今朝の朝日新聞ネット記事によると、愛知万博のあった海上の森(愛知県瀬戸市)に隣接する林で建設された太陽光発電施設が、市の中止勧告に反して開発された際、室町期の窯跡が壊されていたとのこと。

<太陽光発電施設と遺跡の位置>
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2016.3.13 朝日新聞ネット記事

<壊された大平窯跡と同じ形状の国指定史跡の小長曽陶器窯跡>26
2016.3.13 朝日新聞ネット記事

<記事抜粋>
・名古屋市のフジ建設による林の伐採と太陽光発電施設の設置が2月に発覚した後、県と瀬戸市が立ち入り調査をしてわかった。
・フジ建設「造成済みの自社所有地を拡張したので、法的な手続きがいるとは知らなかった。13年に瀬戸市と開発計画をやり取りした際は別の業者に委託し、法令関係は引き継がれなかった」
・太陽光発電を手掛ける名古屋市の団体役員「規制を知らないなんてありえない。業界がうさんくさく見られる」。
・海上の森の保全運動に関わる元瀬戸市議「森林法や砂防法など法律の後ろ盾がある。砂防関係条例に、原状回復を命ずることができる、ともある」
・県「法令違反は明らか」(知事)。
・県教委「埋蔵文化財はガラクタではない。地域の貴重な証人だ」。
・フジ建設「行政の指導を受け事後に開発を届けることになるはずだ」。


 太陽光そのものに何ら責任はないが、こうしたろくでもない太陽光開発が、真っ当な太陽光振興を阻害するだろう。

 こうしたことは本来、太陽光発電業界団体が、業界内で通じる常識的かつしっかりとした自主基準を策定し、業界内で普及させていくべきことだ。

 しかし、今回の事案など太陽光発電施設の乱開発が目立ち始めていることからすれば、業界内で仕切れないのだろう。

 ならば、法的に規制強化するしかない。