劇場試写会に当たったので、観てきました。
ひっさしぶりよ〜。映画館の試写会は、行くたびに、せっせとなんでもかんでも応募していたのに、ちっとも当たらなかったつうの。(ToT)
定時ダッシュで映画館に行きました。
この映画は、観に行こうかどうしようかって思っていた。でもやたら、主題歌が耳に残ってて、気になるし。
青春映画だけど、時代が1963年ということで、団塊世代に歳が近い私は妙に懐かしい映画。ジブリの看板は、あまり意識しない方がいいと思います。ここのところ、ファンタジックなものという概念でしょ。そういうものは一切ないもの。
不覚にも、ウルッとしてしまった。
kokuriko1コクリコ坂から
監督:宮崎吾朗
脚本:宮崎駿、丹羽圭子
原作: 高橋千鶴、佐山哲郎
プロデューサー:鈴木敏夫
音楽:武部聡志
主題歌:手嶌葵
上映時間:91分
声の出演:長澤まさみ    松崎海
    岡田准一    風間俊
    竹下景子    松崎花
    石田ゆり子    北斗美樹
    風吹ジュン    松崎良子
    内藤剛志    小野寺善雄
    風間俊介    水沼史郎
    大森南朋    風間明雄
    香川照之    徳丸理事長 他
1963年、横浜。港の見える丘に建つ古い洋館“コクリコ荘”。ここに暮らす16歳の少女、松崎海は、大学教授の母に代わってこの下宿屋を切り盛りするしっかり者。あわただしい朝でも、船乗りの父に教わった信号旗(安全な航行を祈る)をあげることは欠かさない。そんな海が通う高校では、歴史ある文化部部室の建物、通称“カルチェラタン”の取り壊しを巡って学生たちによる反対運動が起こっていた。ひょんなことから彼らの騒動に巻き込まれた海は、反対メンバーの一人、風間俊と出会い、2人は次第に惹かれ合っていくのだが…。
公式サイト
公式ブログ
コクリコ坂から - goo 映画

この映画の公開の合わせて、TVでもののけと魔女をやってましたが、もののけ姫はあ〜勘違いな記憶が多く、結局全部観ちゃったよ。
原作の少女漫画は、読んでません。でもなんか、この題名聞いたことがあるような気はしてました。
コクリコは、フランス語のひなげし。主人公の海も通称メルとフランス語の海を意味するラ・メールからきてる。
67年生まれの宮崎吾朗監督は、63年という生まれていない頃を日活の青春映画など参考にしたという。
私のアルバムのひとつに、東京オリンピックの記念の表紙のヤツのがあって(たぶんオリンピックの後に安くなったのを買ったんだろう)、それと同じマークを映画の中に見つけ、懐かしくなった。三輪自動車や街の看板とか雰囲気は、見覚えのあるものがたくさんありました。
kokuriko2海がたつ台所のシンクは、ブルーのタイル張りだったり、俊の自転車の荷台の大きさなんかや背景の細かいディテールにたまらんものがあります。
物語は、メトロロームの規則正しい音から。海が規則正しく起きて、学校に行くまでにする朝の出来事からです。
彼女の父親は船乗りで、朝鮮戦争で亡くなってます。
お父さんが迷子にならないように、安全旗をあげることをかかしません。彼女は気づいていないのですが、海の上でもそれに応えるように旗を揚げている少年がいたという運命的なでだしです。
そしてこの初恋のにおいのする少年と少女は、同じ父親?という衝撃の展開があるのですが、ものすごく恋は淡いのです。
私が、観ようかどうしようか迷った一因は、これです。
映画館の長めの予告で、示されてたんですよねー。
ここでドロッという展開のジブリって??…と思ったもん。
よくよく考えると、少女漫画にはこういう設定は多かった。
今もなのかどうかは知らないけれどね。
保育園時代から、少女漫画になれ親しんだものとしては、ありうる。ただ、この映画はどろどろな展開ではない。今でいう韓国恋愛ドラマのノリではない。
その辺が、反対にきゅきゅんというのがきた。
海の亡き父に対する思いが、重なる部分も多かったんでしょう。ひとり悩み、父の夢をみるところでほろっとしちゃったのよね。
kokuriko4並行して、カルチェラタン存続の運動を起こす俊と生徒会長の水沼たちを中心に、エネルギッシュな学生たちの姿は、今の時代では考えられない姿のようにさえ思えた。
討論会をしたり、生徒だけの特別集会やら、今はあまりないよなー。
ネットで議論するのとは、また違うから。
無茶をする学生もね。小学生時代やらにモンスターピアレンツに育てられちゃ、そうはいくまい。親の方が、エネルギッシュっていうのは、精神成長速度が遅くなっているのかもしれないねぇ。長生きになった分、子供の時代が長くなる?
このカルチェラタンの様子も、面白いものがありますね。
今の人たちに、ガリ切りってわかるのかなぁ?謄写版なんて知らんでしょう?
原紙は、折り目とか付けちゃダメだよー。ガリ切りは、結構疲れる。
帰り際、いまいちようわからんとこがあった(男性と若い女性)とかジブリの方向(若い女性)が…とかいうのを耳にした。
私は、結構好きな感じだけど。
女性の下宿人さんたちの朝食や夕食のお世話をしている海、お父さんの仕事の手伝いをしている俊とか、自然に当たり前に家の手伝いをする子供たち。
うちの子とか、家の手伝いなんてしたら損みたいに思ってるとこあるしぃ。
どうも、おばちゃんは懐古にふけってしまう…(笑)
そうなのだ、これは大人(としより?)の方が楽しめる映画かもしれない。
コロッケまでもが、郷愁ですよ。海と俊が二人乗りで坂を転がるように街へ行くシーンは、いいですね。
kokuriko3俊と海の惹かれ合う甘酸っぱい関係も、あっさりしすぎて拍子抜けする人も多いのかもしれないね。でも、この感じが切なかった私は変なのか?
自分自身の映画への見方が、ちょっと最近変化しているのは事実です。派手な描写のオンパレードは好きだけど疲れるようになった(単に老い?)。
俊の出生の背後には、戦争があり、海の哀しい父への想いも戦争がある。
なにげに、戦争で翻弄された若者の話でもある。
海の妹は空、弟は陸なんだよね。
声優は、ジブリはほとんど声優といわれる人を使いません。
この映画もそうで、いやぁ〜豪華ですよね。
長澤まさみはどうよ?って思ったのですが、気になりませんでした。そんなに甘ったれた高い声でもなかったのがよかったです。
手嶌葵の主題歌「さよならの夏」は、妙に残るね〜。いいよね、この選曲。
この歌は聞き覚えがあると思ったら、ドラマの主題歌で森山良子がオリジナルだった。映画のために、歌詞を1コーラス追加しているとのことです。
挿入歌の坂本九の「上を向いて歩こう」、この歌好きでして、九ちゃんの事故死の折はショックでしょうがなかったの。名曲だと思うわ〜。
(上を向いて歩き気味で、よく足を物にぶつけて転んでます…そうじゃないてっば!)
色んな意見が、この映画には出ると思いますが、私は好き。