これを撮った監督さんは、「プレシャス」の監督さんでした。「チョコレート」のプロデューサーもっていうと、なんとなく納得もしたり。
主演が、ヘレン・ミレンのように書かれてる映画情報が多いんだけど、これってキューバ・グッディング・Jrが主人公。
ハードボイルドとかギャングな世界を期待すると、肩すかしな部分もあるかも。
しかし、なんでわけのわからんカップルばっかりなんだ?
shadowboxer1サイレンサー
原題:SHADOWBOXER
監督・製作:リー・ダニエルズ   
製作総指揮:ドーン・レンフェスト、タッカー・トゥーリー   
脚本:ウィリアム・リップズ
音楽:マリオ・グリゴロフ
上映時間:93分
出演: ヘレン・ミレン, キューバ・グッディング・Jr., スティーヴン・ドーフ, ヴァネッサ・フェルリト, ジョセフ・ゴードン=レヴィット、メイシー・グレイ、ウェンディ・バロン、モニーク、他
それは、最後の仕事となるはずだった。女ヒットマンのローズ(ヘレン・ミレン)は末期の癌に侵され、自らの死期を近くに感じていた。仕事のパートナーであり恋人のマイキー(キューバ・グッディング・Jr)は、今度の仕事を最後に、二人でどこか遠く、彼女の余生を共にするつもりでいた。犯罪組織の冷酷なボス、クレイトン(スティーヴン・ドーフ)からの依頼は彼自身の妻ヴィッキー暗殺だった。妻の不義を疑い、始末させようとしたのだ。屋敷に侵入した2人は護衛の用心棒たちを次々に仕留め、最後にヴィッキーに銃を向ける。ところが臨月を迎えていた身重のヴィッキーはショックの余り破水してしまう……。ローズはマイキーの忠告を聞かずに、ターゲットを仕留めることを中断してしまう。ベテランが最後の仕事で選択したこの判断は、ローズ自身だけでなく恋人マイキー、ヴィッキーの運命をも大きく変えることとなる。
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shadowboxer3殺し屋ローズは、末期ガンで最後の仕事のはずであった。
死が間近に感じられ、どこかで人を死にやることに気弱になってしまってきたのか、良心が表に出てきたのか、新しい「生」がまぶしかったのか、複雑な心境を感じたんでしょう。
目の前のターゲットであるヴィッキーは、まさに新たな生を落とそうとしているのだから…。
というわけで、おもっくそ冒頭〜中盤までは、ローズさん主体なような気がするわけよ。
相棒であるマイキーは、彼女に服従する。これは、ずっとね。
彼の台詞は、割と少なかったんじゃないかな?
全体の流れは、生みの親より育ての親という流れな様な気がします。
徐々にわかってくるマイキーの過去。
これは、ヴィッキー親子にもかぶるものがあるなぁ。
親子ほど年の違う二人が、どうして恋人関係になっていったのかはわからなかったけれど、少年マイキーを父親から救い、ローズは母代わりだったろうと思われます。
ローズの手で出産したヴィッキーと赤ちゃんは、ローズとマイキーとの奇妙な同居生活を送ることになる。
shadowboxer4赤ちゃんと母親の診察を、こういう闇のお仕事の人たちを請け負うDr.ドンと恋人で看護婦のプレシャスにみせる。
これが、ジョセフ・ゴードン=レヴィットとモニークのカップル。
この二人も、かなり変なカップルだ。
shadowboxer5最後半で、アンタにはお金をかけてるような台詞があったんで、ローズとマイキーに似たようなとこもあるなぁと思ったりもした。
このJGL、どっかふらふらしたような医者っぷりが、印象には残ります。
そう髪型のせいか、窪塚洋介に似てるというのは、否定できん。
モニークは、プレシャスで鬼母だったんですが、ここではプレシャスです。ちょっと笑ったな。
冒頭近くで歩いていたシマウマは、こういう白人x有色のひっかけ??
以後出てこなかったけどねぇ。
このドクターとプレシャスは、そんな秘密を知りながらも、暗殺指示者のクレイトンの方にも出入りもしている。
これが、最後に大きな展開を作ってくるので、この二人のちょっと大きめな存在感はそういうことだったのかと思いました。
shadowboxer2末期ガンで、余命数ヶ月かと思ったんですが、子供アンソニーのおかげか、私が思ったより長生きしてました。
まぁ、最期のシーンがまさかのキューバ・グッディング・JR.のおしりがやけに印象なとこだとは…。というか、彼のお尻が、やけに拝める映画でしたな。
二人の絡みも、結構濃厚でして…(^◇^;)
あっけなくローズがいってしまいまして、ここでこれはマイキーが主人公だなと確信にやっとなった。
shadowboxer6ローズがいなくなり、傍目には夫婦と子供にしかみえない奇妙な同居生活を。子供も父親と思いなついて、穏やかに暮らしてはいるものの、マイキーは一人殺し屋稼業をつづけており、そのことでぎくしゃくもしたりする。
それでも、ヴィッキーとマイキーは惹かれ合うものを感じてた。
クレイトンに見つからないように暮らしている彼らなんだけど、途中でローズが決死の覚悟で、クレイトンを殺しちゃうのかなぁとか想像したんですが、そうじゃなかったですねぇ。
嫉妬に駆られたプレシャスにより、秘密をクレイトンに知られてしまい、絶体絶命になってしまった3人。
冷酷なボスのクレイトンの息子でもあるアンソニー、育ての父の裏の顔は殺し屋。
エンディングの台詞が、妙にコワイ子供の台詞でありました。
この映画、未公開かもと思っていたら、公開されてたんですね。
ちょっとハードボイルドっぽいジャケ文句とかで、勘違いしそうだし、そこら辺で損をしていると思います。
役者さんたちは、よかったと思うし、時間の割には濃く感じました。
ヴィッキーの女優さん ヴァネッサ・フェルリトは、どっかで観たような気がして、調べたら、デス・プルーフのおねえちゃんの一人でした。(たぶん前半のバッドガールズ)