ちらっとあらすじを読んだのと画像があったのをちらっと観たが
なかなか想像できない映画だったのよ。
とにかくCGを避け、撮影期間4年、24カ国のロケーション、世界遺産13という映像は
かなり美しい。
そのもののもつロケーションに、圧倒感は存在する。
さすがに、厳島神社だとかは出てこなかったっす。
「落ちる」は、やはりキーワード。
原題:The Fall
監督:ターセム
収録時間:118分
レンタル開始日:2009-02-11
1915年のアメリカ、オレンジの木から落ちて怪我をし、入院中の5歳の少女、アレクサンドリア。人懐こい少女は、あどけない笑顔で病院中の人々に 可愛がられていた。ある日、足の怪我でベッドから起きられない青年と知り合う。病室に入ってきた利発そうな少女に、青年は自分が作った物語を聞かせる。た ちまち夢中になって、続きを聞かせてとせがむ少女。しかし、それは少女に自殺するための薬を盗み出させるための作戦だった…。
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D.フィンチャーやスパイク・ジョーンズも、この映画に関わっている。冒頭にクレジットされてた。
fall2スタントマンのロイがアレクサンドリアという少女と、紡いだお話。
そして、二人の心の内面も変化していくってことね。
オレンジ獲りをしていて、木から落ち、左手にギブスのアレクサンドリア。
ロイは、鉄橋から落ちるスタントをして下半身不随。
アレクサンドリアという名前からアレキサンダー大王の話をしてやり、少女はすっかりロイの物語に夢中になる。
fall3そして、彼は6人の男たちが出てくる愛と復讐の物語をはじめる。
そういう物語だから、話がぴょんと飛ぶようなところもあるけど、気にならない。
時折、病院の生活をはさんでいくんだけど、
この物語の登場人物は、病院の人だったり、オレンジ農園の人だったり、ロイの映画関係の人だったりが二役をしている。
想像の産物だから、そうなのだ。


なんてことはないような復讐の旅物語であるんだけど、
ほんまに壮大なのよ。ロケのせいで、印象がかなり違うと思う。
fall4素晴らしい〜ロケですわ。
コスチュームデザインは、日本人の石岡瑛子さんという方なんですが、色が映えててキレイ。
動作に翻るような布の動きが、また美しい。
この物語に少女と一緒にひきこまれながら、
映画の現実に戻った時、ロイは少女を利用しようとしていることがわかってくる。
彼は、失恋から自殺願望があって、少女にモルヒネを盗ませようとしていた。
少女の方は、父親を失ってしまっていることがわかり、どんどん彼になついていく。
これから、この物語はどうなるんだ?っていうところで、事件が起き
物語がエンディングに近づくにつれ、二人の気持ちが変わっていくところは、
面白いつくりだった。

fall5fall6









大がかりなセットでもなく(セットなところもあるけど)、CGもなく
息をのむような美しさがそこにある。
揺るぎない自然と歴史の重みの建造物。
これに勝るものはない。空間がちがう。色合いが違う。
fall1ファンタジックな子供向けでもないようなダークさは、ロイの心がダークだから。
アレクサンドリアは、そんなに美しい少女ではない。
でも、どこか心惹かれるような笑顔のかわいさのある子で、最後の方は泣かせる顔してくれるもん。
ロイのこの役者さんは、お初な人だと思うんですが、語り口が上手いんじゃないかなぁ。

こういう映画を観ると、ブルーレイで観たらどんなんだろうって思いますねぇ。

とにかく、美しい…です。