2007年04月02日

芝居日記・カスパー

カスパー公演のアンケート。

当日、劇場で書ききれなかった方が、事務所にFAXしてくださいました。
たくさん、すてきなご感想が届いていました。

また、メールでも、もちろん、このブログでも、みなさまから
たくさん、すてきなご感想をいただいて。。。。

本当にありがとうございます。

今週のメルマガは、カスパーの熱が冷めないうちに、木曜日を待たずに
早めに配信したいと思います。

楽しみにお待ち下さいね!





sannin13ninn2

















お・ま・け・1(^0^)

プロンプター役のたかさん。
実は、とってもおちゃめでいらっしゃる!

その1
歌の中に、「奥さんをたたいてはいけません」という歌詞が
あったのですが、それが、カットになった時、
「うちは、いつも、僕がたたかれているんだ」

その2
楽が終わって打ち上げがはじまった時のこと。
「今日は朝までみんないるの?タクシーで帰ると奥さんに怒られるんだよね。
 ねぇ、どうなの?」
と、しきりに、気にしていらっしゃる。
もちろん、始発電車まで、いらっしゃいましたよ!

でも、お茶目というより、恐妻家(?!)
いえいえ。そう、おっしゃる時のたかさんは、お可愛らしいです(^^:




taka









お・ま・け・2(^0^)

楽日のサプライズ(?)楽しんでいただけたようですね!

例えば、靴べら。
たかさん、焦ってましたね。
靴べら、無いツ!
って、おしゃってました。

押し入れに顔が挟まって、足がじたばた!!

後ろ足で、チャップリンのように扉を閉める(ブログのコメントにもありましたね!)

たてさん
「今日は、楽しかった。。。」



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2007年04月01日

芝居日記・カスパー

カスパー。千秋楽より、一晩明けました。

昨夜は、始発まで、打ち上げが続き。。。。。(*^o^*)

笹部のレポートです。

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金曜日の公演が終わった後で、舘形さんといろいろ話し合った。
「上手になっている。もっと下手に演じないと」
そして最初の登場から、退場まで、もう一度検証しなおす。
実は、プレヴュー公演が終わった後でも、次の日午後、すべての場面を作り直したのだ。
舘形さんほど、頭のいい俳優はあまりいないと思う。
短い時間の間に、その意図するところを完璧に飲み込んで、カスパーの命を見事に生き生きと蘇らせた。
単純なことを言えば、カスパーは演じることが出来ないということである。
登場した、退場するまで、ホンモノの生きた感情で存在し続けなくてはいけないのだ。
そこに演技が入ってはいけない。
しかし、毎日同じ台詞をしゃべり、同じ動作を繰り返していると、どうしてもそれをなぞり始める。
「その瞬間、その瞬間で、舘形さんの心がダイナミックに動かないと、駄目だ。明日の舞台はもう壊すつもりで、すべて決めた段取りの反対をやってみよう。右と思えば左、大きくと思えば、ちいさく、泣くと思えば、笑い、笑うと思えば、泣く」
舘形は勇猛果敢にその挑戦を試みた。
そして、楽日、まさに燃え尽きて、扉の向こうに消えていった。
芝居が終わって、再び、扉の向こうから、舘形は帰ってきた。
でも心はまだ、向こうにいた。
何度も何度も拍手に呼び戻された。
最後は観客は立ち上がり、拍手をした。
舘形の顔色に少しずつ、赤みが戻ってきた。
ここには、本物の演劇があり、そして本物の観客がいると思った。
「カスパー」は極めて難解で、困難な作品である。
この作品に命を与えることが出来るのは、舘形比呂一だけだと思い、待ち続けた。
「これは禁断の書です。開いた人は呪われます」と語った。
芝居が終わった、後、「本番の30分前に逃げ出したいと本気で思った」と語った。
また、「この経験にどんな意味があるのかは、これからずっと先になればわかるだろう」とも語った。
「ぼくはこれ以上自分をなくせない。ぼくは臆病者ではない」
それはまさに舘形自身の心の叫びだった。
舘形の言う「禁断の書」は、二度と開かれないかもしれない。
しかし、確かに舘形はやり遂げた。
彼は想像の中でしかいけない世界の果てにたどり着き、その場所に立ったのだ。
そして観客も、舘形と共に、その場所に立った。
これこそ、本物の演劇だった。
「カスパー」はそういう公演だった。


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カスパー公演にお運びいただいたみなさま、
このブログをお読みくださったみなさま
すべてのみなさまに、
心から感謝申し上げます。

ありがとうございました

また、いつか、どこかで。。。。(?)

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2007年03月30日

カスパー・芝居日記

今日、舞台が終わってからの、会話です。

笹部
「タテ、旗になりなよ。風に吹かれて、自然になびく、旗になろうよ。」

舘形さん
「あ、はい。」

笹部
「それでさ、全部、今の逆やってよ。」

舘形さん
「え?あ!はい!!」

笹部
「で、ここのところなんだけど、ごにょごにょごにょ。。。。。」

舘形さん
「あっ!それ、おもしろそう!(*^o^*)」

明日が千秋楽だというのに、この会話です!
明日は、サプライズがあるかも!?
たかさん、困るかな????



追伸

笹部のブログ更新してくれてました

ご紹介しますね!


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ホンモノの感情


舞台というのは、結局どこまで、ホンモノの生きた感情で、
俳優が舞台の上に存在出来るかということではないだろうか。
「カスパー」という芝居は、つまりはそういうことではないだろうか。
カスパーはイメージとしてしか存在しない。
それを実在させるのは、俳優である。
俳優が、自分の過去と現在をすべて投入し、
自分がカスパーとして存在することで、観客の心に、その存在が見えてくる。
まさにホンモノの生きた感情で、存在し続けることを余儀なくされるのだ。
で、舘形比呂一は禁断の書を開いてしまったのだ。
さて、明日、最後のページが開かれる。
一体、何が書いてあるのだろうか。






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2007年03月29日

芝居日記・カスパー

今日は、スタッフの話をさせてください。

小屋入りの日の様子から。。。。


幕開きの雪、みなさまの目には綺麗に映ってますでしょうか。

あれが、なかなか、綺麗に映えなくて、照明プランナーが叫びました!

「後ろの壁、全部黒く塗っちゃえ!!」

って、そんなことしていいのぉ〜?

いいんです。

今回の照明プランナーは、スペース107の支配人なんです。

自分の劇場ですから、自分の思うようにしたっていいですもんね(笑い

かくして、退館時間の10時を過ぎても、スタッフ総出で

壁を黒く塗りまくっていました♪



追伸:
今夜のメルマガ2度配信していますが、間違いではないですよ。
配信直後に、マクベス初日公演が終わったばかりの新潟から
演出の栗田さんのメッセージが届いたので、急ぎ再配信しました(^^
楽しんでくださぁい!

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2007年03月28日

芝居日記・カスパー

笹部と舘形さん、ある日の会話より。


舘形さん
「笹部さん。僕ね、カスパーは禁断の書なんだと思うんです。開けたらダメなんですよ。
開けた人間はのろわれる。。。ぼくはのろわれちゃったんですよ。」

笹部
「それが、快感なんじゃない?(^^」

舘形さん
「う、そ、そうかもしれない。。。。
 でも、でも、やっぱり、カスパーの二回公演は無理です。できません(><)
 誕生して消えてゆくんだから、一日一回にしてくださいっ!」
 (再度、訴え!)

笹部
「でも、2回公演の夜が一番いいんじゃないの?」

舘形さん
「ぶはっ(爆)それは、いっぱいいっぱいで、なにも考えられないから。。。。
 もう、勘弁してくださいよぉ」


早いもので、カスパー公演も折り返し地点を過ぎました。

何度も同じことを書いて、もっと違う表現はないのか、と思うのですが、
やはり、この作品には、この言葉しか、思い浮かびません。

明日も、カスパーとの戦いは続きます。





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2007年03月27日

芝居日記・カスパー


今日は、カスパーの、あの台詞のヒミツをお話させてください。


うっとめぇ、だえが、ほんだったえんだ、ふとになりてぇ

ずっとまえ、だれか、そうだったような、ひとになりたい

ずっと前、誰か、そうだったような、人になりたい



以前のメルマガにも書きましたが、
カスパーという戯曲の存在を笹部に教えてくれたのは、
故・寺山修司です。

今回のカスパーは、寺山さんなくしては
生まれることのなかった舞台といえるようです。

だからでしょうね。
青森出身の寺山さんに敬意を表して、笹部が、青森弁で台詞を書きかえました。

このフレーズが、芝居中何度も繰り返し出てきますね。
なかなか、効果的だと思いませんか?

青森弁は、青森演劇鑑賞会の方から教えていただきました。





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芝居日記・カスパー

今日は、笹部が企画した「グリークス」のプロデューサー
渡辺弘さんが「カスパー」を観に来てくださいました。

(グリークスについては、笹部のページ→これまでの作品を
 ご覧くださいね!)

渡辺さんは以前に実は「カスパー」を上演しているのです。
蜷川幸雄さんの演出助手をつとめているの井上尊晶さん演出で。

渡辺さん
「いやぁ〜久しぶりに芝居を見て感動しました。
なんともすごい本ですね。自分が上演したときは
よくわかっていなかったんだな、と思いました。
それにしても、館形さんはすばらしいですね。
最後のモノローグ、普通役者はあんなふうに話せませんよ。
どうしても、演じちゃうでしょう。最初のところなんかも、
自分の子供(1歳のお子さんがいらっしゃるんです)の仕草と
おんなじ。すっごくピュアで。びっくりしました。
なんだか、野田秀樹さんと重なって見えてしまって。
無邪気な子供のようなところが。
僕の知ってる館形さんの顔とはぜんぜん違いましたね」

確かに......

館形さんのお顔、変わってきていますよね
  
 
追伸

カスパーのDVDの販売について、お問い合わせをたくさんいただいております。
ありがとうございます! 今回の公演は、シアターテレビジョンが入っています。
ただ今、検討中ですが、まずは、TV放映をお楽しみください。
放映日時が分かりましたら、スタッフブログでお知らせしますね!

また、ハムレットのDVD販売についてですが、
スタッフ・キャスト全員の快諾が得られないと実現は難しく。。。。
以前、お知らせした状況から進展していない、というのが現状です。

何卒、ご理解いただきますよう
よろしくお願い致します m(__)m

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2007年03月25日

芝居日記・カスパー

世界選手権女子フィギュアスケートで安藤美姫選手が優勝したそうですね。

電車の中で前の席に座っている人の新聞で知りました(*^o^*)

トリノオリンピックでの彼女の演技しか見ていなかったので、
このニュースにはびっくりしました。

もちろん、あのときから時間がたっているし、シーズンも変わっているわけだし、
彼女の成長は著しいのでしょうね。

オリンピックの時は、力を出し切れなかった、自分の演技が出来なかった、
と、言っていたように記憶しています。

でも、今回の大会では、力を出し切れた、自分の演技が出来た、というコメントが新聞に書いてありました。

(よその人の新聞なのに、しっかり読んでしまいました(笑い)

すごいですね。
同じ人間なのに、この結果、この自信。


カスパーは、なかなか、やっかいな芝居です。
いえ、かなり、といったほうがいいでしょうか。

針の穴ほどでも、ずれてしまうと、すべてが壊れてしまう。

たとえば、スケートのジャンプ。
あれは、ほんの少しのタイミングや心の状態などで
成功か、転倒か、順位も、メダルも、まさに、天と地ほどの差がでてしまうのでは
ないでしょうか。


館形さん
「この芝居は、僕、二度と同じようには出来ないんです。。。。。。」


銀盤の上での真剣勝負に負けるとも劣らない
板の上でのカスパーとの戦いは、明日も続きます。




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芝居日記・カスパー

今日ははじめてのマチネ、ソワレの2回公演でした。

館形さん
「笹部さぁん。カスパーの2回公演って無理ですよ〜。できませんっ!誕生して消えてゆくんだから一日一回にしてくださいよぉ」

笹部
「そうだよね〜。無理だよね〜。」

館形さん
「でも、ショーのところ、シーザーさんの音楽のおかげで、喋りやすくなりました」

笹部
「うん。とても、いいよね。」



演出の栗田さんから笹部へメールが届きました。

「いやーおもしろかった!新潟組も、歩もえみ(谷田歩・市川笑也)も感動してました!グーです!」

栗田さんはマクベスの稽古が重なっていて、カスパーの本番が観られなかったのですが、
今日のソワレを観て、芝居の変貌ぶりに感動していました。



舞台って本当に生き物ですね。




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2007年03月24日

芝居日記・カスパー

初日が無事終わりました。

笹部がこんなことを話してくれました。

あのマイペースでクールな、振り付けの伊藤キムさんが
舞台が終わってから、ふっと僕のそばに来て、
「これは人間の根源的なことをあつかっているんですよね」
と、ぼそっと言った。

えー!無口なキムさんが、こんな核心的なことを言ってきてくれるなんて、
と、ちょっとびっくりしたんだ。

無口といえばさらに輪をかけたように無口なJ・A・シーザーがスタッフと飲みに行って(!)そこから、電話をくれたんだよね。
「笹部さん、ショーのところの館形さんの台詞の音楽、もっとゆっくりした感じに変えてもいいですか?」
「うん。それは、とってもいいアイディアだから、お願いします」

実は、シーザーは毎日音楽を変えてきているんだよね。
それだけ、館形さんが命がけで臨んでいるから、なんだと思う。

館形さん
「僕は鶴なんですよね。ほら、鶴って自分の羽で機を織るでしょう。
僕も、カスパーっていう舞台は、自分のすべてを注ぎ込まないと成立しないんです。でも、今回かけがえのない経験をさせてもらってるな、と思います。
これから、毎日、カスパーとの戦いです。今日、カスパーの扉がかすかにあいたような、光が差してきたような感じがするんです。
それが、どんどん力強く、確かなものになっていったらいいな、と思っています。」


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