この邦題とちょろっとだけ観た予告だけだったら、からくり人形とヒューゴがなんかやっちゃうファンタジーかいなと思ってしまいそうね。
スコセッシ監督による映画LOVEのメッセージのはいった美しいファンタジー映画でした。
アカデミー賞でもからかわれてましたが、人殺しのない映画です。あっアカデミー賞は、ノミネート11部門、うち5部門で受賞でしたね。
3Dは、観ないつもりだったんですが、「ムビチケ」を買ってしまったんで…(スパイダーマンもムビチケで買ってしまった)。
hugo1ヒューゴの不思議な発明
原題:HUGO
監督:マーティン・スコセッシ   
製作:グレアム・キング、ティム・ヘディントン、マーティン・スコセッシ、ジョニー・デップ   
製作総指揮:エマ・ティリンジャー・コスコフ、デヴィッド・クロケット、ジョージア・カカンデス、クリスティ・デンブロウスキー、バーバラ・デ・フィーナ   
原作:ブライアン・セルズニック    『ユゴーの不思議な発明』(アスペクト刊)
脚本:ジョン・ローガン   
撮影:ロバート・リチャードソン   
視覚効果監修:ロブ・レガト   
衣装デザイン:サンディ・パウエル   
編集:セルマ・スクーンメイカー   
音楽:ハワード・ショア   
上映時間:126分
hugo2出演:エイサ・バターフィールド、クロエ・グレース・モレッツ、サシャ・バロン・コーエン、ベン・キングズレー、ジュード・ロウ、レイ・ウィンストン、クリストファー・リー、ヘレン・マックロリー、リチャード・グリフィス、フランシス・デ・ラ・トゥーア、エミリー・モーティマー、マイケル・スタールバーグ、他
1930年代のパリ。駅の時計台にひそかに住む孤児の少年ヒューゴ(エイサ・バターフィールド)の唯一の友達は、亡き父が残した機械人形だった。壊れたままの人形の秘密を探る過程で、彼は不思議な少女イザベル(クロエ・グレース・モレッツ)とジョルジュ(ベン・キングズレー)に出会う。やがてヒューゴは、機械人形にはそれぞれの人生ばかりか、世界の運命すらも変化させてしまう秘密があることに気付き……。
公式サイト
ヒューゴの不思議な発明 - goo 映画
ジョルジュ・メリエスのwiki

hugo7↑のあらすじもちょっと違うような気もするな…。
ヒューゴは、時計職人の息子さんですが、博物館の火災で父親を亡くし、駅の時計台の管理をしているオジサンに引き取られます。ところが、おじさんは行方不明。
よくあることだったようで、ヒューゴはあんまり気にもとめてませんが、時計が狂っては怪しまれるので、管理だけはやっています。
この冒頭、ジェットコースターの遊具のような感じで時計台の裏側を描いてくれてて、うわっ目がまわるかも…と一瞬たじろいだ。弱ってるなー(^0^;)
hugo43Dに目が慣れてきたら、そういった違和感は感じず、むしろ楽しんで観ることが出来ました。レトロな雰囲気な色調とCGが上手い具合にあってます。
言葉が英語なので、ん?と思うところはあったのですが、舞台はパリです。エッフェル塔も凱旋門も映ってたもんね。あれ?ビッグベン?なんて一瞬思ったもん。
父親が博物館の倉庫にゴミのようにあったからくり人形を持ち帰り、一緒にさびを落とし修理していたものを父の形見のように大事に修理を続けるヒューゴ。
hugo6この人形の秘密を探る上で、おもちゃ兼お菓子やのジョルジュと知り合い、核心に触れていくわけです。このジョルジュが名付け親で、親を亡くし引き取っているイザベルとも知り合い、二人は心を通わせていきます。
たくさんの人物が往来してる駅が舞台ですが、実のところ主要な人物は、絞り込んであるのでわかりやすくなってます。
駅の公安さんは、孤児をみつけては、孤児院に送りつけてしまいます(盗みを働いてしまうから)。ヒューゴの逃走劇が、アクション場面かな。
hugo8彼は、ヒューゴの天敵のような役割ですが、彼の恋物語も間に入ったりして、ほほえましい。彼も、孤児であったことが後に語られたり、心底の悪人ではない敵ですね。スコセッシ映画なのに…(爆)
うん、この彼、ボラット@ブルーノ@サシャ・バロン・コーエンなんですよね。
変な役のサシャじゃないのもまた観たいなぁと思っていたので、ナイスです。(レ・ミゼラブルにも出るそうね)
散髪屋以来です。
とにかく数ヶ月の間、ヒューゴの日常生活を下世話に心の片隅で心配もしてしまったのは、私がおかんであるせいでしょうか(笑)オフロは行ってないよなーとかね。
まぁいいや。ファンタジックなんだから。
hugo3そして、そのからくり人形は、ジョルジュやイザベルに関係してきてたっていう展開から、映画LOVEにあふれていきます。
イザベルは、映画を一度も観たことがなく、ヒューゴは父親と毎週映画を観ていました。
二人は、こっそりと映画館に忍び込み、映像の世界に…。
今は、家庭でTVもあるし、「当たり前」のような映像生活を送ってます。映画黎明期には、衝撃ですよね。
私も、そこまでではないと思うのですが、3Dを映画館で観た時は、「へぇ〜〜」でしたからねぇ。
hugo5ここで、ジョルジュ・メリエスという人物が果たした事っていうのが、俄然興味がわいてきます。映画の中でも、彼の映画が少し観る事が出来るのですが、スゴいなぁって思います。
特撮技術も何もなかった時代です。カメラだって、手回ししながら動かしてました。
また、その古い映画が3Dになっちゃってるところが、スゴいぞスコセッシ(笑)
芸術遺産としての映画フィルムの保存や修復といった事も、見据えての映画メッセージでしょうね。(そういった事を監督は実際に行動を起こしているそうです)
hugo9映画ファンとしても、興味深いお話が色々ありました。
クロエちゃんの安定感もさることながら、エイサくんもいいですね。彼は、「縞模様のパジャマの少年」に出てた子だったんですねぇ。あれは、びーびー泣かされた。
二人ともピュアな感じが、よかった。
他にも、クリストファー・リー様が出てたり、要所をしめる役者さん揃いです。相変わらず、いいお声♪
今なら、家庭用のカメラで個人でもかなりの凝った映像作品が出来ます。映像をマジックに取り入れるお話も、映画でも観たように思います。(幻影師アイゼンハイムだっけ?)
最後の方は、うる〜としちゃいました。
映画が好きでよかった。映画を作ってくれる皆様、ありがとう。

映画は、いつだって魔法の世界。