観に行こうとしてたんですよね〜、これ。マカヴォイさんでてるし…(^◇^;)
トルストイ最晩年を描いたこのお話、世界三大悪妻ともいわれれる彼の妻ソフィアとの愛のお話でもありました。
トルストイ夫婦は、昨年度アカデミー賞にノミネート。ヘレン・ミレンが、やっぱ壊れたように感情をむき出す女性が巧い。
派手さはないけど、いい感じでした。時折、笑えるようなとこもね。
まぁ、惜しむらくは英語なことでしょうかね。
the_last_station1終着駅 トルストイ最後の旅
原題:THE LAST STATION
監督/脚本:マイケル・ホフマン
原作:ジェイ・パリーニ
製作:クリス・カーリング 、イェンス・モイラー、ボニー・アーノルド
製作総指揮:アンドレイ・コンチャロフスキー 、フィル・ロバートソン 、ジュディ・トッセル 、ロビー・リトル
撮影:セバスティアン・エドシュミット
編集:パトリシア・ロンメル
美術:パトリツィア・フォン・ブランデンスタイン
衣装:モニカ・ジェイコブス
音楽:セルゲイ・イェフトゥシェンコ
上映時間:112分
出演:ヘレン・ミレン、クリストファー・プラマー、ジェームズ・マカヴォイ、ポール・ジアマッティ、アンヌ=マリー・ダフ、ケリー・コンドン、ジョン・セッションズ、パトリック・ケネディ、他
the_last_station6ソフィヤ伯爵夫人(ヘレン・ミレン)は、ロシアの偉大な文豪レフ・トルストイ(クリストファー・プラマー)の妻として、50年近く結婚生活を送ってきた。ある日突然、トルストイが新しい宗教の名のもと、爵位や財産、家族も捨て、菜食主義の独身となることを決める。トルストイの弟子で、ソフィヤが忌み嫌うウラジミール・チェルトコフ(ポール・ジアマッティ)が、夫に新しい遺書への署名を説得したらしいことを知ったソフィヤは憤る。その遺書には、トルストイの作品に関する権利をロシア国民に与えると書かれていた。ソフィヤは自分の財産を守るため、知恵や魅力を総動員して戦う。チェルトコフはその行動がトルストイの輝かしい遺産にダメージを与えると警告するが、その通りになっていく。この関係のなかに、トルストイを崇拝する新しい助手ワレンチン・ブルガコフ(ジェームズ・マカヴォイ)が入ってくる。世間知らずな彼は、チェルトコフとソフィヤに次々と利用されそうになる。またワレンチンは、トルストイの理想主義の信奉者マーシャ(ケリー・コンドン)に惹きつけられるが、同時に彼女の型破りな考え方に困惑する。あまりに複雑になった環境に嫌気のさした82歳のトルストイは、真夜中に家出を図る。ソフィヤは取り巻きの制止を振り切り、病に伏すトルストイのいるアスターポヴォ駅へ向け、特別列車でロシアを横断する。
公式サイト
終着駅−トルストイ最後の旅− - goo 映画

the_last_station2視点は、マカヴォイさんのワレンチン。
ピュアとか無垢とかいうと聞こえがいいですけど、理想の部分だけを頭で培養しちゃってるふしはあり、彼ら老獪なものには格好の利用価値です。
チェルトコフにもソフィアにも、日記をつけてと頼まれます。二重スパイかいっ。
トルストイに関しては、多くの著名人に影響を与えた人物で、著作を読んでいなくても、名前はほとんどの人が知ってると思う、もしくは聞いたことがあるはず。
the_last_station4チェルトコフではないですが、半ば偶像化されてて、ほんまは若い頃は放蕩三昧だったし、それは裕福だったから。
遊びをせんとやうまれけむですかいな。
ある種、人間くささをかんじたトルストイ像でした。
純粋培養のワレンチンが、コミュで働いている信奉者マーシャに惹かれ、発展していくことで、トルストイ夫婦の48年の夫婦の歴史というものを感じていく。
チェルトコフなど熱心な信奉者は、禁欲をといてますもん。
どんな宗教でも、共通することは「愛」。それは、私も思ってたわ。
生まれたばかりの愛と思想との狭間にたってしまうワレンチンが、選ぼうとしたのは個人の愛から。そこから生まれるモノは、大きいことをお取りまきは気づいていたのか、いなかったのか。
the_last_station5夫婦喧嘩というよりも、ソフィアVSチェルトコフの嫉妬争いのような感もあり。
ただ、ヘレン・ミレンがどこかかわいげのある女にソフィアを、もっていってるように思えました。
トルストイが、高名な人物でなかったら、こんなことにはならなかったんでしょうな。
犬も食わないはずの夫婦喧嘩をややこしくさせてるように思います。
チェルトコフのトルストイの死のビジョンは、筋書きができた演出をもっていたようで、ご本人はそうでもなかったんじゃないかという感じでしたが、真意はさだかではないです。
ただ、彼らは筆まめな人たちで、日記などを多く残しており、そこからの物語なようです。ソフィアもチェルトコフもワレンチンも日記を書いてるし、手紙もあるでしょう。トルストイが妻に送った手紙は、700だっけかだとどこかで読んだ。
the_last_station3この当時に82歳というと、かなり長生きだったんじゃないかと思います。だからこそ、その遺産は家族のものか、国民のものかという争いになる。
強欲ババアということで、三大悪妻ですかいな。
三大悪妻ー クサンティッペ(哲学者ソクラテスの妻)、コンスタンツェ・モーツァルト(作曲家モーツァルトの妻)、ソフィア・トルストイ(作家トルストイの妻)
ソフィアではなく、ナポレオンの妻ジョセフィーヌとすることも。
どっちかというと、ソフィアの方が誠に家族を守ろうとする妻で、トルストイの方が好き勝手やってるふうにも思えちゃいます。
夫婦には夫婦しかわからん歴史っていうのは、あるのよ。
この二人、仲が悪いわけでもなく、お互いに気にしてるし、離れられないものがあるんですよ。
そういう機微のようなものを感じられました。
the_last_station7でだ、マカヴォイさんは、純朴な青年というのはお得意分野でしょう。最初の方で、キラキラ目が輝いてるふうなとことか、徐々に変化を遂げていく辺りがいいわ。くふ
トルストイの末の愛娘サーシャを、リアル嫁が演じてまして、ちょっと注目しちゃいました。
二人の絡みは、多少ありますが、こんなふうに家でお茶のんでのかなーと妄想(笑)
彼女の役も、実の母をないがしろ気味ではあるけれど、最後に娘に帰りました。そのあたりよかったです。
ポール・ジアマッティは、いやらしかったわ(爆)
当初、この映画、メリル・ストリープとアンソニー・ホプキンスだったそうですけど、ロシア系のヘレン・ミレンでよかったように思います。