ワイスピと一緒に見ました。勢いで、サイレント・ヒル続編とか3D悪魔のいけにえ観たろかしらんとも思ったのですが、気になっていたコレをチョイス。
ヤング@ハート」みたいな感じかなーと思っていたのですが、音楽は脇役。合唱団も脇役に徹してます。ちなみに、アンコールはない(爆)
ハートフルな人間ドラマで、ちょっと笑える。
私は、ツボにはまってダダ泣きしてしまいました。悲しいわけじゃないのに。
song_for_marion1アンコール!!
原題:SONG FOR MARION/UNFINISHED SONG[米]
監督・脚本:ポール・アンドリュー・ウィリアムズ   
製作:ケン・マーシャル、フィリップ・モロス   
製作総指揮:アリステア・D・ロス、タラ・モロス、クリスティアン・アンガーマイヤー、マルク・ハンゼル、ジュディ・トッセル、ティム・スミス、ポール・ブレット、ボブ・ワインスタイン、ハーヴェイ・ワインスタイン   
衣装デザイン:ジョー・トンプソン   
編集:ダン・ファレル   
音楽:ローラ・ロッシ   
主題歌:セリーヌ・ディオン「Unfinished Songs」
上映時間:94分
song_for_marion2出演:テレンス・スタンプ、ヴァネッサ・レッドグレーヴ、ジェマ・アータートン、クリストファー・エクルストン、アン・リード、ジャメイン・ハンター、カリータ・レインフォード、ラム・ジョン・ホルダー、他
ロンドン。無口で気難しいアーサー(テレンス・スタンプ)は隣近所でも有名なガンコ者で、息子との関係もギクシャクしていた。唯一、笑顔を見せるのは、最愛の妻マリオン(ヴァネッサ・レッドグレイヴ)に対してだけ。病弱だが陽気なマリオンの趣味は、ロックやポップに挑戦するちょっと変わった合唱団“年金ズ”で歌うこと。そんな“年金ズ”にある日、国際コンクールのオーディションに出場するチャンスが巡ってくる。喜ぶマリオンだったが、なんとガン再発の告知が……。練習に行けないマリオンのたっての頼みで、妻の代わりに渋々合唱団の門を叩くアーサー。美人なのに恋愛ベタな音楽教師エリザベス(ジェマ・アータートン)や、個性派だらけの仲間との出会いは、アーサーの毎日を思いもよらない方向へ導いてゆく。間近に迫るコンクール。マリオンがアーサーに伝えたかったこととは……?そして、自分の殻に閉じこもっていた72歳のアーサーを待ち受ける新たな人生のステージとは……?
公式サイト

song_for_marion3ボロ泣きでしたわ(笑)哀しい映画でもないのよ。
レミゼではうるっしかいかなかった私ですが、自分の親と重なる部分があったりすると、感情がどわーと私的に流れてしまいました。こういうのは強いねぇ。
車椅子に乗る病身の妻マリオンを押す頑固で気難しいアーサーの図だけで、きちゃったんですね。
病気の種類や違うところもたくさんあるんですが、車椅子の妻を世話してる夫っていうのが、亡き両親の姿にあまりにも近かったんで…。
父親は頑固なところはありましたが、偏屈ってほどでもなかった(変わってはいた)。でも、母親をとても大事にしてくれていたところは一緒で、そこらあたりの心情で決壊しちゃいましたわ。
song_for_marion6マリオンがなぜ車椅子なのかは、毛糸の帽子で癌治療のあとだったんだなぁと…。
それでも、笑顔を絶やさず、大好きな合唱のお稽古に励んでいました。アーサーは、外でお稽古が終わるのを待つだけで、彼の楽しみは週一回の仲間との集まり。
アーサーと息子とは、気難しい性格が災いして良好ともいえない。
日本人にも、こういうお父さんや夫は「おる、おる」とも思える人です。マリオンに接するときは、かわいいですけど(笑)そこらへんは、日本人に少ないかもね。
song_for_marion5ある日、お稽古中に気分の悪くなったマリオン、ガンが再発して、もうなすすべがないことを伝えられます。
ここらあたりの二人の心情風景は、巧いですね。ちょっとした仕草で、万を表すって感じ。
認知症で後半は喋ることも出来なくなってしまった母でしたが、それでも父は母より先にいきたいと言ってました。その希望通り、逝ってしまいましたが。
こういうときって、たぶん女の方が強いでしょう。女は図太いですから(爆)
音楽は添えもんと書きましたが、たくさん出てきます。
考えたらポール・マッカートニーだって、70超えたんだし、いまや老年の時代の人が歌う楽曲もPOP。楽しそうに歌ってる様子だけでも、幸せ。
song_for_marion4指導するのは音楽教師でもあるエリザベス。プリンス・オブ・ペルシャなんかでコス物に出てたジェマ・アータートン。いい感じです。
マリオンの病状を知ってるエリザベスや年金ズのみんなは、コンクールの予選で、彼女のソロを与える。これがいいんですねぇ…。
病魔は容赦なくって、マリオンは逝ってしまう。
エリザベスの存在感が増すのは、ここからですね。それでも、アーサーの中にマリオンの存在は常にあります。
生前からマリオンは、アーサーに合唱団とのつながりにアーサーを使うなどして、何かとひっぱってきました。
song_for_marion7そんなアーサーをエリザベスは、気遣う。アーサーとエリザベスが心を開き合っていく様子も、伝わるものが多かった。
マリオンがいなくなったことで、息子とアーサーの関係は悪化してしまう。アーサーの本心はそうではないのに、下手なんだよね。これもあるあるの世界です。
うちの義父なんかがそうですねぇ。口と態度が悪かった。自分の弟妹にまでスカンくらってましたねぇ。一緒に暮らしている私たちは、義父の行く行かないとかは反対の意味を必ず想定してました。腹が立つのも少しで済みます。
近所の人たちとの旅行なんかいつも前日に「行かへん」と言い出しましたもん、結局行くけどね。困ったじじです。
そんなアーサーが、愛するマリオンに若い頃どうだったかを思いだし、唄おうという気になる。ほんでも、せっかくのコンクール本戦を前にいつものアレです(爆)
song_for_marion8何とか間に合ったものの、合唱団が規定に沿っていないということで出場できないと言われてしまう。んなアホな…。
それを打破するのは、アーサーの頑固さというのがいいですね。彼らの歌声は、観客を魅了し規定外なのに3位入賞しちゃう。
彼らの合唱の声は、ソロ部以外はアテであるのがよくわかる。ソロと比べると上手すぎるし声が若い(爆)
息子と孫もギリギリ駆けつけてくれて、よかったです。
ユーモラスな部分もあるし、泣けっていう映画でもないんだけど、心の琴線に触れるっていうのは、こういうことなんだなぁとつくづく感じてしまいました。
凄く泣いて、スッキリしたのはありますね。人間、涙を流す事も大事なんですよね。
いつまでも愛ある老夫婦の姿は、羨ましい。
私は無理だなぁ(爆)
亡くなった両親には、いっぱいのありがとうを…。

劇中歌(公式サイトより)
♪Crazy ナールズ・バークレイ(2006)
♪Nowhere To Run マーサ&ザ・ヴァンデラス(1965)
♪You Are The Sunshine Of My life スティーヴィー・ワンダー(1972)
♪Ace Of Spad es モーターヘッド(1980)
♪Let’s Talk About Sex ソルト・ン・ペパ(1990)
♪True Colours シンディ・ローパー(1986)
♪Ain’t Nobody ルーファス&チャカ・カーン(1983)
♪How Do You Speak To An Angel ディーン・マーチン(1952)
♪The Most Beautiful Girl チャーリー・リッチ(1973)
♪Love Shack B52’s(1989)
♪Lullabye (Goodnight My Angel) ビリー・ジョエル(1993)