この映画は、予告を観ていて、ちょっと爽やか青春&兄弟映画ではなさそうで、気になっていた映画です。
映画館に、でっかい横断ポスターもあったなぁ。ザッくんが、メインのね。
イマドキの言葉で言えばスピリチュアルなやつですね。
幽霊は出てくるけれど、恐くはありません。もうひとつのひねりは、予想外だったわ。
今の日本人が観るには、ちょっと早いかもしれないです。もうちょっと経ってから観ると、しみじみ感じるところが多いかもしれません。
Charlie_St_Cloud1きみがくれた未来
原題:CHARLIE ST. CLOUD
監督:バー・スティアーズ
原作:ベン・シャーウッド
脚本:クレイグ・ピアース、ルイス・コリック
製作:マーク・プラット
製作総指揮:マイケル・フォトレル、ライアン・カヴァナー、ベン・シャーウッド
撮影監督:エンリケ・シャディアック
音楽:ロルフ・ケント
上映時間:99分
出演:ザック・エフロン、アマンダ・クルー、チャーリー・タハン、レイ・リオッタ、キム・ベイシンガー、オーガスタス・プリュー、ドナル・ローグ、他
チャーリー・セント・クラウド(ザック・エフロン)は、女手一つで家計を支える母のクレア(キム・ベイシンガー)、自分を慕う11歳の弟サム(チャーリー・ターハン)とともに暮らす高校生。charlie-st-cloud4ヨットの才能に恵まれた彼は、スポーツ奨学金を得て大学進学が決まっていた。だが、卒業式の夜が運命を変えた。大規模な自動車事故に遭遇した彼は、奇跡的に命を取り留めるが、同乗していたサムは帰らぬ人となる。弟を守れなかったことに強い罪悪感を覚えるチャーリー。葬儀の最中、いたたまれなくなった彼は、逃げるように墓地の裏手の森へ駆け込む。かつて2人は、ここで一緒に野球の練習をすることが日課となっていた。だが今はもう、キャッチボールの相手はいない……。その時、目の前に赤いジャンパーを着たサムが現れる。驚きながらも弟との再会を喜ぶチャーリー。2人はこれから毎日、夕暮れの時間に何があってもこの場所で練習を続けるという約束を交わすのだった。そして5年後。進学もヨットも諦めたチャーリーは、約束を守るため、サムを埋葬した墓地の管理人として暮らしていた。ところが、高校の同級生で、ヨットレースのライバルだったテス(アマンダ・クルー)が故郷へ戻ってきたことを知り、彼の心は揺れ動く。自分が失った夢を追い続けている彼女に、眩しさと羨ましさを覚えるチャーリー。心の中で、日増しにテスのウェイトが重くなっていく。そんな兄の変化を敏感に感じ取るサム。テスと一緒にいると、サムが遠くなってしまう。弟を失いたくない気持ちと、テスへの想いの間で揺れ動く…。
公式サイト
きみがくれた未来 - goo 映画

charlie-st-cloud2冒頭、ヨットのレースで、弟サムとともにチャーリーは優勝する。仲の良い兄弟なわけです。父親が、失踪しており、余計に兄弟の絆は強いのでしょうね。夏休みの間は、日没の大砲の音を合図に、野球をサムに教える約束をしていた。
スタンフォード大学の奨学金も得て、高校を卒業したチャーリーは、入隊する友人たちの送別会をかねてパーティに行きたがっていた。が、看護士の母親は夜勤で、サムの面倒を見なければならない。サムは、友だちの家で野球の試合を見るということで、二人は家を出る。そこで、飲酒運転の車にぶつけられ、事故に遭ってしまう。
charlie-st-cloud3このとき、チャーリーも臨死状態で、救命士のフロリオが蘇生した。サムは無理だった。
深く心に傷を負ってしまったチャーリー。
約束の時間、ひとりたたずむチャーリーの前にサムが現れた…。こうして、毎日この日課をするために、チャーリーは、墓地の管理人になり5年の歳月が流れていた。
あれほど打ち込んだヨットにも乗っていなかったが、忘れてるわけではなかった。
墓地の管理人の後輩が、彼を誘ったり、女性を紹介したりと、あれこれ気は遣ってる。このひょうきんなお兄さん、後半で力になってくれていい人だな〜と。
入隊した友人たちの一人は、帰らぬ人になりサムと同じ墓地に眠っている。
ガチョウが墓地を荒らしてたりのコミカルな場面もあるのは、いい感じ。
charlie-st-cloud5高校の同級生でヨットのライバルだったテスが、世界一周するための準備で、街に帰ってきた。
なぜか心が騒ぐチャーリー。
そしてテスと話す機会が偶然にあり、親しく会話する。
テスは、高校時代からチャーリーが気になってた風なんだよね。チャーリーはそうでもなかった風だったけど。
テスト航海にでたテスは、天候が悪い中をわざとヨットを走らせる。
そのころ、チャーリーは、サムと泥んこになって遊び回っていた。
かつて自分を助けた救命士フロリオと再会し、彼はガンであることと、チャーリーを蘇生した奇跡について語る。
チャーリーが生き返ったのは、生かされる意味があるはずだと。
このフロリオが、レイ・リオッタで、いい人やってるんですよ〜。あやしいなんかのボスじゃないんです。ふふ
最初と電話の声だけだったけど、チャーリーたちの母親はキム・ベイシンガー。
若手の多い映画には、がつっとしたベテランですね。
charlie-st-cloud6嵐のあとの夜、テスがチャーリーの家を訪ねてくる。
心惹かれ合う二人。
テスが航海に出てしまうと、6ヶ月後しかあえないというのが、二人のネックだった。
チャーリーは、サムとの約束を守るため。
テスの存在が大きくなっていくことで、チャーリーの心の中も変化していく。
自分自身、両親の死があり、大切な人を亡くすことの辛さとか想いは、わかるものがあります。チャーリーは、自分の責任だと追い込んでいるから、余計でしょう。
喪失感というものだけでも、違いますね。
死んだあと魂はどうなるんだろうということは、思う事も多いです。
癌に冒されているフロリオが、幸せな人生だったと思うと語るようにはなりたいです。
いつ何があるかわからないと身近に感じさせられた今、生かされている自分は、やはり意味があるんだろうとは思います。
そうでもなくっちゃ、やってられないしねぇ。悪い方に考えると、自分ってなんて不幸だになるのも、嫌じゃないですか。悲劇のヒロインとかになりたがる人もいますが、そんな甘いもんじゃないと思うのです。
charlie-st-cloud7テスへの気持ちが大きくなるにつれ、サムの「ぼくを忘れてしまう」という気持ちの板挟みに、チャーリーは苦しむのですが、そこで、テスは実は嵐の航海から帰還していないことを知る。テスもまた、自分がショーウインドウに映っていないことに気がつく。
チャーリーは、臨死体験から、そういうものがみえるようになっていたのでしょうね。
えー、テスも幽霊か?かわいそうやん、チャーリーと思ったんですが、そこは、奇跡。
久しぶりに船に乗り、テスの捜索をする。そして日没。サムとの約束を守れなくなってしまうことになったチャーリー。そして、サムもまた一歩踏み出す。
テスは、弱りながらも生きていた。
ファンタジーな映画と、特典でザッくんも言ってましたが、こういうミラクルってあるような気もします。
ザッくん、この髪型、顔が丸くみえる。けど、ザッくんの目の色は妙にいいですね。いつも書いてることだけど。
テスを探しながら、チャーリーは「生きている」自分をつかんだと思うし、生かされている意味だとも思ったようです。
サムは、あの世(天国)とこの世の境に留まっていたと考えればいい。
この映画、身近に大切な人を亡くした経験のまだない人には、ピンと来ない部分も多々あるかもしれないです。
主人公は、悶々としてるしうじうじだし、過去に囚われすぎだしね。
こんな後ろ向きな主人公、たまんなくウザっと思うでしょう。
ただ、表面ではこんなんでなくても、内面で抱えてる人は多いはずなんです。
私なんかも、そういうところはグサっです(笑)
母を亡くして、ちょうど1年と半近くになり、客観的にみることができますけど、そうでないと結構しんどいもんがあっただろうなって思います。1周忌を過ぎると、私は客観的になったもんです。
それでも、割り切れないような気分になっちゃうんですね。
でもね、未だに、どうして私は仕事に行くためになくなる前晩に帰ってしまったんだろう…と思ってますしね。いくら有休を取ってる人がいるからって、帰ること無かったのにって、ぐちゅぐちゅ自分のしたことを後悔してます。