なんか、興味わく題材でして、予告でのペ・ドゥナの雰囲気が、妙に印象に残ってました。
人形が、実は心(魂)を持っているというのは、割とよくある題材かもしれません。
チャッキーなんてのもいますもんね。
あ〜、これはどこかオトナのファンタジーなような映画です。
kuukiningyou1空気人形
監督・脚本・編集:是枝裕和
製作:川城和実、重延浩、久松猛朗、豊島雅郎
プロデューサー:浦谷年良、是枝裕和
原作:業田良家
撮影:リー・ピンビン
美術:種田陽平
音楽:World's end girlfriend
出演:ペ・ドゥナ、ARATA、板尾創路、高橋昌也、余貴美子、岩松了、星野真里、丸山智己、奈良木未羽、柄本佑、寺島進、オダギリジョー、富司純子、他
上映時間:116分
レトロなアパートで秀雄(板尾創路)と暮らす空気人形(ペ・ドゥナ)に、ある日思いがけずに心が宿ってしまう。人形は持ち主が仕事に出かけるといそいそと 身支度を整え、一人で街歩きを楽しむようになる。やがて彼女はレンタルビデオ店で働く純一(ARATA)にひそかな恋心を抱き、自分も彼と同じ店でアルバ イトをすることに決めるが……。
公式サイト
空気人形 - goo 映画

kuukiningyou5中身は空気だけの人形と、空っぽな人間たち…彼女のまわりの人間たちの群像的な部分もありました。
小さな「キレイ」にも、思い出すものがありました。

ラースと、その彼女」で、はっきりわからなかった人形のアノ謎の部分も判明…(^◇^;)
取り外し可能なんですね…、洗浄しないとダメだから
こういうラブ・ドールっていうのは、ホントにわかんないもんで、どうも興味津々になってしまいまして、まずこの方面を解決したご報告ですね(笑)
あと、彼女のタイプは旧型だそうで、5980円なんだってさ。大きさを考えると、リカちゃんやバービーの方が、高いような…。植毛だって、相当な本数ですもん。
本体は、安っちいけどねぇ。ラース〜は、その点上等そうでした。
どっちかというとっていうより、田舎に住んでるので、意外と人間関係は煩わしくできてます(笑)
私自身も、そういう年頃のせいか(え?)、引きこもる方が楽な感じもわかります。
むなしいっていうのは、空しいとも書くなぁと、空気って言う字をみて思いました。

kuukiningyou2性のはけ口の代用品の人形で愛称のぞみちゃんが、心をもちだし、外に出かけ、色んな事を興味の目でみるくだりは、いい感じでした。小さい子供目線ですよ。
そして、ビデオ屋さんに入り、純一と知り合うというわけで、その間にも、どこか空っぽな人たちが歩いていたりする。
人形の持ち主である秀雄がのぞみに、色々と夜に、話すわけです。
映像だけ観ると、かなり変ちっくではあるけれど、なかなかこの会話は上手いです。
職場の愚痴をえらっそうにのぞみに言うのですが、後から実はそうじゃなくて、自分が追い込まれてるんですよね。
そういう男の見栄はりな部分っていうのを、聞いたことあるだけに、リアルでした。
kuukiningyou3こんなのぞみが、あのビデオ屋さんでアルバイトをすることになり、秀雄のこと人間社会のことを色々知るようになります。
映画についての会話も、少々あります。通い慣れてる身としましては、なんだか懐かしいような店先です。
ビデオ屋さんで、色々見て回ってると、ごくたまに「何をお探しですか?」と、聞かれることがあります。
まぁねぇ、たぶん映画の内容は私の方が、きっと詳しいだろうという人に聞かれても困ることもあるし、たいてい頭にインプットした旧作群の題が思い出せない「なにか」をジャケみて考えてるだけなんで、答えようがないことが多いんです。
アブナイ系のときは、恥ずかしいしねぇ(笑)首ちょんで、目玉ぐりで、内蔵もでてるようなんとか言えませんわよ。
純一とは、日々仲良くなっていくのですが、普通の男子なら、何も知らなさすぎの彼女のことをどこかオカシイ子としか扱えないと思うんだけど、そうじゃない。
むしろ、その新鮮な驚きに満ちた彼女を温かくしている。
海を知らないのぞみを海に連れて行ったりとちょっとしたデートを重ねる。
この二人の結末は、うぉっとそうきちゃったのという意外性がありました。
純一がのぞみの空気注入口に空気を入れるシーンは、やはり一番のラブシーンですね〜〜。
よくできてます。
kuukiningyou4悩める彼女が、生みの親の人形師を訪ねるシーンは、「おかえり」「ただいま」「いってきます」「いってらっしゃい」がよく効いてました。
オダギリジョーが、こんなところに でしたが…。
エンディングも、ファンタジックでした。
ペ・ドゥナは、よかったです。ぬぎっぷりもいい。
カクっとした動きとか、ちょっとたどたどしめの日本語がかえって活かされてました。
「歩いても歩いても」での会話とかすごく上手い脚本だなとおもったのですが、こちらの方も会話の妙がありました。是枝監督うまいです。