予告を結構観ている映画です。そのたびに、アホな設定だわ〜〜と思いながら、これDVDでたら観よと思ってました。
制作費は、750万ユーロで約9億円らしい。SFとしては低予算。うち1億円はカンパだって。
ちょっと興味がわいたんで検索したら、大作SF映画は、160億〜200億円以上くらい使われてました。パイレーツの2と3やスパイダーマン3の300億円近くが最高のようです。日本だとヤッターマンで、20億円。GOEMONは、8.5億円。邦画の製作費はあんまり書いてないからよくわかんなかった。ちなみに低予算SF「月に囚われた男」は、4億円足らずくらい。(レートは日々変化するのでようわからん)
このアイアン・スカイ、少ない場面ですが、宇宙船シーンとかかなりよくできています。見劣りしないかもぉ。風刺も効いてる。
iron_sky1アイアン・スカイ
原題:Iron Sky (フィンランド/ドイツ/オーストラリア)
監督:ティモ・ヴオレンソラ   
製作総指揮:サン・フー・マルサ、マイケル・コーワン、ショーン・オケリー、ジェイソン・ピエット   
原案:ヨハンナ・シニサロ   
脚本:マイケル・カレスニコ、ティモ・ヴオレンソラ   
撮影:ミカ・オラスマー   
音楽:ライバッハ   
オリジナルコンセプト:ヤルモ・プスカラ
上映時間:93分
出演:ユリア・ディーツェ、ゲッツ・オットー、クリストファー・カービイ、ペータ・サージェント、ステファニー・ポール、ティロ・プリュックナー、マイケル・カレン、ウド・キア、他
2018年。アポロ17号以来となる有人月面着陸プロジェクトによって月に送り込まれた黒人ファッションモデルのジェームズ・ワシントン(クリストファー・カービー)は、第二次世界大戦の敗戦からこの地に逃れてきたナチス・ドイツの残党たちによって拉致されてしまう。iron_sky9新総統コーツフライシュ(ウド・キア)のもと、地球帰還を目指していたナチスは、ワシントンが持っていたスマートフォンに衝撃を受け、地球潜入作戦を計画。彼らの技術を超越するスマホの演算能力があれば、最終兵器“神々の黄昏”号を完成させることができるのだ。かくして、ワシントンを案内役に、野心家の将校クラウス・アドラー(ゲッツ・オットー)、彼のフィアンセで美貌の地球学者レナーテ・リヒター(ユリア・ディーツェ)が円盤に乗って月を出発。だが、米国との同盟によって総統の座を奪う野心を抱いたクラウスは、ニューヨークに降り立つと、大統領直属の広報官ヴィヴィアン・ワグナー(ペータ・サージェント)を誘拐し、大統領との面会を要求。クラウスのカリスマ性とレナーテの理想主義が大衆の心を掴むと確信したヴィヴィアンにより、2人はたちまち大統領の敏腕パブリシストとして辣腕を振るうようになる……。数ヵ月後、ホームレスとなったワシントンに再会したレナーテは、彼の説得によってナチズムの危険性とクラウスの野望に気付く。その頃、クラウスの裏切りを知ったコーツフライシュ総統は、宇宙艦隊を引き連れて地球攻撃に向かっていた。
公式サイト
アイアン・スカイ - goo 映画

長々と銭の話を書いてしまいました。映画作りというのは、お金がかかるし、それだけの人も動くってことだ。映画を観させて貰ってる以上、裏方さんたちにも感謝♪
iron_sky35年後のアメリカは、女性大統領がおり、選挙間近なんで人気取りにアポロ計画再びで、しかも黒人モデルを月面へ送り込んじゃう。ここらあたりから、しっかり風刺してます。OPのなんだかリゾート気分な音楽が、妙にいいつかみでした。
月の裏側には、密かにナチスの残党が生き延びてたっていうだけで、なんやこれはとなったんだけど、ナチスの存在も最近はゾンビしてたりと、ネタにされとるなぁ。
月で現われるナチスの兵士は、宇宙服の具合からダースベーダーぽかったりします。
iron_sky8月面のナチスの棲み家は、そのまんまな構え(笑)色合いが、あんまりない、装置類もやたらアナログっぽくって、いかにもの雰囲気を醸し出しとります。
何十年も服はどう調達したんや?とか色々ツッコミは出来る部分なんですが、こういう映画なんでいいんです。
若い出産できそうな女性(え?)は、レナーテくらいしか見かけなかったけどね。
囚われたジェームズ・ワシントンは、黒人モデルで、ナチさんびっくり。レナーテなんか黒い人見たことなかったもんね。ここらあたりは人種問題かしらん。
レナーテの父親は、マッド・サイエンテストだよねー。iron_sky7彼にジョージは白人化する薬を打たれ、黒人でなくなってしまう。
ジョージの持っていたスマホが、ナチさんちにあるもんより優れた性能で、一同おぉ〜なんだけど電池切れ。これは想定内でしたね。
ちゅうか月でも通じるスマホだったんでしょうか?持ってくるってことはさぁ。(⌒▽⌒) ケラケラ
iron_sky5色気のない月から地球ちゅうかアメリカに舞台を移せば、女性大統領とその広報官ヴィヴィアンが、幅をきかせます。二人とも、変顔の連発でした。
特に、ヴィヴィアンは髪型で雰囲気がコロコロ変わり、司令官になったときは「誰やねん」っていうくらいの変わりよう。アニメに出てきそうだ。
このヴィヴィアン、レナーテの婚約者クラウスとアヤシげなシーンがあるんだけど、笑える。おもろいキャラだわ。
クラウスさんは、野心をもった男で、この人がこの映画を動かしてますね。
iron_sky4ドイツの有名な俳優さんだそうです。
ヒトラー 〜最期の12日間〜や007トゥモロー・ネバー・ダイなどにも出てたって。
おバカな私は、ゲッツ・オットーという名前で、ダンディ坂野を想像する人ですが…。(たまにみるね)
うだうだと大統領選なんか手伝っちゃって、どうすんねんと思ったら、急展開しちゃうし。
ヒロインのレナーテも、ジョージと再会しほんまのチャップリンの独裁者を観て、考えを改めてしまうところは映画的でいいとこです(笑)
iron_sky2彼女の演説シーンの予告とかあったし、彼女が指揮者かいなと思ってたんですが、そうではないですね。強い女の映画の見過ぎ?いやいや、彼女も強かった。
ハイヒールは、女の武器です。(私はスニーカーばっかですけどねぇ)
てんこ盛りの展開をよくもまぁ、90分台に収めたもんですわ。
地球防衛の首脳会議が、またお笑いでした。
監督さんが、フィンランド人だからですかね、唯一条約を守って宇宙戦艦を保持してなかったっていうのは!それとも、お金がないと言いたかった?
iron_sky6キタは出てきたけど南は出てこなかったなぁ。日本の保有は、やはり宇宙戦艦ヤマトだろうねぇ。ナチの宇宙船の名前も凝ってましたね。
作戦名やらダサいんだけど、どんだけナチいるねんっていうくらいの宇宙船はなんか笑えました。
レナーテとジョージは、クラウスの暴走を食い止められるか…なんていうのは、あんまりドキドキはしなかったんですが、らしい展開でした。
EDが、ありそうで恐ろしい事になってました。といいながら、ふふって笑ったけど。
大爆笑する気分でもなかったんで、割と冷静に気楽に観てたんですが、なかなか楽しゅうございました。
ドイツの人にとって、ナチスってどういう感じなのかわからないんですが、そこに隠れてアメリカへのブラックな風刺はよくできてたなぁと思います。アメリカの人には、外からみたアメリカってわかんないもんね。(日本もそうだけどね)
監督は、『スターシップ・トゥルーパーズ』『博士の異常な愛情』『デリカテッセン』など影響を受けたらしいし、日本のSFアニメも好きらしい。
そこら辺、なんとなくわかる気のする映画だわ。