評判が、まずまずだったように思ったので…
フランス映画なのです。
タイムトラベルや記憶もんとは、ちょっとちがう。
全世界震撼のラストシーンっていうコピーは、どうかな?
あの「変態村」にも。『震撼』って付いてたぞ!
ラストは、淡々としながらも
かなり意味深だったんですけどねぇ。関係ないのでしょうか?
それとも、ラスト一歩手前は、「ゲッ!」でしたけど。(きゃぁ〜かな)

収録時間:119分
レンタル開始日:2006-10-06


 

Story
『ピアニスト』の奇才、ミヒャエル・ハネケ監督によるサスペンス。美しい妻と息子と共に幸せな生活を送るTV局の人気キャスター・ジョルジュの下に、ある日送り主不明のビデオテープが不気味な絵と一緒に届くようにな(詳細こちら

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   『隠された記憶』には、一瞬たりとも気を抜かずに見なければならないという雰囲気がある。主人公たちが見知らぬ誰かに見られているからだ。ジョルジュとアンのローラン夫妻は、パリの邸宅で誰もがうらやむような暮らしを送っていたが、一本のビデオテープが届けれられたことで、それが脅かされる。ビデオには彼らの家が正面から映っているだけで編集もされていなかったが、それでも彼らは不安に思う。次に届いたものにはジョルジュが育った農家が、そして次には郊外を走る車が、安アパートに向かう様子が映っていた。相変わらずたいしたことのない内容だったが、やはり彼らは不安がる。次に子どもが描いたような血まみれの死人の絵が描かれた不気味なはがきが届いたことで、謎は恐ろしくなる。ジョルジュは犯人を確信したが、妻に知れれたくないために隠していた。そこには犯人が誰であるか以上の秘密が隠されていたのだ。監督兼脚本のミヒャエル・ハネケは、古くなった傷口から新しい皮膚が再生されるように、いくつにも重なった欺瞞を巧妙に組み立てた。彼はこの印象深く記憶に残る映画を作るために、先人たちのアイデアをうまく融合させた。複雑な人間関係についてはベルクマン、サスペンスと危険が潜む様子はヒッチコック、そして独特の映画センスについてはアントニオーニの影響が見られる。考えさせられるラストシーンは、事実上『さすらいの二人』への賛辞になっている。多くの人がこのシーンに何かを見つけようと、何度も繰り返して見るだろう(だが何度見ても結果は得られないかもしれない。その場合は、ヘネケ監督が自分の考えについて語っているDVDの特典インタビューを見て欲しい)。見どころのある興味深い作品だ。簡単に結果は分からず、何か答えを得られても、それがまだ別の疑問へとつながってしまう。(Daniel Vancini, Amazon.com)

淡々と、ほとんど音楽なしで、進んでいきます。
残虐さを表すのには、シンプルとのこと。
ありふれた生活風景があり、そこに問題が起きる…
特異な緊張感のある映画だ。
まず、ビデオや絵を送ったのは誰か?
それは、一切明確に描かれていない。
監督によると、このことは問題じゃないんだそうだ。
メインテーマは、「罪の意識」だそうである。
この緊張感も、計算され尽くしたものであるという。
玄人ウケする映画のようだが、
観てすっきりという映画じゃない。
エンタメな映画じゃないね。
主役も、観客の感情ウケする性格じゃない。
むしろ、苛ついたり、むかつく事も…。
家族であれ、隠したい秘密がみんなあって
「罪」の意識も…。

独特の展開や運び方は、おぉ〜と思う。秀逸だろう。
しかし、私は不完全燃焼な気分も、否めない。
私は、凡人の娯楽好きなんで、
犯人は言わないよ…みたいなことをされてるみたい。
いささか、ここまでくると
「お前はバカだから、わかんないのさ」
と言われてるみたいで、
「計算高い監督めっ!作品を愛せない!」
と言い返してやりたい。

はい、計算されつくしているようですね。
深層心理サスペンスと言われてるようだしね。
ふんっ!