第36回日本アカデミー賞で最優秀脚本賞の映画。前作のアフタースクールでは、すっかり騙された私ですが、これはどうだ?と観ました。
ただいま幸せ満開な堺サンと香川のテルさんは、ともに演技派として衆知でしょ。安心して観られる感があって、迷うことなく即「借り」でした。
ヒロインは、ヒロスエさん。このヒロスエはなかなかよかった。
今回も、仕掛けのある映画なんでネタバレしちゃダメなんだけど…。
嫌な人は読まない方がいいです。どうも、しちゃいそう。してたらゴメン!
kagidoro1鍵泥棒のメソッド
監督・脚本:内田けんじ   
プロデューサー:深瀬和美、赤城聡、大西洋志   
撮影:佐光朗   
美術:金勝浩一   
編集:普嶋信一   
音楽:田中ユウスケ   
主題歌:吉井和哉『点描のしくみ』
助監督:村上秀晃
上映時間:128分
出演:堺雅人、香川照之、広末涼子、荒川良々、森口瑤子、小野武彦、小山田サユリ、木野花、内田慈、大谷亮介、三上市朗、林和義、ウダタカキ、他
銭湯に入ってきた金持ちそうな男(香川照之)が転倒。その場に居合わせた貧乏役者の桜井が様子を見ていると、男は頭を強打した影響で記憶を失っていた。桜井はちょっとした出来心を起こし、男のロッカーの鍵と自分の鍵をすり替える。たいへんよくできました案の定、自分を桜井だと思い込む男。しかし男の正体は誰も顔を見たことのない伝説の殺し屋・コンドウで、コンドウに成り代わった桜井のもとに大金が絡む危険な仕事の依頼が舞い込み、桜井はやむなく引き受けてしまう。一方、自分は桜井だと思い込んでいるコンドウは一流の役者となることを目指して真面目に努力する。そんなひたむきな姿に胸を打たれた女性kagidoro3編集長の香苗(広末涼子)は彼に求婚。三者三様の事情が複雑に絡み合う……。
公式サイト

kagidoro2香川さんの殺し屋コンドウからの冒頭です。
なかなか渋くやってますが、殺害方法はナイフ。
日本だし、そうなんだわな。銃刀法違反になるし(笑)
一方、堺さんの桜井は、汚く散らかった部屋で自殺未遂失敗。芽のでない役者で千五百円もない財布、元同棲相手が結婚することになった(これは後でわかったね)。かなしー。
そんな二人が銭湯で出会う。
コンドウが石鹸に滑って倒れちゃった隙に、桜井はロッカーの鍵をすり替えて着服。コンドウの方は、記憶喪失…。このあたりは、予告で観たとこですな。
kagidoro7ヒロスエさんの香苗さんは、スケジュールをきっちりこなす編集長。みんなの前で、「私、結婚します」と高らかに宣言。リアルにいたら、変な女性です。
香苗の父親は、どうも余命幾ばくもないようで(無駄に明るいけど)、そのこともふまえてのようです。二回も結婚した姉に、私の計画はいつもうまくいっているわ、みたいな妙な自信があります。婚活も、就活とさほど変わらんようです。今まで、きゅんもしたことないみたいです。
で、コンドウは腕に返り血の跡が残っていて、ロケで渋滞だったので銭湯に行ったみたいなんですが、感覚的に死体の処分シーンがないので、後ろにずっと入ってるんじゃなかったっけって、ドキドキ(笑)
kagidoro5コンドウの財布のお金で、友人に借金を返し歩き、コンドウのところへ行くと記憶喪失がわかり、もうしばらくコンドウんちへ。
コンドウは、滞納通知から桜井だとなって、お金もないし帰ろうとしたところで、香苗に会い車で送ってもらったという出会い。
ハードボイルド照さんだったのに、すっかりいい人そう。
几帳面なコンドウは、なんでもメモ。お部屋も凄くきれいになりました。
kagidoro4演技論などの本があったので読みあさり、努力する人。ついでに、香苗さんは、努力する人がどうも好みなんだろうなっていうのが、見え隠れしてます。
細かい部分のそういうものが、つながるものがあります。後半のどんでん返しにも色々つながってます。
桜井は、免許証からコンドウのマンションへ入り、そのウォークインクローゼットは、楽しいお部屋でした。
スパイか?スーパーナチュラルか(わかる人はわかるでしょう)?変装グッズ、偽造ID…。kagidoro8それらを駆使して、堺さんが色々変装祖手くれる。まぁ、服のサイズやズボンの長さがどうこうっていうのは、この際目をつぶりましょう。
大爆笑の映画ではないですが、くすっとなるシーンはわりとありました。
桜井の部屋にあった本人の筆跡とコンドウのきっちりした筆跡とは、まるで違うんですけど、気にならなかったんでしょうかね。なんかおかしいけど、この人物を生きなきゃって思うのかな。
kagidoro6記憶喪失はなったことがないからなぁ。この感覚はわかんない、酔った翌日は、フリはするけどねぇ(笑)
この頃は、記憶喪失というより「物忘れ」ですから。人の名前がでてこないんですよ〜。
桜井は、見事に危ない世界に巻き込まれてしまって、コンドウは恋の花咲き初め、エキストラでも褒められ、バイトは香苗の編集部と順調。
ハードボイルド路線から、コンドウが桜井に演技のダメだしやら、そうきたか〜でした。
香苗の出してる雑誌も、殺しのミュージックも、ご近所訪問など、ちゃんと伏線でスッキリ感はありますね。
何年か後のために、全部書いておきたいとこですけど、この辺でやめておかねば!
EDクレジットがはじまっても、ちょっと観ておいた方がいいですね。
堺さんの癒し系キラースマイルを拝めますもん。
前作もそういうところあったけど、結局らぶらぶのお話にオチちゃうんだなぁ。ははは
サスペンスは、ラブストーリーの伏線なんですな。
気軽に観られて、面白かったです。誰かと観ても、後からあそこはこことつながるよねとかって話も弾む事も出来る映画なんじゃないでしょうか。
やっぱり、スッキリ回収はいいです。