女性からみるとイタイヒロインです。
オゾン監督の初の英語映画で、コスチューム劇でもあります。
原題:Angel
監督:フランソワ・オゾン
収録時間:119分
レンタル開始日:2008-07-02
1900年代初頭の英国。16歳のエンジェルは田舎町で小さな食料品店を営む母親と2人暮らしのつましい暮らしから目を背け、大時代なロマンス小説の執筆 に情熱を傾けていた。やがて自らの出自さえ書き換えてしまうほどの類い稀な想像力と文才で一気に人気作家への道を駆け上がる。幼い頃から憧れていた豪邸パ ラダイスを買い取り、ノラという有能な秘書も得たエンジェルは、ノラの弟で孤高の画家エスメと恋に落ちる。
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angel4主演のロモーラ・ガライは、3作観てますね。「ダンシング・ハバナ」「つぐない」「タロットカード殺人事件」。
いずれも、全然違うタイプの女性です。

作家という点では、つぐないとかぶります。妄想癖も一緒です。ただあの役は、ここまで、あからさまに傲慢で不躾ではないし、無知でもないし、元々がお嬢ですしねぇ(笑)

読書も嫌いだし、田舎の村から出たこともない。あるのは、想像力。
どこまでが妄想で、どこまでが現実かさえも、本人もわからなくなってるみたいでした。
たぶん、ほとんどの女性が共感出来ない(したくない)性格設定なんですが、どこか憎めなくって観てしまった。
人間誰しも、自分より劣る点を見いだすと、上から目線で、優越感を感じる。
そんなとこから来てるのかもしれません。
そんな目線の担当が、発行人の妻役のシャーロット・ランプリングでしょう。
ダンナは、若い美しい執筆者に、ちぃーとばかし恋心をもってたみたいだし。
元々、文才はちょっとあったようだし、もっと磨けばよかったのにね。
angel2エスメという画家と恋に落ちちゃい、結婚しますが、金銭的には逆転してるし、プロポーズも逆。
エスメの画家としての才能は、生きている間は評価されなかったけれども、死後認められていくようになり、エンジェルの小説は、読み捨てられていく本となってしまった。
エスメの死後に発覚する愛人の存在も、エンジェルの憧れの屋敷ーエンジェルの住まいとなってるパラダイスのお嬢様であった。
皮肉な巡り合わせですよ。

angel1まぁ、自分のために世界はまわってる人で、他人にいう言葉も「おいっ!」と言いたくなるような言葉をなげかけます。
それは、相手が傷つくっていうことを考えてないのね。
母親や伯母に対しても、作家として成功するまえから、きついもんです。
エスメに対しては、特にそうね。父親がいなかった事もあるだろうし、男にそんなこというたら、あかんやろ〜みたいな。特に、昔の時代なんだし。
言いたい放題、したい放題。
知りもしない上流社会の生活を書き、売れてしまったのが、助長しましたねぇ。
憧れのパラダイス屋敷を手に入れ、女主人として君臨です。
angel3そんななかでも、彼女の事を理解し最後まで愛したのはノラ。
ノラは、「Lの世界」系だったんでしょうか?(笑)
ノラ役の人をどっかでみたことあるけど…って思ったら、「トリスタントイゾルテ」の乳母役の人じゃないかな。
思ったより、若い人だったんだなぁ。

原色のドレスなどコスチュームが豪華です。(お金かかっているらしい)
angel5流産で子供を失ってしまったり、第一次世界大戦がはさまっていたり、深紅のドレスが印象的だったり、「風と共に去りぬ」を彷彿させるような要素もあるけれど、スカーレットほどはたくましくはない。
(妄想はたくましいけど)
本も売れなくなり、エスメの裏切りも知るところとなり、ようやく現実にめをむけなければならなくなって、自分を一番愛してたくれてた人が誰であったかだけでもわかって、彼女はよかったかな?
発行人の妻じゃないけど、夢を叶えちゃう彼女は、女としてすごいかなぁ。
彼女みたいに、ここまで傲慢に言ってのけたいという気持ちは、ちょいあったかもな。かなり、恥ずかしいけど。
(^▽^) ハッハッハ