*衿元ドレープCS

April 07, 2009

衿もとドレープCS/OPで、
『丈出しして、ロングドレスにできますか?』
そんなお問い合わせを頂きました。

ロングドレスと言うくらいですから、超ロングなドレスを想像しました。
丈出し50センチで作ったサンプルです。(正確に言うと52センチ出し。)


ロングドレス<<+50 使用したニット>>
今回、サンプル用に用意したニットは、どれも1Mしかないので、コスモテキスタイルさんで頂いた「おまけ」で縫いました。ちょっと渋めの大人ワンピに仕上がりました。

おそらく(おまけなので混紡率不明)、
ポリ100% 薄手 天竺 テンション極低

テロンとしてて、柔らかい風合い。
かなり薄く、エスパンディの一歩手前くらいです。


<<+50 シルエット>>
『ややIライン』の型紙なので、スカート部分はフレアラインではありません。

これだけ丈が長いと、生地の重みで脇線がストンと落ちます。
ウエストマークしたほうが、スタイル良く見えそうです。(個人的な好みですが)。
共布をウエストで結び、足長さんに。


<<+50 使用するニットについて>>
丈が長いと生地の重みで、服全体が伸びやすくなります。
縫ったときはO.Kでも次第に、脇線はそのままで、それ以外が伸びて脇線が引きつれたり。また、脇線がとても長いですからテンションが高いと、脇線が伸びて縫いあがってしまったり。

そういった状態は困るので、最初からテンションの低いニットを使います。

更に、ニットの編み目は、細かいほうが良いです。
編み目が大きいと、編み目は縦横どちらにでも変形できるため、伸びる方向が不安定になります。ですから、編み目は細かい(編み目が詰まってる)ほうが、縫ったあとが安定します。

また、厚手だと服が重たくなり伸びやすくなるので、薄手のほうが向いています。


<<+50 裾始末について>>
超ロングの場合の裾始末は、巻きロック始末が一番安全です。折って始末すると、生地の重みがその分増えるためです。

スカートの裾に、文鎮をぶら下げた状態を想像するとわかると思います。
伸びるに決まってるじゃん!なのです。

折って始末したい場合はチャレンジしてみて、ダメだったら巻きロックに変更してください。


<<+50 歩行について>>
さすがに50センチも出すと、歩行運動量はギリギリの境目です。

着物よりも裾巾はあるので問題はありませんが、
『階段の昇降』や『車の乗り降り』は、上品に優雅にどうぞ。ロングドレスですし。
歩行そのものは問題ありません。


<<裾を折って始末する限界は>>
使用するニットによっても変わりますが、裾を折って始末するのは、丈出し25センチ前後までが目安です。25センチ出しは『膝下丈』になります。これくらいまでで作る人が多いと思うので、一般的な丈の場合は、特別に気を付ける必要はないでしょう。



参考にしてくださいね。

katagamihiroba at 02:27コメント(0)トラックバック(0) 

March 27, 2009

衿もとドレープカットソー・フレア袖
もう一つの袖は、フレア袖です。

更に、身頃にアレンジを加えてます。

フレア袖は優しく肩を包んで、カバーしてくれます。衿もとのドレープを、より女性らしく引き立ててくれる袖でもあります。


フレンチ袖もそうですが、袖巾と袖傾斜とのバランスを見て、袖丈や袖口を微妙に調整し、腕が綺麗に見えるようになっています。


どちらかと言うと袖のアレンジは、フレンチ袖よりもフレア袖がメインですが、フレアが合わないニットもありますから、対応できるように2つあります。どちらも活用してくださいね。





身頃のアレンジですが、他のサンプルと比べると衿ぐりが狭いのがわかりますか?
更に、全体のシルエットもフィット感があるように見えると思います。

袖付きのときにしか出来ないアレンジですが(←ここ重要!)、
「衿ぐりを狭く」+「細身でシルエットを出す」ことができます。
(このサンプルは特に細身です。限界の確認をしました。)


「真夏用に作るから、インにキャミなんて着たくない!」
「お仕事時にも着たいから、衿ぐりが狭いほうが良いんだけどなぁ」

そんなときに活躍するアレンジです。


一般的な体型の場合は、
上半身のみのトップスのほうが、調整分量を多くするこができます。
ワンピースでは調整分量が少なくなります。
これはバストよりもヒップのほうが、ゆるみ分が少ないためです(Iラインのシルエットだから)。


こんなことも出来るように、ドレーピングをしたり型紙の形状も工夫した、
『衿もとドレープカットソー』です。

============================

ソーイングルームでご紹介した以外にも「ボーダー柄」「厚手ニット」などのサンプルもあります。ボーダー柄で作るのはお勧めです。こちらは、webサイトでご紹介します。

フレア袖のサンプルに使ったニットは、ラウンドシリーズの残布です。引越しのときに出てきたので使ってみました。この形のほうが、生地に合っているかも?シャリっとしてて、テンションが低めの薄手ニットです。

============================

手順書毎回、改良を加えている手順書ですが、今回は過去の形式にとらわれず大幅に変更しました。私の手順書は詳しいとのお声が多いですが、その良さを残して、明快になりました。今回は仕様書1枚、手順書7ページです。


webサイトの準備が整いましたら、販売を開始いたします。もう少しだけお待ちくださいね。

katagamihiroba at 20:08コメント(0)トラックバック(0) 

March 24, 2009

更新が止まっていたのは、グレーディングをして印刷原稿を作ってました。
今は縫製手順書を作ってます。

========================

袖付きのアレンジ。「フレンチスリーブ」です。
綿100%の『エトロ』のニットを使用してます。


デフォルトはノースリーブなので、本来ならば袖を付けると動きにくい服になります。特に今回のような衿もとにドレープがある場合は、動きにくい服だとドレープが乱れてしまいます。

「動きやすくて、ドレープに影響がなく、今年らしい袖とは?」

袖山の高さ、袖巾、袖口寸法、袖口のライン等など、何度も調整しました。いつもならばトワル作製途中を「ドレーピングルーム」でご紹介してますが、途中経過の写真を撮る時間が惜しいほど、袖のラインを探してました。

57d99dd5.jpg

<<隠しテーマ・その2>>

生地屋さんで生地を見ていて、ブランド生地でも着分カットだとお手頃価格のことってありますよね。

作りたいデザインは決まっていないけど、生地に惚れこんでしまったとき。
80〜100センチカットならば、買いやすい値段だったり。

折角のブランド生地だから、ちょっと良い服を作りたいなぁって思うはずです。


衿もとドレープカットソーのノースリーブは、80センチあれば作れます。裾に切り替えを作らないならば、袖ありでも、80〜85センチで作れます(サイズによる差です)。100センチあれば余裕で作ることができます。



『あこがれのブランド生地で縫う服』それがもう一つの隠しテーマです。

また、ネットで生地を買う場合、50センチ単位のことがあるので、『100センチで作れる服』は、生地を買うのも、在庫の生地を使うのにも便利だと思います。

========================

エトロのニットを使ったサンプルは、80センチ着分カットを購入しました。手元に届くと、縦にも軽く伸びる2wayニットで、ノースリーブには向いてないことが判明し、急遽、袖付きを縫うことに。雰囲気的に、裾に切り替え布があったほうが良さそうだったので、2wayを生かして、切替布は縦地の目で裁断してあります。

綿100%ですが、そこは『エトロ』。とても柔らかくて手触りが気持ちよく、色合いももちろん綺麗で、幸せな気分になります。


<<2wayニットで、ドレープカットソーを縫う>>
ノースリーブは、「2wayニット」や「テンション高」を使うのは避けたほうが良さそうです。袖付きならば、「弱い2wayニット」や「ややテンション高」でしたら可能ですが、ロックミシンの「差動調整」を使ったほうが綺麗に縫えます。エトロのサンプルは差動調整を使いました。

一般的なテンションのニットを使うときは、特に気を付けることなく簡単に縫えます。

========================

近いうちにカートを閉じて、新作販売開始準備に入る予定です。

katagamihiroba at 13:03コメント(0)トラックバック(0) 

March 17, 2009

単純に丈を伸ばして、ワンピースにしたサンプルです。

衿もとドレープ・ワンピース素材は綿100%の天竺ニット。
天竺ニットは巻きロック始末が合わないので、裾始末は二つ折りにしてあります。

綿素材を二つ折りすると裾始末に厚みが出るので、若干ですが裾が広がって見えます。

もっとIラインを意識して作りたい場合は、もう少し落ち感のあるニットを使うといいです。更に、巻きロック始末にすると、裾巾が広がりません。(例:黒いサンプル)


Iラインになる範囲でウエストを軽く絞ってあります。Iラインだからこそ、微妙な絞りによってスタイル良く見えます。
もっと『キュッ』とした感じが好きな人は、ベルトをどうぞ。今年風はどっち?と聞かれたら『ややゆるのIシルエット』がお勧めです。






後姿です。
衿もとドレープ・ワンピース(後姿)


<<隠しテーマ・その1>>
今回のカットソーは、テンション低〜中の設定で作ってます。

1時間で縫える(私が縫ったとき)の話はすでに書きましたが、縫製で特別なことをしないので、テンション低を使えば、直線ミシンでも縫製可能です。これが隠しテーマその1です。

カットソーは、4本ロックで縫ったほうが良いのは言うまでもありませんが、「直線ミシンで縫える型紙も欲しい」とのお声に、今回はお答えしました。


「ドレープものって難しそう?」
→難しくないドレープものの型紙もあるんですよ。

「4本ロックミシンを持ってないんですが?」
→直線ミシンでも縫える、カットソーの型紙もあるんですよ。

「直線ミシンでも縫えるカットソーの型紙って、なんとなく、ダボダボしそう?」
→サンプルを見て、そんな風に見えますか?逆に聞いてみたり。



ドレープものなので、テロンとした落ち感のあるニットのほうが向いてますが、この赤いワンピースのように綿100%でも、綺麗にドレープが出ます。また、カジュアル素材で作ると、気軽に作って着れると思います。

『練習を兼ねて、まずは縫いやすい素材で作り、縫製のコツがわかったら、お出かけ着を縫う。』そういう人って多いと思います。練習で作った服も、どんどん着てくださいね。


ブログで見ると写真が暗いですね。すみません。サイトにアップするときは、明るくしておきます。

katagamihiroba at 04:17コメント(0)トラックバック(0) 

March 16, 2009

衿もとにドレープが入った衿ぐりを「カウルネック」と言います。カウルネックカットソーと言われてもピンと来ないと思うので、『衿もとドレープカットソー』と呼ぶことにしました。


衿元ドレープカットソー最初はドレープが一番綺麗に出そうなニットで、確認サンプルを縫いました。黒色なので見にくくてすみません。

この形がデフォルトになり、これから更にアレンジが入っていきます。迷っていた「袖」も作りました。

デフォルトのサンプルは黒色で光沢があるニットのため「式服」っぽいですが、アレンジのサンプルは雰囲気が違いますので、楽しみにしててくださいね。黒ではないので、アレンジのほうが見やすいかもしれません。






<<シルエットについて>>
今年風に、ややIラインにしてみました。
腰丈のカットソーにも、ひざ上丈のチュニックにも、ワンピースにもなります。


<<ノースリーブなんて、いらない?>>
一枚でも着用可能ですが、長袖のカットソーをインに着ることができます。ベストやジャンスカにして、重ね着してもo.kです。もちろん袖の型紙もあるので、袖付きで縫っても。


<<一枚着VS重ね着>>
重ね着が出来るだけの「ゆとり」がある服を、一枚で着る。それもノースリーブ。あっちもこっちもぶかぶかになりそうですが、立体裁断でゆるみが入る位置などを調整してあるので大丈夫です。ゆるみはあるのに、不思議と体に馴染んでくれる、着ていて気持ちいい服です。


<<衿もとのドレープについて>>
トワルを作るとき、ドレープの「分量」と「入り方」にはとても気を使いました。少ないと、ただの「ヨレしわ」に見えるし、入る位置を間違えると胸巾がキツイときに出る「ツレしわ」に見えてしまいます。

また、ドレープものは縫製がずれると、ドレープがねじれる場合があります。そんな心配がなく、誰でも綺麗にドレープが縫えて、美しく見えるドレープとは?色々なことを考えながらトワルを作りました。


<<衿ぐりのあきについて>>
衿ぐりがかなり大きく見えると思いますが、一枚でも着用可能な衿ぐりになってます。しかし、心配な人、胸の形状によっては、インにキャミ等を着たほうが安心感は増します。使用するニットによっても、衿もとの着用感が変わる服なので、1枚で着るかは皆さんにお任せします。


<<テーマ>>
今は、流行とされるものが変化している時期です。着る服に悩む時期でもあります。そんなときこそ、色々なアイテムとコーディネートできたり、アレンジによって雰囲気が変わったりする型紙は、とても大切だと思います。

「新しいボトムを買ったけど、合わせるトップスが無い!でも明日、着たい!!」
「季節が変わったから靴を買ったのに、合わせる服が無い・・・」

---そんなときに、一時間で縫える服。作ったその日に、着て出かけてね。---

katagamihiroba at 17:23コメント(0)トラックバック(0) 
Search
Comments