これは、予告を観て、観たくなった映画。
明日、アカデミー賞の発表です。その前に書かなくっちゃ!でなきゃさ、どうなっても書くこと増えるしね(笑)
コリン・ファースは、前からお気にいりの俳優さんですし、ジェフリー・ラッシュも、声が好きです。ヘレナさんも、好きですよ。
加えて、イギリス映画は好みなので、観ないとねぇ。
kingsspeech1英国王のスピーチ
原題:The King's Speech
監督:トム・フーパー
製作:イアン・カニング、エミール・シャーマン
脚本:デヴィッド・サイドラー
撮影:ダニー・コーエン
編集:タリク・アンウォー
美術:イヴ・ステュワート
衣装:ジェニー・ビーヴァン
音楽:アレクサンドル・デスプラ
上映時間:118分
出演:コリン・ファース、ジェフリー・ラッシュ、ヘレナ・ボナム・カーター、ガイ・ピアース、デレク・ジャコビ、マイケル・ガンボン、ティモシー・スポール、ジェニファー・イーリー、他
kingsspeech2ジョージ6 世(コリン・ファース)は、幼い頃から吃音というコンプレックスを抱えていたため、英国王ジョージ5世(マイケル・ガンボン)の次男という華々しい生い立ちでありながら、人前に出ることを嫌う内気な性格となり、いつも自分に自信が持てないでいた。厳格な父はそんな息子を許さず、様々な式典のスピーチを容赦なく命じる。ジョージは妻のエリザベス(ヘレナ・ボナム=カーター)に付き添われて、何人もの言語聴覚士を訪ねるが一向に改善しない。ある日、エリザベスはスピーチ矯正の専門家・ライオネル(ジェフリー・ラッシュ)のもとへ夫を連れていく。ライオネルは、診察室では私たちは平等だと宣言、王太子を愛称で呼び、ヘビースモーカーのジョージに禁煙させる。さらに、大音量の音楽が流れるヘッドホンをつけ、シェイクスピアを朗読するという奇妙な実験を行うが、ジョージはこの治療は自分には合わないと告げ、足早に立ち去ってしまう。だがクリスマス放送のスピーチがまたしても失敗に終わったジョージは、ライオネルに渡された朗読の録音レコードを聞いて驚く。音楽で聞こえなかった自分の声が一度もつまることなく滑らかなのだ。再びライオネルを訪ねたジョージは、その日から彼の指導のもとユニークなレッスンに励むのだった。1936 年、ジョージ5世が亡くなり長男のエドワード8 世(ガイ・ピアース)が即位する。そんな中、かねてからアメリカ人で離婚暦のあるウォリス・シンプソンと交際していたエドワードが王位か恋かの選択を迫られる。彼は恋を選び、ジョージは望まぬ座に就くが、大切な王位継承評議会のスピーチで大失敗。だがジョージはライオネルの助けを借り、戴冠式のスピーチは成功に終わる。しかし、本当の王になるための真の試練はこれからだった。
公式サイト
英国王のスピーチ - goo 映画

イギリス王室は、スキャンダルも華やかで、記事として読むのには、(不敬ですが)楽しいもんがあります。
吃音に悩んでいた王であったことなど、初耳でした。
うちの義父なんかも、結構なります。急に受話器を渡したりすると、てきめんです。
緊張や感情の高ぶりなんかが作用すると、そうなるようなんで、気にしんように家族はしてます。そんな義父、葬式のスピーチは上手いらしい。これは、ある種の自信を付けたからだったのかもしれないなぁと映画を観てから思った次第。
ライオネルがジョージの心をほぐして、真の信頼関係を築いていく様子が、じんわりじんわり来る映画でした。
kingsspeech6派手な映画ではないと思います。
しかしながら、この二人とて、紆余曲折があったうえでの信頼関係でした。
映画は、現女王の祖父の王の時代からになります。
厳格なジョージ5世は、吃音に悩む次男にあえて色んな式典スピーチを命じていた。治療もうけていたが、決して結果は出てきていなかった。王位継承1位の兄は、奔放な性格であり、アメリカ女性と不倫中でした。兄弟仲はいい。
国王のラジオ放送つうことで、天皇陛下の玉音放送を頭に浮かべた。
また、王族への呼称についても、ちょこちょこっとでてきます。
庶民にとって、違う世界の人々のような何かがありますが、同じ人間でもあります。
日本のそれとは、少し開かれてる風な感じはします。
kingsspeech5ライオネルの治療所に、王子夫婦が二人きりで行くなんていうのも、へぇ〜でした。
彼を捜したのは、他でもない妻のエリザベスであり、ワラをもつかむ思いでもあったのかもしれません。
ライオネルとの療法課程で、徐々にジョージ6世という人が、わかってくるのですが、妙に感情移入しちゃいますね。
厳格な父、奔放な兄、いじわる乳母、X脚治療、早世したジョン、胃腸の弱さ…
それでも彼、エリザベスを妻にしたことが金星ですね。
療法風景は、4ワードが飛び交うという破天荒さですが、それこそ心の叫びかもしれないですわ。
そういったクスッと笑えるシーンが、ちょこちょこっとありました。
kingヘレナさん、私服のゴスっぷりや役から、魔女っぽいです。どうなん?と思ってたんだけど、本来お嬢さま育ちだし、さすがです。
控えめではあるけれど、しっかり夫を盛り立てる妻がみえます。
kingsspeech7エドワード8世が王位を継ぎ、邸宅に二人が行った場面の王族のプライドをみせるシーンは、短いですが印象的でした。
エドワード8世が、恋をとり退位してしまい、ジョージに王の鉢がまわってきてしまいます。この恋物語は、映画にもなっていたと思います。最近、その後の二人の話を読む機会があって(ヴィクトリア女王を調べてたからだったと思う)、エリザベスが終生許さなかった気持ちがわからんでもないです。夫が50代で亡くなったのも、怒濤の時代の責務が課せられたせいでしょう。
kingsspeech3ジョージ6世が、王位を継承するに辺りの苦悩ぶりは、うまいよね〜。
ライオネルと一時は、仲違いをしてしまいますが、戴冠式のスピーチに際し、彼しかいない…というのが、いい。
大司教からの資格を持った医療士ではないという事にも、王はひるまない。
ライオネルの告白にも、動じない。なんであろうと、彼が吃音克服の師なのですよね。信頼たるべく人間なんです。
kingsspeech4そして、ドイツとの開戦スピーチへ…。
これ、なんだっけかで聞いたことあるなぁ。なんかの映画だったかもしれないです。
スピーチ室に入った二人が、4ワードを交えて原稿を素読みは、クスッとしましたが、本番がはじまると、私の手もハンカチをぎゅっ!
緊張しちゃったのか、あんまり内容を覚えてないんです(笑)ただ、なんだかうるっ〜ときてしまいました。
開戦だからなぁという複雑な思いでますが、感情的に盛り上がりました。
安定感のある俳優陣と敬意を感じるものは、観て気持ちのいいもの。
王という名をもつ人間であれ、弱点を克服するまでに相当な努力と根気、家族と友人ともいうべき人間の愛の映画でしょう。
自分らしさや自分に自信を持つことー意外に難しいもの。
自分の弱点を知っている人は、そして、強いものです。

地味な雰囲気もあるけれど、テンポもあるし、音楽もいい感じに効いてました。
観て損はないです。
明日(2/28)には、話題にのれますになるのかしら?ドキドキ