2月上旬上映開始もんでは、これがいっちゃん観たかった!
隙あらば、ベン・アフレックは顔が嫌いだの、しゃべり方が嫌だとか、散々ほざいてしまってますが、初監督作「ゴーン・ベイビー・ゴーン」は認めてます。面白かったんですよ。今作は、公開されてほんまによかったと思ってます。
ザ・タウンは、主演もこなしてる。
育った街ボストンを舞台に、チャック・ホーガンの「強盗こそ、われらが宿命(さだめ)」を原作とし、ベンアフさんが脚本も書いてます(グッド・ウィル・ハンティング」でマット・デイモン共著でオスカーもろてますもんね)
town5ザ・タウン
原題:The Town
監督・脚本:ベン・アフレック
脚本:ピーター・クレイグ 、アーロン・ストッカード
原作:チャック・ホーガン『強盗こそ、われらが運命(さだめ)』
撮影:ロバート・エルスウィット
音楽:デヴィッド・バックリー 、ハリー・グレッグソン=ウィリアムズ
上映時間:122分
towntown7出演:ベン・アフレック、レベッカ・ホール、ジョン・ハム、クリス・クーパー、ブレイク・ライヴリー、ジェレミー・レナー、ピート・ポスルスウェイト、他
広大なアメリカのどこよりも強盗が多発する街。それが、ボストンの北東部に位置するチャールズタウン。そこに暮らす者たちは、愛と憎しみを込めて、その街を“タウン”と呼んでいた。タグ(ベン・アフレック)は、強盗を親から子へと家業のように引き継がれてゆくこの街から抜け出そうとしていた。しかし、その思いとは裏腹に、今では強盗一味のリーダーに収まり、狭い街角で家族のように血と骨を分け合って育った3人の仲間たちと、ひとつの証拠も残さない完全犯罪に命を張っていた。その日も綿密な計画に従って銀行を襲撃。だが、逃走するまでの間、予定外の人質を取る羽目になる。人質となった支店長のクレア(レベッカ・ホール)がタウンの住民だと知ったダグは、何を見たのかを確認するため、正体を隠して彼女に近づく。決して交わるはずのなかった2人の出会いは、やがてタウンの人々の運命をも変えてゆく。激しい恋に落ちたクレアとの新しい人生を願うダグ。だが、FBI捜査官フロリー(ジョン・ハム)は執拗な追求で一味を追いつめる。一方、タウンを出ていこうとするダグを許さない仲間のジェム(ジェレミー・レナー)。そして、クレアに忍び寄る裏社会の掟。仲間を裏切るか、愛という名の希望を失うのか……。ダグは大リーグスタジアムの襲撃という最も危険な最後の仕事へと向かう。人は生まれ持った宿命から逃れ、人生を変えることが出来るのか……?
公式サイト
ザ・タウン - goo 映画

town4主人公は、強盗です。強盗のシーンも数回出てきます。犯罪者です。
なのに、なんでや〜、逃げきるのを応援している自分がいた。
タウンを出て、新しい人生をやり直して欲しいと思ってしまったのも確かです。
冒頭にも書いてますが、私めベンアフさんは顔とか苦手な方の俳優さんです。
ずいぶんと体も絞り込んで、えらくカッコよくみえてしまいまして、すっかりクレア目線になってしまっていたのです。
惚れてまうやろ〜って(爆)
上手い感じに強盗シーンやカーチェイスとかが入ってくるのもあって、テンポもよかった。アクションも、かなり見栄えのいいものです。
town3銀行強盗シーンからあり、マスクをつけたそれは、ダークナイトを思い出す。
ここで、予定外の人質をとることになってしまい、それが支店長であったクレア。彼女の住所は、タウンーチャールズタウンであったことから、ダグは彼女に近づき探りを入れることに。
そこから、二人は恋に落ちちゃうんですねぇ。
彼らは犯行後、自分たちの動いた辺りには漂白剤をまき散らす。そうすることで、DNAを拾われることを防ぐ。あるときは、散髪屋の髪の毛も使う。盗難車を使い、車も乗り換える。ダグの信念は「傷つけないこと」というのはあった。
town8town9そして、花屋のファーガスが元締めであった。
ダグの幼なじみであり親友で、同居人のジェムは、火の付きやすい男で、それを抑えるのはダグだ。実の兄弟以上の絆を、お互い感じている。
ジェムの妹クリスタは、シングルマザーで昔ダグと恋人同士だったらしい。クリスタも、花屋の裏稼業の運び屋をしている。彼女は、重要な役どころに後半なっていきます。はじめは、飾り?とも思ったんだけどね
彼女もまた、もがいている一人である。
town6そういった強盗団の人間関係や、ダグの家族の話、ダグとクレア、抜け出したいダグのストーリーを盛り込む一方で、FBI捜査官フロリーが、段々とダグたちに近づいていく。
本来、フロリーが正しい道であろう。
貧困や暴力やドラッグにアルコールまみれな彼らのタウンは、抜け出したくとも抜けられない。ジェムは、ここでしか生きられないとわかってるのだろう。
town2罪を贖うために刑務所に服役しても、そこはタウン以上であろうことは、ダグの父親の様子からも伺える。やり直しとかっていうのは、FBIには関係がないんだよね。
犯罪者のやり直しというとBOY Aを、ほろっと苦く思い出した。
決して、感情を出した台詞ではないとは思うけれど、その裏側にあるものが拡がってくんですね。
定置カメラで時間の過ぎるのを空で表したシーンが、何度かありました。
お天気は、重要ポイントです。クレアとの会話とともに。
1年で映画を観る本数はかなりのもんですが、実際のところ演出だとかなんだとかっていうのは、よくわかってないと思います。
でもね、これはかなり面白く観られました。人間ドラマ&クライムだと思うんですが、アクションも十分楽しめました。
静かなラストが、よかったです。
俳優さんも、ハート・ロッカーで印象的だったジェレミー・レナーは、ここでもよかった。本作でオスカー助演男優賞にもノミネート。
作品としては、オスカーには無視されてるのが残念です。
ちょうど一ヶ月前に亡くなられたピート・ポスルスウェイトの花屋も、はまり役。彼の遺作は、Killing Bonoだそうで、ベンはベンでもベン・バーンズ主演。公開すんのかなぁ。こういうところで、この方っていう人がいなくなってしまうのは、寂しいです。まだまだお若かった。
観てよかったわん♪