去年、はまった「つぐない」のジョー・ライト監督のハリウッド・デビュー作品。
舞台は、イギリスではなくLA。知らなかったのですが、路上生活者がすごく多いんだそう。路上生活者の首都?実際に、全米最大のホームレス地区スキッド・ロウで撮影。
友情をメインに、裏では結構問題提起してますね。
LAタイムズのコラムが原作となってます。実在の人物なのよ。
TheSoloist路上のソリスト
原題:The Soloist
監督:ジョー・ライト
製作:ゲイリー・フォスター、ラス・クラスノフ
製作総指揮:ティム・ビーバン、エリック・フェルナー、ジェフ・スコール、パトリシア・ウィッチャー
原作:スティーブ・ロペス
脚本:スザンナ・グラント
撮影:シーマス・マクガービー
美術:サラ・グリーンウッド
編集:ポール・トシル
音楽:ダリオ・マリアネッリ
上映時間:117分
出演:ジェイミー・フォックス、ロバート・ダウニー・Jr.、キャサリン・キーナー、トム・ホランダー、リサ・ゲイ・ハミルトン、他
Soloist1ロペスはある日、べートーヴェンの銅像のある公園で2本しか弦のないヴァイオリンを弾くホームレス、ナサニエル・エアーズに出会う。彼の演奏する音楽の美しい響きにひかれコラムのネタに取材をはじめる。まもなく彼は、ナサニエルが将来を嘱望されたチェロ奏者で、ジュリアード音楽院の学生だった事を知る。なぜ才能ある音楽家が、LAの路上生活者になったのか?そして、家も家族もない彼が、なぜ音楽だけは捨てずに生きてきたのか? やがて、ロペスはナサニエルの感動の物語を発見するのだった。
公式サイト
路上のソリスト - goo 映画
原作者インタビュー記事(eiga.com)

ほとんどロバートさんとジェイミーの二人芝居のような印象を受けるくらい、二人は強烈に存在感を放ってますね。
ナサニエルの過去のフラッシュバックは、監督やっぱ上手いですね。
なぜか、ホームレスといえ、日本のホームレスさんより小ぎれいなナサニエルさんです。きれい好きなの。
それでも、寝るところはでかいドブネズミの徘徊するようなところです。
Soloist2ナサニエルの言動にまず面食らってしまう。彼は、統合失調症を患ってしまって、ジュリアードを中退したようです。
この病気につきものの「声がする」という映像はなんとなくすんなりきました。偶然に、この病気を発症してしまった方を以前に知ってますが、こんな感じでしたね。弁護士の勉強をしてるとかなんとか、そのときは言っていて、難しい本もっておられました。(実は弁護士には関係ない本でしたが)
凡人には、ワケわからん世界観…なのです。はい。チンプンカンプンになりながら、聞き役をしていた記憶があります。

ロペスは、有名なコラムニストで、路上で2本の弦のヴァイオリンを弾くナサニエルに出会い、強く惹かれ、彼をコラムネタにと考え、調査し近づくわけです。
ロペスが彼の事を書けば、チェロを病気で弾けなくなった人からチェロを寄付されてきたり、ペンのもつ力がある人ですね。
市長にだって、ホームレスに対する援助金の増額も。
Soloist3そんな彼が、ナサニエルに近づいて行くにつれ、病気の彼が重たくなってくる。
高額な楽器を持つ彼は、狙われやすい。
そういった理由もあったからなのですが、
こういう人を意のままに動かすことは不可能に近いですね。時に、怖いし。
二人が、友情を取り戻すところは、じんわりくるものがありました。
題材的に、少々重めで感動作とは違うなと思うので、そういうのを期待してみると、あれって思うかもしれないです。
Soloist4Soloist5







ここもLA?と思われるような生活をしている部分も描かれてます。ナサニエルがいなくなり、路上で倒れる女性がいたり、街中を駆け回るロペス。怪我で運ばれていないか、いろんな病院を訪ね歩いたり。ほりゃ、わたしLAっていうと、高級リゾート、セレブ街なイメージ強いですし、はりうっどもある。
ロペスは、彼の才能を惜しみ、なんとかもう一度なんとかしてやりたいという想いにかられ、ナサニエルはそうではない。そのことで、ロペスに敵意を抱くことにもなってしまう。
でも、彼らの中に何かが育っていて…のへんが、二人の熱演でつかみやすかったですね。
ロペスの元奥さんメアリーはキャサリン・キーナーと、がっつりした配役です。
音楽もののようで、音楽はメインではありません。
ロバート・ダウニー・Jr.も、上手いなぁ。
ジェイミー・フォックスも、観るたびに違うキャラだちだなぁ。
深い部分に、きゅっときた映画でした。