ありがたいことに日本語関連のネタのタレコミをいただきましたので今回はそれについてを。
中国オタク界隈では日常的に日本のアニメやマンガ、小説などに接していることから日本語と中国語の違いを意識する機会も多いようで、時折日本語が関連する愚痴や議論などで盛り上がることもあるのだとか。
中国のソッチ系のサイトではそんな話題の一つとして
「音を文字で表現するのに日本語は便利そう」
などといったことに関するやり取りが行われていましたので、以下に例によって私のイイカゲンな訳で紹介させていただきます。
日本語の「ぁ」や「ぅ」って便利そう
中国語だと文字にできない発音が少なくない……
言いたいことは分かる
音を文字で表現する
俺も脳内の音をどう書けばいいか悩んだことはあるしな
でも実際に使うとそれはそれでめんどくさそうな気もする
日本人の脳内というか、日本語思考がどうなっているのかちょっと気になる
例えば「キラキラ」という言葉が日本人の脳内ではどういう印象になるのかとか
確かに。文字で書かれた擬音から受けとる印象はネイティブかそうでないかで結構違うようだからな。
しかしそれはそれとして、中国語で表記すると違和感が強くなる音というのはかなりあるのが……アルファベットで表記するとしてもそれはそれで別の違和感が……
使いこなすのは難しそうだけど、俺も「お」や「っ」とか見てると語気の表現で日本語は便利そうと感じたことはある
私も中国語は便利な言葉だと思ってはいるけど、「使いやすい」読音が少ないのは漢字を覚える必要があるのと並ぶ弱点なのではないかとも思う
日本語は擬態語?も面白いよね
俺は「スヤスヤ」という言葉がなんか好き
でもあれをそのまま中国語の音にしても原語の表現を分かっている人以外はきちんと把握できない
「きらら」と「きらきら」の違いを短い言葉でどう説明すればいいのか……
そういう擬音は雑に訳して漢字を重ねるか、そのまま日本語の文字を残しておくかになるな……
これは文字としての表現関係になるけど、中国語は漢字の画数が多いから小さい字にする表現に限界があるし、崩して変形させるのも難しくなる
日本語は「あ」「ド」「プ」のように簡単な構造の一文字で良いのに、中国語だと「啊」「嘟」みたいになるからマンガ表現にある種の制限がかかる
私は「ううん」という否定の言い方が可愛さもあって好きなんだけど、この語気と使い方を翻訳するのは困難だ
中国語の漢字では近い発音にするのが難しいし、字面で印象が固くなる
オタクが日本語の擬音語、擬態語について知るならボカロ曲の「アカリがやってきたぞっ」が良いと思う
あれ凄い曲だよね。擬音語、擬態語だけで曲が作れてしまうという。
完全に理解するのはネイティブじゃないと難しいかもしれないが、動画で見ると各種動作が見れるしノリの良い中毒性のある歌だから日本語学習的にも実は悪くないのではないかと
中国語は汎用性高いし情報量も多いから便利だとは思うけど、その汎用性ゆえに細かい表現向きじゃないからね
語気とは違うけど、私は全部カタカナで表記することによって「硬い言葉」にする手法は面白いと思う
例えば何気なく出てしまう声、こっちでいう「啊……」みたいなのが日本語だとイロイロなシチュエーション、語気の強弱など微妙な違いを表現できる
こういう所は小説などで便利だろうな
中国語は文字で正しく書くのが難しい擬声語も多い
この部分に関しては確かにもどかしさがある
音素だけなら中国語の方が日本語より多いんだけどね
日本人が中国語を学ぶ時は中国語の子音の多さや発音の違いで苦労すると聞く
音素が多くても使い勝手が良い、思った通りの音を表現できているわけじゃないからな
中国語だと脳内の音と字の読み方が違い過ぎるけどこれで妥協するしか……みたいなことも少なくない
その辺理に関しては中国語に無いわけじゃないよ
いわゆる標準漢語、普通話になる過程で消えた言葉でもある
方言には曖昧な語気表現、口調に対応した言葉はあるよ
確かに
広東語はそういうのがまだ残っているし字幕でも使われるよね
評価の高い字幕組は日本語に限らず外国作品の翻訳し難い微妙なニュアンスは方言使うこともあった
だがこの手法は公式翻訳では使えないし、それが通じない人も少なくないから使いやすいものではないね
ウチの国で「ギャグマンガ日和」が大人気になってその後の様々なコメディ作品に影響を与えたのも方言混じりの翻訳、正確さよりも面白さ重視な翻訳だったからというのがあるからな……
そういった言葉消えたのは朱元璋のせいという説が
ハゲ関係以外もたくさん言葉消した
方言には様々な擬声語もあったりするけど地方ごとに違うし使い方も広まっていない
何より「普通話」に反映されていないので普通の視聴者にとってはどんどん馴染みが無い言葉になっているので使い難いのがな
例えば普通話にも語気を表すためにつける「啦」があるけど、普通話ではほとんどのニュアンスにそれを使うので別の漢字や発音で表現されていた呼びかけの強さや範囲、問いかけが混じるなどの表現が消えてしまっている
普通話の便利さは分かるけど、創作だと微妙な気持ちになる場面にぶつかるね
好みは分かれるだろうけど、私は日本語の小説の文字表現の自由さは面白いと感じている
個人的に凄い表現だと思っているのはハートマークで感情表現すること
あれは私も感心した。特に♥を喘ぎ声にしてエロ表現に落とし込むとか……
言語の違いで正しく翻訳するのが難しいネタの一つだな!
いつの間にかそれで興奮できるようになった自分自身も不思議だが、理解しておくと非常に捗る。
とまぁ、こんな感じで。
実体験も含めてイロイロな話が出ていました。
ちなみに今回のネタを教えてくれた方からは
「日本語の擬声語、擬態語は翻訳するときに苦労する部分です。ローマ字表記でそのまま書いてしまうやり方はファン同士、或いは翻訳を管理する上の方が分かっているなら使うこともありますが、正式な翻訳ではダメなことがほとんどです。ジークアクスで何度も言及される『キラキラ』は『kirakira』で雑に使っていますが抽象的な擬態語の翻訳は本当に悩みます」
「中国の視聴者、読者の中には中国語の文章に漢字以外の文字が入るのを嫌う人もいます。全て漢字でなければ正しくないという考えの人もいます。これはオタクの中でもそれなりにある考えで、一般向けだと更に強くなります。だから正規ルートで展開される商業作品ではアルファベットを使った翻訳は避けるのが無難です」
などといった話もありました。
とりあえず、こんな所で。
例によってツッコミ&情報提供お待ちしております。
中国オタク界隈では日常的に日本のアニメやマンガ、小説などに接していることから日本語と中国語の違いを意識する機会も多いようで、時折日本語が関連する愚痴や議論などで盛り上がることもあるのだとか。
中国のソッチ系のサイトではそんな話題の一つとして
「音を文字で表現するのに日本語は便利そう」
などといったことに関するやり取りが行われていましたので、以下に例によって私のイイカゲンな訳で紹介させていただきます。
日本語の「ぁ」や「ぅ」って便利そう
中国語だと文字にできない発音が少なくない……
言いたいことは分かる
音を文字で表現する
俺も脳内の音をどう書けばいいか悩んだことはあるしな
でも実際に使うとそれはそれでめんどくさそうな気もする
日本人の脳内というか、日本語思考がどうなっているのかちょっと気になる
例えば「キラキラ」という言葉が日本人の脳内ではどういう印象になるのかとか
確かに。文字で書かれた擬音から受けとる印象はネイティブかそうでないかで結構違うようだからな。
しかしそれはそれとして、中国語で表記すると違和感が強くなる音というのはかなりあるのが……アルファベットで表記するとしてもそれはそれで別の違和感が……
使いこなすのは難しそうだけど、俺も「お」や「っ」とか見てると語気の表現で日本語は便利そうと感じたことはある
私も中国語は便利な言葉だと思ってはいるけど、「使いやすい」読音が少ないのは漢字を覚える必要があるのと並ぶ弱点なのではないかとも思う
日本語は擬態語?も面白いよね
俺は「スヤスヤ」という言葉がなんか好き
でもあれをそのまま中国語の音にしても原語の表現を分かっている人以外はきちんと把握できない
「きらら」と「きらきら」の違いを短い言葉でどう説明すればいいのか……
そういう擬音は雑に訳して漢字を重ねるか、そのまま日本語の文字を残しておくかになるな……
これは文字としての表現関係になるけど、中国語は漢字の画数が多いから小さい字にする表現に限界があるし、崩して変形させるのも難しくなる
日本語は「あ」「ド」「プ」のように簡単な構造の一文字で良いのに、中国語だと「啊」「嘟」みたいになるからマンガ表現にある種の制限がかかる
私は「ううん」という否定の言い方が可愛さもあって好きなんだけど、この語気と使い方を翻訳するのは困難だ
中国語の漢字では近い発音にするのが難しいし、字面で印象が固くなる
オタクが日本語の擬音語、擬態語について知るならボカロ曲の「アカリがやってきたぞっ」が良いと思う
あれ凄い曲だよね。擬音語、擬態語だけで曲が作れてしまうという。
完全に理解するのはネイティブじゃないと難しいかもしれないが、動画で見ると各種動作が見れるしノリの良い中毒性のある歌だから日本語学習的にも実は悪くないのではないかと
中国語は汎用性高いし情報量も多いから便利だとは思うけど、その汎用性ゆえに細かい表現向きじゃないからね
語気とは違うけど、私は全部カタカナで表記することによって「硬い言葉」にする手法は面白いと思う
例えば何気なく出てしまう声、こっちでいう「啊……」みたいなのが日本語だとイロイロなシチュエーション、語気の強弱など微妙な違いを表現できる
こういう所は小説などで便利だろうな
中国語は文字で正しく書くのが難しい擬声語も多い
この部分に関しては確かにもどかしさがある
音素だけなら中国語の方が日本語より多いんだけどね
日本人が中国語を学ぶ時は中国語の子音の多さや発音の違いで苦労すると聞く
音素が多くても使い勝手が良い、思った通りの音を表現できているわけじゃないからな
中国語だと脳内の音と字の読み方が違い過ぎるけどこれで妥協するしか……みたいなことも少なくない
その辺理に関しては中国語に無いわけじゃないよ
いわゆる標準漢語、普通話になる過程で消えた言葉でもある
方言には曖昧な語気表現、口調に対応した言葉はあるよ
確かに
広東語はそういうのがまだ残っているし字幕でも使われるよね
評価の高い字幕組は日本語に限らず外国作品の翻訳し難い微妙なニュアンスは方言使うこともあった
だがこの手法は公式翻訳では使えないし、それが通じない人も少なくないから使いやすいものではないね
ウチの国で「ギャグマンガ日和」が大人気になってその後の様々なコメディ作品に影響を与えたのも方言混じりの翻訳、正確さよりも面白さ重視な翻訳だったからというのがあるからな……
そういった言葉消えたのは朱元璋のせいという説が
ハゲ関係以外もたくさん言葉消した
方言には様々な擬声語もあったりするけど地方ごとに違うし使い方も広まっていない
何より「普通話」に反映されていないので普通の視聴者にとってはどんどん馴染みが無い言葉になっているので使い難いのがな
例えば普通話にも語気を表すためにつける「啦」があるけど、普通話ではほとんどのニュアンスにそれを使うので別の漢字や発音で表現されていた呼びかけの強さや範囲、問いかけが混じるなどの表現が消えてしまっている
普通話の便利さは分かるけど、創作だと微妙な気持ちになる場面にぶつかるね
好みは分かれるだろうけど、私は日本語の小説の文字表現の自由さは面白いと感じている
個人的に凄い表現だと思っているのはハートマークで感情表現すること
あれは私も感心した。特に♥を喘ぎ声にしてエロ表現に落とし込むとか……
言語の違いで正しく翻訳するのが難しいネタの一つだな!
いつの間にかそれで興奮できるようになった自分自身も不思議だが、理解しておくと非常に捗る。
とまぁ、こんな感じで。
実体験も含めてイロイロな話が出ていました。
ちなみに今回のネタを教えてくれた方からは
「日本語の擬声語、擬態語は翻訳するときに苦労する部分です。ローマ字表記でそのまま書いてしまうやり方はファン同士、或いは翻訳を管理する上の方が分かっているなら使うこともありますが、正式な翻訳ではダメなことがほとんどです。ジークアクスで何度も言及される『キラキラ』は『kirakira』で雑に使っていますが抽象的な擬態語の翻訳は本当に悩みます」
「中国の視聴者、読者の中には中国語の文章に漢字以外の文字が入るのを嫌う人もいます。全て漢字でなければ正しくないという考えの人もいます。これはオタクの中でもそれなりにある考えで、一般向けだと更に強くなります。だから正規ルートで展開される商業作品ではアルファベットを使った翻訳は避けるのが無難です」
などといった話もありました。
とりあえず、こんな所で。
例によってツッコミ&情報提供お待ちしております。


