ミニシアター系、低予算映画です。
でも、78回アカデミー賞オリジナル脚本賞ノミネートされてます。
(ちなみにオスカーは、「クラッシュ」ね)
他、けっこう色んな映画賞もらってます。

原題:THE SQUID AND THE WHALE (2005年)
監督:ノア・バームバック
収録時間:81分
レンタル開始日:2007-06-20
ブルックリン、パークスロープに住むバークマン家。父は元売れっ子作家だが、今は大学講師、母は「ニューヨーカー」誌でのデビューを控えた有望な新人作家 だ。文学を奨める父親の期待を尻目に、12歳のフランクはテニスに、16歳のウォルトは、ロックに夢中だった。ある日、両親の離婚が告げられた。突然ので きごとに戸惑う子供たちはそれぞれの形で反抗を始めた。フランクは、性への好奇心から学校で奇行を繰り返す。ウォルトは、コンクールで優勝した自作の曲 が、ピンクフロイドの盗作であることがばれてしまう。
イカとクジラ - goo 映画

母親の浮気の繰り返しにより、突然の離婚となったインテリ一家のドラマ。
知識偏重でどっかおかしい…父親。
浮気を繰り返すが、そうはみえない、母親。
父親にまったく似てる長男。自分のことはちっともわかってない。
まだまだ母親に甘えたいけど、フクザツな次男。
この4人、まともじゃないのよね。
離婚に伴い、子供たちは週を半分に分けて、共同監護という名のもとに
父親と母親の家を行ったり来たりのはめになる。
壊れていく子供たち…ちゅうか、初めからちょっと変だった??

笑えるんだけど、かなりビターな笑い。苦笑ってやつですね。
ジェフとローラは、相変わらずいい味だして上手いです。
こういうドラマの肝は、子役です。
二人ともいいんですねぇ。かわいいし。
また、有望な若手を見つけてしまったとほくそ笑んでいたのですが
エンドロールの一番最後に、SpecialThanksだったと思うんですが
ケビン・クラインの名前を発見。なんでだ?出てたっけ?
そうなんですね、次男役はオーウェン・クライン!
ケビンとフィービー・ケイツ(懐かし〜)の息子さんです。
監督と家族ぐるみで、仲良しなようですね。
この役が、難役だしなかなか決まらず
監督の奥さんが、「次男はオーウェンみたいな子がいいわ」っていうことから
両親に脚本を読んでもらって、オーディションをウケてもらったようです。
この次男フランク役は、ちょっと大変。
ビールは飲むは、自慰シーンはあるし、過激な台詞もあるし。
やはりカエルの子はカエルなんでしょうか?上手でしたね。
お兄ちゃんウォルト役のジェスもよかった。
事実上、彼が主役のようなもんだし。
彼も、9回オーディションを受けたそう。

だいたい母親が、自分の子供をチキンだとか間抜けだとかって呼ぶのが、変。
私、子供にブタ扱いされてるのも、変ですがねぇ…。

なんで、「イカとクジラ」なのか?
コレに関しては、映画の中でもなかなか出てこないので、なんだろ?と心の片隅にうごめいてました。
ウォルトが、ピンク・フロイド「Hey You」をパクった事で、
セラピーを受けなさいという指導で、「楽しかったことは?」
という問いから、母親と自然博物館に行った記憶がよみがえるわけ。
そこで見た「イカとクジラ」の戦いからきてるんです。
(クラーケンかい??)
イカとクジラは、両親なんでしょうかねぇ?
そこから、彼は大人になっていくのを揶揄しておわるので
重要アイテムです。
このセラピーを受ける前に、父親との会話は
セラピストは、しょせん修士だ。両親は、二人とも博士なんだっていうのも、
彼らの環境を表す象徴的な台詞でしょうね。

家庭内の環境からのストレスを描いてるドラマとしては、
かなりいいんじゃないでしょうか。
なんだか、身近に理解できるような気がします。
そこら辺の繊細さが、笑えるようなムードなんだけどうまいなぁ。
(私は笑えなかったですけどねぇ)
夫婦の問題と親子の問題ってぇのは、やはりすっぱりキレないもんですね。