2006年09月

2006年09月29日

友情と確信。 5

4f19f0d1.jpgヤマケンとアビさんが今日、ロスを飛び立った。
今回のヤマケンの試合は非公式の様相が強く、アメリカの主催者側がヤマケンの実力を見る為のテストのような思惑もあるらしい。いずれにせよ、ロス空港のトイレの中で派手な爆音と共にスッキリとした顔で出て来たヤマケンを見ていると、十分にリラックスしていると感じた訳だ。
特に今回は日本での試合なので自分が行かなくても、事務所の金森社長がついている、ヤマケンの古くからの大親友で大きな心の支えになれる人だから、余計に安心していられる訳でもある。
だから間違いなく今回は彼の実力が発揮され、何事も無かったかの様に帰って来るだろう。
今までほとんど寝たきり状態だったが、ようやく起き上がり動く事の出来た体で、健闘を信じながら送り出して来たのである。肩の痛みはまだあるものの、アイシング効果で一時期の様な激しい痛みは通り過ぎた様だ、安心感が全身を覆い尽くして来た。
それにしても長い間シャワーさえ浴びれなかったので酷く体が痒かった。良く見かける髪の毛が海苔の様にベッタリと束になっている真っ黒い人達の気持ちがわかった様な分からない様な、不思議な不潔感を経験してしまった訳である。
早く練習に復帰して、アビさんがタイから持って来てくれた試合用のタイパンツを履けるように、痛みが引いたらしっかりとリハビリを開始しようと思っている。
Thai pants

2006年09月23日

油断と怪我。 1

9e9970af.jpgあっ!そう脳細胞によぎった瞬間の出来事だった。
嫌な鈍い破壊音が左の肩から電気信号の様に両耳に響き渡った。
右膝、両肘、両足首、頸椎、腰椎と何度も経験して来た、脱臼時にかかる靭帯損傷の嫌な瞬間である。この痛みと損傷具合から見て完治には早くても最低6週間はかかるだろう。比較的好調時に起こりやすい典型的なアクシデント、いわゆる好調が故の危機管理意識の低下が一瞬の防御と受け身を遅らせてしまった訳だ。
アビさんが帰って来てこれからと言う時の今回の怪我は、精神的にもかなりダメージが大きい。
6週間となると筋肉の衰えも著しく激しいものになるし、技術練習が出来ない分大きなストレスに見舞われるだろう。
最後の挑戦の大きな山を目の前にしての足踏み、一体何の目的でこんな試練が目の前を覆い尽くしてしまうのか、自分自身にも非常に悔しい。
何とかストレスだけでも軽減出来る事を取り入れて、生活リズムを変化させて行かなければならない、その上でユサナ摂取を効果的に活用して早期回復を目指そうと思う。
靭帯損傷の治療はただ1つ、筋肉の奥の骨に沿うようにして関節を支えている靭帯まで届くような徹底したアイシングと患部を絶対に動かさない事である、そして関節栄養素の増量摂取とプロテイン摂取に依る靭帯の再生である。これを痛みが引くまで2週間前後かかるのを我慢して続けなければならない。
その後、痛みが引けば一安心で、後は関節の稼働域を広げる為のリハビリテーションとその直後のアイシング期間が2週間。
力が入るようになって来たら、靭帯とインナーマッスルの強化に2週間、合計6週間、気の遠くなる作業が待っている訳である。
こうなってしまった以上致し方なく、慌てず、騒がず治療に専念するとしよう、これもプロの仕事の1つである。
怪我

2006年09月22日

帰って来たアビさん。 5

009c7869.jpgようやくアビさんがタイから帰って来た。一時はタイのクーデターで帰ってこないんじゃないかと心配していたが、無事にLAXに到着、再び3人が揃い激しい練習に突入する事になる。
そのアビさんを迎えに行った時間が早かったので国際線のロビーにあるレストラン街でラーメンを食べているテーブルで一緒になった新婚カップル。ロサンゼルスでの新婚旅行を満喫した様で、この2人の幸せなオーラはこれから俺たちの未来に明るい希望を運んでくれているようで、こちらも幸せな気分にさせてもらった。
実は、この日とても混雑していて空いているテーブルが無く、『場所を取ってきます』と言い残したヤマケンがスタスタと1人で座っている女性のテーブルに、いきなり腰掛けたので、その女性も一様に驚いた様子でびっくりしていたのだが、新婚の自衛隊に勤める旦那さんが後で来たので安心した訳である。
つい、あのヤマケンがいきなり目の前に座った時の女性の恐怖の気持ちになってしまい、気をもんでしまった訳だ。
何てったってキングコングの本能だからねぇ、(笑)(前回の日記参照)。
そのヤマケンも人の子なのか、現在体調を少々崩して、人並みに咳なんかをしていると、可愛く感じてしまう今日この頃、、、、、このギャップで落ちて行く女性が何人いる事やら、(笑)。
とりあえず、再び野獣に戻る事を祈っておこうと思っている(笑)。
Couple

2006年09月20日

久しぶりのリフレッシュ。 5

1c2c4a87.jpgユサナのコンベンションの帰りにノリ姉とハナッペ達がロスに寄って、3日間羽を伸ばした。もちろん自分がガイドになりロスの街を案内しながらもリフレッシュ出来た。
久しぶりのユニバーサルスタジオも、通算10回目を超えていて、尚も相変わらず楽しくアメリカの懐の深さを感じながら楽しめたのである。それも大量の水をぶっかけられても笑ってしまう底抜けに明るい地盤があるからで、気分転換にはもってこいである。
2ヶ月ぶりに再会したショーンウィリアムスも懐かしくノリ姉達を迎え入れてくれて、若手2人とオーナーを含めて4人のショーンが勢揃い、早速ハンサム達の中に入っての記念撮影に満足げな顔で収まっていた。
日本に帰った彼らは、これから今まで以上にノリ姉を中心にユサナ活動を力強く広めて行くだろう。
因に、10月の上旬に決まったヤマケンの試合を予想するにあたり、ふっと頭の中をよぎったイメージ、すなわち自分だけが分かるヤマケンの真の強さの秘密が、ユニバーサルスタジオの中で偶然にも出会った恐ろしい本能と重なり一致したのである。この黒ずくめの彼の持つ闘う本能が次の試合で解き放たれれば恐ろしい結果がついて来るであろうと確信した瞬間であった。
ここにその証拠写真を掲載する事にしよう、ウ〜ン、恐ろしや〜。
ゴリラ

kasira2 at 16:00コメント(0) この記事をクリップ!

2006年09月11日

休息。 4

8e0b2c72.jpg今週も限界ギリギリまで肉体を引っ張って練習して来た。
毎週そうだが、金曜日の夜にはヘロヘロで帰って来ては『終わったぁー』と大きなため息と共に崩れ落ちるのがお決まりになっているみたいである。
土曜日の休みに入ると、自然と体がマッサージを心待ちにしているように張りまくって来るので、土曜日の休みは、本当に一日中部屋の中での休み状態になっていて、大好きな映画を見に行く気力も無いのである。
しかも日曜日はユサナのミーティングなので、実際に遊びに行く時間など殆どない状態、いわゆる格闘技にドップリと浸かっているのである。嬉しい様な、何か寂しい様な、不思議な心地良さなのである。
そんな日曜日の午後、プライドの無差別級グランプリの最終戦のPV放映が行われ、いつもの様に道場に集まり、ショーンを中心にみんなで観戦した。
ミルコ選手が怒濤の打撃を的中させて優勝、道場にいるみんなはプライドの第1試合から最後まで大歓声の興奮状態で一喜一憂していた。
やはり、UFCの時とは皆の熱が全然違うのを感じた、試合内容もやはりプライドの方がとても濃い物に感じたらしい。
今年の11月には高田さん自身がショーン、ウィリアムスの試合を組んでくれるとの約束を、勝利と言う行動で恩返しする為に彼も懸命にリハビリ中である。
それこそUFCとは次元の違う本当の世界最高峰のグランプリ決定戦を、ショーンはどのように心の奥底に浸透させ、11月のデビュー戦に向かうのか、本当に楽しみであると共に、一緒に練習して行く中でより強いレベルの世界へ向かいたいと思っている。


2006年09月06日

やみつきへの恐怖。 5

b02a00ff.jpgアビさんが事情でタイに帰っている今週から寝技を重点においた練習に入っている。ショーンウィリアムスもカナダの柔術講習会を成功させて帰って来た。
9月は柔術のトーナメントにもエントリーするので気合いを入れ直して練習している所である。
それにしてもハリウッドに来てから体に手入れだけが気になっている。
家から今まで通っていたグローバルスポーツマッサージがあるガーデナまで非常に遠いので、なかなか通えないのである。
そんな時に、先週アビさんが帰る前に食事したタイタウンで、タイマッサージを薦められて試して来た、さすがにグローバルスポーツマッサージほど筋肉の中にまで圧力を加えて治療するまでとはいかないが、体全体をリラックスさせることは出来るので、当分何とか持ちそうである。ただ、マッサージを受けている間中寒くて困ってしまうのが難点ではあるのだが。
もう1つ、嬉しくて困ってしまうタイタウンの特徴がある、タイ料理がうまくて腹一杯食べて帰るのだが、唐辛子が生で沢山入っている辛さの為、翌日からの数日間は腹痛と火の出る様なお尻の痛みに襲われてしまう事だ。
いつも当分食べないぞーっと強く心に誓うのだが、決まって一日おきくらいに食べに行ってしまうのである、きっとタイ料理には継続性の薬物が含まれているのかも知れないと思ってしまうほど気が付いたら食べている訳だ。
その後の多少の苦痛はユサナの大量摂取で何とか誤摩化しながらキツイ練習に向かっている毎日である。
それに比べて、やはり野獣の一種の突然変異なのか、不思議とヤマケンはケツの穴の皮が厚いらしく、生の唐辛子をバクバクと胃の中へ収めても、私の苦痛とは無縁の平気な顔で、今日も爽快に詰まりものを大量にお尻から放出しているようだ。うらやましい、、、、。