ありがたいことにネタのタレコミをいただきましたので今回はそれについてを。
中国オタク界隈では時折日本語に関する討論も行われているそうですが、そういった話題の中ではやはり日本の作品の中に出てくる日本語の使い方についてが盛り上がるのだとか。
そんな訳で以下に中国のソッチ系のサイトで行われていた
「自分の名前を一人称にするのは現実ではどうなのか」
などといったことに関するやり取りを、例によって私のイイカゲンな訳で紹介させていただきます。
二次元には一人称が名前のキャラが珍しくないが、あれって現実の日本ではどうなんだろう?変わった口癖が現実にはほぼ無いのは分かるんだが。
うーむ。日本語は一人称の種類が多いし、俺は名前で自称してもそんなに問題無いのかもしれないと思っていたが……
日本の二次元作品だとキャラを強調する萌えポイントの一つ、といった所かな。
しかし現実で自分の名前を一人称、こっちの「我」の代わりに使うのはなんか変な感じだよね。
日本のネットをまわっているとそいう自称をするタイプの人間はたまに見かける
しかし現実社会とネットはまた少々違うからなあ
あと一人称が名前みたいなキャラは中国国内のネットでもたまにいるな
あの名前一人称が作品内でキャラ付けをする、判別しやすくする手段としては有用なのは間違いない
日本語に複数ある敬称と組み合わせれば更にキャラ立てができるわけだし
以前日本との電話会議でたぶん識別のためにその時だけ一人称で喋る人がいたけど、これは特殊なケースかな?
私の知り合いの日本人に日本語の使い方の話題で聞いたことがあるんだが、高校のクラスには名前が一人称のクラスメートもいたらしい
ある種の中二病に似たようなものだという解説もあった
日本の日常生活では「私」や「僕」、「俺」が一般的なレベルで、「わし」や「我輩」は創作の中のキャラ以外にはあまり聞かないということだったかな?
上で電話会議の話が出ているけど、私が参加した日本人と一緒の会議でもそういうのがあったな。最初、渡辺さんが二人いるのかと思ったよ……
それは例えば「私、渡辺が」みたいな言い方で最初の私を省いたか聞き逃した可能性があるな
日本人は仕事の時に身内側の人間は役職+姓、或いは姓だけで呼ぶから
自分の名前を一人称というのは基本的にはキャラデザの一種だ
しかし私も現実に無いわけではないと聞いたことがあるね
日本人がネタっぽくいう、バカな話をするときには使うこともある
こういう名前の一人称の使い方はウチの国でもあるだろう
日本では子供が自分を「名前+ちゃん」で呼ぶのも定番だね
二次元作品の名前一人称はこれを反映した子供っぽいキャラ付けの一環という意味もある
私の中ではオタク向け作品だと名前で自称するのはあざといキャラ付けの一環という印象が強い
オタク向け作品だと変人キャラが使う印象もあるような……
私はたまに自分の名前を自称に使うこともあるんだけど、そんなに変かな?実は周りの人からあざといアピールの痛いヤツみたいに思われていたのだろうか……
どういうシチュエーションで使うか次第?
ネタと分かっていればそんなに問題無いが、初対面でそういう自称されたらヤバいヤツだと判断される
この話題を見ていて、自称に自分の名前を使うことに関してはそんなに変だと思わなくなっている自分に気付いてしまった……ネットの感覚に慣れ過ぎたのか……
こういうのって文字とか動画とかを経由した場合と、現実で直接言われる場合で印象が違う
私の見聞きした範囲では日本でも「名前を一人称にする」のは滅多にない、使うとしてもある種の演技が入ることが多いのではないかと
国内でも名前を一人称に使うのは無いわけじゃない。テレビドラマでもたまにそういうキャラが出てくる。
しかし現実の界隈でそう口にする人についてはヘンな印象になるのは避けられないのも確かだ。
中国でも動画配信で名前を一人称にしてキャラ作ってるのがいるし、アピールの手段の一つではあるのかな
基本的に「我」な中国語とは違って日本語の一人称は一定しないし、こっちの感覚よりも違和感は薄くなるのではないかと
名前の一人称ってウチの国でも無いわけではない
当時実際にどのくらい使われていたかはさておき古代の文書にはよく出て来る
劉備の髀肉之嘆なんかは一人称「備」だったな
二次元世界を探せば劉備をモデルにした名前が一人称な萌えキャラとか出てきそうだな……
実は俺は現実の日本人の一人称もちょっと分からない所がある。二次元作品に出てくる一人称で現実で使って問題無いのはどれなんだろう
例えば富野作品だと名前が一人称的に使われるが、あれはどこまでが演出なんだろうかとか、「僕」という言葉は大人の男性も使っていいのかとか……
上の方でも言われているけど、名前を一人称として使うのは演出やキャラ付けなので現実では使わない方が良い、「僕」は成人男性も使って問題無い
「僕」はビジネスの場でも普通に使われる一人称だよ。ビジネスの場における男性の一人称は「私」か「僕」になる。立場と年齢が上の人が「わし」を使うことはない。
あとさすがに日本でもオタクじゃなければ口頭で「拙者」や「吾輩」、「我」は使わないということだ。
日本語の先生からは日常会話では「私」と言っておけば間違いではないと聞いた。「僕」や「俺」はシチュエーションや相手によっては悪い印象になる可能性があるとのこと。
私は日本人から現実で女性が「僕」というのはかなりあざといという話を聞いたことがある。現代社会でも女性が「僕」といった場合、キャラを作っているのはほぼ確実という話だった。
そこは二次元との違いがある所なのか、ちょっと意外だ。
とまぁ、こんな感じで。
迷走しながらもイロイロな話が出ていました。
ちなみにこのネタを教えてくれた方からは
「中国のオタクで日本語ができる人は大学などで日本語を勉強している人も多いのですが、アニメなどで日本語を鍛錬するので一人称や言い回しがアニメっぽくなってしまう人は少なくありません」
「そしてアニメで鍛錬した日本語は趣味分野や日常会話は問題無くてもビジネスで使うのは危ないという説もあります……私もビジネス用の日本語文書、或いは中日翻訳の文書は職場の日本人に一度チェックしてもらうようにしています」
などといった話もありました。
とりあえず、こんな所で。
例によってツッコミ&情報提供お待ちしております。
中国オタク界隈では時折日本語に関する討論も行われているそうですが、そういった話題の中ではやはり日本の作品の中に出てくる日本語の使い方についてが盛り上がるのだとか。
そんな訳で以下に中国のソッチ系のサイトで行われていた
「自分の名前を一人称にするのは現実ではどうなのか」
などといったことに関するやり取りを、例によって私のイイカゲンな訳で紹介させていただきます。
二次元には一人称が名前のキャラが珍しくないが、あれって現実の日本ではどうなんだろう?変わった口癖が現実にはほぼ無いのは分かるんだが。
うーむ。日本語は一人称の種類が多いし、俺は名前で自称してもそんなに問題無いのかもしれないと思っていたが……
日本の二次元作品だとキャラを強調する萌えポイントの一つ、といった所かな。
しかし現実で自分の名前を一人称、こっちの「我」の代わりに使うのはなんか変な感じだよね。
日本のネットをまわっているとそいう自称をするタイプの人間はたまに見かける
しかし現実社会とネットはまた少々違うからなあ
あと一人称が名前みたいなキャラは中国国内のネットでもたまにいるな
あの名前一人称が作品内でキャラ付けをする、判別しやすくする手段としては有用なのは間違いない
日本語に複数ある敬称と組み合わせれば更にキャラ立てができるわけだし
以前日本との電話会議でたぶん識別のためにその時だけ一人称で喋る人がいたけど、これは特殊なケースかな?
私の知り合いの日本人に日本語の使い方の話題で聞いたことがあるんだが、高校のクラスには名前が一人称のクラスメートもいたらしい
ある種の中二病に似たようなものだという解説もあった
日本の日常生活では「私」や「僕」、「俺」が一般的なレベルで、「わし」や「我輩」は創作の中のキャラ以外にはあまり聞かないということだったかな?
上で電話会議の話が出ているけど、私が参加した日本人と一緒の会議でもそういうのがあったな。最初、渡辺さんが二人いるのかと思ったよ……
それは例えば「私、渡辺が」みたいな言い方で最初の私を省いたか聞き逃した可能性があるな
日本人は仕事の時に身内側の人間は役職+姓、或いは姓だけで呼ぶから
自分の名前を一人称というのは基本的にはキャラデザの一種だ
しかし私も現実に無いわけではないと聞いたことがあるね
日本人がネタっぽくいう、バカな話をするときには使うこともある
こういう名前の一人称の使い方はウチの国でもあるだろう
日本では子供が自分を「名前+ちゃん」で呼ぶのも定番だね
二次元作品の名前一人称はこれを反映した子供っぽいキャラ付けの一環という意味もある
私の中ではオタク向け作品だと名前で自称するのはあざといキャラ付けの一環という印象が強い
オタク向け作品だと変人キャラが使う印象もあるような……
私はたまに自分の名前を自称に使うこともあるんだけど、そんなに変かな?実は周りの人からあざといアピールの痛いヤツみたいに思われていたのだろうか……
どういうシチュエーションで使うか次第?
ネタと分かっていればそんなに問題無いが、初対面でそういう自称されたらヤバいヤツだと判断される
この話題を見ていて、自称に自分の名前を使うことに関してはそんなに変だと思わなくなっている自分に気付いてしまった……ネットの感覚に慣れ過ぎたのか……
こういうのって文字とか動画とかを経由した場合と、現実で直接言われる場合で印象が違う
私の見聞きした範囲では日本でも「名前を一人称にする」のは滅多にない、使うとしてもある種の演技が入ることが多いのではないかと
国内でも名前を一人称に使うのは無いわけじゃない。テレビドラマでもたまにそういうキャラが出てくる。
しかし現実の界隈でそう口にする人についてはヘンな印象になるのは避けられないのも確かだ。
中国でも動画配信で名前を一人称にしてキャラ作ってるのがいるし、アピールの手段の一つではあるのかな
基本的に「我」な中国語とは違って日本語の一人称は一定しないし、こっちの感覚よりも違和感は薄くなるのではないかと
名前の一人称ってウチの国でも無いわけではない
当時実際にどのくらい使われていたかはさておき古代の文書にはよく出て来る
劉備の髀肉之嘆なんかは一人称「備」だったな
二次元世界を探せば劉備をモデルにした名前が一人称な萌えキャラとか出てきそうだな……
実は俺は現実の日本人の一人称もちょっと分からない所がある。二次元作品に出てくる一人称で現実で使って問題無いのはどれなんだろう
例えば富野作品だと名前が一人称的に使われるが、あれはどこまでが演出なんだろうかとか、「僕」という言葉は大人の男性も使っていいのかとか……
上の方でも言われているけど、名前を一人称として使うのは演出やキャラ付けなので現実では使わない方が良い、「僕」は成人男性も使って問題無い
「僕」はビジネスの場でも普通に使われる一人称だよ。ビジネスの場における男性の一人称は「私」か「僕」になる。立場と年齢が上の人が「わし」を使うことはない。
あとさすがに日本でもオタクじゃなければ口頭で「拙者」や「吾輩」、「我」は使わないということだ。
日本語の先生からは日常会話では「私」と言っておけば間違いではないと聞いた。「僕」や「俺」はシチュエーションや相手によっては悪い印象になる可能性があるとのこと。
私は日本人から現実で女性が「僕」というのはかなりあざといという話を聞いたことがある。現代社会でも女性が「僕」といった場合、キャラを作っているのはほぼ確実という話だった。
そこは二次元との違いがある所なのか、ちょっと意外だ。
とまぁ、こんな感じで。
迷走しながらもイロイロな話が出ていました。
ちなみにこのネタを教えてくれた方からは
「中国のオタクで日本語ができる人は大学などで日本語を勉強している人も多いのですが、アニメなどで日本語を鍛錬するので一人称や言い回しがアニメっぽくなってしまう人は少なくありません」
「そしてアニメで鍛錬した日本語は趣味分野や日常会話は問題無くてもビジネスで使うのは危ないという説もあります……私もビジネス用の日本語文書、或いは中日翻訳の文書は職場の日本人に一度チェックしてもらうようにしています」
などといった話もありました。
とりあえず、こんな所で。
例によってツッコミ&情報提供お待ちしております。