは珍しくないか?
私はフォーマットが共有されている地域ごとの緩い連携みたいなものだと感じていたが

日本の冒険者ギルドって構成員の組織に対する帰属意識が強い、ランク制度を重視しているというのが独特だけど、政府との関係も確かに独特ではあるな……私の中でも西洋のファンタジー作品のギルドはもっと地域制が強い印象になっている

日本の冒険者ギルドって帰属意識はあるけどギルド側の命令の強制力が大して強くない、ペナルティを課すくらいしか無いのも特徴だ
こういう所からも国に対する反発、或いは国の下部組織として組み込む展開には向いていないように思える

「軌跡シリーズ」の遊撃士協会のように話を広げていくうちに設定と空気の調整が難しくなったんだろうな……と感じられるギルドも結構あるし、舞台装置としてあまり深く考えずに受け入れるのが良いんじゃないかな……

「ゴブリンスレイヤー」だと実は国が後ろにいるという設定だったはず
他の作品も国や国の上層部に近い大貴族が冒険者ギルドのパトロンになっているのをよく見かける

設定として出ているかは分からないが、ギルドの収入源がどこから来ているか、どこの管轄かなどからその作品における冒険者ギルドの立ち位置や力関係も見て取れると思うのだが

異世界では冒険者ギルドの運営費は仕事の仲介費用という建前の作品が主流のようだが、賞金首モンスターの賞金が国王から出ているという設定の作品もあったかな?
もちろん結局は作品の設定しだいだが、どちらにしろ国王から一定の権利を認められている組織なのは間違いないだろうし、民間の独立した組織という世界観の方が珍しいだろう

国や統治階級にとっても冒険者ギルドって便利な存在になるんだよ
騎士団、軍隊を動かすと費用が大きいし封建社会だと貴族間のしがらみも多いし貴族の家に死傷者が出たら継承などで更にめんどうなことになる
そこで冒険者というどれだけ死んでも構わない連中を冒険者ギルド経由の下請けで使うわけだ
冒険者では手に負えない、死に過ぎるレベルだと判明したら正規軍が出動!

リアリティ重視で考えていくと、軍隊や組織内で栄養十分で訓練して装備も整っている方が強いし、主人公達例外の外側を考えるとそういう感じで落ち着くよな
異世界系作品の中では冒険者>軍隊みたいなイメージになりがちだけど、大半の冒険者って食い詰めて装備も経験もない人間だ

でも異世界系作品だと軍隊で対応できないモンスターがいるのがな……冒険者と冒険者ギルドは危険な存在だけど外敵はもっと危険

軍隊で対応するのが難しいモンスターのいる世界観だと冒険者ギルドで成功した超人的な個人を政府側に取り込むのがベターなのかもしれない
魔王を倒した後のまともな勇者の扱いの簡易版みたいな感じで

上で言われている「ゴブリンスレイヤー」の冒険者ギルドは魔王と戦争していた時期に発生した流民の受け皿であり同時に口減らしのための手段でもあるということだったな
あの作品の世界観では定期的にポップする魔物を倒さないといけないし国の生産力で養える人間にも限りがあるから、クエストで冒険者が死んでもそれはそれで悪くないという背景がある

傭兵組織みたいに受け取る人もいるようだが、傭兵団や傭兵ギルドは別にあるのが日本の二次元の異世界なんだよね
それに対して冒険者ギルドって軍とは違って個人〜チーム単位の武力の集合体という、世界観における武力の影響がなんとも分かり難い存在ではある

でもイベントで対強敵のレイド戦みたいなことはやるから軍隊組織的に動けないわけではないのが……

以前どこかで冒険者ギルドの謎の自治能力に関しては日本の政府と軍隊の存在感がとても弱いからだという話を見たことがある
日本ではメディアで軍や軍の新兵器がアピールされることはこっちと比べたらほぼ無いと言っていいレベルで、国防教育もやらないからラノベを読むような若い世代はマニア以外日本の軍隊を意識することが無い、だから異世界系作品のように冒険者の存在感ばかりが強くて軍隊は存在感や扱いも微妙ということになりがちだとか

理解できる話だ
最近聞こえてくる日本の熊の問題を見ていると日本は軍隊って本当に存在感無いんだ……と感じる
あれってウチの国だったら政府の責任になるし軍隊がすぐに動いてアピールしそうな事態なのに、日本だと金を払って狩猟協会に熊退治を依頼するという……俺はそれでいいのか?とニュースにツッコミを入れてしまったよ

あくまでこっちに流れてくるニュースからの雑な印象でしかないけど、私は日本の熊問題から冒険者ギルドと冒険者と軍隊に関する感覚が見えてくる気もする

そういえば日本の熊問題って冒険者が対処できないレベルになったモンスターに対して国が騎士団(軍隊)派遣したみたいにも見えるな
現実がああいう関係だから日本の二次元の冒険者ギルドはあんな感じになるのか……

現実の日本だと狩猟協会が言ってみれば冒険者ギルドみたいなものだよ



とまぁ、こんな感じで。
中国の感覚で見た際に気になるや中国の作品で例えるならどうなのかといった話も出ていました。

ちなみに今回のネタを教えてくれた方からは
「異世界の冒険者ギルドに関しては、宗門や宗族などの秩序ではなく依頼とランクを通じたつながり、緩い自治で成立する武力のある組織というのはちょっと不思議に思えます。それに近年の中国国産作品では武侠の宗派であっても国家の秩序の中にある下部組織という扱いが多いですから、日本の冒険者ギルドの曖昧さが引っかかる人も出ると思います」

「それから現代の作品では武侠は設定上の戦闘力は昔よりはるかに強くなっていますが、同時に相対的にはかなり弱くなっています。現代の作品の武侠キャラは国を動かすような個人の英雄ではなくなっているので日本の異世界系作品における冒険者の強さ、力の及ぶ範囲の広さに対してなんだか納得できない気分になる時があります」

「現代の武侠キャラは巨大な組織には勝てません。王朝が本気を出したら個人、小集団の武侠はあっさり負ける、鎮圧されるというイメージが強くなっています。これは現代の仙侠ジャンルにおける世界観の拡大、強化によって国家が相対的に強く、武侠は限定的な英雄になっていったことや、国内における創作環境でも怒られない内容のライン、現代の読者の感じるリアリティの変化なども影響していると思われます」

などといった話もありました。

冒険者ギルドと冒険者の扱いに関しては私もその手の作品を読んでいて「何か自分の認識と違うみたいだぞ?」と感じることがたまにありますし、中国からだとそういったズレは更に大きくなるのかもしれませんね。

とりあえず、こんな所で。
例によってツッコミ&情報提供お待ちしております。

寄稿記事: 「中国における藤子不二雄漫画単行本の出版状況およびアニメ状況について」 その3

その2から続いています。


第三章 中国における藤子不二雄作品単行本に関する小括

やはり、「ドラえもん」の存在感が圧倒的に大きすぎる。一九九一年の中国中央テレビでの放送開始のみならず、二〇〇八年三月一九日にドラえもんが、アニメ文化大使に就任するなど、外交関係にも影響を伴う動きをしているのがドラえもんであり、作品としての枠組みが遥かに超えた存在と言えると思われる。そのため、藤子・F・不二雄先生の死去は中国の一般社会でも大きな悲しみと伴う大ニュースになっており、ドラえもんの訳名変更の件も話題になっていた。

ただ、他の作品に関して、藤子不二雄作品は若干絵柄は子供向けのため、一九九一年以降の少年漫画直撃世代にとっては格好いいものではなく、敬遠されるようになった。もっとも、その後、高校と大学時代に「四併一」漫画によって「異色短編集」などディープな作品と出会って、藤子不二雄を再認識する者もいた。

さらに、SNSの時代に入ると、藤子不二雄Ⓐの死去はSNSなどでも取り上げられ、『劇画毛沢東』を書いたことが記事になっていた(ちなみに筆者は2004年ごろ日本留学中に、BOOK・OFFで初めて『劇画毛沢東』を見てかなりビックリしていたことを今も覚えている、すぐに購入し写真を撮ってネットに書き込みした)。

無理やり結論をつけると、中国において藤子不二雄とは、「一般的すぎる」と「マニアックすぎる」と言う両面性が物凄くきわだつ作家だと言えると思う。ドラえもんは一般的すぎるが、その他の作品はマニアックすぎるのである。


第四章 中国におけるアニメ版藤子不二雄作品

ご存知の通り、中国は香港とマカオを除いて、三二の省レベルの行政区画があります。そして、それぞれ独自のテレビ局を持っていて、放送チャンネルを複数もっている地方局もあります。
また、広東省では直接香港のテレビ信号を受信できたり、一九九〇年代中半から個人用衛星アンテナで香港や台湾の衛星局の放送を受信できたり、一九九〇年代後半にはケーブルテレビが始まったり、受信環境は多岐に亘っています。特に香港のTVBは一時期中国の深圳に支社を作っていた時期もありました。また、少数民族地区ではチベット語やウェイグル語、モンゴル語アフレコ版のアニメも存在していたりします。

ドラえもんに関しては、香港のTVBの広東語版の『叮当』、台湾国語版「機器猫小叮当」、大陸CCTV北京語吹き替え版「机器猫」がそれぞれ別のルートで入っていた可能性があり、少なくとも筆者はCCTV版を見た後、台湾版も中国のテレビ放送で見たことがあります。同じ話で声優と訛りが違い、またキャラクターの名前も違うため、特に印象に残りました。広東語(香港版)は流石に北京では需要がありませんので、テレビ放送で見たことありませんでした。


一九八〇年〜二〇〇〇年代は、まだ中国各地の地方局が各自の判断とルートで海外からテレビ番組を輸入していました。特に台湾と香港の人がセールスに来ていたり、中国現地の劇団役者を使ってアフレコすることもありました。また台湾や香港のライセンサー経由で一回切りの放送権を買っても、勝手に再放送したりしていました。また、放送専用のテープは当時貴重品なので、元の番組を消して新しい人気番組を上書きし使い回しすることが普通でした。そのためビデオテープをもって各地のテレビ局を飛び回り、もっている番組を他局にコピーして代わりに他局がもってる番組をコピーすることで、お金を稼ぐ人たちが現れました。この商売はかなりの稼ぎになったようで、飛行機で各テレビ局を移動していたそうです。

海外アニメは視聴率が稼げるため、そのようなダビング屋たちの活動により、あっという間に中国全国各地方で放送され、氾濫しました。そのため二〇〇〇年初頭、地方局が一気に衛星放送に進出し(中国語では「上星」)、全国でも見られるようになると、見られるテレビチャンネルが一気に七〇〜八〇ほどになりました。カオスなことに、違うチャンネルに回しても同じアニメを放送しているという事態になることもありました。「サムライトルーパー」とか「クリィミーマミ」とか「ウルトラマン」とか、酷い時はどの放送局を見ても「ビーストウォーズ」でしかも同じ話の放送でアフレコが違うということもありました(同じ劇団の役者が同じ話を二回アフレコしてセリフと配役が微妙に違うバージョンが同時放送されていることもありました)。また「エヴァンゲリオン」も同じ俳優たちによるバージョンの異なるアフレコシリーズが二種あったりします。

このような状況は流石にどう見てもまずいので、二〇〇六年に中国では、ゴールデンタイム(一七〜二〇時)に、海外アニメの放送を禁止しました。海外アニメ禁止令が発令した後は、深夜に海外アニメが放送されることになりました。最終的に二〇〇八年頃に、海外アニメは一切放送禁止になりましたが、番組紹介として放送されることもありました。

またCCTVには映画評論(解説)番組がありました。この番組で映画ドラえもん(大長編ドラえもんシリーズ)が取り上げられることもあったのです。この番組の構成に合うよう、映画を編集して、三〇分程度あるいは三〇分以上の番組に編集して、話は一部割愛されていますが、一応ストーリーの最後まで知ることができるものになっていました。

以上のような中国の事情から、藤子不二雄作品のテレビ放送の詳細を割り出すことは非常に困難と言えます。
一応、中国で最初のドラえもんの正規放送は一九九一年二月九日から始まったCCTVによるものとされています。番組枠は「正大総藝」(タイの正大グループが協賛している番組です)でした。

ドラえもん以外のアニメ作品については、少なくとも筆者が見ていたものとしては、CCTV教育チャンネルで一九九〇年後半から二〇〇〇年初頭に「モジャ公(宇宙小毛球)」が放送されており、見ていた記憶があります。これは確か北京語吹替でした。また、同時期に北京テレビで「ポコニャン(叮当猫)」もやっていたと思いますが、これは台湾で吹替えされていたものでした。他の地方局でも何らかの放送はあったかとは思いますが、今となってはもう分からないです。「キテレツ大百科(奇天列大百科)」は恐らくテレビ放送はなく、台湾で出版されていたビデオCDが中国に持ち込まれて、勝手に放送していた地方局があったかなぁ、という感じです。

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CCTV教育チャンネルで1990年後半から2000年初頭頃に放送されていた「モジャ公(宇宙小毛球)」


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北京テレビで1990年後半から2000年初頭頃に放送されていた「ポコニャン(叮当猫)」



ただ、北京語版ドラえもんが中国の放送局の知らないところで放送されていたということはないかと思います。版権がCCTVという国営放送局なので、ここを敵に回すことはできません。もっともドラえもんは話数も多いので、全てのお話しが北京語に吹き替えられているとは思えません。このお話を中国語で見たければ、台湾華語版を見るしかないといったお話しも存在すると思います。もっとも、CCTVは日中友好のためという枠で比較的熱心にドラえもんを吹替て放送していたと思います。

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山东有线台(山東ケーブルテレビ)で
放送されていた「叮当」


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贵州卫视(貴州衛星テレビ)で
放送されていた「叮当」


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广西电视台(広西テレビ局)で放送されていた「叮当」


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CCTV(中国中央テレビ)で放送されていた
「机器猫」

台湾で吹き替えたもののように聞こえる


また、香港経済や文化力が現在よりも強い時代には、香港の映画や音楽が中国の大衆文化に大きく影響を与えていた時代がありました。この影響で、広東語を勉強する人も多く、教材も豊富に出ていた時期もありました。この影響で、香港製の広東語吹き替え版アニメと映画とかのコンテンツがかなりの数中国にも入ってきていました。私は広東語のコンテンツは一切見ていないので、詳しくはないですが、中国では北京語コンテンツと広東語コンテンツが全く異なる世界を創っていた時期があります。なので、ここで解説した以外にも中国で放送・流通していた広東語アニメ、広東語コンテンツというのも多く存在していたはずです。

(了)

寄稿者:フギョウ

寄稿記事: 「中国における藤子不二雄漫画単行本の出版状況およびアニメ状況について」 その1

ありがたいことに私の友人の古参の中国オタクの強者にしてオタク文化の探究者のフギョウさんから
「中国における藤子不二雄漫画単行本の出版状況およびアニメ状況について」
という大作を寄稿していただきましたので以下に掲載させていただきます。
既にnoteの方に同じ内容をアップしていますが、中国からどっちが見やすいのか分からないのでnoteとブログ両方にアップしていく予定です。


中国における藤子不二雄漫画単行本の出版状況およびアニメ状況について


本研究は個人研究であり、研究方法はネット検索及び中国本土の通販サイト/ネットオークションの出品データから出版時期を調べ、筆者の幼少期の記憶と結び付けて説明を加えたものです。また、本稿で触れる単行本以外にも、漫画雑誌の出版もあるが、ここでは雑誌版は割愛させていただく。


序論 中国における藤子不二雄漫画全般論

まず、全体像として、正規版/海賊版問わず、ネット通販サイトやオークションでは確認された、中国本土でこれまで発売された藤子不二雄作品(F、Ⓐ含めて)の単行本のタイトルは『ドラえもん(叮当、机器猫、機器猫、哆啦A梦、哆啦A夢)』のほか、『ウルトラB(太空儿UB、太空児UB)』、『怪物くん(怪物太郎、怪物小王子)』、『パーマン(飞人、飛人、小超人帕门、小超人帕門)』、『オバケのQ太郎(Q太郎)』、『ジャングル黒べえ(黄毛仔、叮当小泰山)』、『チンプイ(小宇宙人、大耳鼠芝比)』、『21エモン(外星怪客大聚会、21世纪小福星)』、『キテレツ大百科(小小神通大百科、奇天烈大百科)』、『笑ゥせぇるすまん(七笑星、笑面推销员、笑面推銷員、笑口常开、笑口常開)』、『モジャ公(宇宙猫、宇宙小毛球)』、『ウメ星デンカ(酸梅星王子)』、『忍者ハットリくん(小忍者、忍者服部君)』、『エスパー魔美(超能力魔美)』、『異色短編(异色短篇集)』がある。また、筆者の記憶では『T・Pぽん(时光巡逻队、時光巡邏隊)』、『みきおとミキオ(千奇百怪、三树夫和米奇夫、三樹夫和米奇夫)』、『バケルくん(化身君、变身娃娃、変身娃娃)』の海賊版もあったと認識しているが、二〇二四年一二月の調査では再確認できなかった。

その中で、正規版としては、『ドラえもん』が一九九三年に人民美術出版社から、二〇〇〇年に吉林美術出版社からと二度の出版されている。吉林美術出版社は小学館と提携していた時期があり、一九九七年に『忍者ハットリくん(小忍者)』を出版したほか(しかし、本書●頁の通り、この『小忍者』も許諾を得ずに出版されたものでした)、二〇〇二年から二〇一四年まで『月刊コロコロコミック』の中国版である『吉美漫画』も刊行していた。現在でも吉林美術出版社は、中国におけるドラえもん関係の正規窓口であり、藤子・F・不二雄先生が直接描いていないドラえもん(むぎわらしんたろう先生執筆や藤子プロ作品のものなど)関連の出版も行っている。

筆者としては、ここに挙げた『ドラえもん』シリーズのみが正規版で、これ以外は全てライセンスが怪しい、すなわち海賊版だったのではないかと考えている。

そして、『ドラえもん』のみが、正規版海賊版問わず多数のバージョンが存在し、長期に渡って発売され、国民的なタイトルになっている。他の藤子不二雄作品のタイトルは一部の愛好家かマニアしか注目しておらず、一般的には「子供の頃にチラッと見た」「むかし本を持っていた」程度のものと考えられる。

また今回調査では藤子不二雄作品の出版は一九八〇年代から二〇〇〇年代まで長期に渡ったことが再確認され、それぞれの年代の製版や製本スタイルは藤子不二雄作品に通じて一通り見ることができることが分かった。そのため、次章では参考として、中国本土では漫画印刷と製本を軽く説明させていだだく。


第一章 中国の日本漫画製版/製本事情

製版技術として、現代の写真製版、デジタル製版以前に、職人による手彫り製版で絵を印刷していた。中国は、建国直後の時期には国全体が貧しく、写真製版できる印刷所が少なく、機材も貴重だったため、長い間、写真製版は、貴重な資料類の製版にしか使えなかった。子供用の漫画本に写真製版を使い始めたのは、一九八〇年代後半からであると、本稿執筆のための調査で状況証拠が見つかった。

一九八六年九月に「岭南美术出版社(岭南美術出版社)」から出版された『連環画・叮当(ドラえもん)』は、まだ手彫り製版っぽく、絵がぎこちない((図1)参照)。しかし、一九八七年一一月に出版された同シリーズの後半の版の物は一気に絵の再現度が上がり写真製版によるものかと考えられる((図2)参照)。

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図1


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図2


手彫り製版は文字通り原稿の絵を手作業で版に彫っていくので、出来栄えが彫り職人の腕次第となる。日本の「漫画」も現代の「マンガ」に移行されるまでは、長年「線描」のみで描いていて、手彫り製版でも対応できた。また、職人の腕次第で原画以上の味がでることもあった。しかし、手彫り製版は古典的な日本画や版画調ものに対応しやすく、手塚治虫に代表される線の太さが均一で造形が丸い「アニメ調」のキャラにはかなり苦手である。

もう一例は、一九八三年六月に出版された『連環画・铁臂阿童木(鉄腕アトム)』である((図3)参照)。こちらも恐らく手彫製版で、絵の再現度が落ちていた上、横長サイズに変える際にコマ割りがおかしくなっている部分があった。

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図3


また、当時の中国では版権ビジネスという概念があやふやであった。この出版社も恐らく版権侵害と認識してなく律儀に手塚プロに本のサンプルを送った。スタッフが手塚先生に見せたところで、手塚先生が激怒した。ただ激怒した原因は版権侵害ではなく、横長サイズした時のコマ割りと絵の下手さで、「こんな絵では楽しめない」と手塚先生自ら原稿を書き直して中国に送り返したそうだ(宮崎克=吉本浩二『ブラックジャック創成秘話〜手塚治虫の仕事場から〜(第三巻)』(秋田書店、二〇一三年)一〇一頁以下)。

ここで更に注目してほしいところは、中国本土独特の「連環画」というスタイルで、日本の漫画に影響されるまではこの「連環画」というイラストノベルが中国の主流であったのだ。そのため、一九八〇年代いっぱいまで、日本の漫画の輸入する際には、この横長左綴じポケットサイズの「連環画」スタイル、或いは四角い左綴じの絵本サイズにするのが一般的だったということだ。

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(図4)
正方形の絵本版『銀河鉄道999』


そのため、手彫製版による中国版は、再現度の低下のみならず、コマ割りにおいても日本の漫画の再現が難しかったと言える。さらに現代の「マンガ」となると、線描のみならず、スクリーンやエアブラシの導入より、手彫製版がついて限界が来てしまうことがわかった。
(図5)は新世紀出版社の『連環画・聖闘士星矢』。ご覧の通り手彫製版では再現できず、ほぼ書き直しになってしまい、作品が台無しになっている。

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図5


しかし、一九九一年に海南撮影美術出版社が出した『聖闘士星矢』では、恐らく写真製版で絵が原作のままとなっている((図六)参照)。しかも、横長の連環画スタイルではなく、原作単行本に近いというか、左綴じにした以外そのままになっている。

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図6


この海南撮影美術出版社版の『聖闘士星矢』と『ドラゴンボール』は一気に小学高学年から中学まで広がり、一九九〇年代の中国における日本の漫画の海賊版ブームの火付け役になった。そして、その後の日本漫画海賊版の大流行によって漫画本のスタイルが定番化され、連環画は市場から淘汰されることになった。
そして、二〇〇〇年代に入るとデジタル製版の普及より印刷コストがさらに安価となり、四ページを一ページに詰める「四拼(併)一(スービンイー)」というスタイルが流行し始めた。

(図8)のように「四併一」は絵が小さく、文字も過密で、日本漫画に慣れてない方は大変読みずらいと思う。しかし、当時(二〇〇〇年代)の高校生にとっては苦にはならなかった。なぜなら、当時の高校生はみんな子どもの頃から海賊版の日本漫画を読み慣れていた。また、彼らの子供の頃(一九九〇年代)は、お小遣いで単行本全巻揃う財力がなく、海賊版の発刊自体は不安定で途切れることもあり、巻数が多い長編大作となると必ず見逃しや買い損ないが発生していた。そのため、誰もが「全巻読破」を夢見ていたのである。そして、高校生になった頃、一冊で一〇巻分をまとめた「四併一」が学校近辺の市場で現れると、もうそれは買わざるを得ない代物でた。つまりこれらの「四併一」新作ではなく、文庫本のような「買い直し賓」としての役割を果たしていた。また同時期にポケットサイズ(サイズも文庫本)の海賊版漫画も出回り始め、最終的は「四併一」と共に売れ筋となり、通常サイズの漫画本を市場から駆除したのだった。

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図7(図8の本の表紙)


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図8  2003年3月に出版された「四併一」の「ドラえもん」。通常の4ページ分を1ページにまとめて掲載している。名義上は「远方出版社」の出版だが、実際の「远方出版社」は出版しておらず出版社情報は全部偽物である。


また、「四併一」となると完全な違法出版なので(写真製版はまだちゃんとした印刷所しかできないが、デジタルとなるとひょっとしたら普通の業務用コピー機でも作成できる)、法律に則って簡体字で出す必要もなくなり、香港版や台湾版の繫体字版がバンバン出ていた。そのため香港版や台湾版も一通り中国本土に流れ込んだ可能性が高く、香港、台湾出版事情について、筆者はカバーできないため、これ以上は分からないことになる。


その2に続きます。

中国オタク「西遊記のヒロイン、孫悟空の相手役で今流行っているのは何だろう?昔は狐妖や仙人系が定番だったけど近頃はまた変わってきているような気もする」

ありがたいことにネタのタレコミをいただきましたので今回はそれについてを。

昔から中華圏では「西遊記」の実写化や翻案作品、西遊記モチーフの作品が繰り返し作られてきましたが、大衆向けということで原作にはなかったロマンス要素、孫悟空の相手役になるヒロインが生えてくることも珍しくないそうです。

そして大人気になった西遊記系の作品のオリジナルヒロイン(?)がその後の西遊記作品に影響を与え、ある種の定番要素になっていたりもするのだとか。
中国のソッチ系のサイトでは
「西遊記のヒロイン、孫悟空の相手役の今の流行は何だろう?」
などといったことに関するやり取りが行われていましたので、以下に例によって私のイイカゲンな訳で紹介させていただきます。


西遊記のヒロイン、孫悟空の相手役で今流行っているのは何だろう?
昔は狐妖や仙人系が定番だったけど近頃はまた変わってきているような気もする

常にラブロマンスの需要はあるし商業作品とかでは昔から珍しくないけど、ヒロインの設定や解釈は結構変わるよね

西遊記のヒロイン要素は観音だけじゃなかったのか!

観音に女性的な要素を強く見出しているのは中国における改変だから、それはそれで判断が難しいな……

最近は白骨の精が急激に増えているね

白骨の精ヒロイン自体は昔から無いわけではなかったが、定番レベルになったのは明らかに「黒神話:悟空」の影響だろうな
作品の解釈自体は賛否両論だけどイメージに関する影響はとても大きい

孫悟空との関係性でいうなら一番マシな女性は観音、妖怪系のはどれも戦う相手だし原作にはヒロイン要素皆無なのばかりだね

私は昔なんとなく仙女系ヒロインがいるものだと思っていたが、実は原作にないほぼオリジナル要素だったという……

その辺りは香港映画の「チャイニーズ・オデッセイ」の影響が大きいんじゃないかな
ヒロインや恋愛要素に限らず、あの作品が国産西遊記作品のキャラ解釈に与えた影響は本当に大きい

「チャイニーズ・オデッセイ」はヒロインの紫霞仙子の影響も大きい
ちょっとした西遊記ネタのヒロインはなんとなく「紫」の名前になりがちなのも大元はコレだ

同意する
ウチの国の作品の仙女ヒロインの名前は「紫」の人気が高いし、武侠系では金庸の「天龍八部」の影響などもあるだろうけど、西遊記系で名前に「紫」のあるヒロインが出てくるのは紫霞仙子、そしてその影響を受けた作品によって構築されてきたテンプレだろう

孫悟空って妖怪を見たらぶっ倒しに行くキャラなので、そもそも恋愛展開になりようがない

女妖怪或いは女の姿をした妖怪は大体孫悟空、たまに八戒が倒してるしヒロインっぽい関係はどこにもない
その中で孫悟空に三回殺された白骨の精は特別といえば特別?近年流行りの追放系をやる回でもあるし!

恋愛要素を入れる、女性が演じる役を作るのは商業的に必要だったのだろうけど、西遊記でやるとほぼオリジナル要素になるからね
「黒神話:悟空」は解釈違いでもめたけど、昔も今ほどじゃないけど解釈違いで好みが分かれる西遊記作品が結構あったな

ヒロイン以前に原作だとそもそも孫悟空に恋愛やら何やらの方面の欲望があるとは思えないという問題が……孫悟空の欲望っぽいのは桃関係くらい?

だから前世の関係をくっつけるのですね!

それか旅に出る前、天界の話の時に関係を作るとかだろう
孫悟空が恋をしたことによって運命に翻弄される、その悲恋の結果「情」を失いその後の孫悟空となっていくのもテンプレイメージの一つだろう

狐妖と孫悟空の悲恋、愛により孫悟空を人間的な感情を持つ存在にして、悲劇で失われて孫悟空が悟りに至る流れは一時期よく見かけたような?

孫悟空が天界に反逆するきっかけがヒロインとの恋愛というネタも少なくない
そしてこの場合は仙女ヒロインよりも狐妖ヒロインが多くなると思う

国産ネット小説だと孫悟空のヒロインは仙女か女妖怪だろう
白骨の精は原作に出ている元ネタが明確なキャラだからネット小説で好きにやる上では使い勝手がよくない

孫悟空の相手役のヒロインとか、三蔵法師の前世のヒロインみたいなのに白骨の精を配置するのはめんどくさいし解釈違いで批判されるリスクもある
それならオリキャラでやった方が良いとなる

理解できる
白骨の精や白龍馬は強引な解釈、改変でヒロインにできなくもないがそこまでやるくらいなら最初からオリジナルでやった方が良かった
特に恋愛要素を濃くしたいならね
白骨の精を孫悟空の相手役にするのは昔からあるけど流行りとしては最近のもので、これが今後仙女や狐妖のようなテンプレとして定着できるかまでは分からない

私は白骨の精は妖怪系ヒロインの有力ジャンルの一つくらいにはなると思う
これまではマイナージャンルだったが、「黒神話:悟空」という大人気になった作品が出たからね

しかし原作でまともな女性キャラは鉄扇公主(羅刹女)くらいか?
だがこいつは牛魔王の嫁だから義兄弟関係の孫悟空が手を出すとかありえないし、それをやったら解釈違いに

鉄扇公主って孫悟空からすれば兄嫁なわけで……それとの関係になるのは西遊記のイメージと違い過ぎる

西遊記のオリキャラヒロインはやはり仙女、龍女(龍王の娘)辺りが無難で人気も獲得できるラインだと思う

最近の白骨の精ヒロインに関しては嫌がる人も少なくないし、原作通りにやるなら観音か龍女だろうね
一般向けでやると恋愛要素強めになる時点で反発が出そうだが

白骨の精は有名エピソードに出てくる美女に化ける妖怪なので、知名度的にも改変的にも扱いやすいのは確かだ
そしてきっかけになる話題作が出て一気に広まったのが今

白骨の精って上で言われているようにオリジナル要素を載せまくる対象としては使い難いけど、美女から骨の化物になる展開は現代的な演出との相性は良い
現代の環境に向いた素材として再発見されたヒロインという言い方もできそう

その時その時の人気作品の影響や細かい所の流行り廃りはあるけど、大まかな流行りの順番は仙女、狐妖、そして現在の白骨の精といった所だろう

狐妖ヒロインの人気も長いよな
これは国産ネット小説の「悟空伝」からの影響が大きいと聞いたが

狐妖は仙侠系作品とも相性が良いし西遊記に限らず国産作品の定番ヒロイン枠と言っても良い
妲己的なキャラにしたり、ロマンスも悲劇もエロもできるし、虐げられた種族という扱いにもできるからある意味では人間ヒロインよりも扱いやすく常に供給されている

カップリングということなら哪吒や二郎神はどうだい?

それはこのテーマ的に違うだろ
いや需要はあるんだろうけど俺も怖くて調べたことは無い

哪吒は蓮の精の解釈の方ならいける……たぶんいけそう……俺は少なくとも……



とまぁ、こんな感じで。
昔から今に至るまで中国における西遊記ヒロインのイメージについての話がイロイロと出ていました。

ちなみに今回のネタを教えてくれた方からは
「この十数年くらいの国産映画やドラマには狐妖ヒロインがとても多いです。設定にロマンがありますし、衣装や特殊効果を華麗にすることができるのも良いです」

「狐妖は中国では悲劇のヒロインのイメージが強く、孫悟空とのカップリングでは人外同士の禁断の愛と悲劇といった展開になりがちですね。それを前世でやるのか天界でやるのかは作品ごとに違いますが」

などといった話もありました。

中国の西遊記系作品のキャラ解釈やオリキャラの傾向は日本とかなり違う所もありますし、何か面白い部分があればまた追いかけてみたいですね。

とりあえず、こんな所で。
例によってツッコミ&情報提供お待ちしております。


中国オタク「西遊記二次創作では白骨の精をヒロインにすることが多い気がするけど、なぜなのか?」

中国オタク「表立っては言わないけど実は人気に関して納得できていないキャラ、そういう話をよく見かけるキャラについて語ろう」

ありがたいことに以前の記事
中国オタク「『呪術廻戦』の禪院直哉の人気の理由が本当に分からない。誰か教えてくれ。助けてくれ」
に関連して、
「中国で大人気なキャラだけど、実は現地のオタクの間で好き嫌いが分かれているようなタイプのキャラは他にいるのか?」
という質問をいただいておりましたが、先日これに関連しそうなネタを教えていただきましたので今回はそれについてを。

そんな訳で以下に中国のソッチ系のサイトで行われていた
「表立っては言わないけど実は人気に関して納得できていないキャラ、そういう話をよく見かけるキャラ」
などといったことに関するやり取りを例によって私のイイカゲンな訳で紹介させていただきます。


表立っては言わないけど実は人気に関して納得できていないキャラ、そういう話をよく見かけるキャラについて語ろう
なぜあのキャラが大人気なのかとモヤモヤした気持ちになるようなキャラについてを!
この間別の所で「呪術廻戦」の禪院直哉の人気が高いという話の際にそういう話が出ていたが、他にもそういうキャラがいるのか気になってね

納得できていない、ということなら人気の理由が理解できるかとかは関係なく語って良いのか?

そうだね。ただキャラ自体を叩くのはあまりしない方向で頼む。
今の時代に他人の人気を気にしても仕方が無いのは理解しているつもりだが、それとは別に人気が高いばかりではないキャラについては知りたい

「NARUTO」の大蛇丸かな
嫌いという程ではないが、人気が高いというのはよく分からん

「NARUTO」なら、うちはイタチもそんな所があるね
敵から味方になった、いわゆる「洗白」されたキャラに関してはそういう不満が多い気がする

イタチに関しては家族全員殺しで良い兄貴扱いされているのがダメだとか
どこに注目するかで印象も変わるのだろう

敵から味方になったキャラに関してはベジータくらいまでいかないと反発は残るのではないかと
そしてベジータでさえも過去の所業で批判する人がいないわけじゃないし

昔のキャラでも良いんだよね?
私の場合は「Fate」の金ぴかがそれだ

私も同じだ
ギルガメッシュは「Zero」の方でも「stay night」の方でもかなり好みが分かれるキャラしていると感じている

国内だとギルガメッシュは「Zero」の群像劇における格の高い最強キャラ視点で入った人が多かったからずっと人気高いというのもありそう
それに加えて近頃はギャグ補正や味方補正が入って随分と印象良くなっているけど、元はかなり好み分かれるタイプだよね

「Fate」だとイリヤをまだ敵キャラとして見ている人もいるし、入った作品やその当時の環境次第でイロイロと違ってくるのだろう
国内のファン界隈でも「Zero」が圧倒的だった時期と比べてギルガメッシュ嫌いの発言が増える、許容されるようになってきているのは興味深い

遠慮せずに言えば「デート・ア・ライブ」の時崎狂三
国内にだって彼女が苦手な人間はいるのですよ

俺の知り合いにも時崎狂三がダメなのがいたけど、「キャラデザは本当に良い、人気になるのも理解できるが中身はダメ」とか言ってたなあ

キャラデザが良いけどストーリー上の活躍や扱い、汚点が残るパターンだとここのテーマみたいになりがち

他にも作者がひいきしてキャラ設定を変えたように見えると嫌われやすい
時崎狂三もキャラデザはずっと評価高いけど、キャラ設定に関しては何かと言われるね

「東方」の博麗霊夢
これは自分が博麗霊夢の同人二次創作のキャラが苦手というのもあるかもしれないが

この手の話題で定番なのは「ヒロアカ」の爆豪?
特に男の間では火暴猴(オコリザル)のあだ名と共に「何で人気なのか」と言われ続けている

「オーバーロード」のアインズ

確かにアレは極端に好みが分かれる。好きな人は本当に好きだがダメな人は本当にダメ。

ヒソカだね
「HUNTER×HUNTER」の悪役はクセの強いのが多いけど、こいつは特に苦手
不人気になるタイプではないというのは分かるが……

人気になった理由は想像できるが、大人気になるとは思えなかったのが狛枝凪斗

狛枝凪斗はダメな人は本当に不快でダメらしいね
しかし「ダンガンロンパ」にハマるような人間にとっては好みのキャラでもある模様

これはディオの名前を挙げざるを得ない

俺もそうだな……ここだから言ってしまうけど、俺は「ジョジョ」のディオは評価するのが当然という今のオタク界隈の空気も含めて苦手だ

空気も含めて良いなら私はシャアが苦手だったり
ガンダムファンをやるならシャアネタは避けられないし評価しないわけにはいかない空気なのが……

「アカメが斬る!」のエスデスは自分の好みじゃないけど人気出そうと思っていたらやはり人気が出てちょっと微妙な気分になった

まだ出ていないのだとフリーザ
非道なことをやって主人公は見逃されて死んだり生き返ったりしながら悪事を続け、味方になることもなく主人公と結果的に協力するかもないのに人気が高いというのはわけがわからない

フリーザはウチの国だとあまり人気無いままだと思うぞ
日本では本当に人気が高いらしいが

ここでなら「FF」のセフィロスの人気が意味わからんと言っても問題無いよな!?
やはりキャラデザと装備と中二病パワーなのか?

このテーマなら、自分の中ではここしばらくの間では禪院直哉の他には「ワンパンマン」のガロウも該当する

改めて考えてみたが、私は最近だと「葬送のフリーレン」のユーべルが自分の好みと一般の人気の違いを痛感するキャラだった

「デュラララ!!」の折原臨也はこのテーマに合いそうなキャラだと思った

極端なキャラ、敵キャラは評価が両極端になるし該当するキャラが結構出てきそう
俺にとっては「禁書目録」の一方通行がそれだった

こういうのは重要キャラ、印象に残るキャラに甚大な被害を与えるとか殺したりすると反発が残る。

「ペルソナ5」の明智は私も人気出るだろうとは思ったが、大人気ぶりにモヤモヤしたものは感じる
「ペルソナ5」はお約束展開のために舞台装置的な行動を振り分けられるキャラが多いし、明智はその中でも損な役回りだったのは分からなくもないが

明智は強烈に好き嫌いが分かれているよな
ファン界隈ではずっと戦いが続いている……

美形の黒幕キャラは人気出るけどアンチも大量に出ることが多い気がする
ずっと戦うボスキャラとはまた違う印象になるのが原因なのだろうか

やったことの責任を取ってない、報いを受けていないのにチヤホヤされるというのは見ている側にとっては結構なストレスになるからね
そこで解釈が分かれるから好きな人も嫌いな人もたくさん出るキャラになりやすいのでは

「屍鬼」の桐敷沙子も作品人気が高かった時期はそんな感じの扱いだったかも

黒幕ポジションは全てを操っている、キャラを駒扱いにしているように感じて嫌う人がいるという話もある
黒幕キャラ以外にも「ようこそ実力至上主義の教室へ」の綾小路清隆なんかもそういう部分で好みが分かれる、好きな人は本当に好きだけど……となるようだ

ウチの国は上からの別視点で話に関わるキャラの人気が高くなりがちだよね
でもそれが嫌な人間もいるのですよ

涼宮ハルヒはリアルタイムでは横暴なキャラなのが合わなかったけど、周りの大人気とオタクなら見ておかなければいけない、評価しなければいけない空気がきつかったな
ただ最近は逆に批判が強過ぎて逆にそこまで言わなくても……という考えも出てきた



とまぁ、こんな感じで。
今回名前が出ているキャラは基本的にどれも中国オタク界隈で人気が高いとされるキャラですが、やはり合わない人もそれなりにいる模様でした。

ちなみに今回の件を教えてくれた方からは
「中国ではオタクの間でも好きな作品やキャラが主流かどうか、昔言われていた『覇権』のような地位であるかどうかが重視されます。ですから大人気キャラを良いと思えない人、或いは自分の好きなキャラが大人気キャラに負けて主流になれない人は気分が良くないと感じてしまう時がかなりあります。日本のオタクのように自分が好きならば良いという考えになれない人も少なくないのです」

「もちろん中国のオタクにもマイナーな好みを維持している人はいます。しかし言っては何ですが中国のオタクには自分の好きな作品、評価している作品が主流になるべきという願望を抱いている人も少なくありません。そして自分の好きではない作品やキャラに対して批判や通報を行います。そういう人たちの中にはそのキャラが嫌いというだけでなく、嫌いなキャラが大人気になるのが嫌、自分が評価していない作品が大人気になって評価されることが嫌という考えになっている人も少なくないように思えます」

などといった話もありました。

キャラの好みやその評価に関してはイロイロな意味で中国オタク界隈独自の傾向があるようなので、何か機会があれば追いかけてみたいですね。

とりあえず、こんな所で。
例によってツッコミ&情報提供お待ちしております。


中国オタク「私は昔からジャイアンがのび太の友達扱いされているのに納得できないんだけど、自分と同じ考えの人っていないかな?」

中国オタク「日本では電動バイクや電動自転車ってどれくらいあるの?アニメだと電動バイクなんかはほぼ出てこないけど……」

ありがたいことにネタのタレコミをいただきましたので今回はそれについてを。

現在の中国では庶民の足として電動自転車や電動バイクがあふれているそうで、日常生活に当然存在するものといった認識にもなっているとのことです。
またそんな背景もあってか、日本のアニメやマンガを見ていると電動バイクや電動自転車を目にする機会があまり無いということで引っかかる人もいるのだとか。

中国のソッチ系のサイトでは
「アニメに電動バイクが出てこないけど日本では電動バイクや電動自転車はどうなっているのか?」
などといったことに関するやり取りが行われていましたので、以下に例によって私のイイカゲンな訳で紹介させていただきます。


日本では電動バイクや電動自転車ってどれくらいあるの?
アニメだと電動バイクなんかはほぼ出てこないけど……

日本の二次元にはバイクに関してはレース系作品から女子高生とスーパーカブの日常みたいな作品まであるけど電動バイクがテーマの作品は無いよね
新しいものだからすぐには出てこないのかと思っていたが、いまだに出てこないのは何が原因なんだろうか?

あることはあるけど、中国ほどじゃないとか
確か日本だと充電が不便なんだっけ?

国産マンガだと電動バイクに乗ってるキャラというのは別に珍しくもないけど、日本の二次元だと出てこないのは確かだ
現実の日本の学校の授業でタブレットが普及しても黒板とノートの風景は変わっていないくらいだし、移動手段も当面大きな変化は出ないということなのかもしれないが……

日本は電池産業も電気の供給網も劣っているし、社会的に身近ではないんだよ

今の日本は電動自転車はかなり普及しているし、電動バイクも電動キックボードも増えてるし充電可能な駐車場とかも増えているよ
ただ電動系は都市部の気軽な移動手段扱いで、長距離だとパワー不足、気温や天候の変化に弱いからと敬遠されている

日本だと好きな人間はガソリンのバイクに乗れるのにわざわざ電動バイクに乗らないということでは?
安いから、簡単に乗れるから電動バイクという需要はあるはずだが、そういうキャラとバイクの二次元での出番は少なくなる

日本は環境関連の規制以上に安全関連の規制から電動バイクが普及し難いという話だったかな?
こっちだと自転車扱いのが日本ではバイク扱いになるので手軽に売るのも、乗るのも難しいとか

俺が以前見た日本旅行動画では日本だと純電動車は禁止されていて、ペダルを補助する電動アシスト車以外は法律上売れないということだったが

売れなくはない
でも日本だと電動バイクは免許やナンバー取得が必要で、こっちほど雑に買って乗ってはできない

こっちは税収……もとい産業育成のために管理が緩い時期が続いていたけど、日本は最初から管理が厳しかったので電動バイクの普及は遅かった
さすがに今の日本では電動自転車の方は結構普及しているけど、学生キャラのイメージとは合わないのでやはり出番は少なくなる模様

日本では電動バイクは機動車(自動車)扱いで、ウチの国で長いこと電動バイクが非機動車(自転車)扱いだったのとは違う
日本だと税金や免許、手続きが大して変わらないからガソリンのバイクに乗るということになるだろうし、それがそのまま日本で制作される作品の描写にも反映されているのではないかと

ウチの国も一応電動バイクの規制基準はあるんだけどね……今は最高時速25km以下が非機動車扱いで免許不要、ただしナンバーは必要ということになったはず
それを今年から厳格にやるということだが……

規則を順守した場合、電動バイクは時速25km以下になるから二次元における極端な使い方には向いていないのは分かるだろう

日本には「銀魂」の坂田銀時が乗っているようなバイクがあるから電動バイクは流行らないと聞いたことがある
あれが性能的にもコスト的にも電動バイクっぽいレベルで普及しているとか

電動バイクってデザイン的に日本の「原付」と大して変わらないし、作画は変わらなくても実はガソリンではなく電動になっているケースもあったりするのでは?

どうだろう?
二次元で原付に乗るキャラでも車種は明確なことが多いし、電動が出たら分かりそうな気もする

日本は安全基準が厳しいからこっちのように電動バイクが普及するのは難しいはず
日本では代替手段として電動キックボードを導入したがそれも評判は良くないと聞くし、自転車の地位は得られても旧来のバイクの地位まで得るのは当面なさそうに見える

ウチの国で電動バイクが普及したのって電動バイクの管理が緩かったからというのも大きな理由だからね……
今は厳しくなっているけど、2010年代は免許もナンバー取得も不要、出力規制も有名無実、警察も大して取り締まらないから日本のバイクみたいな感じで一気に普及したわけだし
そういう環境ではない日本で作られる作品に電動バイクがたくさん出てくるのは当面無さそう

こっちで規制が強化されたのも結局は事故やバッテリー火災、デリバリー業者の問題が増えすぎたからだしね
そういうネタが日本ではまだ日常的になっていないということでもあるのだろう!

なんだか理解できてしまう話だ
こっちでバイクの規制強化が受け入れられているのって環境への影響以上に治安の影響が大きいわけだしね
乗っている人間の質が悪いとヒドイことになる乗り物だし、俺は電動バイクもガソリンエンジンのバイクと同じく禁止してもいいくらいだと考えてしまうよ

電動バイクに関してはむしろ中国が突出して普及している独特な環境とも言える
中国国内では電動車関連産業を推進するために規制管理が緩い、税金も安い時代が長く続いて
庶民の移動手段として普及したし、地方によっては今でも規制管理が緩い
もし免許とナンバーを規則通りに厳格に扱ったら国内の電動バイクは半分も残らないんじゃないか?

ウチの国は都市部でかなり前から「禁摩」(ガソリンバイク禁止)とかの政策があったし、バイクの習慣がそこまで強くないからね。こっちの電動バイクは旧来のバイク禁止の環境で急速に広まった習慣という言い方もできる。
日本はバイク産業、バイク文化が昔から続いているし、二次元ではSF的なアレンジをするネタが普及しているからなかなか変化が出ないのだろう

俺も「AKIRA」の金田バイクが電動バイクになったらダメだろうというのは理解できる

私には真っ黒な煙吐きながら走る、跡をつけて走るバイクが電動バイクより良いものには思えないんだがなあ

煙吐くのは燃焼に問題がある質が悪い、手入れされてないエンジンだからというのもある
俺も排気ガスは嫌いだけど、あれは慣れている人間からすると、ちょっとした煙程度ならロマンがあるとか
そういう所が日本の二次元作品では演出的にも使いやすいのかもね

日本の二次元作品の場合、「ガソリンスタンドで給油している、給油の際のちょっとした時間」というシチュエーションが使い難いくなる問題もありそう
EVだと充電の遅さや充電スペースの奪い合いもあるし、それを上手く活用した話を新しく作るのも手間がかかるだろうしね

イメージ的にも実用的にもEVはガソリン車に比べて貧弱、設備が整ってないと使い難いというのがあるんだろう
二次元作品って何かと極端なシチュエーションを描いて誇張するわけだしね

ウチの地元はバイク禁止じゃないので私は電動バイクもガソリンバイクも乗ってるけど、街中の通勤に使うなら電動バイクの馬力は十分だし、電動バイクの方が便利だし燃費も良いね。

近頃はEVがどれだけ走れるかが強調されているけど、実際は数十キロ圏内で一〜二日に一回の充電での使いやすさの方が重要だ
日本の二次元作品でも将来的には行動範囲がそんなに広くない日常系の移動ツールとしてなら出てきそうだけど、その際にあえて強調されることも無さそう

国内ではガソリンバイクが禁止されているという話はよく聞くけど、大々的に禁止したのっていつ頃からなんだろう?
私が小学校の頃はガソリンのバイクが普通に走っていたんだけど……

こっちは都市や地方ごとに規制が違うからガソリンのバイクが好きに走れた地域、時代はある
基本的に大都市の方がバイク禁止の規則は厳格で、都市によっては前世紀からバイクが入るのは禁止されていたような?
あと台数自体が少ない、取締りが熱心ではない時期もあったから「バイク禁止」な地域でもガソリンバイクが走っていたというのも珍しい話では無かったりする

道路の取締りって今も雑だけど、昔はもっと雑だったからな……キャンペーンで急に厳しくなることもあれば、それ以外の時期は目に付く所、稼げる所を取り締まるだけみたいな時期もあったりで

バイクに関しては時代や住んでいた場所による印象の違いもある
大都市で小さい頃から育った人間はガソリンエンジンのバイクに馴染みが無いし、電動バイクの利点が意識され、ガソリンのバイクの強みや昔の人間が感じたバイクのカッコ良さみたいなものが実感できないのも無理はない
逆に言えば、日本の二次元作品に電動バイクが出てこないのはガソリンのバイクを良いものだと感じている世代がまだ作り手に多いからというのも理由の一つではないかと

たぶん俺も実際に見たら臭いしうるさいしで嫌になったりするんだろうけど、今世紀の初め頃に地元の兄ちゃんにバイク乗せてもらって遊びにいった思い出とかもあるし、まだバイクが走っていた時代が時々懐かしく思えたりする



とまぁ、こんな感じで。
中国における電動バイクの印象や昔のバイクの扱いなど、イロイロな話が出ていました。

ちなみに今回のネタを教えてくれた方からは
「個人的な印象ですが、中国では10年くらい前に電動バイクが一気に便利で手頃な価格になって普及したように思います。ただ規則もマナーも整備されないまま来てしまったので問題も発生していますし、バッテリー火災のリスクもかなり意識されるようになっています。今は電動バイクで爆走する人に対する視線はかなり厳しくなっています」
などといった話もありました。

昔の中国の風景といえば大量の自転車でしたが今ではそれが電動自転車や電動バイクなどに入れ替わっているという話や、それとは別に「騎行熱」という趣味やレジャー目的で自転車に乗って移動するというブームが出ているというも聞こえてきます。
アニメやマンガの中の街並の描写に関しても同じ部分、違うと感じる部分が何かと出ているのでかもしれませんね。

とりあえず、こんな所で。
例によってツッコミ&情報提供お待ちしております。

中国オタク「近頃は正統派な忍者作品を見かけなくなった気がする」「最近の二次元で人気になっているのはアメリカ式忍者ばかりだよね」

ありがたいことに先日の記事
中国オタク「最近強くて金持ち、上流階級に入るような話がきつくなってきたので、例えば『CLANNAD』みたいな貧しいけど幸せや愛はあるみたいなアニメを見たい」
以外にも、「時期によって回答にちょっとした違いが発生する定番要素」に関するネタのタレコミをいただきましたので今回はそれについてを。

そんな訳で以下に中国のソッチ系のサイトで行われていた
「近頃は正統派な忍者作品を見かけない気がする」
などといったことに関するやり取りを、例によって私のイイカゲンな訳で紹介させていただきます。


近頃は正統派な忍者作品を見かけなくなった気がする
忍者キャラ自体は相変わらず少なくないし、変則的な忍者作品もあることはあるんだが……

最近の作品だとは「忍者と殺し屋のふたりぐらし」や忍者と極道」とかだろうか

「忍者与殺手」(「忍者と殺し屋のふたりぐらし」の中国語タイトル)は「忍者殺手」(ニンジャスレイヤー)みたいな作品を期待してみたら全然違って頭を抱えたわ
確かに真っ当な忍者主人公の作品って最近見ないと思う

一応「忍の一時」という作品はあったけど、大して話題にならなかったし記憶に残るような正統派忍者作品って案外難しいのかもしれない

「忍の一時」は設定が忍者だけどビジュアル的にあまり忍者っぽくないから解釈違いの人もいたと思う
いや、現代を舞台に忍者をやるならあれが正しいやり方の一つなんだろうけど

現代を舞台にした忍者なら「アンダーニンジャ」は結構良かった
でも忍者中心の異能バトル、異世界のファンタジー世界観みたいな話は無いね

「忍者と極道」はアニメ版のクオリティが低いのが気にはなるけどツッコミ入れられる環境で見るならかなり面白そうな作品だ
「忍殺」もアレだったが、それを更に頭おかしくして来たような?

「忍者と極道」は廉価版忍殺みたいなのがな……あれなら忍殺の方を見れば?となってしまうし、忍者を題材にして極端に作るのも簡単ではなさそう

今の時代にやるのは忍者を中心に据えた正統派ではなく「アンダーニンジャ」のように忍者要素を組み合わせた作品の方が良いのでは
忍者本体に関してはもう語れることがあまりない

理解できる。俺が最近見た「NINJA KAMUI」も忍者の皮をかぶった作品という印象になったしね

最近の二次元で人気になっているのはアメリカ式忍者ばかりだよね
「ニンジャスレイヤー」や「忍者龍剣伝」とか、伝統的な忍者とは別物の魔法、超能力とかの異能バトル
「NARUTO」だって結局はアメリカ式忍者の方に入るし

そもそも正統派な忍者作品って諜報、暗殺分野での戦いになるんだよな
「NARUTO」みたいなのは異端だよ

日本の二次元における忍者は忍法帖シリーズから急速に歪んでいったからね
アニメの「バジリスク」の原作の「甲賀忍法帖」から超能力的な忍術、瞳術などの独自用語や世界観が固まっていった。

そもそも忍法帖シリーズがあったから二次元で忍者と忍術バトルが発展したので、歪んだというよりも、ジャンルを創作したと見るべきでは?

二次元だとそれに加えて横山光輝の「伊賀の影丸」だね
流れとしては忍法帖シリーズの影響を受けたというかパクったのが「伊賀の影丸」で、その後の日本の忍者キャラと特殊能力バトルは大体ここで固まった

「正統派の忍者作品」というけど、忍者と超能力的な忍術バトルが日本のマンガにおいては正統派の流れだよ
魔法や超能力的なポジションとしての忍者と忍術が伝統的なジャンルとして存在してきた
もっとも時代と共に淘汰されていったジャンルでもあるし、「NARUTO」はそういう過去の忍者作品を現代風に再構築してヒットさせた作品と言う見方ができる

忍者自体はずっと人気だけど、新しいアイデアは出ていない
大体は他の題材、世界観に忍者が混ざるパターン

実は「バジリスク」は原作が日本の忍者作品の原点の一つだ
それによって日本の忍者は、能力やチームバトルといった辺りだけに注目して雑に例えるなら東洋的な要素が濃厚なX-MENみたいになった
作品として出たのは忍法帖シリーズの方が先だけど

話を戻すけど、「NARUTO」は同じ世界観で「BORUTO」が続いているし「ニンジャスレイヤー」みたいな作品もあるから、今の環境で正統派な忍者主人公及びそれを中心とした世界観でやるのは厳しいのではないかと
たぶん正統派な忍者をやろうとしても編集が許可しないんじゃないか?

「NARUTO」の忍者や属性ってもう忍者の名前の付いた魔法使いみたいなものだし、作品後半になると魔法使いと何が違うんだという状態になっていたからそんなに気にするほどでもないと思うのだが……

日本の二次元の流行りが変わったんだよ。
今は忍者ではなく鬼殺隊!ちょっと前には陰陽師バトルもあったしね!

でも忍者自体は消えていない
メインキャラとしての流行りが消えてもサブキャラの需要は尽きないのが忍者の強い所だ

いわゆる1クール、12話くらいのアニメでやる場合、正統派な忍者とその世界観をやるのは困難だ
「アンダーニンジャ」のように舞台は現代社会!主人公は現代社会に形を変えて存在する忍者!で始める方が良い

逆に12話しかなくても「忍者」という属性で見ている側に受け入れさせられるのは非常に便利と言えそうだ

忍者は記号として便利過ぎるんだよ
現代だろうがファンタジーだろうが出せば勝手に世界観に馴染んでくれるし

しかしそういう二次元の忍者って大体は完成したキャラ、忍者という属性をもって出てくるのがね
俺は成長していく、強くなっていく忍者キャラも見たい……

「ニンジャバットマン対ヤクザリーグ」みたいに変則的な忍者モノはあるんだけどな

最初の忍法帖シリーズからして主人公も敵も味方も完成した超人同士のバトルだから、未熟な忍者や成長する忍者の方が変則的な設定なのかもしれない

「NARUTO」が日本の業界では珍しい正統派な忍者の少年マンガという評価もあるようだし、やはりその影響がある間は正統派の忍者作品でヒットするのは無理じゃないかな……

同意する。
現代の環境だとシチュエーションやキャラで勝負できるギャグ系作品はいいけど、長編を忍者、それも忍者が中心になる世界観でやるのは難しそう

「忍殺」とかもよく考えたら現代で珍しい長編忍者作品だったりするし、忍者モノは既存の競合作品がすぐに出てくる

こっちでは忘れられているけど日本ではまだ続いている「忍たま乱太郎」みたいな作品もあるし、日本で正統派な忍者作品が作られていないわけじゃない
実際「忍たま乱太郎」は土井先生がメインの劇場版が今年公開されて30億円超えという日本市場のアニメ映画では大ヒット級の成功をしている

日本市場だと「BORUTO」が続いているし「忍たま乱太郎」みたいな作品もあるから正統派の忍者モノ新作で割って入るのはやはり厳しいのかね



とまぁ、こんな感じで。
中国オタク界隈で認識されている日本の忍者作品や忍者ネタの知識など、イロイロな話が出ていました。
ちなみに今回のネタを教えてくれた方からは
「中国では『NARUTO』のイメージが非常に強いので日本の昔の娯楽方面の忍者ブームを知らない、知らないまま議論を進めてしまう人は珍しくありません。そもそも中国に日本の作品が大量入ってきて広まったのは1990年代以降なので、日本の昔の作品に関する知識はそこまで多くないですし、昔の作品とのつながり、影響というのも意識する機会は少ないですね」

「日本の忍者ブームは大衆向け娯楽小説や実写作品の影響が大きかったのも、今の中国国内のオタクが日本における昔の忍者の人気や扱いを見つけられない原因の一つでしょう」

などといった話もありました。

近頃の中国オタク界隈では「ニンジャスレイヤー」などの存在感が地味に強くなっているという話も聞きますし、「NARUTO」が完結してかなり経った現在の中国オタク界隈における忍者ネタや忍者の扱い、中国オタク界隈でイメージされる「定番の忍者キャラ」に関しても気になってきましたね。

とりあえず、こんな所で。
例によってツッコミ&情報提供お待ちしております。

中国オタク「最近強くて金持ち、上流階級に入るような話がきつくなってきたので、例えば『CLANNAD』みたいな貧しいけど幸せや愛はあるみたいなアニメを見たい」

ありがたいことにネタのタレコミをいただきましたので今回はそれについてを。

中国オタク界隈では定期的に「何々のような作品を見たい」いった話題で盛り上がるそうですが、時期によっては回答にちょっとした違いが発生することもあるのだとか。

中国のソッチ系のサイトではそんな話題の一つとして
「貧しいけど幸せや愛はあるみたいな作品を見たい」
などといったことに関するやり取りが行われていましたので、以下に例によって私のイイカゲンな訳で紹介させていただきます・


最近強くて金持ち、上流階級に入るような話がきつくなってきたので、例えば「CLANNAD」みたいな貧しいけど幸せや愛はあるみたいなアニメを見たい。
二次元で何か良い作品はないだろうか?

小さな街の狭いアパートで暮らすような話、心が温かくなるストーリーみたいな感じでいいのか?

そこまで厳密でなくても構わないよ
あとできればあまり胃が痛くならない、最後はハッピーエンドで終わってくれるのが良い

その組み合わせだと御都合主義的な奇跡にしないと破滅エンドになりそう

そうでもない
昔はそういうのがテンプレの一つだった時代もあるし、イロイロなのが探せばあると思う

貧乏だけど愛はある若い家族の暮らしって、現代ではいわゆる爽快感重視、俺TUEEEEEに淘汰されたテンプレの一つだ
「CLANNAD AFTER STORY」は当時でも古いとされたテンプレを麻枝准が活用した作品とも言える

「CLANNAD AFTER STORY」って小さな街の小さな家族の暮らしというある種のノスタルジー展開だったわけだしね。麻枝准はそういうテンプレをよく使う

「AIR」の海の近くの田舎の村?な話もノスタルジー、テンプレな設定上で展開される話だからな
今年の「FGO」の夏イベントでも似たようなネタが使われていた

スレ主が求めているようなアパートで暮らす若者達という設定は日本の文化と高卒で働き結婚して子供を作るのがありふれていた時代背景の組合せだから、探すなら結構前の作品になりそうだ

シチュエーションだけなら重なるのもありそうだけど、ハッピーエンドは難しいな
アニメ化ではなく実写化されるような青年向け作品に結構あるけど、胃が痛くなるような展開になりがち

空気だけなら新海誠の「秒速5センチメートル」みたいな方向はどうだろう?

文芸的な作品、胃の痛くなるラブストーリーみたいな漫画はそれなりにある
その中でスレ主に薦められそうな比較的胃が痛くならなそうのは「イエスタデイをうたって」だろうか?
原作が始まったのはかなり昔だけどアニメ化されたのは2020年とそんなに昔ではない

「イエスタデイをうたって」は良さそうだね
確かにアパートに住む金のない青年が主人公のラブストーリー

そっちの方向でいいなら「めぞん一刻」はどうだい?
この作品も日本の昭和ノスタルジーな世界観で古いアパートを舞台にしたラブストーリーだ

俺もアパートを舞台にした作品ということで最初に思い出したのは「めぞん一刻」だったし、ここのテーマに合ってそうな作品だと思う

「CLANNAD」は有名だけど似たような設定の作品がウチの国で評価される、広い範囲で人気になるのは難しそうだ
「CLANNAD」は昔から主人公が電気工事士というだけでバカにされていたけど今では内容を語る前にまずそこがネタにされる、茶化されることでまともに議論にならないような所がある

言いたいことは理解できる
「CLANNAD」でそれだから、他の作品だともっと厳しいだろうね

現代の感覚、それもウチの国の感覚での生活や将来についての考えが投影されるから学歴も無く将来の成功にも希望が持てない庶民の話みたいに受け取ってしまう
でもそういう環境での日常生活、幸せについての話は刺さる時は本当に刺さるんだ……

そもそも二次元だとアパートを舞台にしたラブストーリーってかなり少ない
「めぞん一刻」くらいまで遡らないと出てこない

「六畳間の侵略者!?」や「住めば都のコスモス荘」みたいな作品もあるぞ
しかし多いわけではないし実写作品向けの設定なのは否定できない
二次元だとやはり学校を舞台にした作品、特に高校世代の作品が圧倒的に強いしアニメ化まで行きやすい

ギャルゲーだけど「家族計画」はアパートでもないし疑似的な家族の話だけど「CLANNAD」的なものが好きならオススメの作品
個人的にライターの田中ロミオがもうちょっと生産力あったらアニメ化までいったのかな……と考えてしまうくらい好きな作品

仕事をして家庭をもって、というわけではないが貧乏なアパート暮らしということなら「ハチミツとクローバー」はどう?
設定的には更に離れるけど同じ作者の「3月のライオン」も良いと思う

人間関係の方で見ていくなら「3月のライオン」は良いかもしれない

スレ主の言いたいことを「童話的な箱庭」のストーリーと解釈した俺は「よつばと!」を薦めてみる
こっちは逆にストレス無さ過ぎかもしれないが

日本のノスタルジーを強調するような作品の方がスレ主の望むような作品が見つかりそう
シチュエーションだけなら「昭和元禄落語心中」は結構近いのではないかと
テーマが落語なのでストーリーだけを目的に見るにはちょっと難しいけどそれに抵抗が無ければとても良い作品だよ

このテーマに関しては「アパート暮らし」というのがこっちの学生の感覚だと把握し難いというのもあるだろうね
日本では大学を出たばかりの社会人は実家に住んでいるとかでもなければ基本的にはアパートだし、大学でも一人暮らしをするならアパートだから別に特別な物ではないといった事情がある

スレ主は胃が痛い展開を避けたいようだが、そういうストーリー展開の作品を求めるのは難しいジャンルだと思う
実の所、麻枝准は悲劇展開を好むとはいえ同時期のクリエイターの中ではまだ胃の痛さが少なくハッピーエンドになる方で、昔のギャルゲーはもっと鬱展開やぐだぐだ展開になることが多かった

俺も昔の作品でアパート暮らしな設定の恋愛モノって胃が痛い展開はほぼ避けられないと思う
最初に出ている「CLANNAD」もだけど、昔はある程度悲劇や胃の痛い展開を入れないと評価されない時代だったからどの作品もそういう展開になりがちだった

現実社会、リアリティを考えるとそうなるのは分かる
いずれ来る問題を先送りにしている、突発的な問題に対応できる能力も経済力もないキャラ達の話という見方もできてしまうわけだし

アパートを舞台にした恋愛モノに反発する人がいる原因の一つがそれだろう
実際ウチの国だと上にいかないと、金も学歴もないと将来に不安しかないわけで……他にも登場人物に最初からある程度のスペック、家などの装備をもたせておかないとステップアップさせるのも非現実的に見えてしまう

「CLANNAD」をバカにする連中も電気工事士やってるような人間のくせにヒロインと結婚して家庭もって幸せになるのが納得できないというのがあるからな
現実の収入のイメージ、それも前提条件が違うからズレたイメージによるフィルターを通して作品を見るのはさすがにどうかと思うけど、こういうのって感情的な部分だから消えることはなさそうなのが……

日本の電気工事士ってかなり稼げるし資格持ちなのでコンビニバイトとかよりも格段に安定しているという話だが
そして日本は良くも悪くも箱庭な社会で暮らせた時間が長いんだろう

こっちも箱庭だった時期があるよ!
何かと上からの突発イベントが発生する不安定な箱庭だったけど!

日本のノスタルジー的な作品を見ると、日本には裕福ではないけどまあまあの暮らし、目の前の仕事を続けていればそれが維持できるという実感、或いはそういうイメージの存在する時代があったのだろうというのは何となく理解できる
だから「CLANNAD」のような設定のハッピーエンドな作品が作られるのだろうね

こういう「学校を舞台にした作品ばかり、それ以外のは無いのか?」という話題になるたびに学校という舞台装置の地域や時代を選ばずに見れる、様々なタイプのキャラを出せてどんなストーリーにも使える便利さを感じてしまうな……

恐らくウチの国のオタクが「CLANNAD」のような展開で感じる童話っぽい印象は日本のオタクよりもかなり強いものになっていると思う



とまぁ、こんな感じで。
作品を探したり考察したりするのと同時に、中国オタク界隈におけるイメージについての話も出ていました。

ちなみに今回のネタを教えてくれた方からは
「言っては何ですが中国ではつつましい生活をして平穏な日常をずっと続けられる、家族が暮らしていけるという話は現実的ではありません。改革開放以降は社会全体が大きく変わり勝ち組と負け組が分かれましたし、それ以前の時代が老百姓(一般庶民)にとってどういう時代だったかというと……」
などといった話もありました。

ノスタルジーを感じる設定や、ストーリーに関しても日本と中国では結構違いがあるようですし、何かとっかかりになるような作品があればその辺りに関しても調べてみたいですね。

とりあえず、こんな所で。
例によってツッコミ&情報提供お待ちしております。


中国オタク「CLANNAD主人公の電気工事士の仕事って実は待遇かなり良いのでは?昔はヒロイン要素以外下に見ていたけど今は普通に羨ましいよ!」

中国オタク「40歳にもなって仮面ライダーに夢中になのは現実だとどうなのか?」「日本における大人の仮面ライダー好きの扱いがいまいち分からない」

ありがたいことにネタのタレコミをいただきましたので今回はそれについてを。

中国では2000年代半ば頃からオタク層が本格的に形成されていったのもあってか、日本と比べて良くも悪くも若いオタクが多いとされてきましたが、近年はさすがに中国オタク界隈でもぼちぼち自分の老いを意識する人が出ているそうですし、それに関連した話題も増えているのだとか。

中国のソッチ系のサイトではそんな話題の一つとして
「40歳にもなって仮面ライダーに夢中になのは現実だとどう見られるのだろうか?」
などといったことに関するやり取りを、例によって私のイイカゲンな訳で紹介させていただきます。


40歳にもなって仮面ライダーに夢中になのは現実だとどう見られるのだろうか?
東島丹三郎のようなのはさすがに非現実的なのだろうけど、一般的にどうなのか気になって仕方が無い

東島丹三郎レベルならどうかと思うが、趣味で見る分には別に問題ないのでは

日本における大人の仮面ライダー好きの扱いがいまいち分からない
報道だと結構良い扱いにも見えるが、私は現実社会では厳しい目で見られるのではと疑っている

家庭のことを放り投げるとかでなければ趣味はスルーされるのでは?
でも「東島丹三郎」は結婚もしてない子供もいないだから判断に迷うな

40までの収入を全部趣味に投入するのは仮面ライダーに限らずダメだろ
東島丹三郎は熊に勝てる二次元的な戦闘力を持っているからまだ見れるだけで

あの作品はネタだと分かっているが、見た後に自分の趣味と将来のことに関して妙に考えるようになってしまった……

周りに迷惑かけてないから問題は無い
しかし周りから変な目で見られるのも避けられないと思う

日本社会でも特撮って基本的には子供向けだし、着ぐるみのヒーローショーでは大人はあくまで子供の付き添い扱い、単独で見に来るのは普通ではないとされるし一般的な扱いは厳しいと思われる
それでもショーを見にいきたいなら子供の邪魔にならないようにしろというのが日本の特撮ファンの意識、或いは別のジャンルのオタクからの意識としてあるのだとか

言っては何だが東島丹三郎は消費だけで見てもオタクの中でもかなり上の方だぞ
確か百万元以上はグッズに投入しているからこっちの一般的なオタクよりもかなり濃いし、あそこまでいくのがまず難しいはず

現実だと結局は金を持っているかどうかじゃないの?
金、それから地位があるなら趣味の人として見てもらえるけれどそうでなければ社会のゴミ扱い

やはりそうなるか……
30過ぎて仮面ライダー大好きな私にダメージが来るような話題だ

ウチの国でも二次元好きなおっさんは珍しくなくなったし、現実の日本だと40歳の仮面ライダー好きのおっさんとか珍しくもないのでは?
日本のオタは日曜朝にプリキュアとライダーを見るのが習慣だというネタもある

仮面ライダーに限らず趣味にハマるだけなら問題ない
そこにいい歳して結婚せずまともな仕事についていないのに趣味に金をつぎ込んでいるとかいう話が加わると社会的な目が厳しくなるのは避けられない
東島丹三郎は40歳でフリーターだから日本でも厳しい目で見られる存在だろう

趣味にハマり続けること自体は良いけど、そういう歳までいったら他人に理解されるのは諦めた方がいいんじゃないかなあ
特撮関係はウチの国だといまだにオタクの間で幼稚、負の意味での「子供向け」の評価が抜けていないし

昔ルームメイトが俺の見ている仮面ライダーを幼稚だとバカにしていたけど、気が付けばルームメイトもハマっていたしオタクを引き込むパワーがあるジャンルなのは確かだ
しかし40になっても同じことをやるのは難しそうではある

逆に言えば今の時代だと他人を巻き込まなければ問題にならない気もする
私も「自分の方に来ないならご勝手に」くらいの考えあ

「仮面ライダー」は極端な例ではあるが、ゲームやお茶、釣りが趣味でも似たような問題は出てくるだろうね
俺も将来のことを考えると憂鬱だよ

さすがに40歳で特徴が仮面ライダー好きだけでは、趣味に生きることを尊重してもらうのは厳しいだろうし幼稚だと言われて交流を拒絶されかねない
私としては食っていける、それでも好きでいられるなら良いとは思うが社会的にどうみられるとか、ネットでそういうステータスだとどんな罵倒が飛んでくるかという話になるとね……

言っては何だが「どういう人間か」で趣味の価値も決まってしまう
40にもなって何も成し遂げていないなら無意味だと言われるし、成功者なら価値のある趣味と勝手に持ち上げてもらえる

周りの人間に迷惑かけてなければ好きにすればいいと思うし、他人に説教する資格は無い
説教を聞く時間だってタダじゃない、趣味に使える時間だ
特に40歳にもなったら残っている「まともに動ける」時間だって余裕はないわけで

今の社会だと厳しいけど、しばらくしたら結婚できない人間が増えて罵倒するような声も減っていくかもしれない
今でも「東島丹三郎」のように良い仕事をしているわけではないがそれでも自給自足でやっていける、社会を乱すようなこともやってないなら別に構わないと考える人は少なくないだろうしね

なお日本だと「周りの人に迷惑をかけないオタク」といっても、家族にはコレクション関係、買い物やコレクションの置き場所などで迷惑をかけがちという話がある
実家にあるコレクションも、本人は保管しているつもりでも価値を共有できない家の人間からすれば邪魔なゴミになるということで勝手に捨てられる悲劇が発生する模様

俺もその話は聞いたことがある
そこは金銭価値で説明しやすいこっちの親や家族の方が楽な気もするな

法律に違反してなければ問題無いと思っているけど、実際は何かと難しそう

法律といっても運用解釈に幅があるから……
自分は公共の場で騒ぐ、ウチの国の社会的にダメなコスプレをするとかでもなければ問題ないと思っている
しかしやらかす人間は尽きないし、それとは別に他者の問題をあえて探して批判、説教しようとすのもいるから簡単ではないな!

問題はオタク側も自分をアピールせずにはいられないのが多いということだよね
自分が楽しむ趣味だけでは終われない

「東島丹三郎」みたいに自分の死後まで考えて大事なグッズの処分を実行するレベルだどうだろう……
個人的にはちょっと尊敬するような考えではあるんだが

こういうのって気にしても仕方がない
ネット上のケンカと一緒で距離を取れば実害はないから割切ってやっていくのが良いと思う

言っては何だけど40歳どころか50歳にもなってソシャゲに課金したり動画up主に課金したりしているのを見ると、特撮くらいで済むのはマシな方に思える

身も蓋も無い話だけどその趣味の社会的価値というのもかなり影響する
そして言っては何だけどこっちでは「仮面ライダー」はかなり下の方だ

例えば国内だと「王者栄耀」とかの主流な国産ソシャゲや一般社会の評価、価値が高い「トランスフォーマー」やアメコミ系のヒーローだと大人になってハマっていても批判されない所かコレクションや活動を評価されたりもするわけだしな

それは否定できないかもな
日本の作品でも「ドラえもん」辺りなら大丈夫そうなんだが

日本でどうだかは分からないけど、国内で今40歳くらいのオタクが仮面ライダーに夢中になっている……と考えた場合、オタクとしてかなり厳しい体験をしてきたことになりそうだ
特撮というか仮面ライダーがオタクの間でまともに評価されるようになったのってこの数年で、それ以前はずっと子供向けで幼稚な作品扱いだったからね

確かに。特撮系作品って昔はまともなオタクが見るものではない、オタクならもっと含蓄のあるものを見るべきだという考えが主流だった。当時は昭和ウルトラマン好きをオタクが大っぴらに言うのはかなり恥ずかしいものだった気がする。



とまぁ、こんな感じで。
現在の中国オタク界隈の空気や、外からの目についての話なども出ていました。

ちなみに今回のネタを教えてくれた方からは
「『東島丹三郎は仮面ライダーになりたい』は中国のオタクが完全に理解するのは難しい作品です。中国では昭和ウルトラマンを追いかけた人はいますが、昭和ライダーを追いかけた人はほぼいませんから。中国のライダー人気は基本的に平成ライダー以降のものですし、『龍騎』や『555』も人気はありますが本格的にファンが広まったのは『エグゼイド』と『ビルド』くらいからなので、中国国内の仮面ライダーはファンの大部分は若い世代です」

「中国では日本と比べて結婚して子供がいない大人はかなり厳しい目で見られますし、自分自身への圧力も大きなものになります。日本のオタクの人達のような、趣味を優先して結婚しない或いは結婚を諦めるという意識の人はたぶん少ないです」

「中国のオタクはまだ若い世代、結婚しないことがそこまで問題視されない年代の人が多いですが、今後どうなっていくかを考えると……私は『東島丹三郎は仮面ライダーになりたい』はネタとして笑うにはちょっと重い作品だと感じてしまう時があります」

などといった話もありました。

現在の中国では社会に出てからの人生プランがまた大きく変動しているようですし、趣味優先で生きることに関しても機会があれば調べてみたいですね。

とりあえず、こんな所で。
例によってツッコミ&情報提供お待ちしております。

中国オタク「仮面ライダーって本当に子供向けなの?平成仮面ライダーとか最初の方からエグイ内容多くない?面白いけど別の意味で不安になる」

中国オタク「もしかして日本人って結婚する時に家買わないで問題無いの?」

中国オタク「鬼滅の刃はなぜ長引かずきれいに完結できたのだろうか?」「日本の大人気マンガってあそこで完結していれば本当に名作だったのにという作品は少なくないからね」

この週末に中国国内で「劇場版鬼滅の刃無限城編 第一章 猗窩座再来」の上映が始まったこともあってか、昨日の記事に続いて「鬼滅の刃」関連のネタのタレコミをいただいておりますので今回はそれについてを。

ちなみにこの記事をアップした時点での中国のネットの興収速報によると「劇場版鬼滅の刃」の興収は既に3.5億元(約77億円)を超え更に伸び続ける大ヒットになっている模様です。

そんな訳で以下に中国のソッチ系のサイトでおこ案われていた
「鬼滅の刃はなぜ長引かずきれいに完結できたのか?」
などといったことに関するやり取りを、例によって私のイイカゲンな訳で紹介させていただきます。


「鬼滅の刃」はなぜ長引かずきれいに完結できたのだろうか?
社会現象級の大人気マンガって普通は編集が完結させないものじゃないの?

その疑問は理解できる
日本の大人気或いは過去に大人気になったマンガって「あそこで完結していれば本当に名作だったのに」という作品は少なくないからね

引き伸ばして面白くなくなった作品に関しては編集側の意向による原因も、作者側の能力や失敗による原因もある
それに昔はともかく現代では作者の方が編集より強い、言ってみれば「人気になった作者の方が強い」場面が多い
「鬼滅の刃」はあまりにも大きく成功したから編集側は従うしかなかった

結構前から編集が大人気作品の作者に無理を強いれる時代ではなくなっている

分かりやすい所では「幽遊白書」後の冨樫だろうな
あの辺から作者側が本気でやめる、休載するといったら編集も逆らえなくなった

昔は「大人気作品はやめさせてもらえない」というのが定説だったけど、現代の環境では編集と作者の力関係がかなり変わっているからそうとは限らない

現代では業界、編集部が作家をコントロールできないという話は聞こえてくる
少年ジャンプだと「呪術廻戦」や「チェンソーマン」とかは編集が明らかにコントロールできていないわけだし「鬼滅の刃」に対しても編集部が何かできたわけではないのでは?

雑誌側も昔は雑誌と単行本しか大きく稼ぐ場所はなかったけど、今はネット配信も関連グッズもあるから連載をそこまで無理して続ける必要がないんだよ
もちろん人気作品の作者が続けたいというなら歓迎するだろうけど、無理に引き延ばさせることはない
その結果ストーリーが失速して作品の印象が悪くなる方が痛い

引き延ばすよりも完結を目指すタイプの作品と作者だったということだろう
「鬼滅の刃」がブレイクした時にワニの人はほとんどのストーリーを最初の編集者と作っていたわけだし、無限城まで人気を維持して完走したんだからそれ以上やれることはなかった

ワニの人は「鬼滅の刃」の後に漫画を描いていない、少なくとも商業では描いていないようだし編集がどうにかできるタイプではなかったんだろうね
出版社からすればアニメや関連商品などのビジネスを任されていれば商売としては問題無いわけだし

「鬼滅」の作者は漫画完結させた後は親の介護の方にいったんだっけ?
こっちに流れてくる話からは根本的に作品を強引に続けさせられる作家ではなかったという印象になるな

今のビジネス環境だと別に本編の連載続ける必要は無い
作品の人気が十分にあれば別の作者に描かせる外伝やアニメ、ゲームなどの別メディア展開などの派生作品で稼げる
そういう意味では「鬼滅の刃」は手頃な長さで大団円にした、使いやすい超大人気作品という言い方もできる

そもそも少年ジャンプだと長く続けても、新作を描いても人気出なければ打ち切られるわけだしね
「NARUTO」の岸本も新連載がコケて今は他人に任せた「BORUTO」が唯一動いている作品だし、それと比べると連載を完結させてある程度距離をとるワニの人は賢いやり方に見えたりする

「キメツ学園」もそれなりに人気があるのに打ち切りになったのを見ると、現在の編集側は続けるのも打ち切るのもあっさりと判断しているのでは

日本の少年マンガ雑誌の編集方針はその時の編集長次第でかなり変わるから一つの時期、一つの作品だけで判断するのは良くないと思う
「鬼滅の刃」の時の編集長の方針が作品完結、入れ替えに積極的だった可能性もあるぞ

これは「作者が完結させたかった」という話でしかない
最近の「呪術廻戦」の続編や「ジョジョ」の続け方を見ても、作者が描きたければ(そして人気が出るなら)続きは出る
しかし作者に描く気がなければそれまでだ

「鬼滅の刃」のような世界観の場合、続けるだけなら「BORUTO」のように子供や子孫世代の話をやればいいわけだしな

既に言われているが鬼滅の作者は最初に組んだ編集者とプロットを固めた際にストーリーの方向や内容、それを描くのに必要な巻数はほぼ決まっていたらしいし多少巻数が増えたくらいでほぼ予定通りだった
そのようなプロットを組んで進めるタイプの作者に蛇足な続きを描かせるのは難しいだろうし、続けさせるよりも大々的に宣伝して綺麗に終わらせる方が良い

しかし自分は「鬼滅の刃」の終盤の時期の少年ジャンプにおける扱いはそんなに良くないと感じたが……少なくとも大団円で勇退させようという空気は感じられなかった

それはそれで編集部側は「鬼滅の刃」の終了が既定路線として早い段階で決まっていたようにも見えるな

なんか勘違いしているような人も少なくないけど、「鬼滅の刃」の全23巻って別に短くはないぞ
週刊連載マンガとしては長編に入る方の長さだし、作者が終わらせると言えば終わらせられる長さだ

続けたい作者もいれば終わらせたい作者もいるし、少年ジャンプには「ONE PIECE」という続けたい作者の人気作品があるからな

この手の話でよく出る「ドラゴンボール」とは雑誌の状態も漫画家の仕事の環境も違う
映画の興収だけだと「鬼滅の刃」が圧倒的に見えるかもしれないが範囲は限定的
「ドラゴンボール」の当時の日本社会における経済効果の範囲があまりにも広過ぎたという事情がある

時代が変わったということさ
今では少年ジャンプ側が作品完結に口出しできる権利はそんなに無いし、大長編作品は「ONE PIECE」が連載中だから枠は埋まっている

無理に続けても現在休載が伸びている「葬送のフリーレン」みたいになりかねないしね
IP自体は劇場版が記録を作り続ける絶好調状態が続いているし、原作はあの時期に綺麗に完結させるのが関連商法を展開する上でも正解だった

少年ジャンプは「鬼滅の刃」の前に「ワールドトリガー」や「D.Gray-man」のような作者が体調を崩して作品が動かなくなってしまった作品があるし、冨樫の「HUNTER×HUNTER」が今みたいになっている原因は完結させずに無理をさせたせいだからね
人気が出る時に後押しする、無理させることはできても作品を終わらせると言われたらそこまでになるのではないかと

マクロな視点で見るとメディアの力関係が変わったからとも言える
ネットが発達して漫画雑誌のプラットフォームとしての役割はどんどん小さくなっている
それでも少年ジャンプは最大のプラットフォームの一つではあるが、雑誌連載に関しては昔のような影響力、拘束力はない

他に考えられるのは十分に稼いだ、成功したから作者が当面のモチベーションを失った、引き伸ばさずに作品を綺麗に終わらせるだけでいいと考えたとか?

その可能性も否定はできないね
現代の漫画業界で「それ以上はほぼ無いレベル」の成功だから名声もあり金銭的にも一生分は余裕で稼いでいて更に当面は関連商品による大きな収入が続くのがハッキリと見えているだろうし

昔の「やめさせてもらえない」という話も、結局は他の仕事の場所がない、収入の道が途切れる恐れからの話だったし、見方を変えたら「鬼滅の刃があのくらいの長さで完結できた」のはネットが発達してメディアや商売の手法が変化したという言い方ができるかも?

結局、「鬼滅の刃」は「名探偵コナン」みたいに作者は続けたい、雑誌も続けてもらわないと困るという作品ではないということだな
それに「鬼滅の刃」は編集側と打ち合わせて当初から完結を見据えた話作りをしていた作品だという背景もあるしね

編集部のせいで引き伸ばされて駄作になったというネタはよくあるけど、それに本当の意味で該当する作品は少ないと思う
少年ジャンプ系作品で「終わらせてもらえない」作品は「ドラゴンボール」くらいじゃないか?「聖闘士星矢みたいにアニメの人気がまだあってもあっさり打ち切られる作品の方が多い

この手の「あそこで終わっていればよかった作品」に関して混同されがちなのが、作者が完結させられなかった、作者が人気を維持できなかったというケースだ
編集側からの要求だけでなく漫画家側の問題、内容や体調が理由なこともかなりある
やはり大人気の連載作品が綺麗に完結するのはとても難しいことなのだろうね



とまぁ、こんな感じで。
中国オタク界隈における日本の雑誌連載に関するイメージや定番ネタなど、イロイロな話が出ていました。

ちなみに今回のネタを教えてくれた方からは
「中国のオタクで『日本の雑誌連載を追いかけて作品を読む』ことをきちんと体験している人は少ないです。ネットに流れているデータや漢化組によるファンサブ翻訳、真面目な人でも電子版で読んでいますから」

「ですから日本の漫画雑誌におけるアニメ化される大人気作品の誌面における扱いや存在感、限られた誌面を奪い合う競争、その結果の連載打ち切りの原因やその影響に関する知識はあっても実感はそれほど無いです。また日本の漫画家個人に関する情報もあまり意識されていないので、作品完結の理由や背景に関してはどうしても中国の知識や感覚で想像する部分が多くなってしまいますね」

などといった話もありました。


とりあえず、こんな所で。
例によってツッコミ&情報提供お待ちしております。

中国オタク「鬼滅の刃みたいに回想シーンの多いアニメってどう思う?」「好みが分かれる演出ではあるかと」

ありがたいことにネタのタレコミをいただきましたので今回はそれについてを。

中国国内では11/14から「劇場版鬼滅の刃無限城編 第一章 猗窩座再来」の上映が始まり興収に関してもかなり好調な雰囲気だとか。このブログを書いている時点で中国のネットに出ている速報では既に2億元(約44億円)を超えているようですし、今後どこまで伸びるのでしょうかね。
そして劇場版の勢いと共に中国オタク界隈では「鬼滅の刃」関連の話題が増えているのだとか。

そんな訳で以下に中国のソッチ系のサイトで行われていた
「鬼滅の刃のように回想シーンの多いアニメ作品をどう思うか?」
などといったことに関するやり取りを、例によって私のイイカゲンな訳で紹介させていただきます。


「鬼滅の刃」みたいに回想シーンの多いアニメってどう思う?
私は劇場版はさすがに多過ぎ……と感じてしまったんだが

俺も回想シーンが引っかかるというのは分かる
早く話進めろ、バトルシーンを続けろ!と思った

一回だけならともかく、何度も発生するからね……戦闘シーンは爽快で素晴らしいのに

国内の劇場版「鬼滅の刃」の上映で一気に話題が増えたけど、劇場版に関しては回想シーンに対する不満も少なくない

回想シーンは「鬼滅の刃」の構造的な演出ではあるが、ライト層からすれば知ったことではないしな

メインの3人以外は回想シーンでキャラを掘り下げる作品なので最初からそういう演出の作品だと言ってしまうこともできる
しかし作品の情報知っていて「動きまくる爽快な劇場版アニメ」を見たくて来たような人はめんどくさくなるのも無理はない

日本のアニメにありがちな演出ではある
「NARUTO」も回想シーン多過ぎとか言われていたしね
「鬼滅の刃」は意識して繰り返しているのがそれ以前と違うし、引っかかる人はかなり引っかかるかと

映画館で「鬼滅の刃」を見るとやはりこの作品は映画館の画面と音響で見るのがいいと感じる
またそれと同時にこの画面の下にシークバーがあればもっと良かったのにとも感じる

好みが分かれる演出ではあるかと
私はめんどくさいと感じてしまうけど、興収の良さからしてそれが良いという人もいるんだろう
実際私が昨日行った見た映画館でも隣に座っている兄ちゃんは涙ぐんでたようだし

ほとんどの敵は倒される直前に回想シーンが入って背景説明になるからね
作品の特徴ではあるがそこの尺を長くして強調すると好みがかなり分かれるようになるのだろう

近頃は回想シーンの多さ、回想シーン演出ネタは「鬼滅の刃」みたいになってる気がする

主人公側はパワーアップ、敵側は死亡確定演出!

いや、そうとは限らない
「鬼滅の刃」でも柱キャラに死ぬ前の演出パターンはある

あの作品はモブキャラではない名有りのキャラにはほぼ回想シーンあったように思う
そして映画の方ではそれが更に引き延ばされていると感じた

これってufotable作品の癖では?
私の周りでは「またufotableか」みたいに言われている

あそこは「Fate」の時も「UBW」でアーチャーと士郎の対決で似たようなことやってるからな……

いわゆる走馬灯演出だし他の作品でも普通に使われている手法だけど、「鬼滅の刃」とufotableが組み合わさった結果、あの回想多過ぎ状態になったということか

走馬灯も使い方次第なんだけど、劇場版で連続して使われると「余計なもの」という印象が強くなる人が増えるのかもしれない

回想シーンの多さに関しては原作のせい、アニメ制作会社のせいと意見が一定しない
結局、どっちの問題なんだ?

作品と監督、制作側の方針次第としか……「Fate」の劇場版は回想シーンを短くしたり演出で見せ方を変えたりといったことはできていたし、原作の回想が長いからとかufotableが作ったからとかで断言することはできない

こういうの一般人の興味をひけないからダメなのに、なぜ制作側はやりたがるのか

その辺りどうなんだろうね
逆に一般向けでは分かりやすい、容易に感情移入できるやり方で、ある程度ネタバレを知っている、バトル演出や特殊効果などに期待しているオタクの方が嫌いがちなやり方だという話もある

少なくともシークバー動かしてどんどん視聴している人向けではないとは思ったかな!

そこはキャラクター重視な作品である以上仕方が無いのかもしれない
どこのファン向けにサービスするかというのもあるわけだし
人によっては回想シーンの視聴体験が目的ということもあるだろう

「鬼滅の刃」はキャラの内心をやたらと喋らせるやり方は作品知識のない一般向けとして強いという評価があるけど、回想シーンもその一環という見方もできる
「言われなくても把握できる」と考えている人からすれば何かと演出がくどい、スキップさせろとなるけどそれが現代の映画市場ではどの程度一般向けなのか……

あえてセリフにして説明するのが一般向けだと有効なのは間違いない
そのやり方で特に分かりやすいのは「俺は高校生探偵、工藤新一」が最初に来る死神小学生シリーズだろう
あれのおかげで作品を追いかけていない人間、作品のキャラはうろ覚えな人間でも映画だけ見て楽しむことができる仕組みになっている

上の方で「NARUTO」が言われているけど、それと比べたら「鬼滅の刃」の回想シーンはまだマシだと思う
「鬼滅の刃」は長さはともかく回想シーン自体は必要なのが分かるけど、「NARUTO」の時は話を引き延ばすための雑なやり方も混じっていたから「無くてもいい」のも少なくなかった

「NARUTO」のあれは戦う前に回想、戦ってる最中に回想、戦い終わってからも回想、存在しない回想というか妄想、同じような内容を繰り返し回想、そしてそれがストーリーとキャラの掘り下げにも対して効果が無かったからな……良好な視聴体験のためにシークバーの存在は必須だった

「ガンダムSEED」ではトールとニコルが何度死んだか……ただ昔の作品の回想は同じシーンの繰り返しだけど、そこまで長くはなかったから良くも悪くも「鬼滅の刃」とは印象が違う
当時「NARUTO」の回想が批判されていたのも引き延ばすために同じ回想シーンを何度も使いまわしていたのが主な理由だった

「Fate」も回想シーン多いけど、無ければ無いで困る
昔のスタジオディーン制作の方の劇場版とか説明抜きで話進め過ぎて感情移入する以前の問題だった

「スラムダンク」も劇場版の回想シーンで評価が分かれたのを思い出した
作品自体は良いけど回想シーンはスキップさせろみたいな話はそれなりに見かけた

当時は何で宮城の話ばかりなんだという文句に隠れていたけど、回想シーンよりもバスケの試合もっとやれという声はあったよね

「鬼滅の刃」が大ヒットしているわけだから、当面は回想シーン過多のような作品が流行りそう
あれはバトル系作品においてキャラの掘り下げをどうやるかという問題に対する回答の一つという言い方もできる

日常パートではキャラの過去に関して描くのは難しい、下手したら本編が迷走したように見えてしまうからなあ

言っては何だが「鬼滅の刃」の回想シーンは回想の終わりが決まっている、本編に戻ればほぼ死ぬのが確定しているからまだマシな方だ
作品によっては過去編を始めて本編が進まなくなる、作者が過去編描く方が楽しくなって本編のキャラの扱いが雑になるなんてことも珍しくない!



とまぁ、こんな感じで。
作品を見る人が増えると受けとり方の幅も広くなっていくようでイロイロな見方が出ていました。

ちなみに今回のネタを教えてくれた方からは
「『劇場版鬼滅の刃』の人気は事前の予想よりもかなり良いですし今年の中国国内市場における日本産映画の興収1位になるかもしれません。『シン・エヴァ』の興収は上映開始後2週間で約4000万元に達しましたがここから大きく伸びることは無いでしょう。やはりファンだけでなく一般層、中国語で言う『路人』な層が見に行くような作品と宣伝でないと中国市場で大ヒットするのは難しいですね」
などといった話もありました。

とりあえず、こんな所で。
例によってツッコミ&情報提供お待ちしております。


それからありがたいことに艦これイベントについての攻略情報や管理人の進行状況に関する質問をいただいておりますが、現在E2-3で沼っております。
ここだけは報酬目的で甲クリアといきたいのですが、ラストで10回連続失敗という状態なので頭を冷やすためにちょっと秋刀魚漁に逃避中です……

中国オタク「ウチの国の二次元界隈では脚フェチが多いと言われているけど、実際どうなの?」「中日では現実でも二次元でも脚フェチの育成環境に差がある」

ありがたいことにネタのタレコミをいただきましたので今回はそれについてを。

中国オタク界隈では人気や好みのネタとして「中国では白髪キャラが好まれる」などといった話がありますが、そういった趣味嗜好に関してはイロイロな「有力とされる説」があるそうでそれに関する話題で盛り上がることもあるのだとか。

そんな訳で以下に中国のソッチ系のサイトで行われていた
「中国の二次元界隈では脚フェチが多いという話」
といったことなどに関するやり取りが行われていましたので、以下に例によって私のイイカゲンな訳で紹介させていただきます。


ウチの国の二次元界隈では脚フェチが多いと言われているけど、実際どうなの?

綺麗な脚はあって困るものじゃないけど、白髪フェチと比べたらそこまで影響は無いような気がする

キャラの良さを語る際に顔の良さは真っ先に語られるけど脚の良さはそこまで目立たないからなあ

そりゃ脚より顔だよ

胸と比べたら脚はマイナーな嗜好では
胸に関しては今更言われないというのもあるし

脚フェチと言っても好みが細分化しているし、脚フェチと意識されてないジャンルもある

その辺りもハッキリしないんだよな
絶対領域とか黒タイツなんかも広義の脚フェチではあると思うが、どうなんだろう?

脚を強調する描写は昔からあったし昔の国産ネット小説でも美女キャラの容姿としての描写は結構見かけたから、脚については昔から普通に存在するフェチだと思うのだが

二次元だと脚フェチはまだ分かるが足の裏フェチはよく分からん

足の裏フェチはウチの国だとむしろ伝統的なフェチという説が……外国で昔の中国人の足の裏フェチ、纏足と絡んだ独特な性的嗜好みたいに紹介されているのを見たことがある

足の裏フェチはこの数年で急激に伸びているけど脚フェチと比べてどうなんだろう?

足の裏フェチはネタ、口癖みたいな所があるしさすがに脚フェチほどではないだろう
基本的には乳尻ふとももの順番じゃないの?
二次元だとその上に顔の良さが来るかもしれないが

良い、なんとなくエロいとは思うけど内心の欲望に従ったら乳と尻になるわな

脚フェチは多いけど、顔や胸と違って好みがあまり明確ではない
上で言われているタイツフェチや絶対領域好きなどもいるけど、見る側も描く側も好みがブレている

タイツフェチも本質的には脚フェチの一種だしそんなに細かく分けなくても良いのでは

手フェチに比べたらずっと多い!

そんな吉良吉影みたいな趣味を出されても困る

脚フェチ要素って国内だと描く側というか売る側は露出ができないから仕方なく選ぶ表現になってしまいがちなのも……だから個人的にはそこまで強烈なフェチは出ていない印象がある

中日では現実でも二次元でも脚フェチの育成環境に差がある
こっちでは寒いとミニスカートをはかない

なるほど。
日本では寒くてもJKはスカートはくし、それが短かったりするからね。こっちは制服もあるが日常的にはジャージになりがちだしタイツやストッキングに関しても日本みたいな細かさは無い。

こっちだと服装との組み合わせは確かに弱い気がする。そして欧米だと脚や尻に関しては線が出るのを更に気にしない、むしろアピールする要素になる。
あと脚フェチの話題のついでに聞きたいんだけど、ひざフェチみたいなのってどのくらいいるの?需要もその規模も自分にはよく分からない。

ウチの国のオタクの間ではそんなでもない
日本のオタクの反応を見ているとひざの裏や腋といったフェチの支持も少なくないようだが

脚フェチの具体的な規模は分からないけど、最近一番声がでかいのは確かだろう

でも最近は足の裏フェチがネタ込みで声が非常に大きくなっているので脚フェチがそこに埋もれている感もある

その手の話ってどこまでがネタでどこからが本気か分からないんだよな……今の環境だと美女の脚を見たいという連中がどれだけいるのかいよいよハッキリしなくなっている

脚フェチ自体は胸ほどじゃないけど昔からある好みだから、当然のものとしてそこまで大きな話題になっていなかったというのもありそう
本来は胸、尻の次くらいには需要があったはず

脚フェチの話題が少なかったというのには同意する
俺の好きな宝多六花のような「肉」のある脚の話題とか、彼女が脚の肉のネタ込みで話題になってから急に増えたけどそれ以前はさっぱりだった

そう言えば太い肉の脚と細い脚のどっちが人気なんだ
太い方はライザとか近年の流行で勢いがあるけど、国産ソシャゲを見ると細い方でアピールしている感じもするのだけど

太い方はエロ特化の方でマニア向けになっていると思う
国産向けだとやはり形の美しい方が好まれるかと

美しい脚はあって困る物じゃないけど脚フェチまで行くようなレベルの人間は少ないと思う
特に二次元では曲線美、服装や小物との組み合わせなど要求が細分化するし、良い脚が描かれていても組み合わせが悪くて批判されるのもありがちだ

二次元における脚フェチの増加、脚フェチ向けのコンテンツが増えているように感じられるのは、ネットにかかる規制のパワーが大き過ぎるからというのもあるだろう
その結果、我が国の二次元では「脚で発電」する状況が出現しているわけだ

抑圧によって深まるものもあるだろうけど、今の環境だとネットで見つける、広告でぶつけられるからどこまでその手の嗜好が育っているのか分からない

問題無くアピールできるのがそれだから、お色気アピールで売りたいソシャゲキャラがそっちばかりになったというのはあるだろうな

それで新しい性癖に目覚めた人間が増えたという話は?

昔から好きなガチ勢も、新たに目覚めたのもいるし、最初に見たのがそれだから性癖が固定されたのもいるだろう
しかし主流にはなりえないと思う

脚の強調はあって嫌な物ではないし、環境的に昔よりも「効果」はかなりあるけど組み合わせて使う要素なのは変わっていない

自分の場合正直に言えば有用なものではあるが、もっと好きな物はあるという感じだ



とまぁ、こんな感じで。
中国オタク界隈における各人のイメージも含めてイロイロな話が出ていました。

ちなみに今回のネタを教えてくれた方からは
「中国では『絶対領域』などは面白い言葉というネタも含めて流行りましたが、脚フェチは勢力としては広く浅いものでしょう。そもそも中国では現実経由で脚フェチに目覚める機会が日本と比べて少ないのです。学生は基本的にジャージですし、若い女性も寒さ対策と健康重視で脚を出すようなおしゃれは都市部でも日本と比較するとかなり少なくなります。またストッキングやタイツなどの足に着用するおしゃれの幅も狭いです。探せば見つかるものではありますが、日常生活で不意にぶつかって目覚める機会は少ないのです」


「創作では武侠系作品などでも生足を強調したイラストはずっとあります。良い子の皆がそこで目覚めることもあります。しかしライザや宝多六花のような太い脚に関してはオタクの間でも好みとしてはあまり広がっていないように思えます。国産スマホゲーの二次元キャラを見ても脚の強調は胸や尻や露出の代用品、国外向けで規制が解除されたらそちらに流れがちです」

などといった話もありました。

趣味嗜好に関しては時代や環境により変化していく部分もかなりありますし、今後の中国オタク界隈、中国における二次元ジャンルの好みはどうなっていくのでしょうかね。

とりあえず、こんな所で。
例によってツッコミ&情報提供お待ちしております。

中国オタク「日本のオタクはこういうのが好き、みたいな属性の組み合わせってある?テンプレ的な組み合わせで」

中国オタク「中国人は白髪萌え、白髪フェチだというネタがあるがどう思う?」
(2019年の記事です)

中国オタク「中国人は白髪フェチというネタはどこから広まったのだろうか?いつの間にか定説として語られるようになっているのだが……」
(こちらは2022年の記事です)

中国オタク「『呪術廻戦』の禪院直哉の人気の理由が本当に分からない。誰か教えてくれ。助けてくれ」

ありがたいことにネタのタレコミをいただきましたので今回はそれについてを。

中国オタク界隈でもキャラの人気や評価は何かと話題になっていますし、連載雑誌などで行われる人気投票の結果もかなり気になる情報とされているそうです。
またキャラの人気に関しては納得できるものもあれば納得できないものもあるということで「なぜそうなったのか?」という方向で話題が盛り上がることもあるのだとか。

中国のソッチ系のサイトではそんな話題の一つとして
「呪術廻戦の禪院直哉の人気の理由が分からない」
などといったことに関するやり取りが行われていましたので、以下に例によって私のイイカゲンな訳で紹介させていただきます。(今回のやり取りには作品のネタバレが含まれておりますので一応お気を付けください)


私には「呪術廻戦」の禪院直哉の人気の理由が本当に分からない。誰か教えてくれ。助けてくれ。
最近演じる声優が発表されてまた盛り上がってるし、疑問がずっと続いていて……好き嫌いが分かれるみたいな解釈すらできなくてモヤモヤしている。

これは私も知りたい
例えば私も「ヒロアカ」の爆轟は嫌いだけど人気になる理由自体は分かるんだよ
でも禪院直哉は嫌な奴で敵にもなるのに大人気というのが何故なのかと……

こういう人気キャラって普通はアニメで人気が跳ね上がるのに、アニメに出ていないのに2024年の雑誌人気投票では5位、それも女性人気がスゴイというのが不思議

結局はそこだろう
女性人気が高いということだ
露骨な女性蔑視キャラなのに人気というのも不思議ではあるが

二次元作品では結局キャラデザ、顔が重要だからだよ
特に「呪術廻戦」は表紙を見ても分かる通り普通の美形が少ない

でもこいつ、本編だと顔面偏差値関係ないレベルでキモイ化物に変化してないか?

その通りだ
作品内で全然活躍していない、それどころか死んだと思ったらでかくてキモイ虫になる
そしてもう一度ぶっ殺されるというヒドイ扱いなのになぜあんなに人気高いんだろう

悪い男の方が人気になるというパターンだろ
男性からは嫌われるまでいかなくても特に支持も無いような美形悪役が女性に大人気になるのは昔からよくある話だ

上の方で爆豪と違って分からないという話が出ているけど、結局は同じ層に受けているんだと思う
こういう屑なキャラは特定の層に物凄く刺さる

キャラデザを見ると吊り目でそこそこ美形という好きな人には刺さるだろうという感じだが、キャラの中身がひど過ぎる
「ドブカス」という作中のセリフがそのまま自分を表しているというか

日本の人気投票に関してはいわゆる夢女子系のファンからの組織票が入った結果だと聞いたが……一人で数千票クラスの投票だからファン数自体は大したことがないとも

私が聞いた話では女性向けの薄い本でどれだけひどい目に遭わせても作者の精神的な負担にならない、ボロ雑巾にしても読者からも批判されないからそういう意味で人気が高いということだったし女性向けと言っても単純な夢女子向けではなさそう

ひどい目に遭う形で作者と読者の寵愛を受ける人気キャラというのが女性向け作品で結構あって、禪院直哉もそういうタイプなんだと思う
作中でも悲しい過去がある美形悪役とかではなく明らかに悪いヤツ、ボコボコにして問題無いクズな敵という描写でそういう扱いをやりやすくされている

夢女子に関してはどんなキャラにもつくとされているから断定はしない方が良いと思う
あと同人的な妄想としてはオリキャラ(メアリースー)がこういうキャラの理解者になる、そのオリキャラに対してはツンデレになるみたいなのはわりと定番だ

薄い本だと性転換本でこいつの需要があるというのは聞いたことがある
もしかして俺が本編の爆豪に対するヘイトのおかげで爆豪の母親NTR本を楽しく読めるようになっているのと似たようなものだったりするのか?

様々な要素はあるが、根本的な部分はシンプルに「悪い男」という需要だよ
過去の人気キャラを見ても、クズで女性蔑視なキャラは女性人気を獲得できないとは限らないわけで

いわゆる「悪い男」に関しては伏黒甚爾というもっとハッキリしたキャラがいるから違わないか?

俺もあの作品で人気になる「悪い男」なら伏黒甚爾だと思った
彼は美形で作品世界観でも別格の強キャラ、外伝では冷酷で非道なボスキャラ、本編ではクズだけどちょっと良い所見せて退場するし声は子安武人だしと人気になる要素は分かりやすい
そして伏黒甚爾と比べると禪院直哉の人気は尚更分かり難くなる……

禪院直哉の人気については作中での活躍は大したことが無い、勝ってないし敵になるし本当に嫌な奴だけで終わっているように思えるのも困惑する

それが良いんじゃないの?雑魚雑魚煽るだけなメスガキの男版みたいなもので、ボロボロにされる人間のクズを楽しむS気質の女性ファンがついているのではないかと

こいつの人気は五条悟のような強くてカッコいいから好きになる人、崇拝する人がたくさん出るというパターンとは違う
言ってみれば同人二次創作でひどい目に遭わせる、虐待して楽しむような方向の人気だ

確かにボロ雑巾みたいに扱うにはもってこいのキャラではあるな

禪院直哉の人気は一般層やライトなオタクからの支持ではない、オタクの中でもマニアックな、濃い集団からの支持なんだよ
人気投票で1位に入るのは厳しいが常に一定の支持が集まり、人気が下り坂になってきた時に予想外の上位入りをするような形での人気

日本のオタク界隈ではスッキリ倒される悪役、ネタとして扱えるキャラというのが人気獲得の大きな原動力になるケースはある
例えば「FGO」の蘆屋道満はストーリーの黒幕として悪事を繰り返しその果てにスッキリ倒されたが、その過程でネタキャラとしての地位も確立してユーザーからもライターからも歓迎される人気キャラになった

こっちに入ってくる時点で消えてしまった要素だけど、関西弁キャラというのもこいつの人気、存在感に貢献している
「人の心とか無いんか」というセリフは「呪術廻戦」由来のネットミームでは日本で一番広まっているものだし、本編以外のネタ要素としての人気もかなり高い

こいつの人気が五条悟が2.5条になって以降の日本の作品ファン界隈でネタと話題性を維持する原動力になっていたという説もあるんだよな……

これって「葬送のフリーレン」のアウラの謎の大人気と似たようなものじゃないか?
顔は良いけど中身はクズ、そういうキャラを公式ネタによって遠慮なくヒドイ目に遭わせられる、虐待できる遊びによる人気

アウラはアニメの描写の良さからの人気爆発だからちょっと違うような……でもネタ的な人気という意味では同じか?

アウラと同じで良いと思うよ
言ってみれば嗜虐的な欲望を満たす上で負担の無いキャラというやつ

彼に関してはストーリーから入って受け取る印象と、ファン界隈でネタ解釈を意識しながら追いかける印象と、ネタを知ってからストーリーを見るのでは印象が違う
日本ではネタ経由でキャラを把握した人間も多いから一般的な人気もかなり獲得している面があると思われる

確かに。連載当時の日本の作品ファン界隈では嫌な奴、悪役としての描写があまりにもハッキリとし過ぎているから逆にネタ扱いされていたし、その後に無様な目に遭うのが期待されていた。
そして実際にああいったやられ方をして読者は歓喜していたしキャラに対するある種の好感度?も上昇しているように感じられた

悪いヤツへの断罪や報復を徹底的に行った、悪いヤツが死んでスッキリしたで終わらないのは日本のオタク界隈の性癖だよね
そういう意味ではこっちのオタクは純情過ぎるのかもしれない



とまぁ、こんな感じで。
作品やキャラの人気のイメージも含めてイロイロな話が出ていました。
今回の発言は男性のオタクが多いと思われる場所でのやり取りなので、他の場所では別の受け取り方になっている可能性も高いのでご注意ください。

ちなみに今回のネタを教えてくれた方からは
「中国では日本のネットにおける禪院直哉のネタキャラ人気はあまり把握できていないと思います。『人の心とか無いんか』ネタはあまり意識されていませんし、話す内容と関西弁キャラから発言だけだと『スナックバス江』の森田と区別がつかないというネタなども知られていません」

「逆に中国における五条悟関係のネタ、特に1/2になってからのネタは日本のネットではあまり知られていないようですね。当時は作品展開に不満をもったファンの暴走も合わせて五条悟ネタやネタ系のコラ画像が広い範囲で投下されていました」

「五条悟の『勝つさ』の画像などは完全に定着して中国のネットでは作品と関係ない所でもネタ画像として活用されています。これは日本のネットにおける『人の心とか無いんか』の画像よりよく見かけるような気がします」

などといった話もありました。

キャラ人気に関してはネットのネタ要素による印象の変化や拡散なども影響しますし、たまに日中での温度差がハッキリ出るようなキャラが出現しますね。

とりあえず、こんな所で。
例によってツッコミ&情報提供お待ちしております。


中国オタク「日本では『鬼滅の刃』の黒死牟が縁壱より人気が高いようだがなぜだろう?こっちだと縁壱の方が明らかに人気が高いという印象なんだけど……」

11/16修正:爆豪勝己の名前を間違えておりました。ご指摘ありがとうございます。

中国オタク「日本の異世界系は弱いから追放される展開が多いけど道徳的問題や殺伐とし過ぎで追放されることはあるの?」「悪役令嬢系は異世界の道徳問題による追放のテンプレ」

何やらPCとスマホの調子がいっぺんに悪くなってしまい現在ゴタゴタしているので、今回はありがたいことに以前いただいたものの後回しになっていたネタで。

そんな訳で以下に中国のソッチ系のサイトで行われていた
「日本の異世界系作品では弱い、無能ではなく道徳的な問題や殺伐とし過ぎで追放される展開はどれくらいあるのか?」
といったことなどに関するやり取りを、例によって私のイイカゲンな訳で紹介させていただきます。


日本の異世界系は弱いから追放される展開が多いけど道徳的に問題があるとか殺し過ぎとかで追放されることはあるの?
あるとしたらどのくらいあるんだろうか?

探せばあるだろうけどそんなに多くなさそう
少なくともアニメ化までいくようなレベルの作品には無いのでは

そういうのはアウトロー要素が強過ぎる主人公になってしまうし、現代だとメディアの規制基準に抵触したり、読者から反発が出たりといったリスクがあるから商業的な成功は難しいだろう

単純に人気出ないから使われないやり方だと思う
道徳的に問題があるから追放されるとか、見たい人がどれだけいるのかと

派手にやり過ぎて周辺の被害大き過ぎるから追放みたいなのはギャグにすれば行けるような気もするが……

道徳問題がパーティ内の不和の原因となって一時的にパーティ分裂、或いはメンバー変更した後にイロイロと合って元の組合せに戻るという展開なら昔からよくあった
でも追放系でいきなり道徳問題はどうだろう?

底辺からのし上がっていく冒険者、異世界転移転生系作品は道徳とか気にしている余裕が無い
むしろ周りの方が道徳的に問題あるのばかり、主人公が「良いヤツ」に見える展開にした方がおいしい

日本の作品で主人公が道徳的な問題を無視する、殺し過ぎる、非道なことをやり過ぎるというのはやると読者に嫌われるんだよ
昔日本に入った「霊剣山」では最初の主人公の金稼ぎが日本では「普通の人を騙して金を儲けるひどい主人公」として強い反発を受けて一気に評判が落ちた。
敵もだけど、無能な凡人を食い物にするのも日本では好まれないから追放される主人公の原因としてはあまり良くないのだろう

こっちの作品でも道徳的な問題での追放はあるけどそこまで使いやすいものではないな
手段を択ばず殺伐にやり続けるのは最初の問題解決としてはスッキリするけど問題の規模や内容も含めてインフレさせていく際に被害の規模も広がるし、作中でそれが何となく良い感じに評価される、読者が良い気分でいられるようにするのが普通のインフレと比べて相対的に難しくなっていく
短編や初動で爆発させるには良いけど、長編展開するには途中で方針転換するか最初の方だけにしておく方がやりやすい

日本の主人公は「やさしい」のが評価されるから道徳的にやらかすパターンは少ないだろうし、そもそもJRPG的な世界観で戦うような作品で殺伐さはむしろプラスになるのでは?

確かに
迷宮で生きるか死ぬかで戦う時にやさしさ発揮するとか殺せないアピールされても読者はついてこないよな

種族差別問題など現代基準の道徳と現地世界の道徳が違うことによる紛糾からの追放、例えば異種族、魔族と共存する展開での追放は見た記憶がある
主人公が魔族側の仲間になって、人類側がそもそも倫理的に問題があるという展開になるのはそんなに珍しくないと思う

死霊術士だから追放以前に人間社会でやっていけないみたいなパターンは違うか

どの作品か忘れたが、ギャグ系の作品で主人公がクズで追放パターンはあった気がする
結局はやり方次第だろうけど大人気のテンプレにまでなるのはやはり難しそう

現代の環境だと聖母キャラが嫌われる、すぐに批判を集めるから逆に主人公と敵対する側で出すことはできそう

しかし聖母キャラって長編だと敵役としてそんなに便利ではない
破滅させても主人公と読者がスッキリして終わりだし、次の敵やイベントにつなげにくい

以前どこかで勇者パーティだかギルドだかで女のメンバーに手を出し過ぎて追放された好色主人公という設定の話を見たことがあるのを思い出した
ネタ的にそんなに長く続けられないだろうけど、続きはどうなったのかな……

追放ではないかもしれないが、復讐と仇討ちにのめり込み過ぎているキャラ(主人公でも作中の強キャラでも)についていけずに仲間が離れる或いは自分から離れていく展開の作品はそこそこある

ここで言われているような話は特撮作品だとそれなりにある
でも異世界で俺TUEEEEEな作品だとあまり見ない
過激に虐殺する系は最初からそっちに振り切っている、そういう趣味の作品だとアピールしているので追放系と合わせるのは珍しいのでは?

これはポストアポカリプス系によくあるパターンだ
追放する側でもされる側でも書ける

異世界系だと道徳的に問題があって追放されるのは主人公ではなくサブの男性キャラや嫌がらせキャラとかじゃないか?
そして主人公と敵対、妨害した挙句に追放される、倒される

道徳を理由にするともめやすいというのも、追放系に道徳問題が少ない理由の一つでは
道徳って基準が人それぞれだし描写次第で印象も変わるから読者の受け取り方が一定しない
それに対して無能、役立たず扱い、有用性が理解されないので追放という展開に関しては分かりやすい基準を示せるのでスムーズに転落からの復讐、ざまあ展開にできる

道徳的に問題がある或いはそう誤解されたから追放、仲間と分かれるみたいなのは昔から定番の展開だし探せばありそうなのに、こっちで目に入る作品だと思いつかないな
やはり日本国内市場まで範囲を広げる必要があるのか?

西遊記の白骨の精の回とかでも使われているし、敵の陰謀によるパターンもあるね
しかし私の記憶でも異世界系作品の追放スタートとしては珍しいような気がするな

追放系って報復する、更に強くなって上の立場になって「もう遅い」「間違っていたのはお前達の方だ」とやるのが最大の爽快ポイントだからね
戦闘や冒険がメインの評価基準になるなら道徳や殺し過ぎよりも強さ、有能さの方が分かりやすくて使いやすい

バトル要素が無い作品、女性向け作品は道徳的な問題、不義密通関係による追放や婚約破棄はあるんじゃないか?

私もそう思う
悪役令嬢は日本の異世界における道徳問題による追放のテンプレだ
婚約破棄の口実になりがちないじめや不義密通は道徳関係の問題とも言うことができる

道徳が問題として意識され追放の口実として機能するのってある程度豊かで落ち着いた環境、世界観が必要だからね。冒険者とかの成り上がり展開はあまり相性が良くない。
逆に王侯貴族が中心になる悪役令嬢モノでは使い勝手が良い。

世界観や設定次第ではあるが婚約関係の破棄、上位の貴族令嬢を追い落とす上で道徳的な理由というのは有効だろうし、読者側としても納得しやすい理由になりそうだ

そういう意味では魔王倒した勇者を陰謀で陥れるパターンもあるね
ただその場合は追放ではなく牢屋に閉じ込めたり処刑したりという展開になるから追放とはまた違うかもしれない

ここまでの話を見た感じだと、道徳に問題あるから追放は悪役令嬢系作品が幅広く対応しているから男性主人公の俺TUEEEEEだとあまり出てこないということなのだろうか

分かりやすいタイトルで「卑怯者だと勇者パーティを追放されたので働くことを止めました」という作品はあった。確かコミカライズもされていたはず。
追放された後に冒険者ではなく別の職業、別の場所で成功して見返すというパターンなら男性向けでも行けると思う

道徳や殺し過ぎ問題で追放される系は魔王を倒した後の勇者の処理問題が構造としては近い気がする
不要になった武人を政治的、人間関係的に陥れて追放する展開だと話作りやすいわけだしね

バトル系作品だと道徳問題の後にどう話を続けていくか、追い出した連中に復讐するとか成功と没落の対比を提示するとかの後の展開が難しくなる
主人公のオリジンに道徳問題で追放されたという要素があるから戦闘力、有能さを強調するタイプであってもそこを無視できない

同意する
それなら最初から能力を軽視される、理解されないとかの方がやりやすいだろう
強くなる、成功するのがそのまま復讐と重なるわけだし

悪役令嬢系の場合、人間関係や地位の獲得或いは修復がメインになるわけだし道徳問題との相性が良いのは何となく分かる気がする



とまぁ、こんな感じで。
中国オタク界隈でのイメージも含めてイロイロな話が出ていました。

ちなみに今回のネタを教えてくれた方からは
「近年の中国オタク界隈では『聖女』というのはほぼ皮肉、批判的な意味で使われる言葉になっていますし、日本語でいう『敵にも理由があった』『実は気の毒な過去があった』として許される展開は特に嫌われます」

「道徳的な問題のあるキャラとその処理に関する不満はそのまま作品や作者の価値観に対する批判につながりやすいので、現在の中国のネットでもあまり使いやすいものではないと思います。ですから今の国産中華ファンタジー作品では悪いヤツはハッキリと悪い、主人公に言いがかりをつけてくるような展開になりがちですし、すぐに殺伐とした殺し合いになったりします!」

などといった話もありました。

とりあえず、こんな所で。
例によってツッコミ&情報提供お待ちしております。

2016年の記事ですが上のやり取りにある「霊剣山」の主人公に対する日中の受け取り方の違いについての話があります。
中国国産アニメの主人公はなぜ平気で一般人を騙すのか

11/10修正:誤字脱字を修正しました。ご指摘ありがとうございます。

中国オタク「ようやく映画館でシン・エヴァを見たがシンジとアスカはなぜあの形で終わってしまったんだ……今更だろうけど俺の心の安定のために皆の解釈を教えてくれ」

中国国内では10/31から「シン・エヴァ」の上映が始まり、やっと「シン・エヴァ」を映画館で見れたという中国オタクの人も少なくないそうです。
ありがたいことに中国国内における「シン・エヴァ」の反応に関する質問やネタのタレコミをいただいておりますので今回はそれについてを。

そんな訳で以下に中国のソッチ系のサイトで行われていた
「シン・エヴァにおけるシンジとアスカの関係」
などといったことに関するやり取りを、例によって私のイイカゲンな訳で紹介させていただきます。


ようやく映画館でシン・エヴァを見たがシンジとアスカはなぜあの形で終わってしまったんだ……既に語り尽くされている今更な話だろうけど、俺の心の安定のために皆の解釈を教えてくれ

気持ちは理解できるが、俺達はその感情を抱えながらやっていくしかないんだよ!

既に何度も語られているが、国内での映画上映によってまたダメージ受けてるのが増えてるようだな

庵野が作っている限りシンジとアスカが普通にくっつく、甘いラブコメをするのは無かったろうからなあ

アスカとトウジが真希波にシンジをNTRされたという同人ネタが笑えない公式展開……!

なぜこんなにもバッドエンド感が強いのか
デウス・エクス・マキナで強引に終わらせたハッピーエンドみたいな場面で終わったのに

そりゃあエヴァに期待して追いかけ続けた俺達の方はバッドエンドみたいなものだからだよ

俺は映画館を出た時にはたくさん言いたいことがあったが、宿舎に帰ってきた時には庵野に対する文句しか残らなかったよ!

この十数年の間でレイのファンは徐々に離脱していったが、ここに来てアスカのファンがダメージと共に消えて行っているように感じられる

劇中で「好きだった」という言葉が出てきた時点でアスカルートはもう終わったというのが明らかだ
しかし見ている側としては納得できない

旧劇場版はアスカエンドだぞ?既にルートは終わっているから今回は別ヒロインというわけさ!

あの世界の中でアスカに対して父親的な役割、保護者的な立場をとれるキャラになれそうなのが成長したケンスケだけだったからでは
加地は死んでいるし、ネルフの人間は他人のことを考える余裕が無い
トウジはヒカリとくっつくし、ならケンスケという選択になる

生き残った男性キャラの中でアスカの父的な役割にあっているのはケンスケくらいだろうしね
新キャラはシンジ向けで使ってしまったから使い難かったろうし

私はTV版のアスカのシンジに対する感情には辟易していたから劇場版の終わり方でも構わないと思った
シンジにはアスカを救えないのだから二人がくっつくのは破滅エンドしかなかった
破滅しない終わり方にするにはシンジに新ヒロイン、アスカに父性のある相手役というのは無難な所ではあるが……

ストーリー的には消去法とはいえ、旧劇場版の扱いや人間関係を考えるとまだマシな方ではある
あの世界観で他人のことを考えられる人間になれるのは成長した子供世代のキャラ、トウジやケンスケくらいだろうしな

TV版だと大した描写は無いけど、外伝作品だと描写にぶれはあるがケンスケはアスカが好きというのがハッキリと出ていることが多い。
負け犬幼馴染なアスカをケンスケが慰めるような展開もそれなりにあったし、劇場版のあれも落としどころとしてはそこまで意外でもない
納得できるかは別だけどね!

何がヒドイって、シンジだけが子供のまま十数年の時間が経っているというのがまずヒドイ展開だ。破の時の盛り上がりはなんだったのかと。
リアルではガイナックスの終焉と版権問題など、庵野秀明とエヴァに多くの困難が降りかかっていたからシンジが良い具合に成長してハッピーエンドなんて無理だったのだろうけど、作品として残るのがアレでは批判自体は仕方ないとも思ってしまうよ。

作中時間で14年一気にスキップして場所も第3新東京市以外にした結果、おかしな部分がたくさん出ている
アスカの扱いもその一つだから適当に流しておけばいい
公式で複数の世界線があるのを肯定しているわけだしな

「Q」以降の路線変更だか迷走だかは擁護できんよ
映画館で私は最後のシンジが真希波に連れていかれるシーンもなんだか冷めた気分で眺めていた
あれで自分にとってエヴァは終わったと感じたし、アスカとケンスケに関してもそういう風にぶん投げたかと考えるだけ

何て言うか……私にとってあの終わり方は妙にバッドエンドルートに思えるものだった
私がアスカファンだからというのではなく、あのシンジは「破」までのシンジではないというのを強く感じたから

アスカとレイのカップリングに勝者を作らない、新加入のヒロインを劇場版でくっつけるというのはエヴァというIPにとっては最高の選択だ
しかし古いファンにとっては唾棄すべきものだ

最後の全員帰っていく、エヴァの無い世界で無関係な人になっていくというのも悪くはない
碇シンジと真希波マリ、綾波レイと渚カヲル、式波アスカとケンスケのカップリングもね
そして私がずっと好きだったのは惣流であって式波ではない
だから悪くは無いんだ……

公式側も結構解釈としての逃げ道を用意しているけど、ファン側のダメージ減少に大して貢献していないように見えるのは興味深い

シンジが長年眠っていたこと、惣流ではなく式波だから「あのアスカ」ではないことなどの材料はあるんだけどね
それにケンスケはエヴァでは珍しくシンジに対して距離を尊重してくれるキャラで新劇場版では更にそこが大人として成長した描写もあったんだが

新劇場版の式波なアスカがクローンだというのを考えると、そのままシンジとくっついたらそれはそれで問題になった気がする

旧劇場版のアスカはどうなったのかでモヤモヤは残りそうだしな

「シン・エヴァ」は改めてアスカはお前たちの嫁じゃない、誰の嫁になろうがお前たちには関係ないというのを突き付けてきたのだろう
現実に帰れというのは昔のオタク向け作品でよくある展開だし、エヴァはまさにそれが正しいとされた時代に始まった作品なわけで

それ以前に考えてみれば成長した俺達がアスカと結婚したいと思うか、レイと結婚したいと思うかという話が……
昔は確かに好きだったけど今の自分の感覚で好きになれるかは別の話になってきている

既に言われ尽くしているがアスカに必要な役割がシンジにはできないし、シンジに必要な役割がアスカにはできない
そして新劇場版でシンジには真希波があてがわれたが、アスカにはこれまでそういう存在が無かった

言ってみれば昔の作品によくある、最終回付近で急に成立しまくるサブキャラ、負け犬キャラの公式カップリングみたいな所もかなりあると思う

ケンスケが若い時の庵野秀明によく似ている、だからアスカとくっ付けたという話はどうなんだ?

それをいったらエヴァのキャラは大体庵野秀明の分身という解釈が可能だよ
ケンスケはその中でも庵野要素は薄い方だ

最近急に「庵野が自分を投影しているケンスケ」みたいな話が増えてきているのには何とも言えない気分になる
他にもあれは本来のケンスケではなく着ぐるみのようなもの説とか
昔はシンジが庵野秀明が皮をかぶった存在みたいに言われていたのだが

当時のガイナックスには成熟した大人、人生経験や正しい道理をもった大人がいなかった
そんな中で生まれた庵野秀明の分身、投影的なキャラであるシンジとアスカがくっつくのはやはり不可能だったのだろう



とまぁ、こんな感じで。
場所によって熱くなったり、淡々としていたりと中国オタク界隈でも「シン・エヴァ」に関してはイロイロな受け止め方があるようでした。

ちなみに今回のネタを教えてくれた方からは
「レイのファンは今の中国オタク界隈ではあまり目立たちません。昔のように女神と崇拝する人は見かけなくなりました。アスカのファンはまだ元気な人がいますし、国内の『シン・エヴァ』の上映で再度ダメージを受けている人も見かけます。そんなアスカファンが今後どうなるのかは私も分かりません」

「私は映画館での体験をしてみて日本のエヴァファンが急に静かになった理由が分かりました。『シン・エヴァ』とは昔からのファンがエヴァを卒業するイベントだったのですね」

などといった話もありました。

私も「シン・エヴァ」を見てからはエヴァに関する感情が妙に落ち着いたような所がありますし、様々な意味で区切りになるような作品なのでしょうね。

とりあえず、こんな所で。
例によってツッコミ&情報提供お待ちしております。


中国オタク「日本では『アスカがシンジを好き』が説明不要な正解なのか?」「こっちでも基本的にそれが正解では?」「好きと言ったら逆に理解不足だと突っ込まれる部分だろう」

中国オタク「日本の作品の勇者に関して教えてくれ。『俺は勇者になる』は分かるが『俺は勇者だ』はちょっと分からない」「『俺は勇者だ』の方が正しいことは多いはず」

中国オタク界隈では日本のアニメやマンガ、ゲームなどに出てくる定番要素に関する話題で定期的に盛り上がったりしているそうですが、そういった定番要素の中には中国に入る作品の変化や情報の蓄積により印象や解釈が変化していくものもあるのだとか。

中国のソッチ系のサイトではそんな話題の一つとして
「勇者は職業なのか称号なのか分からなくなってきた」
といったことなどに関するやり取りが行われていましたので、以下に例によって私のイイカゲンな訳で紹介させていただきます。


日本の異世界系作品の勇者に関して教えてくれ
今更な話だけど「俺は勇者になる」というのは分かるが「俺は勇者だ」というのがちょっと分からない
「勇者」は職業なのか称号なのか、よく考えたら分からなくなってきて

そこは作品次第だからなあ……

俺も勇者の定義に関しては自信がない
勇者の元ネタとされる「DQ」にも勇者が目立たない作品があるしね

恐らく「俺は勇者だ」の方が使い方として正しいことは多いはず
日本の勇者は主人公専用職業で後からなる、なれるものではない設定が多い

確かに
私は最近「DQ」のリメイク版1、2を遊んでいるけど、あの勇者の概念って「3」から出たものでそれ以前はあまり確固たるイメージは無かったようだ

「DQ」も長いシリーズだから勇者の設定も様々な種類があるからな。
「1」は勇者の子孫だから勇者、「2」は勇者の子孫と王家の身分が組み合わさるのと勇者内で各キャラの能力が特化されている。
そして「3」は他の職業のスキルも使える万能型主人公で勇者の能力に関しては「3」の影響が非常に強い。
まぁ現代の異世界作品に出てくる勇者に関しては「勇者とは神に選ばれた特別な民」だと思っておけば大体問題無いよ

「勇者」はゲーム的な高級職くらいに思っておけばいいかと
作品内の称賛に関してもその職業にクラスチェンジできているから強いはず、だからスゴイみたいな文脈も多いだろうしね

異世界の「勇者」って基本的には職業なので「俺は聖騎士だ」みたいなのが多い
JRPG、それも「ドラゴンクエスト」からの概念だからそれをベースにした日本の異世界特有の概念とも言える

そうなのか
アニメそんなに見ていない俺でも日本の作品は「勇者」という言葉を使うのが大好きだと感じているのだけど

私も混乱するのは理解できるよ
「葬送のフリーレン」とかを見ても分かるように称号、尊称としての「勇者」も少なくない

確かに日本の作品の「勇者」って当初は職業なんだけど、今では勇者を単純な職業として扱うことは少なくなっている
ある種の名声を伴った称号になっていることの方が多い

俺もそっちで考えていた
冒険者の中で大きな功績がある人間に対する尊称みたいなものだと

「騎士」も職業なのか地位なのかハッキリしないときはあるし、そういうものなんだろう

英語の訳でも「Hero」「Champion」「Braver」と安定しない言葉だしね
中国語は漢字そのままでもってこれるけど馴染みのない言葉だから受け取り方に個人差が出る

自分で言うか他人に言われるかでも違ってくる
しかし「俺は勇者だ」に対するヘンな印象については何となく理解できる

日本の異世界の勇者って「英雄」の呼称である場合と、ハイレベルな能力が保証された職業或いは戦士の場合がある

そっちの解釈か
私は「神に選ばれて魔王特攻をする使命のあるキャラ」という認識が強い

ゲームなら職業、ユニットの一種でいいけどアニメやマンガ、ラノベの場合は作品次第だ
能力の他にリーダー的な役割になっていることも少なくないので地位的な意味が強い職業の場合も……

ビジュアル的な所から判断するという方法もある
宝珠付きのサークレット装備で手袋、マントなどがあれば「DQ」系のテンプレ勇者、勇者の身分や名声と職業としての勇者の強い能力を持っているキャラと見ればそれほど外れないはず

「DQ」の影響としては主人公専用の職業として扱われていることも多かったというのがある
だから英雄、主役的な存在或いは主人公に叩き落される存在としての「勇者」が異世界ではよく出てくる

日本の勇者は職業として始まったものだけど、今の異世界では尊称的な部分がかなり大きくなっているかと
勇者が強い、或いは強くなれる主人公的な万能系職業という意味もあるけど、それより前に名声が来る感じかな

勇者が聖騎士みたいな職業という例えは合っている部分もあれば間違っている部分もある
最も影響が大きいと思われる「DQ」だと雷系魔法が勇者専用魔法

イメージ的には光魔法が勇者専用っぽいが……

光魔法がそうなっていることもあるよ
ただこれは私の見た範囲の話ではあるけど勇者専用魔法が光魔法ではない作品の方が多い
光魔法は神官や僧侶、聖女や聖騎士などのクラス専用魔法とされることも多い

そういえば日本のファンタジー作品って勇者の他に聖騎士も普通にいるよな

尊称として強調されていなければ強めの職業、作中登場人物の共通認識としてのレアな職業と思っておけばいいと思う
性能的には全パラーメータの成長率が高く、妙な補正がやたらとかかる強化型魔法剣士

そうそう、装備や条件付き発動の特殊能力など世界観による補正もついているね
みんな大好きな「ランス」の勇者の世界人口死滅率によって爆発的に上がる補正も、この世界に選ばれた勇者に対する補正を悪趣味に尖らせたものだ

日本語に昔から「勇者」という言葉自体は存在したようだが、現在のファンタジー世界の職業の「勇者」の意味を創造したのは「DQ」だ
だから異世界系作品で勇者という言葉が出たら多かれ少なかれ「DQ」の、剣で戦い魔法も使えて単体、全体の強力な斬属性攻撃が使えて全体全回復魔法が使える勇者の影響を受けていることになる

能力は時代やシリーズ作品によって違うしそれなりに幅がある
昔の「DQ」系のテンプレイメージだと、剣装備で火球魔法と小治癒魔法が使えて、大技で電撃攻撃があるといった所で、性能的には恐らく元ネタの一つ「ウィザードリィ」の侍とロードを合体させたものだった

私は「ファイアーエムブレム」から日本のファンタジー世界観のゲームに入ったので、勇者は単純な剣斧が使える上級歩兵というイメージが……

「FE」は傭兵の上級職だっけ
その場合は名声を得た傭兵という感じだろうか

「FE」の第一作が出た時期を考えると、「FE」の勇者は雑に剣歩兵の上級職を決めたようにも見えるね。
敵側の一般勇者も結構出てきたし、当時はまだ勇者のイメージも今のように固まってはいなかったのかもしれない。近年のシリーズでは「勇者」ではなく「ブレイブヒーロー」という名称に変更されている。

現在の異世界における勇者に関しては強さもだけど、「特別な存在」「神などの何かによってえらばれた存在」など、言ってみれば「凡人」とは違う存在に関する記号という面がかなりあると思う
「DQ」における勇者は当初プレイヤーの分身としてデザインされた存在だから、作品の主人公ポジションだという記号として便利なんだよ
そして現在の異世界ではそういったテンプレを主人公がチートでぶっ壊すのが流行りだから、傲慢な敵キャラや主人公を引き立てるための踏み台になりがち

なるほど……そういう意味では現在の日本の二次元において勇者とは悪役、失敗するキャラの属性として良い扱いにはならない職業、称号ということにもなっているのか



とまぁ、こんな感じで。
現在の中国オタク界隈の認識なども含めてイロイロな話が出ていました。

ちなみに今回のネタを教えてくれた方からは
「『ドラゴンクエスト』のような選ばれし者としての勇者は現在の中国では話のロジックとしては理解できても主人公としてはあまり好まれないと思います。中国のネット小説でも特別な主人公はとても好まれますが、神や天に選ばれる勇者よりも自分が特別な方法を発見する、伝授されるような展開の方が好まれます」

「好き嫌いは別として、現在の日本の異世界系作品に多い、主人公と対立或いは主人公の邪魔をしてくるような勇者の方がキャラクターの設定としては理解しやすいという言い方もできます」

などといった話もありました。

私は塊を転がすのに忙しいので「ドラクエ1&2」はまだ買ってないなのですが、今回のリメイクはどうなんでしょうかね。
私にとって「3」は基本さえ押さえていれば楽しめるのは確実でしたが、「1」と「2」はリアルタイム世代ではないので思い出補正もありませんし、聞こえてくる評判も両極端なので実際に買うまで分からなそうです。

とりあえず、こんな所で。
例によってツッコミ&情報提供お待ちしております。


中国オタク「二次元の勇者は世界を救った後に王にならないことが多いけど、なぜだろう?魔王を倒して救った国の王になるというのも定番の展開だと思うのだけど……」

こちらは2013年の記事です。
中国オタク「勇者って結局どんな存在なの?パラディンみたいなもんでいいのか?」

中国オタク「メイドは二次元ヒロインの重要属性だけどヒロインとして勝ったメイドキャラってどれくらいいるの?」「負け犬イメージは無いが勝つイメージも無い」

今回はありがたいことに以前教えていただいたものの後回しになっていたネタで。

オタク文化のアイコンの一つにもなっているメイドですが、中国オタク界隈でもメイドに関する知識やイベント経験は順調に積みあがっているそうですし、二次元作品におけるメイド属性に関する議論が盛り上がることもあるのだとか。

そんな訳で以下に中国のソッチ系のサイトで行われていた
「メイドはヒロインとして勝てるのか?」
などといったことに関するやり取りを、例によって私のイイカゲンな訳で紹介させていただきます。


メイドは二次元ヒロインの重要属性の一つだけどヒロインとして勝ったメイドキャラってどれくらいいるの?勝ち負け以外で一番人気になったとかでも良いので知りたい

確かにメイドが勝つハーレム系作品ってすぐに思いつかないな

「エマ」みたいに最初からメインヒロインが確定しているならともかく、恋愛でかつパターンか……何があったろうか?

言われてみれば負け犬になるイメージはあまり無いけど、勝てるイメージもあまり無い

一番人気で良ければ「リゼロ」のレムが近年最も有名なキャラじゃないか?
ストーリー上で勝っているかはまぁ、その……

メイドガイる=主人であるお嬢様キャラがいるということでもあるし、その時点でイベント的には不利になるからね

メイドとくっつく=その主人の下になる、そこまでいかなくても管理対象になるわけだからメインルートとしては扱い難い
そして貴族、お坊ちゃんキャラが主人公の場合、メイドは幼なじみの亜種だ

ヒロインではなく主人公がメイドの立場なら勝てるけど、スレ主が言いたいであろうことからは外れるか

自分の中だとヒロインレースにおけるメイドキャラは「かぐや様は告らせたい」の早坂愛みたいに良い所までいくけど主人のお嬢様キャラなど別キャラに譲ることが多くなる印象

そこで自分を強く出す、自分を優先するのはメイドとして解釈違いになりかねないし難しい所だよね

「まよチキ」はメイドがメインヒロインで勝者じゃなかったっけ?

俺もこのテーマでは「まよチキ!」を思い付いた
でもあの作品って主にメイドじゃなくて男装執事の方では……?

言われてみれば俺も「ハヤテのごとく!」のマリアなど、好きなメイドキャラは思い付くるが党争の勝者みたいのはちょっと出てこないかも

「死神坊ちゃんと黒メイド」のように最初からメイドがアピールされていれば勝つ!

近年の正室固定系ハーレムだとそうなるね
でも昔だとギャルゲーの分岐ルートくらいでしか勝ちはなかったと思う

ハーレム系作品を探せば見つかりそうではあるが、同年代ヒロインが中心の作品だとメイドは難しい
既に言われているようにお嬢様キャラとセットになるわけだし

作者側からすればお嬢様とメイドをセットにした方が何かと得で便利だろうしね

「メイカさんは押しころせない」みたいに最初から勝利が確定している作品は見るけど、競争で勝てるメイドヒロインはすぐに思いつかないな

最初からメインヒロイン扱いとか、メイド特化とか作者の寵愛を受けるポジションだと強い
しかし複数ヒロインの一人だと目立たなくなって厳しい

昔から「円盤皇女ワるきゅーレ」の真田さんみたいに存在感のあるメイドヒロインはいるが、便利なサブキャラになりがち

エロゲーなどの、メイドジャンルの作品なら強い
当然の話ではあるが

エロゲーやエロ漫画などではシチュエーション固定で読者への説明も簡単に済ませてエロシーンに突入できるからとても強い
しかし長編ストーリーになると難しい

日本の作品にありがちな「偽後宮」は最後に一人だけ選ばれる展開だ
そしてその際にお色気要因、種類を増やすための数合わせ要因的なキャラは選ばれない
気の毒だが「メイド」はそのお色気要因、数合わせ要因になりがちな属性なのだよ

「アウトブレイク・カンパニー」はメインヒロインがメイドだったし、異世界転移系の初期パートナーとしてのメイドからの勝ち組ヒロインはありそう

メイドジャンルで思いついたがエロゲーの「河原崎家の一族」のような館と名家を舞台にした作品ならメイドがヒロインとして勝てるのではないかと

エロゲーならヒロイン全員メイドみたいなのも定期的に出ているね

メイドという属性の前提に身分、階級の違いというのがあるから婚姻関係になった時点でメイド属性が消えるからヒロインとして勝つのは困難だ
結婚してエンディングということにはできるけど、その後の作品展開としては使い勝手が悪過ぎる

言い方は悪いが、メイド属のキャラって付属品になりがち
人気が出ることはあってもストーリーの中心、着地点にはなれない

いると便利、活躍させやすいキャラではある
しかし女性キャラ主人公でもメイドより主人のお嬢様が主人公な作品の方が多いように、舞台装置としての良さの方が目立つ

メイドで勝てるのは少ないけど、奴隷から正室にクラスチェンジして勝つヒロインはかなり多い気がする

その意見には同意する
いつのまにかメイドではなく奴隷がハーレム系の重要ポジションになってきた気もする

異世界で下からのし上がっていく場合、最初からメイドヒロインを出すのは難しい
上の方で異世界転移系の初期パートナーとしてのメイドについて言われているけど、日本の異世界作品におけるそのポジションは奴隷キャラが担当していて、メイドはあったとしても奴隷のサブ属性になっていると思う



とまぁ、こんな感じで。
現在の中国オタク界隈の認識なども含めてイロイロな話が出ていました。

ちなみに今回のネタを教えてくれた方からは
「中国オタク界隈でメイドは眼鏡のような不要論が主流の嫌われ属性ではありませんが、積極的に好きだと言われるような人気属性でもないです。中国では流れてきた成人向けマンガに出てくるメイドキャラを見て目覚めてしまう人は昔から定期的に出ていますしイベントでメイド系のキャラのコスプレが目立つことも少なくありません。しかしメイドのヒロインが大好きだという集団を意識する機会はあまり無いかもしれません」
などといった話もありました。

実の所、私自身はオタク分野におけるメイドに関してはあまり詳しくありません。私の中国に留学していた時期に爆発的に拡大したジャンルなので、当時日本に帰ってきたら自分の感覚が完全に遅れているのを強く感じました。
そんな訳で中国オタク界隈のメイド関連のやり取りについてもずっと自信が無いままだったりします。

とりあえず、こんな所で。
今回は私もあまり自信が無いのでいつも以上にツッコミ&情報提供お待ちしております。

中国オタク「スーパー戦隊が終了らしい。50年続いたのに終わってしまうのか……」「特撮シリーズはストーリーが評価されても玩具が売れなきゃダメなジャンルなんだよ」

先日スーパー戦隊シリーズが今期で終了するという報道がありましたが、ありがたいことにこの件に関する質問やネタのタレコミをいただいておりますので今回はそれについてを。

近年の中国オタク界隈では特撮ジャンルの存在感が増していますし、中国国内向けの正規配信も比較的安定していることから一昔前と比べて日本の特撮に注目する人は増えているそうで「スーパー戦隊終了」の報道に衝撃を受ける人も出ている模様です。

そんな訳で以下に中国のソッチ系のサイトで行われていた
「スーパー戦隊が終了」
といったことなどに関するやり取りを、例によって私のイイカゲンな訳で紹介させていただきます。


スーパー戦隊が終了らしい。
50年続いたのに終わってしまうのか……

突然過ぎるよ!
俺の中では三代特撮シリーズの中で一番安定している印象もあったんだが

バンダイの資料だと仮面ライダーと比べて収益がかなり低かったし、消えるなら戦隊シリーズということになるのだろうけど……うーむ

私は今オタクの歴史の転換点を目の当たりにしているようだ
しかしこういうのは体験したくなかったな

突然の話だし、なんだか信じられない。日本のニュースでは続報が出てないし公式発表もないからまだ様子見だ!

日本の主要メディアの各所で報道されているからほぼ間違いなさそう

この件を最初に報じた共同通信は日本のメディアの大手でかなり権威のある所だからほぼ確定じゃないかな……

しかしようやくこっちでもシリーズの正規配信が出てファンの間の知名度や知識も上がってきていたのにね

戦隊シリーズは別に赤字じゃなく儲かっていたんじゃないの?
ストーリーの質は安定しているし評価も高いと聞くが

特撮シリーズはストーリーが評価されても玩具が売れなきゃダメなジャンルなんだよ
それが原因で子供向けな内容に路線変更された作品は少なくない

戦隊シリーズのロボと五人分の武器のフォーマットは今の時代に合わないのかね

今はソシャゲに子供の金も吸い取られているからね……
あと日本の知り合いから聞いた話だと、日本の玩具売り場で特撮ジャンルはどんどん縮小していてスーパー戦隊は特に売れない、場所を取るから厳しいということだった

他の人も言及しているバンダイの資料にあるIPごとの売上げで見ると「スーパー戦隊」は「ウルトラマン」の約1/2、「仮面ライダー」の約1/5しかない
アニメIPとの比較だと「NARUTO」の1/4、近年苦戦していると言われている「プリキュア」と同レベルでそれと比べても低い

バンダイの財務資料を見ると特撮が儲かってないのが分かるよね
そして「ガンダム」「ONE PIECE」「ドラゴンボール」が凄過ぎるIPなのに驚く
なんで「ドラゴンボール」が現代でも売上げ伸び続けてるんだ……

その3つの強さには俺も驚いたが、特撮関係の順位については想像の範囲内ではあった
「仮面ライダー」は現在の特撮の中心、「ウルトラマン」は中国で人気が高いけど日本ではそこそこレベル、そして「戦隊シリーズ」は知識の中の存在だ

こっちでは五色戦隊ネタは知っていても、スーパー戦隊そのものをきっちり見ていた人は少ないからね

俺も断片的なネタは知っていてもシリーズ通して見ているわけではないしな……

かつてメタルヒーローが消えたようにスーパー戦隊も消えるのか
俺達が愛した「ビーロボカブタック」を今の日本人に話すと「知らない」と返ってくるようになってしまうのか!?

言われてみれば……将来的に俺が見た戦隊シリーズ作品が「ビーロボカブタック」みたいになる可能性もあるということ?
(訳注:「ビーロボカブタック」は過去に中国のテレビで放映されてかなりの人気になったそうです。よろしければ過去記事の中国オタク「中国でしか人気が無い、中国で大人気だけど日本では人気が無いと『思い込んでいた』作品について語ろう」などもご参照ください)

結局は儲からないから消える、ということなんだろうか
しかし上で言及されていたバンダイの資料によると「プリキュア」と同じくらいなのになぜ「プリキュア」は打ち切られないんだ?

1000億円以上稼いでいる「ガンダム」「ドラゴンボール」「ONE PIECE」と比較すると同じくらいに見えるかもしれないが、「プリキュア」は「戦隊シリーズ」より10億円以上稼ぎが上だ
あと「プリキュア」は昔ファンだったお母さんとその子供が戻ってきているから上昇傾向が出ているという事情もあるとか

そもそも「プリキュア」は女児向け市場のIPだから特撮市場とは稼ぐ場所が完全に違うし、日本の女児向け市場を独占している状態という言い方もできる
それに対して特撮市場は「ライダー」「ウルトラマン」「戦隊」で同じ市場を奪い合っているし、今ではどれも財団Bの傘下だ
「ライダー」と「ウルトラマン」は日本国内市場とアジア地区の日本国外市場である程度住み分けできるが、戦隊は日本国内で潰し合いになってしまう

「プリキュア」は映画が作りやすいし売りやすいんだよ。日本映画市場におけるアニメ映画の強さも有利な材料だ。
それに対して特撮は映画の制作コストが高くスーツや着ぐるみの問題などで過去の人気キャラ資産の活用がアニメと比べて簡単じゃない。過去作のキャラを使うコストがアニメと比べてかなり高いという問題がある。

特撮は制作コストの違いというのも無視できないよな……制作コストはかつて「ウルトラマン」が中断した主な原因の一つだ
実写、着ぐるみ、昔ならば特撮模型現代ではCGというコストが膨らむ要素が絡む

こう言っては何だけどライダー関連でシリーズ終了の危機みたいなネタはよく出ていたけど、戦隊シリーズの方で突然現実になってしまうとは思いもしなかった
儲かっていないというデータを見れば理解はできるんだが、私の心がどうも納得してくれない

そもそも仮面ライダーやウルトラマンでさえ消えていた時期があるし、特撮の御三家シリーズが常に続いていたわけではない
戦隊シリーズが儲からなくなったら終了或いは中止になるのもあり得ない話ではなかった

ずっとIPとして稼ぎ続けてきたのがスーパー戦隊だけど、現代の最新環境には適応できなかったということか

ニュースではレッドが戦隊不倫したのがとどめになったという話も出ているが、そういう役者の方の事件で作品にダメージが出たことは過去になかったの?

普通にあるよ
例えば地獄大使などを演じていた潮健児は戦隊シリーズでも重要な敵ボスを演じていたんだけど「バトルフィーバーJ」に出演中に麻薬で捕まって降板したとかがある

特撮シリーズは子供向けということもあってかスキャンダルが表に出難いジャンルだったから今回の報道はダメージがでかいという見方もある
あと今回の不倫事件は売上が落ちている中での発覚、現代のネット環境と作品配信ビジネスに関する影響の大きさなど昔とは違う部分も多いので昔は大丈夫だったとはいかないのかもしれない

特撮の出演者に関する事件で影響が大きかったのだと「ウルトラマンコスモス」の主役が傷害と恐喝で逮捕された事件とかがある
これは結局誤認逮捕だったと後に判明したが、放映当時は最後の方を番組打ち切りと総集編でしのぐという惨事になり平成第二期が数年止まった

正直に言って私の中では「ウルトラマン」のシリーズ中断頻度を考えるとスーパー戦隊シリーズはよく続いていたという印象になる
一度止めて仕切り直し、IP活用法の整理とかもアリなのでは

逆に言えば特撮シリーズで唯一中断が無かったシリーズだから、日本の特撮界隈の衝撃が大きいのかもしれないな
これは恐らくこっちの特撮ファンは実感できないだろう

国内の特撮界隈の原点って「恐竜戦隊コセイドン」だし、昭和ウルトラマンが長く続いてその後は「ティガ」、「ゼロ」最近は「Z」で増えたライト層の存在感が強い
ライダーはオタク中心なマニア向け、そして戦隊シリーズはファン層が形成されたのは本当に最近の話だからなあ

個人的な印象だとこっちで戦隊シリーズの話題が増えたのは「暴太郎戦隊ドンブラザーズ」から
それ以前は井上敏樹関係で話が出るくらい?だから「ジェットマン」最終回の結城凱ネタとか妙に通じる



とまぁ、こんな感じで。
今の中国オタク界隈の特撮に関するイメージも含めてイロイロな話が出ていました。

ちなみに今回のネタを教えてくれた方からは
「作品によってはシリーズ存続問題に関しては中国のファン界隈で話題になることがありますし、私も『遊戯王』や『ポケモン』などでもアニメが終わるかもしれない、終わるという話題に関する議論は度々体験しています。しかし戦隊シリーズに関して中国国内ではそういった危機があまり意識されていなかったように思います。これは中国国内における戦隊シリーズの人気と知名度の低さの表れだったという見方もできるかもしれません……」
などといった話もありました。

戦隊シリーズの合体ロボなどは「ウルトラマン」や「仮面ライダー」と比べて中国に展開するのが難しそうですし、やはり今の時代の環境では厳しいのでしょうかね。
中国でも中国名「変形混合」こと「トランスフォーマー」は売れていますし、戦隊系含む合体ロボの海賊版玩具がよく売られていた時期もあるようですが、現代中国の子供の人気や保護者の考えからするとやはり難しい気も……

とりあえず、こんな所で。
例によってツッコミ&情報提供お待ちしております。

中国オタク「中国でしか人気が無い、中国で大人気だけど日本では人気が無いと『思い込んでいた』作品について語ろう」

中国オタク「特撮ネタを今更追いかけているんだが、特撮の主人公側の装備のセキュリティってどうなってるの?盗まれる奪われる話多過ぎない?」


11/2修正:誤字脱字を修正しました。ご指摘ありがとうございます。

中国オタク「最近、人類が増えすぎた人口を宇宙に移民させるようになるという設定が非現実的に思えるようになってきた……」

ありがたいことにネタのタレコミをいただきましたので今回はそれについてを。

中国オタク界隈では日本の作品における定番の設定に関する話題で盛り上がっているそうですが、その際に中国オタクの面々の認識の変化が反映されるような議論になることもあるのだとか。

中国のソッチ系のサイトではそんな話題の一つとして
「人類が増えすぎた人口を宇宙に移民させるようになるという設定が非現実的に思えるようになってきた」
などといったことに関するやり取りが行われていましたので、以下に例によって私のイイカゲンな訳で紹介させていただきます。


最近、人類が増えすぎた人口を宇宙に移民させるようになるという設定が非現実的に思えるようになってきた……

「ガンダム」に限らず昔の作品の定番設定ではあるが、確かにそれは感じる
全世界的に高齢化しているし、インドですら人口増加率に陰りが見えてきた

「ガンダム」に関しては数十年前の作品だから仕方が無いけど、現在の感覚だと科学技術が発展して生産力も増えて人口も爆発的に増加するという考えはなんだか無邪気に思えてしまうよ

技術が発展して生産力が上がり人口も増え続けるというのは昔の作品の未来予測の一つになっていくのかもしれない
まあその時期の国産作品を見るとなんでも科学技術の発展で解決できる自然改造だって簡単だというパターンだったりするけどね……

そういう感覚はなかなか消えないし、主なターゲットを上の世代にするならその感覚で作品を作り続けても当面は問題無いだろう
こっちでも人口に関して数十年前の感覚でいる人は少なくないわけで

増え過ぎて大変なことになるというのはまだいい
ずっと増え続けると考えている方が問題だ

それはそうだ
ウチの国も人口増え続けるものだと思っていたし増えていることになっていたしどうするのかと

まだ人口は多いと考えている人はかなりいる
昔より目立たなくなったけど中国には膨大な市場があるアピールをする人間は普通に見かける

その膨大な市場って一人当たりの使う金は少なくても人口が多いから稼げる、その後使う金も増えるという話だからね
そして実際に大きく増えたのは手続きに関するコストと中国独自のめんどくさいリスクだったという

人口増加の扱いに関しては、SF作品は作られた時代に見えている範囲の未来でしか書けないという例の一つなのだろう
人口増加に関する不安、危機意識は昔と今では全然違う
俺の子供の頃は子供は量よりも質、集中した良い教育が正しい空気だった

その手法自体は正解ではある
今は学費や親の余裕の関係で量よりも質、リソース集中型以外に選択の余地が無いから……
社会が発展して技術が進歩すると親の世代の生活と結婚の難度が上がるし子供を増やしても自分の家、子供が勝てないなら意味が無いというのを皆意識してしまう
これに関する予測自体は昔にもあったのかもしれないけど、昔は実感が無かったということなのだろう

受験戦争が激しいアジア圏特有の問題かと思いきや、世界的にそうなっているからなあ
私はウチの国もいずれ落ち着くだろうとは思ってはいたが想像よりもはるかに早かったし、日本の二次元作品の設定が追い付かないのも無理はないと思う

まぁ人口問題に関してはその世界観独自のある種の設定や思考実験として見ればまだ普通に楽しめる
藤子不二雄のSF短編作品もストーリーや発想として面白いのと、当時はそういう考えだったのかという点で面白いのがあったりするしね

でも「ガンダム」を見ていると未来の重要な場所になるのはインドみたいに今の現実とリンクしそうな要素が出てくることもある
もちろん制作当時の意図とは違うのだろうけど

近年のシリーズは地球よりもコロニーの方が上流階級だという設定や解釈が出てきたり、昔の設定でもいずれコロニー側が中心の宇宙戦国時代になる、技術や生産力が歪んでいくという部分があるのもちょっと面白い

SF要素に限らず昔の作品で人口増加問題が大きく、いつまでも続くものとして扱われているのって、IPとしての価値が高い昔の名作がベビーブームに重なる時代に大成功した作品という側面もあるのかもしれない

自分もきちんと調べたわけではないが、ベビーブーム世代の成長と消費が重なったというのはありそうな話に思える
もちろん昔は娯楽が単純でそこまで競争が激しくない、成功した作品が人気を独占しやすかったというのもありそうだが

いや人口爆発問題ってそんなに前のものではないぞ?
比較的最近まで人口増えすぎ、地球がもう持たないみたいな話は多かった

10年くらい前はまあ人口爆発による国や世界の危機の方が主流の考えだったよな
地球人口70億に、そしてそれ以上に!みたいな言論も珍しくは無かった

そうそう、十数年前の新聞とか調べてみればハッキリ分かるよね
ウチの国の主流メディアだって我が国の人口は過剰だ、計画出産計画生育が必要だ、それでどうにか2050年には安定する!
みたいな論調だった。なお実際は

10年くらい前の新聞を見ると人口に関して楽観的過ぎると思えてしまうし、ガンダム所じゃないのは確かだ
実際はその時点で対策をとっても遅すぎたレベルなのに

むしろ日本の作品の場合、少子高齢化が進んでいるのに人口増えすぎて宇宙に人が移住する作品を作り続けていたという話になるのではないかと

それに関しては日本以外の国の人口が爆発している(ように見えた)のに加えて、日本社会が問題はあれど安定した方向で少子高齢化問題が進んでいるというのもありそう

それでもアフリカなんかは食糧問題さえ解決すれば人口が増大して発展する潜在力はあるわけだし場所によってはまだ有効だろう
アフリカにこっちの企業が進出して工業化を進めているのだってそれを期待してのものだ

そのアフリカでも近年ナイジェリアで出生率の低下、少子高齢化の傾向が出ているからなあ……人口が増え続ける期間や条件、それを現代社会の環境で成立させる難しさも見えてきている
そのうち「人口が増えすぎたから宇宙にコロニーを作る」というのは古いSF的な概念になっていくのかもしれない

科学技術が発展して生産力が向上しても人口が思ったより増えないというのが現実的になるということなら、あの支配している広さ、星の数のわりに妙に人口が少ない「銀英伝」の方が正しく見えたりするのだろうか?

銀英伝の帝国はよく分からん農奴制度が成立しているからどうなんだろう

あの作品の農奴ってすぐにSF的軍事兵器や戦艦の人員になれたりするスゴイ農奴だし……それかSF的な軍事教育システムがあったりするのかもしれない!

右肩上がりでGDPを上げても大多数の民衆の負担は重くなるばかりだし出生率も下がる、人材も流出するし流出した先で人口が増えるわけでもないという夢の無い未来

実際に技術が発展するとリソースの奪い合い、競争の激化が発生して優秀な人間以外は稼げなくなっていく

未来はAIで人間の仕事が減るから仕事しないで良いみたいな話も、結局は人間の稼げる部分が減る、その減った残りの部分の奪い合いになってるからな
そして親にとって子供が成功できるように育成するコストは上がっていくし、教育内容が環境変化に対応できないリスクも昔よりも段違いに高くなっているから人口増え無くなるのは分かる

私も結婚して子供を作らなきゃいけないという考えはあるけど将来の費用を考えるとな……まぁ自分はそれ以前の家が無いから結婚できない段階で止まっているが!

結局の所、生産力の向上では生産関係の問題を解決することはできない!
ところで生産力と生産関係の矛盾を解決する流れはどこ……?



とまぁ、こんな感じで。
現代の環境と昔からの変化に関してイロイロな話が出ていました。

ちなみに今回のネタを教えてくれた方からは
「近年の国内では人口が多くて強い国、或いは強い国になるというイメージだけでなく人口が多くて負担や問題が大きくなるというイメージもかなり出てきているように思えます」
などといった話もありました。

個人的な印象になりますが、近頃は上のやりとりにもあるような人口を絡めた中国市場の大きさの話を中国オタク界隈でも見かけることが少なくなっているようにも感じるので、人口関連の認識が一昔前と比べて変化しているのかもしれませんね。

とりあえず、こんな所で。
例によってツッコミ&情報提供お待ちしております。

中国オタク「『雑魚』という言葉は中国語にあった言葉なの?日本語から来ているの?」「『雑魚』って『雑種』とかに比べて格段に攻撃力が低い、やさしい悪口だから便利ではある」

ありがたいことにネタのタレコミをいただきましたので今回はそれについてを。

漢字表記ということもあってか、たまに日本語由来の言葉がいつの間にか中国のネットで使われる、流行語的なものになるというのが発生しますが、中国オタク界隈ではそういった
「いつの間にか広まった日本語由来と思われる言葉」
に関する考察で盛り上がることもあるのだとか。

中国のソッチ系のサイトではそんな話題の一つとして
「『雑魚』という言葉の使われ方や日本語との違い」
などといったことに関するやり取りが行われていましたので、以下に例によって私のイイカゲンな訳で紹介させていただきます。


いつの間にか「雑魚」という言葉を普通に使うようになっているけど、あれは中国語にあった言葉なの?それとも日本語から来ているの?

中国語の方言にはあるらしいが、今のネットの使われ方は明らかに日本語の方だな

メスガキのセリフのイメージが強いよね!

弱者、或いは弱者の群れみたいな感じで意味としては何となく通じるからね

こっちの言葉だと上海語の「小瘪三」が雑魚に近い、これで訳せばいいみたいな話は聞くが

元々中国語にあったとされる言葉、漢字のニュアンスとは使われ方が違うわけだし、今の「雑魚」は現地化した外来語みたいなものだろう

確かに
そんなに強めの言葉、攻撃力は無くてロリキャラにバカにされるような言葉、ある種の感情が乗った言葉?くらいだよね

「雑魚」って個人の能力の低さをバカにする言葉なわけだが、その手の言葉だと「廃物」みたいにもっと強烈な言葉がある

「雑魚」って『雑種』とかに比べて格段に攻撃力が低い、やさしい悪口だから便利ではある
私も気が付いたらネタとして使うようになっていた

「垃圾」(ゴミ)みたいな言い方ではなく「雑魚」にするのはまだネタで済むというか……・言っては何だが「雑魚」って中国語には無かった、今の環境で便利な言葉なんだと思う

しかし日本語の「雑魚」はかなり攻撃力の高い言葉だとも聞く
やはりウチの国のネットでの使われ方はわりと現地化していると思われる。

それはそうだろうね。日本語の「雑魚」ってこっちで我々が使っている「雑魚」と比べるとかなり蔑視の意味が入る。
もちろんネタとして使われる時もあるようだが、作品のキャラならともかく日常生活で他者に対して使うのはダメなレベルの罵倒だとか。

日本だと「雑魚」は逆に強烈で「雑種」以上にひどく強い言葉になるらしいね

いや、それはちょっと違う
「雑種」が強烈な罵倒になるのは中国語だけで、更に言えば日本語には中国語の「雑種」レベルの罵倒は無い或いは日常的ではないはず
日本語で「この雑種!」と言っても罵倒にはなるが、こっちのような強烈な侮辱のニュアンスにはならないし日常的ではないので効果は薄い模様

日本だとそもそも「雑種」ってそこまで強い罵倒にはならないんだってね
あれは「Fate」の金ぴか(神性スキル持ち)が使うから罵倒、見下し言葉になるだけで普通は人に対する罵倒にはならないと聞いたことがある

日本は血統主義だから雑種は普通に強い罵倒になるのでは?
不純な血統ってのは非常にキツイ意味になるはずだ

そこは儒教が入っていてもなんか違うようでな……日本社会は血統重視はあるけど家を保つのが最も重視されているので絶対的なものではない
創作における血統主義はあるけど、あれも純血主義ではないしね
こっちで雑種という言葉をぶつけるような、お前は我が族に非ずみたいな強い言葉にはならない模様

こっちだと「雑種」って民族差別や混血差別的なのもあるから表立って使ったらまずい言葉レベルなんだけどね……

ある意味では漢奸の方がマシという話もあるか?漢奸で雑種という組み合わせパターンもあるけど

日本語だと「雑種」は主に動植物に使うもの、ネガティブなものとしてはペットの良血統に対する雑種の使われ方とかがあるけど概ね中性的な言葉だ
同じ「雑」が付く言葉だと「雑魚」や「雑草」なんかが強めの罵倒としても使われる

「雑魚」にはモブキャラ、注目されない価値もない存在みたいな意味もあるし、日本語の「雑魚」がこっちの感覚より強い罵倒だとはいっても、さすがにこっちの「雑種」ほど強くはないだろう

「雑種」という言葉ってウチの国で最も効果的な「倫理」基準の侮辱だからね
それに対して「雑魚」が強調するのは弱さだから侮辱の範囲は限定的

雑種は血統、血脈の問題になるから先祖まで関係する罵倒になるしレベルが違うどころの話ではなくなる
俺もFateの金ぴかの日本語発音ネタの「雑修」(中国語ピンインだと「za xiu」)なら言えるけど中国語で「雑種」はちょっと……と思ってしまう

何となく分かった
考えてみれば「雑魚」って元々は小魚や小エビを指す言葉だから雑種とは違ってくるのも当然か

話を戻すがネットスラングとかで日本語における「雑魚」に近いのは「弱鶏」だと思う
こっちは見下し、罵倒の語感が強いわけだしね

もうちょっと軽めで「菜鶏」や「菜狗」くらいでは?
日本語の罵倒ならもっと強いのかもしれないが、最近のウチの国の使われ方は攻撃力そんなに高くないネタっぽい悪口としてのものだし

どちらにしろ日本語の罵倒はそんなに攻撃力の高いのは無い
雑魚も日本語の中では比較的強めのものではあるが、個人或いは個人の能力や地位などに留まっているからまだネタとして扱えるし、そのネタ部分がこっちに入って広まっているということなのでは

実際、「雑魚」って便利だよね。中国語ではこういう攻撃力が低い言葉ってあまり使われてこなかったし。

漁業民族の日本人は魚をイメージしやすいから攻撃性の高い言葉になるけど、農耕民族の中国ではあまり効果が無いというどこまでがネタなのか分からん解釈もあったな

日本人も農耕民族だし最初からネタだろ……
私は「雑魚」に関して日本語だと「ざこ」という特殊な読み方、発音になるから特に耳に残るという話も聞いたことがある



とまぁ、こんな感じで。
現在の中国のネットでの「雑魚」の使われ方や、「雑種」という言葉に関する日中の違いなどイロイロな話が出ていました。

ちなみに今回のネタを教えてくれた方からは
「現在の中国のネットで『雑魚』はあまり攻撃的にならずに済む、ネタアピールできる悪口として便利なものになっているようです。中国語の罵倒語、スラング的な言葉は攻撃力過多になるリスクがあるので……それに自分に対する自嘲ネタとしても使いやすい、あまり重くならずに済む言葉というのもあります」

「『雑種』という言葉は中国語だと他人に対してかなり強烈な攻撃と侮辱になります。中国では伝統的に血統とその正当性が大事なものとされていますし、雑種という言葉は血統や道徳的に劣った存在であるという意味を投げつけることになります。それに加えて近代では混血というだけでなく民族や文化の裏切り者という意味での罵倒も加わったので気軽に使ったらダメな罵倒になっています」

「ですから他人を『雑種』と呼ぶ『Fate』のギルガメッシュは中国のオタクの間では日本のイメージと比べてかなり傲慢、悪のボスというイメージが強くなっていると思います。『Fate/Zero』のギルガメッシュは極めて傲慢でありながら最強という設定と戦いの演出の良さが加わったので独特な魅力を発揮して大人気になりました」

などといった話もありました。

漢字が分かっても日本語と中国語では言葉としての意味が違うというのは珍しくありませんが、中国に入った日本語由来のオタク用語や、日本の作品のキャラの口癖、言い回しの中には漢字で意味が通じる(と感じられる)ので厳密に訳さず日本語の漢字の言葉のままになっていることもあります。

特にネット経由で広まった言葉や昔の昔のファンサブ翻訳時代の作品にはその傾向が強いそうで、私も中国オタク界隈を巡回していると思わぬ所で「同じ漢字でも微妙に意味が違う言葉」とその影響にぶつかることがあります。機会があれば別の言葉についても調べてみたいですね。

とりあえず、こんな所で。
例によってツッコミ&情報提供お待ちしております。


中国オタク「『魔神』という言葉って外来語なんだろうか?」「二次元系作品ではよく使われる言葉ではあるし日本語の意味で使われがちな言葉ではあるが」

中国オタク「日本語の『詐欺師』という言葉が妙にカッコ良く感じる。日本語での意味や使われ方も一応は知っているつもりなのだが」

10/30修正:誤字脱字を修正しました。ご指摘ありがとうございます。

中国オタク「皆の思い浮かべる『昔のアニソン』を教えて欲しい」「前奏が長くて世界観アピールする」「作品名やキャラ名が歌詞に出てくる」「もう年代で区切るしかないのでは?」

最近「昔のアニソン」でお互いの思い浮かべるものが違うという事件が続いて、どうも不安になってきて……」

ありがたいことにネタのタレコミをいただきましたので今回はそれについてを。

中国オタク界隈でもアニソンはオタクにとって共通の話題の一つになっているようですが、近頃は世代の積み重ねによる体験や認識の違いのようなものも目立つようになってきているのだとか。

中国のソッチ系のサイトではそんな話題の一つとして
「皆が思い浮かべる昔のアニソンは?」
などといったことに関するやり取りが行われていましたので、以下に例によって私のイイカゲンな訳で紹介させていただきます。


皆の思い浮かべる「昔のアニソン」を教えて欲しい
最近「昔のアニソン」でお互いの思い浮かべるものが違うという事件が続いて、どうも不安になってきて……

そこはもう年代で区切るしかないのでは
大学生が考える昔のアニソンとおっさんが考える昔のアニソンが違うのは当然だ

以前友達と昔のアニソン歌おうぜ!とカラオケにいったら友達が「V!V!V!」と歌い出したけど、自分はシャナのアニソンとか歌うつもりだったので反応が遅れた
その後はガンダムソングで乗り切ったが、事前の打ち合わせは重要だと痛感したよ

ガンダムでも「燃え上れガンダム」と叫ぶのと「お前に逢いたい」と歌うアイドルソングと「アニメじゃない」と叫ぶアニメ主題歌があったりするからな

個人的には「ZZ」が一番アニソンっぽいと感じられるが、そういう感覚にも世代ごとの違いがありそうだ

作品を見ていない、知識もないのにちょっと聴いただけで「これはきっとアニソン」と分かることもあるからね
あと俺は仮面ライダーになれそうな「V」の歌が好き
その後は「SEED」で西川貴教や玉置成実が来るし、ガンダムだけでもアニソンの種類と流行みたいなのがある程度見えてくるのか……?

その辺は昔のアニソンという考えにはならなかったが、確かに今の大学生くらいからすれば「昔」だな
個人的には作品名やキャラ名が歌詞に出てくる、連呼されるのが昔のアニソンというイメージなんだけど

俺もそんな感じ
あと「ダンダンダダン」や「ダダッダー」みたいな日本語でも特に意味がない擬音が入る歌詞とかも昔のアニソンにあった要素に思える

私は平成風の流行、大体1990年代半ば〜2010年前後までのスタイルが昔のアニソンだと思えるね
前奏が長くて世界観アピールするような曲?

その辺だとI'veやその系列の歌が多そう

確かに。I'veは1998年から活動開始だからまさにの時期だ。そしてもう30年近く前の話になるというのを直視せざるを得ない。

自分は1980年代くらいまでの子供っぽい歌、名前を連呼する歌が昔のアニソンというイメージなんだけど

そうとは限らない
80年代くらいにはもう当時の流行歌、J-POP的なアニソンは出てるしアイドル系の歌も増えている

リアルロボット系のアニソンは80年代の日本のアイドルの歌も多いんだっけ?

良いことを教えてあげよう
「残酷な天使のテーゼ」は日本では完全に懐かしのアニソンとして扱われている

もう30年前の曲だしそりゃあそうだな……
しかし昔のアニソンと言っても昭和なのか平成なのかでも違うし、ジャンルによってまた違うから「昔のアニソン」だけで意識を統一するのは難しそうだ

作品のために作曲された歌ではなく、タイアップで人気或いは売り出し中の歌手を起用したから結果的に「当時流行していたJ-POP系のアニソン」になっている作品もあるからジャンルやスタイルで区別するのも意外に難しい

J-POP系のタイアップもかなり昔からあるしな
実際私は日本の昔の流行歌を「アニソンみたいだ」と感じることもある

理解できる
俺が「スラムダンク」や「中華一番」のアニソンが当時の日本で流行していたJ-POP系のタイアップだと知ったのは結構後になってからだった

最近のアニメ作品でカバーされる曲とかはもう昔のアニソンということだろう

確かに昔の歌ではあるけど「からかい上手の高木さん」や「時々ボソッとロシア語でデレる隣のアーリャさん」とかを見るとアニソンに限った選曲ではないからそこは違うと思う

俺は「ハレ晴レユカイ」がカバーされていたのを見て、もうこの曲も昔のアニソンというか平野綾が歌ってると昔のアニソンだと感じる自分を確認することになってしまったよ……

自分の体験で語るなら林原めぐみが歌っていると昔のアニソン感がとても強くなる

私が思いつく古いアニソンだと……「ちびまる子ちゃん」や「ドラえもん」とか?

実は「ちびまる子ちゃん」の主題歌、特に人気の高いED曲って明確にJ-POP系の歌なのでアニソンの歴史としては古い方でも伝統的な方でもないんだ……

「ウルトラマン」とかはどう?

「ウルトラマン」は日本だとアニソンではなく「特撮」の歌扱いになるとか
でも初期〜1970年代くらいまでのアニソンと特撮ソングは制作事情もクリエイターもかなり重なっているからあまり違いは無いという話があるし、私も昔のアニソンに混ぜて歌っても問題無いと思っている

イロイロな意味でアニソンの定義にこだわるひとも少なくないが渡辺宙明の関わった作品やJAM Projectの歌の範囲とかを考えると定義を厳格に考える意味はないのでは?などと思ってしまう。
しかし「古典アニソン」なら昔のロボットアニメの歌や魔法少女の歌で良いと思うが、「昔のアニソン」だと定義がややこしくなるな……

年代だけで考えれば「デジモン」の「Butter-Fly」だって昔のアニソン扱いされても不思議ではないんだよね

曲調もだけど歌詞も昔と今では違う
「only my railgun」とか分かりやすいけど、昔のアニソンの歌詞はいわゆる中二病的な歌詞が多かった
当時の自分はそれがカッコ良かった、いや今でも大好きだけど下の世代に薦めるのはやめておこうという気分もある

中二病系の歌詞はボカロ系に流れていった所もあるかと
私の中ではボカロ、初音ミクが人気爆発する以前が昔のアニソンという感覚もあるかな

「only my railgun」とかも今は昔のアニソン扱いになるんだろうな……怖いから確かめるつもりはないけど

個人的には前奏が妙に長いアニソンが昔のアニソンというイメージがある

トランスの要素が強いアニソンか……概ね00年代に流行っていたアニソンだろうな

私は歌ではなく前奏の長さと盛り上げ方で、これは昔のアニソンだ……と感じることも多い

確かに一時期かなり流行ってたし、いつの間にか流行が移っていたような
アニソンって10年ごとで雑に区切れる気もするけどどうだろう?

そういう解釈もできるけどどの時代も探せば例外の人気アニソンが見つかるし一つの見方くらい?

俺の場合、昔のアニソンといえば西川貴教みたいなイメージになるんだけどたぶんここでは例外の方の認識なんだろうな

ぼんやりとしたイメージになるが、自分はかつて流行っていたシティポップ系のスタイル、例えば「キャッツ・アイ」の歌みたいなのが昔のアニソンのスタイルだと思っている
もちろんそれだけではないのは承知しているが、以前「マクロスΔ」の劇中歌が流行った時に昔のアニソンっぽいという評価もあったからね

近年はアイドル系の作品が増えて音楽系ソシャゲなどもあるから大量の曲が必要になっていることから昔の流行曲風や昔の人気アニソンのカバーも増えている
人によっては以前よりも昔のアニソン、昔のアニソン風の歌を聴く機会は増えているんじゃないかな



とまぁ、こんな感じで。
中国オタクの面々の経験も含めてイロイロな話が出ていました。

ちなみに今回のネタを教えてくれた方からは
「昔中国のテレビで放映された日本のアニメはOPとEDを日本版のまま流していた作品も多く、中国の上の世代のオタクはその時期に放映されていたアニメの主題歌が昔のアニソンのイメージになっている人も少なくありません。私も『中華一番』や『名探偵コナン』の主題歌を歌っていた大黒摩季さんに対してアニソンを歌っている歌手というイメージがかなり強いです」
などといった話もありました。

私の場合は子供の頃に見ていたアニメの主題歌もですが、オタクになったばかりの頃に知った当時「懐かしのアニソン」扱いだった歌も昔のアニソンというイメージが強いですね。

とりあえず、こんな所で。
例によってツッコミ&情報提供お待ちしております。

中国オタク「昔と比べてアニメのOPの存在感が無くなっているという話を聞いてなんだか納得してしまった。大ヒット曲はあるのに……」

中国オタク「皆が有料会員になったきっかけの作品って何?昔は動画はタダで見れるのが当然な空気だったけど、それをやめるきっかけの作品があれば教えてほしい」

今回はありがたいことに以前いただいたものの後回しになっていたネタを。

近年の中国の動画サイトにおける日本のアニメ配信は有料会員限定のものが主流になっているそうですが、それに関しては収益の面だけでなくユーザー層をある程度コントロールすることにより炎上や通報リスク低減などを目的とする中国のネット特有の事情もあるのだとか。

またユーザー側にとっては、有料会員限定になることにより作品の感想欄や弾幕コメントの質が上がり荒れ難くなるといった恩恵があるという見方も出ているようです。
中国のソッチ系のサイトでは
「動画サイトの有料会員になったきっかけの作品は?」
などといったことに関するやり取りが行われていましたので、以下に例によって私のイイカゲンな訳で紹介させていただきます。


皆が有料会員になったきっかけの作品って何?昔は動画はタダで見れるのが当然な空気だったけど、それをやめるきっかけの作品があれば教えてほしい
私はなんとなくプラットフォーム応援のつもりで課金したら便利だったから続いているので特定の作品はないんだけど……

確か「Fate」をいつでも良い画質で気楽に見れるようにしたくて入ったのが最初だったかなあ

特に何が見たいからは無くて別の会社がネットサブスク数か月無料のサービスをつけていて、その中にアニメ見てる動画サイトの有料会員もあったからだね
実際に使ってみたら便利だったのでそのまま継続

自分も職場関係でタダ券もらったのがきっかけだったわ
他にもコラボ銀行カードの特典や、今ならこの価格で倍の期間会員になれるキャンペーンみたいなのがきっかけになっている人もいるだろう

俺は「推しが武道館いってくれたら死ぬ」だね
この時期はもう字幕組があてにならない、シーズンの期待作でもなければいつ出てくるか分からない状況になっていたから良い機会だからと課金したよ

「ジョジョの奇妙な冒険」
追いかけながら、ファン同士で語り合いながらの視聴体験という意味でも良い作品だった

自分も「ジョジョ」だったね。「黄金の風」から

「ウマ娘。」と「響け!ユーフォニアム」
損したとまではいわながい、これらの作品に限らず俺が有料会員になって気合を入れて追いかけると作品の内容が以前の良い感じからズレていくのはなぜなんだろう

「Fate EXTRA Last Encore」が目的だった私に比べればまだマシだ!

なんだったかな……たぶん「ブラッククローバー」か「斉木楠雄のΨ難」だったと思うが……

自分の場合はたぶん「ふらいんぐうぃっち」だったと思う
あの頃はまだbilibiliに対してネット上でも好意的だったし良心的なbilibiliを応援みたいな空気に乗せられてというのもあったけど、有料会員を継続する動機になったのはこの作品

「ヴィンランド・サガ」でした。

有料会員限定、限定先行配信のアニメはおまけとして嬉しいけど、きっかけになったのはアニメではなく見たいドキュメンタリーが幾つかあったことだったりする

「カードキャプターさくら クリアカード編」
子供の頃の思い出の作品なので快適な視聴のための課金に迷いは無かった

アニメではなくbilibiliが運営している中国版FGOの有料会員向け特典がきっかけ
当時は有料会員向けのアニメも見れる特典という考え方だった気がする

同じく
呼符2枚と石15個が理由だった

きっかけはFGOの特典、続けた理由は「ジョジョ」という私みたいなのが当時結構いた

特定の作品ではなく、動画を4K高画質で見れるということで有料会員になりました

自分も高画質が目的だった。あと古い作品を探すのも便利だから。
昔の作品は今探してみるとネットのリソースからは消えているか穴あきになってることが多いし、動画サイト側が現在の規制基準だと削除修正しないと危ない、通報リスクが高まるような作品は雑に有料会員向けにしていたりするからね。

私は新作アニメのために有料会員になったことはないけど
旧作をまとめて見るときや、映画のためにたまに有料会員になることはある

「ヘブンバーンズレッド」の特典目当てで有料会員になったけど、一度有料会員の高画質環境に慣れてしまうと会員じゃない時の画質や不便さが嫌になり有料会員再開することに……

わりと最近になるけど「MyGO!!!!!」と「Ave Mujica」
やはりアイドル系は弾幕コメント含めての視聴体験をしたい

私もその流れで入った新人。そして有料会員になってまで期待外れを見せられる経験もした
まぁ今期も「Summer Pockets」や「アポカリプスホテル」とかがあるしライダーやウルトラマンの最新話追いかけられるから損したとは思わんが

自分も有料会員続けているのは仮面ライダーのためだな
特撮は新作も安定して配信されるので安心
作品の内容が崩壊するリスクも常にあるけど!

「Ave Mujica」は新規もだけど復帰勢も多かった気がする

自分も「Ave Mujica」復帰勢だ
特に見たい作品がないシーズンでも惰性で有料会員を続けていたが、一度全部サブスクをバッサリ切ったらそのまま年単位で戻らなくても良い気分になった

「ラブライブ!」が目的だった
でも続きの版権を買わなかったのでやめた

最近は遅れて配信が始まる、更新も不定期になったりするから有料会員の意義が無いと感じてしまうこともあるよね
私は「ラブライブ」に限らず、見たい作品の配信が始まるのを確認したら課金して終わったらやめるようにしてる

俺は「STEINS;GATE 0」のためにbilibiliの有料会員になって心の準備もした
なおシュタゲ0はその後テンセントの方で独占配信になった・・…
2016〜2018くらいの版権戦争の時はこういう体験をした人もそれなりにいた気がする

「はたらく細胞」
あの頃の盛り上がりは凄かったし、そんなにオタクじゃない友達も有料会員になってた

「ID:INVADED」の続きが気になってしょうがないので有料会員になった
冷静に考えたら細かいツッコミ所もあるけど、有料会員になって元は取れたと感じる良い作品だったね

大きな話題になることは無いが、界隈を飛び出すような大人気作品が出ると有料会員も増えるんだろうね、自分の周りでもそういうのは実感できるし
それと自分のきっかけになった作品は「ヴァイオレット・エヴァーガーデン」
その後1年くらい続けて最近見たいアニメが無いと感じたのをきっかけにやめた

私は「ヴァイオレット・エヴァーガーデン」に加えて「けいおん!」を繰り返し見るためだったはず。

「葬送のフリーレン」当時は繰り返し見たっけな
その後はあまり熱心に追いかけるアニメは出ていないけど、旧作アニメや旧作ドラマを探すのに便利なので続けている



とまぁ、こんな感じで。
近頃の中国オタク界隈における体験談などイロイロな話が出ていました。

ちなみに今回のネタを教えてくれた方からは
「現代ではbilibiliなどの二次元系プラットフォームに対する信頼が消えているので、昔のような応援するために有料会員になって課金をしよう!という話題はあまり見なくなりましたね。ソシャゲの企業に対してならまだあるとも聞きますが」

「ただ現在は新作アニメの配信が有料会員向けの先行配信、或いは有料会員向け限定配信が普通になっているので見たい作品をすぐに見たければ有料会員になるのが安定していて楽な手段になっています。今は字幕組の作品をダウンロードして見るのも、新作供給スピードもクオリティも安定しなくなっていますから」

「個人的にはオタク向けアニメの新番に関しては弾幕コメントや動画のコメントで盛り上がれますし、視聴体験という意味でも有料会員になる価値はあると思います。それから特撮やプリキュアなどは新作の新しいエピソードがスケジュール通りに配信されるので、その作品が楽しめるなら有料会員になった方が良いでしょう」

などといった話もありました。

私がサブスクを試すきっかけになったのは「バンダイチャンネル」でガンダム見放題という話につられてだったと思うのですが、一度使ってみると自分の見たい作品を見るだけでなく、ブログや仕事関連で作品をチェックする際に非常に便利なので手放せなくなりましたね……

とりあえず、こんな所で。
例によってツッコミ&情報提供お待ちしております。

ようやく「シン・エヴァ」が中国国内で上映される模様 中国の2025年10月新作アニメ公式配信状況

例によってかなり遅くなりましたが、中国で配信されている、或いは配信予定とされている日本の10月新作アニメの現時点での配信状況についてまとめさせていただきます。

bilibili

暗殺者である俺のステータスが勇者よりも明らかに強いのだが
顔に出ない柏田さんと顔に出る太田君
最後にひとつだけお願いしてもよろしいでしょうか
3年Z組銀八先生
SI-VIS:The Sound of Heroes
しゃばけ
父は英雄、母は精霊、娘の私は転生者。
東島丹三郎は仮面ライダーになりたい
とんでもスキルで異世界放浪メシ2
不滅のあなたへ Season3
野生のラスボスが現れた!
ワンダンス


以上が現在配信中或いは配信予告が出ている作品だそうです。
また教えていただいた情報によると以下の作品も版権獲得の情報が出てはいるそうですが、配信の時期や可否についてはまだ出ていないとのことです。

ウマ娘 シンデレラグレイ(第2クール)
元祖!バンドリちゃん
私を喰べたい、ひとでなし


また日本での放映から遅れて
ガチアクタ
ぐらんぶる
「黒執事 -緑の魔女編-」

の配信が始まっているとのことです。

それから日本のアニメ映画に関しては
10/25から「劇場版プロジェクトセカイ 壊れたセカイと歌えないミク」
10/31から「シン・エヴァンゲリオン劇場版」
11/7から「小林さんちのメイドラゴン さみしがりやの竜」

が上映開始予定とのことです。

以上が私の方で確認できたのと、配信に関する情報を教えていただいた現時点で中国国内における配信が始まっている或いは配信予告のある作品になります。
シン・エヴァに関してはようやくといった所ですがどうなるんでしょうかね。さすがにノーカットは無理、一部修正削除が入っているという話も聞こえてきますが。

それとシン・エヴァの中国語タイトルは「天鹰战士」になっている模様です。bilibiliで配信されているTV版、旧劇場版、Qまでの新劇場版の中国語タイトルは「EVA 新世纪福音战士」なので中国国内における「エヴァ」の中国語タイトルの扱いに関してもちょっと気になりますね。

ちなみに今回の情報を教えてくれた方からは
「昔と違って現在の中国では庵野秀明監督やエヴァに対するイメージはあまり良くないのでシン・エヴァが『破』の時のように高く評価されるのは難しいと思います。私もあまり期待はしていません。しかしそれとは別に学生の頃からずっと追いかけていた作品なのは間違いないので、自分の体験を完結させるために一度は見に行くつもりです」
などといった話もありました。

とりあえず、こんな所で。
日本からは現地での配信状況に関して把握しきれない部分も多いので、いつも以上にツッコミ&情報提供お待ちしております。


2012年の記事ですが、中国オタク界隈のエヴァに関する空気はかなり変わりましたね。
中国の学術上映で「EVA破」が上映され、北京のオタクが集まりまくった模様

こちらは2024年の記事です。
中国オタク「シン・エヴァ以降のエヴァの扱いってどうなってるの?興収などで良い数字は出ているけど話題を見かけなくなった気もするんだが」

中国オタク「俺はあまり野球に詳しくないんだが大谷翔平ってもしかしてリアル系のスポーツ作品に出しちゃダメなキャラだったりする?」

ありがたいことに時事ネタっぽいタレコミをいただきましたので今回はそれについてを。

中国オタク界隈では何度も野球を題材にしたアニメやマンガが人気になっていることもあってか、野球が分かる人は珍しくありませんし、甲子園や日本の野球関連の動向を追いかけている人もそれなりにいるそうです。

そしてそんな野球が分かる中国オタクの面々にとっても大谷翔平の活躍は驚きだそうで、中国オタク界隈のの一部でたまに話題になったりしているのだとか。
そんな訳で以下に中国のソッチ系のサイトで行われていた
「大谷翔平ってもしかしてリアル系のスポーツ作品に出しちゃダメなキャラだったりする?」
などといったことに関するやり取りを、例によって私のイイカゲンな訳で紹介させていただきます。


俺はあまり野球に詳しくないんだが大谷翔平ってもしかしてリアル系のスポーツ作品に出しちゃダメなキャラだったりする?

その通り
リアル系どころかスーパー系でもかなり危ない

直接出すのではなく背景設定としての伝説の存在みたいにやるしかないのでは?
主人公にしても補正強過ぎてそのままだと白けるレベルだし

リアリティ重視の作品で大谷みたいなキャラを出したら読者に怒られるというネタはよく聞くし納得しかない

敵で出すとしてもラスボスや目標かな……でも強過ぎる、成果の上限を超える存在なのでやはり扱いが難しい

シルエットで出てくる主人公の憧れ、目標とか?
大谷の場合、モデルにしたキャラを出しても創作の方がショボいみたいなことになりそうだから扱いが難しいというのは分かる
スポーツ作品って能力の高さや必殺技の他に数値としてのデータ、積み重ねられた成績というのがキャラの凄さの表現になるけど成績方面のバランスを壊すという意味で本当に出しちゃいけない存在になってる

直接出さずに存在を示す、凄いキャラや主人公にとって憧れや動機になっているキャラとしてなら……
子供の頃に夕暮れの公園で落ち込んでいる主人公を励まして立ち直らせ、お別れの時に帽子だかボールだかをくれた顔が影になって見えない恩人にして憧れの人みたいな辺りで?

野球という競技の性質ありきな話とはいえ攻撃も守備も一人で圧倒、その競技では創作でしかありえなかった攻撃と守備の役割の両立を世界一のリーグでやって更にタイトル争いをする……さすがにチート過ぎない?

私は野球アニメをたまに見るくらいなんだが、現実のサッカーで例えたらどんなレベル?大雑把な例えで良いから教えて

本当に雑だけど、今話題になっている三本塁打10奪三振はサッカーで例えるならキーパーが単独で0点におさえて本人のシュートで3点とって勝った、それをUCLのノックアウトステージでやったとかだろうか?
野球は攻守交替制だから「ルール上は」一人の選手が攻めも守りもできるとはいえ、「ルール上は」できてもそれで活躍できるわけではないはずなんだが……

それはヤバイ活躍だな……

師匠役ならともかく、ライバルとして出すとそれに勝つ主人公は何なんだということになるのがね
かといって現実路線でおいつけない、負け続けるというのも作品としては面白くなくなる

仲間の力を集めて倒すようなラスボスとして出すとかやりようはあるけど、それで今の時代に人気になれるかは別
野球作品の場合、主人公を二刀流で全部活躍させるよりも投手や打者に特化させた方が敵味方のキャラも豊富に出せて話も作りやすくなるという事情があるので、そういう意味でも「出しちゃいけない」タイプと言えそうだ

分かる
本編では使い難いので劇場版とか特別編のゲストに出てくるようなタイプのキャラだと思う

ここまで強い、凄いと負け展開を描き難い、チームスポーツなのに仲間がいなくても一人で勝ててしまうというのが困ると思う

同意する。
現実ではたくさん試合をするから勝ったり負けたりがあるし大谷も別に常勝ではない。現に上で言われている3本塁打10三振をやる前は絶不調だった。
しかしアニメやマンガだと詳しく描写される試合数は少ない、一試合で話が大きく進むから「大谷をモデルにしたキャラを出したけど不調で雑魚だから勝てました」では読者は納得しない

一応エンゼルス時代にチームが弱いと一人だけでは勝てない(正確にはもう一人リーグトップの強打者がいたが)のは証明されているが、今では金のあるドジャースに移籍して優秀なチームメイトまで手に入れてしまったからな……

別に倒せない相手ではない。一人しかいない強キャラは打者なら敬遠、投手なら球数を多く投げさせればいいだけ。
問題はそれをやっても話が面白くならないし、それに加えて大谷のような経歴と実績を創作の中のキャラにやらせると誇張し過ぎに見えてしまうことだね。
二刀流もだけど、二刀流のままでメジャーリーグのトップクラスの選手として活躍できるのがおかしい。

日本の野球作品における暗黙のルールとして、二刀流で活躍できるのは高校野球まででプロ野球では二刀流ではなく投手か打者に特化しないとやっていけないというのがあった
しかし大谷は日本のプロ野球どころか二次元の野球作品における「遠い憧れの場所」だったMLBにおいて二刀流で大成功してしまったから日本の野球作品のバランスが現在行方不明になっている模様

そういう意味では日本の野球作品界隈におけるダメージは作家や作品によって結構違ってくるな
とりあえずあだち充はダメージ少なそう

高校野球時代は大谷も今のような圧倒的な強さではないからね
もちろん強キャラではあるが超速い球を投げれて打者としても優秀、チームの代表的な選手くらいだった

大谷翔平のトンデモナイ所は、創作が自重していた、さすがにリアリティがないからやらなかった展開をあっさり実現してしまったということだ
だから日本社会では一般向けニュースで専用コーナーができるレベルで騒がれている

今年も凄いことになってるけど、去年はWBC優勝と50-50の記録だからね
スピード系の盗塁とパワー系の本塁打を一キャラで両立するのも創作だと普通やらない

全くだ。スーパー系な誇張満載の作品でも成績はそれなりの数字に落ち着くし作中の試合展開もストーリー上の都合による補正は入る
世界一のリーグのプレーオフでリーグ優勝がかかった試合で先発で投げて無失点、自分で3本塁打みたいなのはやれない

現在の大谷ってアジア系のスポーツ選手では完全に別格で、野球は世界的にはマイナーなスポーツだとかくらいしか文句をつけられない
アメリカで活躍できるレベルじゃなく新しい記録、新しいスタイルを創り出しているけだし昔だったら「創作でも出てこない」キャラになるかなあ

「メジャー」の主人公も最終回で当時やり過ぎと言われるような本編終了後の受賞経歴を盛ったけど、大谷の成績はそういうレベルを超えている
過去の野球作品のチートキャラの成績がわりと控えめに見えてしまう

日本国内のプロ野球を舞台にした場合、基本的にMLBより格下のリーグになるし外国代表、アメリカ代表みたいな格上が常にいるから成績盛っても現実の大谷には勝てない
創作であれば段階的に活躍の場、能力、キャラを上昇させながら話を進めていくわけだが大谷は連載期間が短いのに話進め過ぎなんだよ

日本人選手なのに日本人の書く作品には出てこないようなずっと俺TUEEEEE主人公なのがもうね
あえて日本の野球作品で例えるなら誰だ……?

あえて言うなら「ダイヤモンドの功罪」の綾瀬川とか?
あとは「忘却バッテリー」も天才主人公で大谷に近いタイプだろうか

「サンキューピッチ」みたいなネタと熱血と騙し合いが混じっているようなタイプも大谷みたいな強キャラを出しても問題無くやれるはず
どちらにしろ高校野球レベルならまだ大谷が大活躍する前なので話は作りやすいと思う
甲子園後のエピローグでプロになって成功するキャラを誇張して描けるということでは大谷の恩恵もあるだろうしね

傲慢な強キャラに対して「野球は一人ではできない」「一人では試合に勝てない」みたいなことを突き付けるというのは野球作品によくある展開だけど、大谷に関しては大活躍した試合を見ていると「野球は一人でも勝てる」ように思えてしまうというネタがある
大谷は様々な意味で創作を現実が超えてしまったネタキャラなんだろう

大谷という存在を安全に活用するなら範馬勇次郎みたいな作中公式最強キャラ、上限にしておくとかだろうか?
リアル大谷が何かを更新しても対応できそうだし



とまぁ、こんな感じで。
中国オタク界隈でも驚きと困惑が混じった反応が出ているようでした。

ちなみに今回のネタを教えてくれた方からは
「大谷翔平選手に関してはある程度野球を知っていると非現実的過ぎて逆に信じられなくなりますね。私は日本ハムファイターズ時代の大谷に対して二刀流は話題作りのためで、どこかで怪我か成績低下で打者或いは投手に専念することになると思っていました。MLBに行ってもしばらくはそう思っていました……現実の大谷翔平選手って本当に恐ろしいですね!」
などといった話もありました。

とりあえず、こんな所で。
例によってツッコミ&情報提供お待ちしております。

ちょっと昔の記事になりますが、野球ネタに関しては以下の記事もよろしければご参照ください。

中国オタク「日本で本当に幼馴染を甲子園に連れていく展開があったようだ。あだち充作品は実話だった?」

中国オタク「野球作品でよくあるエースと強打者が入った弱小或いは普通のチームって、現実ではどれくらい勝てるものなんだろうか?」

中国オタク「マンガみたいだった今年の甲子園、金足農業負けちゃったね……」

中国オタク「私は昔からジャイアンがのび太の友達扱いされているのに納得できないんだけど、自分と同じ考えの人っていないかな?」

ありがたいことにネタのタレコミをいただきましたので今回はそれについてを。

近年の中国では悪人或いは悪事を働いたキャラが分かりやすい形で罰を受けないで済んでしまう展開に対してかなり強烈な反発、作品批判が出たりするのが目立つそうで中国オタク界隈でもその手の話題が伸びたりしているそうです。

そんな訳で以下に中国のソッチ系のサイトで行われていた
「ジャイアンがのび太の友達扱いされていることが納得できない」
などといったことに関するやり取りを、例によって


私は昔からジャイアンがのび太の友達扱いされているのに納得できないんだけど、自分と同じ考えの人っていないかな?

そこまでハッキリとしたものではないが、俺もジャイアンが劇場版補正の時のイメージで語られるのにもやもやする所はあるな

友達じゃないという見方も理解できるけど、いつも一緒に野球するくらいの仲ではあるし、腐れ縁というか交流を断つのも現実的ではないくらいの友好関係?
なお劇場版

言いたいことは理解できる
ただこれに関しては「友達」に関する認識の個人差もある話だろうから、私自身は世間的にはジャイアンが「友達」の範囲に入るのを否定するつもりもない

時代によるものというのはあるんだろうけど、一昔前と今では評価が完全に変わっている暴力系ツンデレヒロインなどを考えると、ジャイアンの評価が高いままなのが不思議な気はするね

でも昔からジャイアンが完全に肯定的に扱われることもなかったような?
ジャイアンはルイズや涼宮ハルヒみたいな最高のヒロイン的なポジションにいたことのあるキャラではないし、嫌われるというか嫌な奴という扱いも常にあるキャラだった

劇場版のジャイアンと本編の日常的なジャイアンが同一人物には思えないというネタは昔からあった

劇場版は心の友だけど日常の一話完結回では敵

確かにのび太からすれば嫌な奴ではあるが、友人関係以外に何と言えばいいのか分からない
知り合いやクラスメートだけで済ますには一緒に遊ぶ機会が多いし

「ドラえもん」のメインキャラの人間関係、役割って日本の昔の時代、いわゆる昭和のものだから現代の感覚で見るとおかしなことになるのだろう
ジャイアンの暴力やスネ夫の嫌味、しずかちゃんの風呂をのぞこうとするのび太とかは現代基準だと問題になる
もし今の時代に新作で始めた場合、入れることはできない要素だし最近のアニメでも表現がソフトになっているんじゃなかったっけ?

ジャイアンの印象に関しては作品を連続するものとして見るか、単発エピソードとして見るかで印象はかなり変わるのだろう

ジャイアンの嫌なエピソードを意識して追いかけていくとスレ主みたいな印象になりそうだけど、実際は一話完結型の作品だしジャイアンに限らず誰かが悪いことをしたらその回の中できっちりヒドイ目にあうストーリーだから自分の中ではそこまで印象悪くはないな

大人になってからの社会経験や利害関係で見るとジャイアンに対して厳しい評価になるのは仕方ないし箇条書きにするとアレな印象にもなるけど、実際に作品を見ての印象はまた別なわけで……

ヒドイいじめなのは間違いないが、子供向けの作品だからマンガ的なテンプレ誇張表現になっているからね
現代でも高橋留美子作品や「ONE PIECE」でも使われているようなアレで一昔前のネタ的な暴力表現なんだが、それをギャグではなく受け取るとジャイアンのいじめのひどさが際立ってしまうのか?

ジャイアンのガキ大将としての暴れっぷりは日本の昭和時代のテンプレ的な人間関係を少年マンガに反映したものだし、ジャイアンの暴君なエピソードもその後に引きずるものではないというお約束があるからね

ジャイアンやスネ夫のいじめが特にヒドイ回はとドラえもんが怒って出張る(読者と一緒に怒って感情を共有してくれる)し、それによって反撃することになるから印象としてはそこまで悪くはない
あとのび太側も無辜の弱者ではなく怠け者で卑怯者な所があるからね

誇張されているけど常に一緒に遊んでいるし、グループとして行動しているからジャイアンも友達扱いでいいんじゃないか?
ジャイアンとスネ夫はのび太に対して暴力やらいじわるをしてくるが大体はその場限りのことで次のエピソードでは仕切り直しだ

現代でキャラが嫌われる原因としてやったことの報いを受けていない、責任を取らないというのがあるけど、ジャイアンに関しては作中でそれなりにえぐい報復を受けているし、私は現代的な嫌なキャラまではいかないと思っている
だから友達ではないと断言するほどでもないような?

のび太ものび太でドラえもんの道具使ってやり返すからなあ……

自分の子供の時の考えではジャイアンは嫌な奴ではあるが友達ではないというほどではなかった
基本的に一話完結の構成だから、ジャイアンが完全に勝ち逃げできるパターンはそんなに無くて、のび太の最終的なダメージはのび太自身のやらかしというになりがちだし

なんだかんだで同じグループ、一緒に行動する仲ではあるから友達ではあるかと
出木杉とジャイアン、のび太と仲が良いのはどっち?と考えたら大体の人はジャイアンと答えるんじゃないか?

「僕のヒーローアカデミア」などの妙に嫌で現実的な友人関係と比べると、のび太とジャイアンはまだ友達だと言いやすいと思うのだが

藤子不二雄作品のリアルで嫌ないじめに関しては「少年時代」などの短編作品を見るといい
あれを見るとジャイアンはマシなキャラに見えてくる
もちろんヒドイ時はギャグ補正があっても擁護できないレベルで振り切れているけどな!

そもそものび太のような子供はジャイアンのようなガキ大将がいなければ周りの子供に遊んでもらえない、バカにされていじめられるタイプだろう
のび太にとってジャイアンは負担が大きいとはいえ数少ない友人と言えそうな人間なのでは

ジャイアンはいわゆる昭和のガキ大将キャラ
グループ内では暴君だが、別の街の子供のグループと対立する際には先頭に立つし下っ端の面倒もみる
それで野球の試合に参加させられて負けた原因を押し付けられるのび太はたまったもんじゃないだろうけど

上の方でも言われているが、劇場版だと間違いなく友達
でも通常の一話完結の方だとたぶん友達?くらいで何とも言えない所がある
でも単純ないじめによる上下関係ではないし、ある種の仲間関係にあるのは確かだろう

劇場版だとジャイアンの暴力の方向が明確な敵、障害に向くので友達、仲間というキャラになりやすいし、良くも悪くもガキ大将キャラ
あと近年のアニメ版だと暴力行為はソフトになっているし、たまにジャイアンとスネ夫、ジャイアンとのび太のBLっぽい話が出たりすることもある……

劇場版ではない通常のアニメの方で、温度が下がり酸素も無くなる宇宙船の中でジャイアンが自分の大事なリサイタル衣装をのび太にかけてやり、あやとりをしようとのび太を励まし、自分は力尽きるみたいな展開には驚いたよ

野球に関しては当時の日本では子供同士の付き合いに必須な社交の場で、行かないというのはありえないんだよ
今で言えばソシャゲをやらないと話題に入れないようなもの
のび太にとってジャイアンは社交の場に入る伝手でもあり、負けた責任を押し付けてくる嫌な奴でもある

のび太も野球が絶対に嫌というわけではないしね
もちろんストーリー上の都合というのもあるだろうけど、エピソードによってはのび太は宿題のせいで野球ができないと嘆くこともあれば、野球やりたくないから仮病を装ったりすることもある

設定や物語の都合というのは理解できるけど、ドラえもんが介入しなかったらヒドイいじめの関係が継続したと考えると、自分はジャイアンに対して好意的に見るのは無理だわ

同意する
ジャイアンとスネ夫のいじめって主観的に見たらヒド過ぎるのが多いし、のび太にとってはもう死ぬしかないみたいなのだってあるからね
ドラえもんがいない場合はひど過ぎる関係だ

ジャイアンの暴力行為に関しては今の感覚だと子供でも暴力は大きな問題、その後に影響する大事件扱いになるけど、昔は子供の暴力、ケンカはかなり軽く扱われていたという事情もある。
もっとも、あいつは新しく買ったバットの殴り心地を確かめようとするなど、子供だからで済まないレベルのことも普通にやってるけどね!

「ドラえもん」の一話完結回はジャイアンとスネ夫がのび太をいじめてそれをドラえもんが道具で何とかする、或いはのび太の失敗をジャイアントスネ夫がバカにしてのび太が泣きわめいてそれをドラえもんが道具で何とかするというシンプルな構造になっている
見方を変えるとジャイアンは道具でやられる対象から逃れられないということに……

ジャイアンのいじめはのび太がドラえもんに頼って反撃するのを正当化するためのものでもあるし、それによってジャイアンはこらしめられるし、更にのび太自身が調子に乗って失敗して多少の痛い目を見てオチがつくという構造だ
でもそれとは別に、俺もジャイアンを許せないという気持ちになるのは理解できる

ジャイアンは昭和のガキ大将でその配下というか被害担当役ののび太は周辺の子供社会での地位はそれなりに高いという見方もできる

さすがにそれは曲解し過ぎでは
ジャイアンは「誰でもいじめる」わけだし、そういう意味ではあの周辺の子供社会では平等な支配者だ
もちろん平等だからっていじめられるのび太からすればたまったものじゃないのは変わらないが

何となく分かる
私はそういう意味でジャイアンよりもスネ夫の方が嫌だった
あっちは三人限定などで明らかにのび太を標的にしてくる

子供の時の印象だと、ジャイアンやスネ夫はまだマシで一番嫌だったのはのび太のママだった
ドラえもんでも勝てない存在だし、稼働中のひみつ道具を台無しにしたりゴミに出したりして危機的な状況を作りだすキャラだったからね……

劇場版だとジャイアンは義侠的なキャラになるけど、一話完結回だとのび太スネ夫ジャイアンの藤子不二雄型テンプレ関係の記号、舞台装置以上でも以下でもないからな
しかしジャイアンは良くも悪くも印象に残るだけキャラとしては扱いが良いともいえる
劇場版で正の方向の補正が強いのがジャイアンで、金持ち補正が消えて活躍できなくなるのがスネ夫、制作側の都合が最も強く反映されて存在そのものが消えるのが出木杉だ



とまぁ、こんな感じで。
中国オタクの面々による自身の体験なども含めてイロイロな話が出ていました。

ちなみに今回のネタを教えてくれた方からは
「現在のネット上では悪いキャラ、悪いキャラが罰せられない嫌な作品だというイメージが容易に形成されてしまうのが困ります。扇動するような形のまとめ情報や動画は稼ぐ上で有効ですし、二次元関連は今の国内でも題材的に『安全』でPVを稼ぎやすいジャンルですから。その結果、実際に作品見た人であれば気にしないような部分が強調されている動画などを見てそのまま作品を語る人もたくさん出てしまいます」

「そういう人は昔からいましたが、現在の国内のネット環境では昔のニュースやフォーラムのログが残っていないので昔の作品の情報を調べるのは国外と比べてかなり難しく、扇動されたイメージは見る側にとって分かりやすいから定着してしまいやすいのです……」

などといった話もありました。

上からの規制や運営側の自主規制などにより過去のログが消えがちな中国のネット環境は昔の作品の評価やイメージに関してもイロイロと影響しているようなので、機会があれば調べてみたいですね。

とりあえず、こんな所で。
例によってツッコミ&情報提供お待ちしております。

中国オタク「最近の作品で皆が良いと思った学校を舞台にした恋愛作品を教えてくれないか?」「日本の学校のリア充までは理解できるがスクールカーストはちょっと分かり難い」

ありがたいことにネタのタレコミをいただきましたので今回はそれについてを。

中国では子供向けの作品では「早恋」として恋愛要素が御法度扱いになっていますし、ネット小説などでは恋愛要素でストーリーが脇道にそれる、キャラのイメージが変わるのではということで否定的な反応が出るのでヒロインと恋愛要素を入れるのは避ける傾向があるとされています。

そんな背景もあってか、昔から中国では日本の作品に関して恋愛要素方面の需要がありますし、中国オタク界隈でも定期的に話題になっている模様です。

中国のソッチ系のサイトではそんな話題の一つとして
「最近の作品で皆が良いと思った学校を舞台にした恋愛作品」
などといったことに関するやり取りが行われていましたので、以下に例によって私のイイカゲンな訳で紹介させていただきます。


最近の作品で皆が良いと思った学校を舞台にした恋愛作品を教えてくれないか?
この所、学校を舞台にした恋愛モノは好みや認識に関して個人差が大きいジャンルだと思えてきたので皆の認識を知りたい

最近だと「負けヒロインが多すぎる!」が評判良いけど、ヒロインのキャラが合わないとダメな所もあるようだ
私は良い感じだったけど、

主人公の周りの女キャラが頭おかしい、主人公を雑に扱い過ぎるのが嫌、それで脱落したという意見は見たことがあるな
私は「マケイン」を近年の学園ラブコメの中では上位に入る作品だと思っているが、大多数の好みに合うかは分からん

いわゆる学園ラブコメ的な作品を求める人もいれば、文学青年的な方向の恋愛を求める人もいるからな……個人的には「マケイン」はかなり良かった
あと最近ということなら「君のことが大大大大大好きな100人の彼女」はやり過ぎで逆に笑える作品だった

学園を舞台にした恋愛作品に関する好みの個人差が大きいのは当然だと思う
学園モノの舞台となる学校生活、青春時代の感情は作者だけでなく時代でも変わるし、見る側の年齢(青春時代からどれだけ離れたか)や精神状態も好みにも影響するわけで

見る側の年齢についてはとてもよく分かる
自分がここ数年見た学園ラブコメの中で一番良かったのは「ぼくたちのリメイク」だけど、現在の自分の状態、考え方で見始めたら当時ほど楽しめないだろうとも感じる

時期や時代によるものはあるんだろうね
ウチの国でいまだに根強い支持のある「やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。」も特定世代に強烈に刺さる、主人公と自分を重ねる人が多発した作品だったけど、その下の世代も更に支持層に入って人気拡大したとは聞かないしね

私の場合、ここ数年なら「僕の心のヤバイやつ」が一番良かった
それより昔なら「ニセコイ」も好き。何かと言われる作品ではあるが、評価とは別にキャラの良さや一部の良いエピソードがあればそれだけで作品を追いかけられる、良い所だけ見て妄想できる自分みたいなのもいるのですよ

キャラだけというのは分かる
俺も「彼女おかりします」はヒロインだけで見てるな
主人公が嫌で楽しめないという声を否定する気はないし、俺も主人公の出てくる部分はさっくり飛ばしたりしている

「SSSS.GRIDMAN」と「SSSS.DYNAZENON」は学園恋愛モノとしても結構良い感じだと思う

同意する
終わり方に関して何かと言われた作品だけど、実は学園恋愛要素がかなり良い感じに詰まっているシリーズだよね

あまり学園恋愛モノとしては語られないけど「その着せ替え人形は恋をする」はこのテーマ的にも合う良作だと思うぞ

確かに
あの作品の恋愛要素はヒロインよりも男の五条の方が「こんな人にいて欲しかった」になるのがちょっと笑える

あっちの五条もある意味ではオタクの理想像だよね
特に悟の方が五条1/2になるのを知ってからは自分の中では良い方の五条=五条新菜になっていたり

ギャルなヒロインがどんどんダメなオタクになっていき、五条がオタクにとって理想の彼氏になっていく作品という今までにない学園恋愛モノではないかと
でもお色気要素が濃いから学園ラブコメ好きに薦めるのはちょっと難しかったり

学園ラブコメを見ようとするのはラノベ読み系の人も少なくないので文学青年的な方向が良いという考えもかなり目立つからな……

自分の好みはたぶんそっちの方向だ
でも俺の大好きな鴨志田一作品もお色気要素が結構混じっているように、別にお色気要素が嫌いなわけではなく表立って強調されているのをカッコ悪い、恥ずかしいというか……

無難な所なら「からかい上手の高木さん」、ゲームの記憶があるなら「ハイスコアガール」

終盤あまり良くないし今作品について語るとすぐその話題になるけど、「かぐや様は告らせたい」は良い作品だと思うよ
アニメのクオリティも高いし、ウチの国で近年最もヒットした学園恋愛モノであるのは間違いない
序盤から中盤にかけては素晴らしいし、合わないと感じたらさっくり最終回まで飛ばせばいいんだ!

スレ主の「学校を舞台にした恋愛モノは好みや認識に関して個人差が大きいジャンル」という話には自分も同意する
自分の実体験でも評価が高い作品を見ても楽しめないことが結構ある
例えば今度アニメ化される「千歳くんはラムネ瓶のなか」は日本で高い近年最高クラスの評価な学園恋愛モノだと言われていたが、読んでみたら日本で高評価される理由が自分にはよく分からなかった……

あれは人によっては「こっちをバカにしているのか?」みたいに感じられる内容だしなあ
非リア充なオタクの扱いもだし、リア充主人公とその周囲のリア充人間関係が引っかかるのは分からんでもない
一度そういう目で見てしまうと、後から実は彼等にも苦労や悩みが……というのもバカバカしく見えてしまうことになるし

「千歳くんはラムネ瓶のなか」に関しては日本の学校のスクールカーストの絶対的な価値を「そういうもの」と受け入れられるかどうかも大きい気がする
そこが問題なければ3巻辺りからキャラの掘り下げが進んで面白くなるんだが……

俺は日本の学校生活におけるリア充までは理解できるけど、スクールカーストはちょっと分かり難いと思っている
そこが強調されるストーリーだと「さすがにそこまで重視するものか?」と思ってしまうな
こっちの学校生活のイメージが自分にあるから、こいつらが高校の三年間楽しくやっても受験で次のステップにいけなければ意味はないのに、そのカーストによる人間関係を維持できるわけないのに……とか考えてしまいキャラを薄っぺらく感じてしまう

そういう意味では「ようこそ実力至上主義の教室へ」くらい誇張してくれた方が設定としては受け入れやすいと思う
キャラも設定もツッコミ所がたくさんある作品ではあるが、こっちでも学園モノとしてかなり人気高いわけだしね

日本での評判の高さも含めて前評判が高かった作品だと「薫る花は凛と咲く」は評判通りに良かったと思う
しかし党争好きでラブコメを求める層からはあまり意識されていないっぽいのが残念

このジャンルは今でもラノベ原作が何かと目立つというか、学園ラブコメといえばラノベというイメージは根強い
主人公達が学生なだけで実は学校内の話があまりない「冴えない彼女の育てかた」も学園ラブコメの名作扱いだし考え出すとキリがない

理解できる。
ラノベ作品で思い出したが、自分は「経験済みなキミと、経験ゼロなオレが、お付き合いする話。」が最近見た中では良かったね。
設定の時点でみる人を選びそうだが、主人公とヒロインがお互いに与え合う関係となって話が進むのが良かった。最近の作品は恋愛モノでも安全地帯から一方的に与える或いはその逆みたいな話が多くて……

近頃は異世界モノばかりで学園恋愛モノは不作だと思っていたが、自分の探していたのは「党争」な作品だったのがここを見ていて判明した……

複数ヒロインが出てきてファンも推しを決めて「党争」するような作品に関しては最近あまり盛り上がっていないのは否定できない
最近強いのは固定カップル状態が確定していて恋愛濃度が上がっていくような作品で、こっちだと「古見さん」や「長瀞さん」や「高木さん」や「宇崎ちゃん」や「阿波連さん」等々、当り作品が定期的に出ているしヒロインのタイプや恋愛の濃さに関しても好みで選べるくらいになってきている

「イエスタデイをうたって」が私の最近見た作品の中では好みだった
アニメは5年前、原作は1998年に始まった作品なので最近というには厳しいかもしれないが
ラノベ原作ではない古いマンガ原作だからあまり話題にならなかったけど、大学生向けの学生恋愛モノな作品だと思う

こういう話題になると、結局は昔の作品の「冴えない彼女の育てかた」が無難だし薦めやすいということになる

言いたいことは理解できる
最近の作品は序盤の引きが強くなっているけど、そのせいでキャラの好みや作品内の価値観によって人を選ぶようになっている
あと昔と比べて胃の痛くなる展開が続くのも嫌われるし作品批判に転換されやすいから、学園ラブコメに限らず恋愛モノは難しくなっていると思う

そうなると更に安全なのは「月刊少女野崎くん」になるのか?
まだ連載中だから「最近の作品」と言い張れなくもない



とまぁ、こんな感じで。
中国オタク界隈におけるイメージも含めてイロイロな話が出ていました。

ちなみに今回のネタを教えてくれた方からは
「中国の感覚では日本の学校の上下関係、先輩後輩のバランスは分かり難い部分もありますが、近年の日本のラノベ作品で強調されがちなクラスカーストはそれより更に分かり難いですね。これは中国の学生にとって楽しめる、好きなことができる学校生活が大学からで高校まではほぼ受験のための学校生活だということや、学生の人間関係が高校と大学で別物になることも理由なのかもしれませんが」

「以前日本人留学生の人にも聞いたことがあるのですが、時代や学校によって違うとも聞きますし、どこまでが誇張でどこまでが日本の読者にとって現実的に感じられる描写なのか悩んでしまいます」
などといった話もありました。


私自身は学生だったのははるか昔の話ですし、そもそも日本の中学に少し通った後は中国で中高大と中現地校に通っていたので日本の学校生活、青春時代に関してはピンと来ない所も結構あります。
そんな訳で学生時代を舞台にした恋愛モノのラノベなどを読んでみて自分に合わないと感じた際に自分の好みとは別に、楽しめないのは自分の経験に原因があるのか、単純に歳をとって合わなくなっただけなのか……などと悩んでしまうこともあります。しかしそれでも探していればたまに自分にとって楽しめる学園ラブコメ、青春モノの作品が出てくるのはありがたいですね。

とりあえず、こんな所で。
例によってツッコミ&情報提供お待ちしております。


最初の方に書いた中国の早恋やネット小説でヒロインや恋愛要素が嫌がられる事情に関してはよろしければ以下の記事もご参照ください。

中国オタク「ウチの国で少年少女は『好き』と愛を囁くことはできない……字幕で感謝や良い人認定の言葉にされてしまう」

中国オタク「日本の男性向けラノベで『ヒロイン無し』を売りにする作品はあるの?日本のネット小説を見てもあまり無いように感じるんだけど……」

中国オタク「日本の子供向けアニメはたまに強力なヒロインが出てくるのが恐ろしい。小さい頃にそういうのを見て好みや性癖に影響が出たりしなかった?」

ありがたいことに以前
「中国のオタクが子供の頃に見て好みが『歪む』ような影響を受けてしまった作品を知りたいです」
という質問をいただいておりましたが、先日これに関係しそうなネタのタレコミををいただきましたので今回はそれについてを。

そんな訳で以下に中国のソッチ系のサイトで行われていた
「子供向け作品を見て好みや性癖に影響が出た作品やキャラ」
などといったことに関するやり取りを、例によって私のイイカゲンな訳で紹介させていただきます。


日本の子供向けアニメはたまに強力なヒロインが出てくるのが恐ろしい。小さい頃にそういうのを見て好みや性癖に影響が出たりしなかった?
俺はデジモンの影響で進化して人化するモンスター好きが消せなくなった

とてもよく分かる
「レッツ&ゴー!!」のアメリカ代表の子のせいで俺はずっと金髪ポニテ好きになっちまったよ

この手の話題だと「CCさくら」の影響を語らずにはいられない
自分自身の経験としても非常に強く感じられる

「CCさくら」は国内だと恋愛要素が修正削除されていたとはいえ、全国各地のテレビで放映されていたから影響は甚大だよね

それが導線となってオリジナル版の方に行きつくわけだしね
それによって女同士や男同士から更にディープなのまで様々な分野を一つの作品で知ることになるし、その結果自分の性癖に目覚めたり、絶対に無理な性癖を意識したりといった事態が発生する

「しゅごキャラ!」のほしな歌唄
あの属性過多なキャラは衝撃的だった
その後も彼女に代わるようなキャラには出会えてないし、良いと思った好きになったキャラに後から彼女の属性の一部があるのに気付いたりする

今考えてみると子供向けかは怪しいが、自分の巻き毛なショートカットヒロイン好きは子供の頃に見ていた「キャッツ・アイ」の来生愛の影響だろうなあ

当時の国内では「北斗の拳」とか少年マンガ系のアニメは全部子供向け扱いだったから問題ないと思う
俺の脚フェチがレオタード系の衣装好きと混ざっているのはたぶん「セーラームーン」から
今の若い世代だとそういうのはソシャゲのバニー衣装とかになったりするのだろうか?

「デジモン」は我が国の特定世代の性癖を歪ませた作品であることは間違いない

完全に同意する
特にエンジェウーモンはいけません

デジモンは人間の女性型もだけど、非人間型でもメスケモに改変して楽しんでいる人がたまにいるのは業の深さを痛感する

「エンジェウーモンよりテイルモンの方が好き」に関して探りを入れないと不安になる界隈はどうかと思いますよ!

今考えてみると「デジモン」はモンスター「ポケモン」は人間キャラによって国内の良い子達の性癖が歪んでいったのかもしれない
ちなみに僕はシロナがずっと大好きです

ポケモンは各ヒロインやムサシなどのメインキャラもだけど、サブキャラも実はエロい格好しているのが出てくるからね

昔テレビで見たウチキド博士は衝撃的過ぎた
あれで白衣+水着の組合せが俺の性癖に……

確かに
ところで白衣と水着の組合せって「エヴァ」の赤城リツコの影響だったりするの?それとも二次元だと昔からある組合せなんだろうか?

小さい頃の好みを思い出してみたが、自分の場合はたぶん「MAR」のドロシー
後から知ったけどアニメ版はかなりヒロイン描写が強化されていたようで、それが小さい頃の自分に直撃したと思われる

まだ出てない定番は「名探偵コナン」の灰原哀だろう
子供心に刻まれる性癖に関しては分かりやすいエロだけでなくキャラの性格、恋愛的な解釈の出来る距離感から来る部分もかなりある

灰原哀はウチの国でロリコンを増やした罪作りなキャラという言い方もできるよね

地元の本屋で「イカ娘」が子供向けの棚で売られていたせいで私は……

経験が無い所に急に出会って多大な影響を受けるとかもあるよね
私はどこで最初に見たのかはもう怪しいが「天地無用」の阿重霞がそういうキャラとして心に刻まれている

「ふしぎの海のナディア」は本当に罪深い作品だと思う
国内の褐色ヒロイン好きの原点は明らかにナディア

ナディアが子供の頃の憧れ、青春のヒロインとして心に残ってしまうのは理解できる
現代のキャラと比べたら普通に思えるかもしれないけど、ウチの国で当時放映されていた子供向け作品であのレベルで少女としての可愛さと色気、そして露出度の高さを全て兼ね備えていたキャラはいなかったので未体験の衝撃が当時の若者達に突き刺さった……

ナディアはガチのファン少なくないよね
私の知り合いにも海賊版グッズを買ったけどそれでは納得できない、自分の心のヒロインはこんなのじゃないと許せずにガチで作る方向に行ってしまったのがいる

「魔神英雄伝ワタル」のヒミコとか、あの頃国内のテレビで放映されていたアニメのキャラは今でも何かと影響があるのを感じるよ

「超魔神英雄伝ワタル」のドルクもかなり人気高いね
あれで「実は美少女」なキャラに目覚めたのも少なくなかったはず

マンガの方だけど「ポケットモンスターSPECIAL」のイエローのおかげで私は少年のフリをした実は美少女なキャラとのラブコメが大好物になりました

性癖というほどではないが「サイバーフォーミュラ」のヒロインのキャラデザは自分の好みにかなり影響がある
おかげでキャラデザのスタッフが共通する昔の作品や自分とはジャンル違いの作品からも好みのキャラが見つかるのが嬉しい

「お前女だったのか」の逆というか、熱血少年キャラやクールキャラが女装する展開は子供に悪影響を及ぼすと思う
ソースは俺!

子供向けではないかもしれないが褐色キャラに関しては「∀」のローラ……もといロランも結構大きな存在だ

当時の国内で放映されたアニメってウチの国のオタクの好み、性癖にかなり影響しているよね
例えば「テッカマンブレード」や「ロストユニバース」とかも無視できない影響のある作品だと思う

俺にとっては「ロストユニバース」のキャナルが子供の時の性癖確定キャラだね
今のネットでは作画崩壊作品ネタばかりが有名だけど、当時はかなり衝撃的なデザインと設定のキャラで、自分のAI人格+立体映像萌えはその時に確定したと思われる

香港のテレビ経由というのもあるかと
私は当時受信できた香港のテレビで放映されていた「甲虫王者ムシキング」のパムを見てその後の好みが固まった

理解できるよ
三無少女といえばやはり綾波レイだけど、当時はパムの影響もそれなりにあった
(訳注:「三無少女」というのは無心無口無表情なキャラを指す言葉だそうです。ちなみに「無心」に関しては「無感情」から「感情を表に出さない」「感情が読めない」「感情表現が下手」といった辺りまで幅があるようです)

例えば上の世代にとっては「ふしぎの海のナディア」、私の世代は「爆走兄弟レッツ&ゴー!!」の大神マリナのように子供向けであっても露出の高さにドキドキするようなヒロインが定期的に出てくる
あと世代が下になると国産作品の影響も増えてくる

あるある
例えば国産アニメの「战斗王之飓风战魂」の藍若冰は今でも通用するキャラだと思うけど、このキャラによって自分の性癖がかなり固まったのは間違いない
(訳注:「战斗王之飓风战魂」は中国国産のホビーアニメです)

藍若冰は日本の女児向けアイドルアニメに出てきてもおかしくないデザインで当時の国産アニメの中でも突出した良さがあったよね
玩具系のアニメは日本の影響を受けているから子供向けでも妙に二次元的な、オタクにも通用するようなデザインのキャラがたまに出てきた

特定のキャラというわけではないが、拘束しての電撃責めが性癖になったのはたぶん子供の頃に見ていた国産特撮作品のせい

ウルトラマンでピチピチスーツに目覚めたやつもいるらしいし、特撮も何気に罠が多いよな
あの界隈だとウルトラの母で目覚めるのはかなりノーマルらしい

国産作品の影響といえばやはり哪吒関係だろ
「男の娘」や「戦う女の子」(と子供の時は思っていた)とかはよく聞く

「ナーザが海を騒がす」(訳注:他に「ナージャと竜王」や「ナーザの大暴れ」の邦題でも日本で放映されているようです)の哪吒は日本の魔法少女にも影響を与えているという話を知って、オタクになってからの自分の好みに関しても納得できた



とまぁ、こんな感じで。
中国オタク界隈の記憶なども含めてイロイロな話が出ていました。

ちなみに今回のネタを教えてくれた方からは
「現代では中国のオタクのキャラの好みに関しては二次元系の国産スマホゲームの影響が大きいと思われますが、子供の頃に見た作品の影響という意味では昔より分かり難くなっていますね。子供向けの作品として流れているのは主に国産作品で、外国産作品は過去の名作ばかりなので健康的です。私が小さい頃のように修正が入っていても隠し切れないエロさのあるキャラクターが出てくる作品をたまたま出会ってしまうことはなかなか無いでしょう」

「もちろんそんな作品でも性癖に影響が出る可能性はありますし、ネットを見ているうちにどこかにたどり着く可能性もあるかもしれません。でも子供向け作品に関して同じような体験をして同じような性癖の歪みを共有できるような人が一定以上の規模で存在するケースが出てくるのは難しいと思います」

などといった話もありました。

上の話にもあるように、近年の中国では子供向けのコンテンツはほぼ中国国産作品になっていますし、中国の子供が日本の作品に触れる機会は昔と比べて非常に少なくなっていて今回のような思い出が語られることも今後更に減っていくと思われます。
ただそんな中でも「ウルトラマン」などの特撮系は好調だという話もあるので、そっちの分野の話や影響というのがどこかで出てきたりするのでしょうかね。

とりあえず、こんな所で。
例によってツッコミ&情報提供お待ちしております。


中国オタク「中国でしか人気が無い、中国で大人気だけど日本では人気が無いと『思い込んでいた』作品について語ろう」

中国オタク「大好きだけど、大きくなってからもう一度見たらそんなに凄くなかったのにも気付いてしまった作品」

中国オタク「日本人は冷たい弁当を食うというのは有名だが、日本の弁当箱は保温機能があるという話も聞く。それってアニメに出てくる弁当箱ではないんだよね?」

ありがたいことに当ブログでも定期的にやっているような気がする中国から見た日本の弁当に関するネタのタレコミをいただきましたので今回はそれについてを。

冷めた食事を嫌う、身体に悪いというイメージが強い中国の感覚では常温で食べる日本の弁当はかなり不思議に感じられるそうですし、日本の作品では日常描写やイベントでよく出てくるアイテムということもあってか中国オタク界隈で弁当関係はいつの時代も伸びやすい話題になっているそうです。

そんな訳で以下に中国のソッチ系のサイトで行われていた
「日本の弁当箱に保温機能はあるのか?」
などといったことに関するやり取りを、例によって私のイイカゲンな訳で紹介させていただきます。


日本人は冷たい弁当を食うというのは有名だが、日本の弁当箱は保温機能があるという話も聞く。それってアニメに出てくる弁当箱ではないんだよね?

アニメやマンガに出てくるような弁当箱に保温機能がついているようには思えないが……
素材はこっちでも見るようなプラスチックや金属だろ?
特殊な構造があるようにも見えない

アニメやマンガに出てくる学生が使ってる弁当箱は明らかに箱だけ、特殊な材質ではない
保温するための措置は布で包むくらい?

アニメやマンガに出てくる弁当を見ると、せめてもう少し保温性の高い容器を使えば良いのにとは思ってしまうね
布で包んだ程度では保温できるとは思えん

材質に多少こだわったくらいでは朝作って昼まで保温するのは無理では

実は日本人も冷たい飯が大好きというわけではないんだよね
コンビニには電子レンジが常設されていて温めるサービスがあるわけだし、可能ならば温かい飯を食いたいと思っているだけ

キャンプの時は弁当ではなく料理作るし、異世界に行っても料理アピールするんだから日本人も暖かい料理を食える作れるならそっちを食べるだろうからね

「食戟のソーマ」の弁当勝負のときに温かい弁当が出ていたし、大体は冷たい弁当だけどなかには温かい弁当もあるということでは

さすがに創作における簡略化、記号化でもああいう弁当箱に保温機能は無いと思うが……

保温式の弁当箱は普通にある。むしろ開発されていない方がおかしいという話だ。
アニメやマンガのアレは描くのが簡単、記号的な弁当描写でそうなっているだけ

保温式の弁当箱ってそんなに複雑な機能や形状ではないだろうけど、漫画の作画や読者に伝えることを考慮したら避けられるくらいには古典的な弁当箱とは違う

当然といってはなんだが日本では弁当箱の選択肢がデザインでも機能でもかなり幅広くあるし、保温機能どころか加熱機能付きのまである
こっちの通販でも保温機能付きの高級弁当箱は探せば見つかるはず

外付け加熱装置はあるかもしれないが、プラスチックの弁当箱描いて「これは保温機能があるんですよ!」と視聴者に解釈させるのは困難では?

冷たい弁当といえば「かぐや様は告らせたい」で弁当の他に魔法瓶から出した熱いスープを一緒に食べているのは不思議なシーンに感じられたな……
そっちは熱いのかよ!と俺の脳内で激しくツッコミが入った

「かぐや様」の舞台は貴族学校だし、弁当関連の描写も普通と違うのでは?

どこの国の飲食でもスープや飲み物とメインの料理の温度が同じである必要は無いし、魔法瓶に味噌汁や熱いお茶を入れて持ち運び、それを弁当と一緒に食べること自体はそんなに不思議じゃないだろう
あと日本の高級弁当箱って構造的には大きな魔法瓶だから学校に持っていく荷物としては扱い難いだろうし普及はしてないのでは……

私は以前保温式の弁当箱を使ったことがあるけど、昼になっても温かくてかなり良かった
毎日それを……というのは時間と手間の関係で自分には無理だったけどね

日本の学校ってお湯を飲む習慣もないし、食事時に熱いスープ(味噌汁?)があるのが意外というのは分かる
(訳注:水道水は沸かさないと飲めないこともあってか、中国の学校や職場、宿舎は給湯器が設定されていることが多いです)

だから電子レンジを使ってるだけだろ
日常生活に当然あるものだからアニメでは省略される

電子レンジが普及したのはわりと最近だから弁当の習慣に影響が出るほどではない
「とらドラ」で主人公が炊飯器持ち込んでクラスメートに驚愕されるシーンがあったし、少なくともあの作品が作られた時代までは電子レンジは弁当に使えるほどなかった

「とらドラ」は主人公の家は貧乏な設定だから何かと誇張されている所もあるけど、原作が00年代半ばに始まった作品だから日本社会で電子レンジは安価に普及してるぞ。
あと炊飯器を学校に持ち込んだネタは弁当で負けたくない主人公の暴走というネタなので、弁当の主食の米の飯は温かい方が美味しいという認識が日本人にもある、温かい食事が食べられるならそっちを選ぶという認識になっているのが分かる話ではあるな

恐らく日本人の考え食事は温かい方がいいけど、そこまで温かいのにこだわらないといった所なのだろう
学食と弁当があっても全員学食が良いと思うわけではない、冷めた弁当や冷たい麺とかおにぎりを選ぶ人間も普通にいるという感じで

日本は防災関係の許可がめんどくさいから結構な数の学校が学生に電子レンジで弁当を温めさせているという話もあるが

電子レンジがあるのは職員室だけで学生は普通使えないということだったような?
日本の学校は教室に電子レンジがあって弁当を温めているという説に関しては学生の数と昼休みの長さと使える電量の関係からも否定されていたはず

電子レンジ説で忘れられがちなのが、日本の弁当箱による弁当の習慣は電子レンジ以前から続いているものだということだね
「窓際のトットちゃん」の学校生活とかにも書かれているけど、昔からずっと続いている習慣だから電子レンジの有無はあまり関係ない
あと「とらドラ」に関しては家事に関してプライドがあって暴走しがちな主人公だから電子レンジが無いではなく、手料理にこだわって電子レンジは使おうとしないというキャラの表現でもあると思う

温めるので思い出したがこっちの学校でやっている所がある手法のように、朝に弁当を預けて昼に全部温めて教室に運ぶことって無いのか?

日本の学校には「蒸飯箱」みたいな設備ってないのだろうか?というのは私も考えたことがある
学校給食の料理をクラス単位で運ぶことはあるようだし、学生の弁当箱向けにありそうな気もするのだが

学校にあるかは知らないけど、上の方で言われている高級弁当箱にはスチームで加熱して温める、更には一人分の飯が炊けるのもあった
ああいうのまで商品化されているのを見ると、日本の弁当文化とその熱意はこっちの想像を超えるものなんだろう……

日本の学校でそれっぽいのは購買でパンを買うときかな?
私の知り合いが日本で通っていた学校では朝にパンの注文と代金を集めて昼にパン屋から教室ごとにパンの箱が届くというやり方ということだった

つまり、アニメの中にあるような昼時の購買の戦争は発生しようがないということか……学生にとっては便利だけど話を聞いているこちらとしては少し残念な話だな

別に弁当が圧倒的多数というわけではないだろうからな
アニメとかにもあるように、一部の人間はパンやお菓子買って済ませているのだろう

実際に日本の弁当を食べてみるとそんなに気にならないというか、日本の弁当は常温で食べられる料理でまとめているから言われるほどひどくはない
中国料理のような油で炒める系は冷めたら食えたもんじゃないけど、そういうのは弁当に入らない
もっとも、こっちの飲食習慣的に日本の冷めた弁当を毎日続けるのは気が進まないのも否定できないが!

大まかな材料や調理法が同じに見えても、日本料理の弁当の主食もおかずもこっちのとは違うからな
油をたっぷり使った料理が冷めたら食えたものじゃないけど、そういう料理にしなければいいだけだ

でも日本の料理も油で揚げる料理かなりあるし、それが普通に弁当に入っているぞ?
油で揚げた料理が冷めたらヒドイことになるのは明らかなのに

弁当によくはいっている鶏のから揚げって衣が薄いからフライドチキンなんかとは違うのよ
もちろん作り立てで熱い方がおいしいけど、衣が薄いから油は少なめだし肉に味がしみ込んでいるから冷めても食える
国内で食べられる「日本の鶏のから揚げ」や日本旅行で行くようなレストランの鶏のから揚げと、家庭料理や家庭向け冷凍食品の鶏のから揚げは油の量や使い方、衣の付け方が結構違うはず

日本の弁当って作り置きと冷凍食品メインで構成されているから元々「冷たい」食べ物なんだよ
日本の主婦の作る弁当で当日の朝作るのって実は卵焼きくらいだ

冷凍食品だけだと高くつくから作り置きや前の日の晩飯の流用とかもあると聞く
アニメに出てくるような学校での弁当は現実だと朝に全部作ることはない
ただサンドイッチみたいなパンの場合は朝に作るとか

冷凍食品の扱いは知らないけど、日本人は弁当を作る時には完成後しばらく蓋を開けたままにして冷ますから保温の考え自体がそんなに無いと思われる
冷まして水蒸気を逃がし、水気があまり蓋や料理につかないようにするのだとか

日本の弁当は作り方の意識からしてこっちの料理とは違って、保温するのではなく、冷やす方を意識するんだよね
冷凍食品も便利さだけでなく保冷剤的な効果も期待して使われる
だから日本人にとって冷めた弁当というのは当然のものということになる

個人的には冷たい弁当は食習慣の違いとしてスルーできる
しかし焼きそばパンという考えが日本の食習慣のどこから発生したのか、なぜ定着したのかがいまだに理解できない

そこは材料や料理の仕方、味付けの違いというのもあるんだろう……感覚ではなく知識で納得するしかない
ちなみに日本人からすれば炒めた酸味のあるジャガイモで飯を食う中国の食習慣はちょっと分からないらしい



とまぁ、こんな感じで。
中国オタク界隈の日本の弁当関連の認識や広まっている情報も徐々に変化しているようでした。

ちなみに今回のネタを教えてくれた方からは
「ご存知の通り中国では冷たいご飯を食べるのはありえない、おいしいとは思えないという感覚があるので日本の温めない弁当を食べる習慣というのは不思議に思えてしまうのです。日本人はまずいものを我慢して食べているだけでは?と考える人もいますし、その解釈を補強できそうな情報はつい信じてしまうのかもしれません」
などといった話もありました。

それと上のやり取りにもある中国の学校の弁当を温めるシステムですが、私が昔(もう30年近く前になりますが……)通っていた現地校では利用者は朝にクラスごとに弁当箱をまとめて提出して、昼になるとそれを教室に回収してくる流れだったように思います。
高温のスチームで温めるらしいので、日本のプラスチックの弁当箱をそのまま提出するのは危なそうでしたね。たまにオレンジなどを一緒にいれたまま提出してヒドイことになるクラスメートが出ていました。

ただ弁当を持ってくる学生の割合はそれほどでもない上に、外に出て食事をしたがる学生が多いのであまり人気がない、更には設備や管理コストの問題があったのか、私の在学中に学食ができて弁当を集めて温めるのは廃止になっていました。
なおこの学食移行も中国らしい上からの急なお達しだったらしく、学食の設備も人員もキャパも授業スケジュールも調整不足なまま始まってしまい学生も学食側も先生方も混乱する状態がかなり続いていました。

とりあえず、こんな所で。
例によってツッコミ&情報提供お待ちしております。


中国オタク「好きな人に弁当を作るシチュエーションが現実の日本どころか創作の中でも良い話ではなくなっているって本当?」
百元籠羊
十数年の中国生活をとりあえず終えて帰国。のんべんだらりと生息中。
中国でのエネルギー源は刀削麺と煎餅果子(中華クレープ)でした。最近は日本でも刀削麺の美味しいお店が増えてきて嬉しいです。

中国に広まっちゃった日本のオタク文化や、中国のオタクな若者達に関する質問、更には当ブログへのネタ提供にツッコミなど大歓迎でございます。

コメントに書くのは何だというのでしたら、baiyuanlongyang「at」gmail.com (「at」を@にかえてください)の方にメールを送ってくださいませ。
このブログのまとめ+αな本 「オタ中国人の憂鬱 怒れる中国人を脱力させる日本の萌え力」 が出ています。
ちなみに「中國宅宅的憂鬱:日本萌力,平息中國人的怒氣」というタイトルで中国語繁体字版も出ております。 こちらの記事で書籍内容についての簡単な紹介をさせていただきました。
「日・韓・中 トンデモ本の世界」で、中国オタク事情に関するコラムを2本書かせていただきました。

ブログではまとめたり詳しく書いたりするのが難しい内容を書く機会をいただけたのはとても有難かったですし、トンデモ本シリーズなので読者層も濃いということで「ある程度濃い方向で書いてもOK」と、昔出したブログのまとめ本よりもツッコんだ内容を書けたのも楽しかったです。
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このブログの親玉やネタ元

北京留学日中交流

日本からだと存在そのものを疑われる事も有った北京の漫画喫茶B3は現地の制度変更や地価高騰の影響で伝説の彼方の存在となってしまいましたが、中の老板は相変わらず活発に動いてらっしゃいます。このブログもここのコンテンツの一つということになっている・・・のかしらん?

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